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中学受験算数の成績をアップさせる方法とは?

中学受験算数の成績をアップさせる方法とは?

<2023/6/22更新>

中学受験の算数に関するお悩みはありませんか?

お子さまの中学受験の算数の成績に悩む保護者様は数多くいらっしゃいます。

中学受験算数に関するお悩み

これらのお悩みに関して、東大・慶應在籍の大学生元サピックス講師が自身の経験に基づいて解説します!

目次

中学受験の算数で最も大切なこと

算数は中学受験で最も差がつきやすい科目です。なので、算数を得意にすることが、第一志望校合格への近道になります。

では、中学受験の算数を得意にするうえで最も大切なことは何でしょうか?

結論、基礎の徹底です!

算数の基礎が固まっていないお子様は、

 

「算数の成績に波がある」

 

「成績が急に落ちてしまった」

 

「塾の授業に突然ついていけなくなった」

 

ということがよくあります。

そして、算数ができない状態が続くと、

 

「算数が苦手になってしまった」

 

「算数のせいで塾のクラス分けで落ちてしまった」

 

という結果を招きます。

このようにならないためにも、基礎を磨くことはとても重要です。

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中学受験の算数における基礎力とは?

「算数で基礎が大切なことはわかったけど、具体的に基礎力とはどこまでの範囲を指すの?」という疑問を抱く方もいらっしゃると思います。

前提として、基礎力は志望校のレベルによって人それぞれです。想像していただければわかりやすいかと思いますが、偏差値50の中学校を目指す生徒様と偏差値70をの中学校を目指す生徒様では基礎に該当する範囲は異なります(志望校のレベルが高いほど、基礎の範囲は大きくなります)。

この前提を踏まえて、中学受験の算数における基礎力とは「素早く正確に正解を導き出す力」です。

この「素早く正確に正解を導き出す力」は大きく分けて2つの要素に分解されます。

①考える力

②注意する力

それぞれについて説明します。

①考える力

これは各単元の典型問題といった頻出問題の正しい考え方を導き出す力です。

この際に肝心なのは、正しい考え方をきっちりと理解していることです。
典型問題でありがちなのが、何度も問題を見たことがあるがゆえに、考え方やその式になる理由をいまいち理解していなくとも正解を導き出せてしまうということです。

このような、いわゆる解答の丸暗記はその場ではできた気がしていても、応用や少しひねられた問題に全く対処できないということになってしまいます。ですので、お子様の試験の結果ばかりが気になってしまう親御様のお気持ちはわかりますが、結果よりもその過程に目を向けることが基礎力を磨くうえでは欠かせません。

②注意する力

生徒様、並びに親御様が頭を悩ませ続ける「計算ミス」「ケアレスミス」といったミス・失点はこの力がない人が引き起こします。

では計算ミスなどのケアレスミスをしてしまう人は注意力がないのでしょうか?

それは違います。注意力がないのではなく、「注意する余裕がない」のです。おそらく、時間制限がなくリラックスした状態で計算問題を解けば、計算ミスする可能性は低いことが多いはずです。しかし、試験は時間制限があり、また緊張感のある中で問題を解くと、普段しないようなケアレスミスをしてしまうのです。

ではこれらの能力をどのように養えばよいのでしょうか?
気になる方は慶應生が語る!中学受験の算数における基礎力の養い方をご覧ください。

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現役難関大生が語る!中学受験の算数で成績アップのコツ

東大生が語る!中学受験の算数で大切なこととは?

