
2023年 入試情報
偏差値 |
60.0~67.5 |
倍率(2021年度) |
6.3倍 |
教育|文科系A方式 / 個別学部日程
【英語】配点/50点 時間/90分
【国語】配点/50点 時間/90分
【地歴(日B、世Bから1科目)】配点/50点 時間/60分
【公民(政経)】配点/50点 時間/60分
※ 地歴・公民から1科目選択。
教育|理科系B方式 / 個別学部日程
【英語】配点/50点 時間/90分
【数学(数IA・数 IIB・数Ⅲ)】配点/50点 時間/120分
【理科(物理、化学、生物、地学から1科目)】配点/50点 時間/60分
2023年 早稲田大学教育学部
科目別入試傾向と対策ポイント
英語の傾向・対策
【傾向】「総語数が多い」
早稲田大学教育学部の英語では、例年大問5題構成で、長文読解問題が4題、会話文問題が1題出題されます。年度によって、文法・語法問題が出題されることもあります。
長文読解問題の長さは500字前後、長いもので600字となり、全体で2000~2500語程度と多い傾向です。空欄補充や語句整序が頻出となっています。
【対策】「速読力をつける」
分量が多いことから速読力が求められますが、速読力を高めるためには語彙力と精読力を向上させなければなりません。
まずは口語表現を含めて単語帳や熟語帳で語彙力を高めましょう。語彙力が十分高まったら、長文読解の問題集で一文一文ていねいに英文を読み込み、精読力をつけ、徐々に速読もできるようにすると良いです。
過去問演習では解ける問題を素早く確実に解く訓練をしましょう。 空欄補充や語句整序については演習に伴う経験値が得点に直結します。問題集や過去問を解き、形式に慣れましょう。
国語の傾向・対策
【傾向】「年度により古典の出題形式が変化」
大問3~4題構成で、現代文は例年2題構成ですが、古典は年度によって古文と漢文が独立して1題ずつ出題される場合と、古文漢文融合問題が1題出題される場合があります。
現代文は論説文と随筆が1題ずつ出題されます。古典は、マーク式だけでなく記述式の問題も出題され、漢字や和歌修辞、返り点などが見られます。また、文学史や抜き出しが頻出です。
【対策】「過去問で両方の形式に慣れる」
現代文はとくに読解力が求められるので、文章を読み込み、要旨やテーマを掴む力を身につけましょう。
古典ではまず文法や句形といった読解をするための基礎知識をきちんと身につけることが大切です。年度によって出題形式が変化することから、過去問演習を通じて、どちらの形式にも対応できるようにしておきましょう。
また、文学史が頻出なので、教科書や参考書を用いてまとめておくと良いです。
数学の傾向・対策
【傾向】「大問ごとの難易度に差がある」
例年大問4題構成で、大問1が小問集合で残りが大問形式となっています。
出題範囲から幅広く出題される傾向にありますが、数学Ⅲの微分積分は頻出です。1つの分野での出題もあれば、様々な分野を融合した問題が出題されることもあります。
早稲田大学教育学部の数学は標準的なものから難問まで幅広く出題され、大問ごとに難易度が異なるのが特徴です。試験時間に比べて分量が多いため、時間的余裕はあまりないでしょう。
【対策】「難問を得点する学習を重ねる」
標準的な問題を確実に得点し、かつ難問で得点を積み上げることで他の受験生と差をつけることができるかが勝負となります。
標準的な問題や典型問題を繰り返し演習することで基礎を定着させたうえで、発展的な問題集に取り組みましょう。日頃の学習から難しい問題を解き切ることを意識しましょう。
時間的に解き切るのが厳しいので、解けそうな問題を見分け、得点に結びつける力を身につけると良いです。
日本史の傾向・対策
【傾向】「史料問題がよく出題される」
例年大問5題で、標準的な問題に加え、高校日本史の範囲を超えた難易度の問題が出題されることもあります。
頻出分野は近世~現代で、時事的な問題や早稲田大学に関連した問題が出題されるため、対策が必要です。
テーマ別では政治史や経済史がよく見られます。史料問題が頻出で、比較的有名な史料が見られますが、未見史料も出題されるので注意しましょう。
【対策】「まずは頻出な史料に取り組む」
頻出の分野やテーマについては、過去問演習を通じて出題のポイントを押さえ、関連する知識について学習することが大切です。 史料問題に対しては、まず有名な史料を押さえておくことから始めましょう。
未見史料も出題される可能性があるので、並行して史料の読解力もつけておくと良いでしょう。時事的な問題も見られるため、日頃から新聞やニュースに目を通し、時事的な話題の対策もしておきましょう。
世界史の傾向・対策
【傾向】「難易度は標準的」
例年大問4題で、総設問数は50問という構成です。早稲田大学教育学部の世界史は他学部に比べて標準レベルの問題が多く、点差がつきにくいため高得点を取ることが求められます。
地域別では中国史やアジア史が、テーマ別では文化史が頻出です。また、出題形式では年代整序が頻出で、対策が必要でしょう。
【対策】「教科書の内容を細かく覚える」
標準的な問題が多いため、教科書をマスターすることが大切です。標準的とはいえ、幅広い知識や細かな知識が問われることが多いため、教科書本文だけでなく脚注や図表まで読み込み、知識を深める必要があります。
過去問演習では解ける問題の見極めに慣れるとともに、間違えた問題は周辺知識を含めて再確認する習慣をつけましょう。
地理の傾向・対策
【傾向】「地誌中心の問題が多い」
