体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
1. 【共通テスト数学対策】2025年度の日程と出題範囲を確認
2025年度の大学入学共通テスト数学の日程と出題範囲を正確に把握しておきましょう。なぜなら、試験日までのスケジュール管理や学習計画を立てるためです。
2025年度の大学入学共通テスト数学の日程は、以下の通りです。
共通テスト数学 | 日程 |
数学① 「数学Ⅰ・数学A」 「数学Ⅰ」 |
2026年1月18日(日) 13:00~14:10 |
数学② 「数学Ⅱ・数学B・数学C」 |
2026年1月18日(日) 15:00~16:10 |
※大学入学共通テストの追試験は2026年1月24日(土)及び 25 日(日)です
次に、大学入学共通テスト数学の出題範囲です。
出題科目 | 試験時間(配点) | 選択方式 | |
数学① | 数学Ⅰ 数学A |
70分(100点) | 「数学A」は図形の性質・場合の数と確率の2項目 全問解答 |
数学② | 数学Ⅱ 数学B 数学C |
70分(100点) | 「数学B」「数学C」は、以下4項目から3項目を選択解答 ・数列(数学B) ・統計的な推測(数学B) ・ベクトル(数学C) ・平面上の曲線と複素数平面(数学C) |
2. 【共通テスト数学対策】数学の過去問と平均点を確認
共通テスト数学で得点力を伸ばすには、過去問と平均点のチェックが欠かせません。なぜなら、過去問を分析することで「出題傾向」や「時間配分の難しさ」、そして「どの問題で差がつくか」といった重要なポイントがみえてくるからです。また、平均点を確認すると、目標得点の基準も具体的に定まります。
数学の過去3年分の過去問(本試験)と平均点は、以下の通りです。
数学の過去問(本試験) | 平均点 |
2024年 数学Ⅰ,数学A 解答 |
53.51 |
2024年 数学Ⅱ,数学B,数学C 解答 |
51.56 |
2023年 数学Ⅰ,数学A 解答 |
51.38 |
2023年 数学Ⅱ,数学B 解答 |
57.74 |
2022年 数学Ⅰ,数学A 解答 |
55.65 |
2022年 数学Ⅱ,数学B 解答 |
61.48 |
引用元:大学入試センター
まずは1年分だけでも構わないので、実際の過去問にチャレンジして、自分の立ち位置を知ることが大切です。平均点を意識しながら、得点戦略を立てることが、共通テスト数学攻略につながります。
3. 【共通テスト数学対策】9割達成の勉強法を現役東大生が解説!
私が受験生の時に実践していた「9割達成できる勉強法」を3ステップでご紹介します。
STEP1:公式を完璧にする |
STEP1:公式を完璧にする
共通テストの数学は出題範囲が非常に広く、ほぼすべての単元からバランスよく問題が出されます。まずは、すべての分野を網羅的に学習し、基本的な公式をしっかり暗記することがスタートラインです。
中でも重要な公式については、「なぜその公式が成り立つのか」という視点にも注目しましょう。共通テストでは思考力が問われる傾向があり、表面的な暗記では対応できない設問も増えています。
余裕がある場合は、公式の証明にも挑戦してみると、理解がより深まり応用力も鍛えられます。
STEP2:基本問題を解けるようにする
「数学力をつけるための問題集」を活用して、基礎的な数学の力を身につけましょう。
焦って基本事項に対する理解が不十分なまま共通テスト形式の問題集に進んでしまったり、最初から共通テスト形式に慣れることで手っ取り早く対策をする受験生もいますが、共通テストに関しては、まだ出題傾向が定まっておらず、何がどのように出題されてもおかしくありません。
どのような出題にも冷静に対応できるよう、揺るぎない基礎力を徹底的に養うことが、高得点への何よりの近道です。
【数学に関する記事】
STEP3:共通テストの形式に慣れる
「共通テスト形式に慣れるための問題集」を活用して、問題形式を把握しましょう。
共通テスト対策ではとても大切なステップですが、ここにあまり時間をかけすぎる必要はありません。
もちろん個人差はありますが、共通テスト対策は受験直前の秋ごろから本格的に始めれば十分です。なぜなら、基礎がしっかり身についていない状態で解こうとしてもスムーズにいかず、かえって焦ってしまうことが多いからです。
自分の状況を客観的に見極め、自分に合ったステップに移行してみてください。