はじめに、中学受験経験のある東京大学在籍の大学生に、中学受験の算数で成績をアップさせるために大切だと思うことを伺いました。

以下、インタビュー内容になります。

 

いつから中学受験の勉強を開始しましたか?また、通塾していた場合、いつから通い始めたか教えてください。

 

ー通塾・勉強開始ともに小学6年生の夏期講習からです。

 

中学受験の算数の成績はどれくらいでしたか?覚えている範囲で構いません。

例:塾(日能研・SAPIXなど)の模試で偏差値50~60くらいだった。

 

ー数字が探しても出てこなかった(多分捨ててしまった)のですが、とても低かったです。最後まで上がりませんでした。

 

中学受験算数の成績アップに大切だと思うことを教えてください。

 

ーまずは基礎をしっかり固めることだと思います。根本の理解をおざなりにしたまま焦って演習だけして解法を丸暗記しても意味がないので、焦らずじっくりわからない部分を無くしていく必要があると思います。

 

基礎が大切だと考える理由を教えてください。

 

ー周りが過去問演習に入る段階で入塾したため、自分が基礎を固める時間がなく、最後まで算数がわからないままだったからです…。演習量をこなす段階に入る前に、どれだけ基礎的な理解が完璧かどうかが算数の成績に多大に影響すると考えています。

 

基礎力を養う・伸ばしていくにはどのような努力・対策が必要だと思いますか?

 

ー基礎の理解と演習量のどちらも必要だと思いますが、苦手な人にとってはどちらを行うにも多大な時間を要します。そのため、一番良いのはできるだけ早くから学習を開始することだと個人的には思います。また、わからない問題をそのままにして諦めるのではなく、しつこく先生に聞きにいくことも大事だと思います。中には時間をかけずともすぐに理解ができる算数が得意な受験生もいますが、そのような姿を見て焦るのではなく、わかるまで考え続ける根気が必要だと思います。

 

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慶應生が語る!中学受験の算数における基礎力の養い方

次に、中学受験経験があり、慶應義塾大学在籍の筆者が考える算数の基礎力の養い方について、中学受験はもちろん、これまでの受験経験の踏まえて解説します。

経歴:小学校4年からSAPIXに通い始めます。中学受験時の算数の偏差値はSAPIXで50~60くらいでしたが、成績自体は時が経つにつれ右肩下がりでした。

 

合格校:逗子開成中学校、神大付属中学校

 

以下本題です。

 

中学受験の算数で最も大切なことで述べた通りではありますが、中学受験の算数で大切なことは「基礎力」であると考えています。

このような考えに至ったのはSAPIXの先生の一言がきっかけでした。

 

当時、自分は4科目で偏差値が50前後しかなかったのですが、第一志望校を駒場東邦中学校(当時、SAPIXで偏差値60)に設定していました。ご存じの方はいらっしゃるかもしれませんが、駒場東邦中学校の算数は中学受験の中でもトップレベルに難解です。過去問を解き始めて以来、しばしば算数の先生に授業後、質問に通っていました。すると、先生から、「基礎が身についていないのに応用をやっても意味がない。ガタガタな地面にはモノが立たないでしょ?」と言われ納得したのを今でも覚えています。

 

以降、勉強においては基礎を大切にするようになりました。

 

では基礎力はどのように養えばよいのでしょうか?

①考える力②注意力の順に解説します。

 

①考える力の養い方

 

考える力を磨くには、「繰り返し問題を解いて解法を身に付ける」ことが重要です。この際、重要なのは正解したかどうかではありません。正しい考え方が身についているかどうかです。

 

「身についている」かどうかは「他人に説明できるか」が1つの目安になります。他人に説明できるようになるまで、問題集・参考書を徹底的にやり込み、標準的な問題の考え方を身に付けましょう。

 

この際、気を付けてほしいことは「参考書・問題集は1冊で十分」ということです。成績が伸び悩む方にありがちなのが、何冊もの問題集に手を出すということです。問題集はレベル別で分けられていることが多く、たいていの場合は1冊やればその問題集のレベルは網羅できます。確かに、多くの問題集に手を出すと量をこなしたという感覚がしますが、基礎を身に付けるという点からいえば一冊を徹底的にやりこむことをおすすめします。

 

塾に通っている方は、ずばりお子様にとってどの問題が基礎にあたるのか、ずばり講師の方に聞いてみるのが正確です。講師の方が成績、志望校に応じてより正確なアドバイスをくれます。かつての私のように、過去問が応用的だからといって焦って応用に手を出さず、ご自身のレベルにあったことをすることが最も合格の近道だと思います。

 

②注意力の養い方

 

計算ミスなどのケアレスミスはどのようにしたらなくなるのでしょうか?