例年大問4題構成で、マーク式の記号問題に加え記述問題も出題されます。基礎的な知識を問う問題が多いですが、一部の問題は細かな知識まで問われる可能性があります。
出題範囲は地誌が中心で、地域単位での対策が求められます。地域別にはヨーロッパやアフリカが頻出地域です。統計資料からの出題も見られるので、統計資料にも目を通しておくことが求められます。
【対策】「地域別対策を重点的に行う」
日頃から、地名や地域ごとの特徴に関する情報を収集したり、用語の丸暗記だけでなくその背景まで言及できるように学習したりすることを意識しましょう。
位置関係を問う問題も出題されるので白地図などを使い、地図がなくても正確な位置関係がわかるレベルまで持っていきましょう。勉強は、まずは頻出分野や頻出知識から始めると効率的です。
政経の傾向・対策
【傾向】「時事問題が頻出」
例年大問4~5題構成で、教科書に掲載されている標準的な問題が多くを占めていますが、高校政治経済の範囲を超えた難問も出題されます。基礎的な問題と難問の差が大きいのも特徴です。
基本的な事項に加えて、最近の政治経済の状況といった時事的な問題が頻出です。思考力よりも知識力を試す問題が多いため、深い知識まで網羅することが求められます。
【対策】「標準的な問題を確実に得点」
難問も出題されますが、多くは標準的な問題なので、そこで確実に得点できるようにする必要があります。
まずは基本的な事項についての知識を深めることが優先で、教科書を用いて細かな部分まで知識を定着させ、さらに用語集や資料集で深めましょう。
時事問題の対策としては、日頃から新聞やニュースをチェックして情報を得る習慣をつけておくことが有効です。
物理の傾向・対策
【傾向】「分野の偏りが少ない出題」
例年大問2題構成で、1題は力学です。残り1題は波動か電磁気から出題されてきましたが、2017年には原子が出題されており、熱力学も含めてどの分野から出題されてもおかしくありません。
難易度はMARCHレベルの標準的なものもありますが、難易度の高い問題も出題されるため、早慶レベルの問題への対策は必須です。年度によっては描図問題や論述問題も出題されます。
【対策】「理解を段階的に深める」
早稲田大学教育学部の物理では思考力を試す問題が多いため、教科書や標準的な問題集で基礎を固めたうえで、さらに法則や現象に対する理解を早慶レベルまで深める必要があります。
どの分野から出題されてもおかしくないので、苦手な分野を作らないことが大切です。過去問演習では、どの分野でどれだけ力が足りていないか測るようにしましょう。
化学の傾向・対策
【傾向】「論述問題が頻出」
大問3~5題で、年度によって異なります。複数の分野にまたがる問題が多く、全体として理論化学の比重が高く計算問題も頻繁に出題されています。発展的な問題が多く、早慶レベルまで実力を高めることが求められます。
論述問題が頻出で、ここで差がつくと考えられます。また。描図問題が出題される年度もあります。
【対策】「簡潔な説明ができるようにする」
幅広い分野から出題されますが、早稲田大学教育学部の化学は理論化学の比重がとくに高いため、理論化学を中心に対策を組むと良いです。
細かな知識から計算方法まで、総合的に力をつけましょう。基礎を固め、徐々にステップアップして早慶レベルまで持っていきます。
また、論述対策として普段から用語や現象について簡潔に文章で説明できるようにしておきましょう。
生物の傾向・対策
【傾向】「思考力が問われる」
例年大問3題で、幅広い範囲からの出題が見られます。論述問題は毎年度出題される傾向で、描図問題や計算問題、実験考察問題も頻出です。
思考力を使う問題が多く、高校教科書では見られない最先端の研究を扱った問題も出題されるため、難易度は高めで点数を稼ぐにはある程度の実力が必要です。
【対策】「解答を導く思考を鍛える」
思考力が問われるため、問題集や過去問演習では解答を見て終わりにせず、なぜその解答が導かれるのか考える必要があります。
論述問題や描画問題は実際に手を動かすことが一番の対策になるので、見ただけで終わりにしないようにしましょう。
また、新聞や資料集のコラムを通して新しい技術についての知識も蓄えると、教科書の範囲を超えた問題への対応も容易になります。
地学の傾向・対策
【傾向】「地質や地史が中心」
例年大問3~4題で、選択問題が出題される他に、記述問題、論述問題、計算問題、描画問題と多様な出題が見られます。論述問題では字数制限がなく基礎的な内容の理解を問われます。
地質や地史からの出題が中心で、岩石や鉱物、化石などが頻出範囲となっています。
【対策】「地学の教科書外の知識も大切」
地学の性質上、総合的な科学の知識が必要となるため、物理や化学の基本的な知識を押さえたうえで勉強を進めると効率的です。
また、出題の中心となる地質や地史は最新の情報が必要となるケースが多いので、時事的なニュースなどには常にアンテナを張っておきましょう。
様々な解答形式があるため、過去問演習を通じて解答方法に慣れることを意識しましょう。
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小岩井先生(早稲田大学教育学部在籍)
【担当科目】 英語/古文/漢文/日本史
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森本先生(早稲田大学教育学部在籍)
【担当科目】英語/現代文/古文/漢文/日本史/小論文