4. 【共通テスト数学対策】現役東大生がおすすめの問題集
ここでは、2種類に分けておすすめの問題集を紹介します。
① 数学力をつけるための問題集
問題を解く力を養うのにおすすめの問題集が、『チャート式数学』シリーズです。
チャート式にはさまざまな種類がありますが、おすすめは新課程の大学入学共通テスト「数学I・A」「数学II・B・C」に対応している緑チャートです。
出典:数研出版 公式HP
その他のチャートも活用できるので、ご自身のレベルに合わせて、チャートを選んでみてください。
出典:数研出版 公式HP
【青チャートの詳しい使い方】
また、数学力をつけるという意味で、センター試験の過去問もおすすめです。形式が変わったといえど、問われていることの本質はセンター試験と大差ありません。良問ぞろいのセンター試験の過去問で演習量を積むことも、決して無駄にはなりませんので、ぜひ取り組んでみることをおすすめします。
【おすすめの取り組み方】
◉分野ごとに複数年度分をまとめて解いてみる
例)「場合の数と確率」の大問だけを、5年分まとめて解く
特に、選択問題の対策としておすすめしたい取り組み方です。過去のセンター試験には選択問題があり、数学Ⅰ・Aでは「場合の数と確率、図形の性質、整数の性質」から選ぶ形式となっていました。「場合の数と確率」は必須科目なので、共通テスト対策として役立つと考えられます。
② 共通テスト形式に慣れるための問題集
共通テスト形式の問題集は、大手出版社や予備校から多数出版されています。
形式に慣れることは、共通テストで高得点を目指す上では欠かせません。直前期でも良いので、必ず一冊は解いてみることをおすすめします。
【おすすめの取り組み方】
◉毎回マークシートを用いる
時間配分を考えるうえで意外と見落とされがちなのが、マーク作業にかかる時間です。本番ではマークミスを防ごうと慎重になるため、想定以上にマークと確認に時間を取られてしまうことがあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、日頃からマークシートを使った演習に慣れておくことが大切です。共通テスト形式の問題集には、巻頭または巻末にマークシートが付属していることが多いため、実際に使いながら練習してみてください。
◉時間内に解き切れなかった問題も、時間をとって考えてみる
最初のうちは問題形式に慣れておらず、時間配分がうまくいかないことも少なくありません。このような場合でも、時間内に解き終わらなかったからといってすぐに答えを見るのではなく、納得がいくまで考え抜いてから解答を確認することをおすすめします。
また、他教科の勉強時間とのバランスを考えると、形式に慣れるためだけに共通テスト形式の問題集を何冊も解くのは効率的とは言えません。大切なのは、1回ごとの演習から最大限の学びを得て、短期間で効果的に対策を進めることです。
◉慣れてきたら、本番よりも厳しい時間設定で解いてみる
たとえ5分程度でも、時間的な余裕があるだけで心理的な負担は大きく軽減されます。そのわずかな時間を使って、不安の残る問題や計算結果に自信が持てない箇所を見直したり、マークミスに気づいて修正したりできれば、思わぬ失点やトラブルを防ぐことにもつながります。
最初から余裕を持って解くのは簡単ではありませんが、時間的なゆとりが与える安心感と修正の機会は大きな武器になります。本番を想定した演習の中で、意識して取り組んでみてください。
5. 【共通テスト数学対策】点数が伸びないときの原因と対策
「自分なりに対策をしているけれどもなかなか高得点が取れない」という受験生は、以下のタイプです。
タイプ1:時間が足りない |
タイプ1:時間が足りない
共通テスト数学の最大の特徴は、なんといっても圧倒的な文章量。このため「時間が足りない……」と悩む受験生が年々増えています。問題を最後まで解き切れないと、精神的なダメージが大きく、焦りから計算ミスにつながることも。だからこそ、時間内にすべて解き終わり、可能であればマークの見直し時間も確保しておきたいところです。
時間が足りなくなる原因と対策は以下の通りです。
原因①:読解に時間がかかる
共通テスト数学は文章量がとても多く、問題自体を把握するのに時間がかかります。
この場合、共通テスト独特の出題形式に慣れることで、少しずつ解くスピードが上がってきます。
▶︎対策:共通テスト形式の問題集などをたくさん解いて、コツを掴みましょう!