 

これを解決するには2つの能力が求められます。

1つは上記①の考える力です。先程申し上げた「注意する余裕」は考える力があればあるほど生まれます。計算ミスをしてしまう人は目の前の問題の解法を導き出すことに必死になりすぎて、計算の見直しを行う時間的・精神的余裕を失ってしまいます。

2つ目はたくさんの場数を踏むことです。多くの問題・計算を積み重ねていくことで自分のミスの傾向を掴むことができます。計算ドリルを使って演習させるといった対策はおすすめです。

 

計算ミスをはじめとする注意力が絡んだ失点は簡単にはなくなりません。ですが、最も重要なのは「試験本番でミスをしないこと」です。そのことを忘れず、焦らずコツコツ努力を重ねましょう。

 

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元SAPIX講師が語る!中学受験の算数に欠かせない対策

最後に、かつてSAPIXで算数の講師をしていた方に、中学受験の算数の成績をアップさせるために欠かせない対策を伺ったので、ぜひご覧ください。

 

SAPIXの講師をしていた時期を教えてください。

 

ー2020/6から2023/2までです。

 

主にどのような成績(偏差値)の生徒に指導していましたか?

 

ー主に偏差値40~55のクラスで指導していました。

 

SAPIX講師の経験をもとに、中学受験の算数で成績アップのために大切だと思うことを教えてください。

 

ー演習・復習の数です。

 

中学受験の算数でおすすめの勉強法があれば教えてください。

 

ーはじめに、演習をとにかくこなし、間違えた箇所はぜ間違えたのかを明らかにすることです。その後、間違えた問題を再度解きなおすことです。

 

上記2つの質問の回答では、「演習と復習」を重視しているように思えます。

演習や復習が大切だと考える理由を教えてください。

 

ー算数のテストでは扱ってきた問題そのままではなく、その過程の応用の問題が出ます。なので、様々な問題を解くことで、解き方を覚えるのではなく理解し、初見の問題も解けるようになると考えているからです。

 

優秀な生徒に共通することがあれば教えてください。

 

ー一度解いた問題は全て分かるように質問をしたり、繰り返し解き直しを行っていることです。

 

中学受験の算数において、頻出かつ重要な単元があれば教えてください。

 

場合の数、平面図形がとくに頻出かつ重要です。

 

場合の数のおすすめ対策法や必須な知識があれば教えてください。

 

ー選ぶだけなのか、並べ替えなのかの違いを認識し、それにあった解き方を理解する必要があります。そのためには様々な問題を解いて身につけていく必要があると思います。

 

平面図形のおすすめ対策法や必須な知識があれば教えてください。

 

ー解き方を理解する際に、ただ解き方を理解するのではなく、どうしてその解き方に至るのかを理解する必要があります。たしかに初見の平面図形は発想がある程度必要ですが、この発想の仕方に関しては解き方を理解することで学ぶことができると思います。

 

中学受験算数の成績アップなら東大家庭教師友の会!

いかがでしたでしょうか?

これらのインタビューのように、難関大生や元SAPIX講師といった、受験に精通しており、成功体験を自身または周囲で目にした方は基礎、特に演習と復習を大切にするようです。

是非参考にしてみてください。

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中学受験 算数が得点源に

中学受験においては、算数を得点源にすることが第一志望合格への近道になります。

よろしければ、以下の算数の悩み別のページもご覧ください。

  • 中学受験算数のケアレスミスをなくす
  • 中学受験算数の文章題対策
  • 中学受験算数対策

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