原因②:計算が遅い
問題を一つひとつ解くのに時間がかかり、「時間さえあれば解けるのに…」と感じている人は、計算で詰まってしまっている可能性があります。
計算力を上げる方法は人それぞれですが、まずは基本レベルの問題にたくさん触れることが大切。繰り返し解く中で、計算パターンを自然と覚え、手を動かすスピードも上がっていきます。
また、センター試験の過去問に取り組むのもおすすめです。共通テストにも通じる基本的な問題が多く掲載されており、演習量をしっかり確保できます。「計算に時間がかかる」と感じている人は、まずここから始めてみましょう。
▶︎対策:基本問題をたくさん解いてみましょう!
原因③:そもそも問題の解き方がわからない
苦手な単元や理解があいまいな分野があると、そこで時間を大きく取られてしまうだけでなく、大問ごと落としてしまうリスクも出てきます。まずは、出題範囲すべての基礎問題を確実に正解できる状態を目指しましょう。
このような場合には、「数学力をつけるための問題集」を使って、基礎からじっくり解き直すのがおすすめです。ていねいに取り組むことで、少しずつ共通テストの問題にも対応できる力が身についていきます。
▶︎対策:苦手範囲を学習し直してみましょう!
タイプ2:ミスが目立つ
「時間内に全問解き終わるけれども得点が低い」という場合には、ケアレスミスや計算ミスが多発している可能性があります。
ミスが目立つときの原因と対策は、以下の通りです。
原因①:時間内に終わらせようと焦っている
時間内に解き終えることは、高得点を目指すうえで欠かせない要素です。ただし、解き終えることだけに意識が向くと、計算ミスや問題文の読み違いといったミスで得点を落とす可能性があります。
そのような場合には、タイプ1で紹介した対策を実践するのがおすすめです。問題を解くスピードが上がれば余裕が生まれ、焦りによるミスも減っていきます。
▶︎対策:数学の基礎力を養い、問題を解くスピードを上げましょう!
原因②:問題文を読み飛ばしている
「問題文中の計算式から大まかな内容を推測し、先に手を動かしてしまう」これは、数学がある程度得意な人に見られがちな傾向です。
しかし、共通テストでは問題文の読み取りが極めて重要です。文章量が多いからといって安易に読み飛ばすと、条件を見落としたり、導くべき答えを取り違えたりと、思わぬミスを招く原因になります。
▶︎対策:共通テスト数学の問題文は慎重に読みましょう!
原因③:問題冊子の余白を使えていない
計算ミスが多い場合は、その原因をもう一段深く掘り下げて考える必要があります。1つの要因として考えられるのが、問題冊子の余白に書く計算の仕方に問題があるケースです。
もちろん、記述式の答案のように整った式を書く必要はありませんが、自分でも後から何を計算したのか分からない書き方や、文字が潰れて読みづらい筆算は、ミスや時間のロスを招きやすくなります。こうした場合は、計算の書き方を見直すことも検討すべきです。
また、すぐに解法が思いつかないと焦って手を動かしがちですが、1度立ち止まり、解き方の方針が明確になってから計算に入るようにするだけでも、余白での混乱やミスを大きく減らせます。
▶︎対策:最低限、見直ししやすい計算を心がけましょう!
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
6. 大学入学共通テストの数学対策を今日から始めよう!
今回は、大学入学共通テストの数学対策を紹介しました。
要点をまとめると、以下のようになります。
①共通テスト数学対策では、日程・出題範囲・平均点・過去問分析を押さえた戦略的学習が重要である
-
②基礎固め→形式慣れ→実戦演習の3ステップで、9割得点を目指す勉強法を実践する
-
③時間不足やミスの原因をタイプ別に分析し、適切な問題集・取り組み方で効率的に学習する
今日から大学入学共通テストの数学対策をして、高得点を目指しましょう!
大学受験の指導ができる家庭教師の紹介
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
東大家庭教師友の会の特徴
当会には、東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生が在籍しています。
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
オンラインでの指導も可能です
東大家庭教師友の会オンラインHPを見る