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【共通テスト数学対策】9割達成の勉強法とは?

【共通テスト数学対策】9割達成の勉強法とは?

現役東大生が教える!共通テスト数学対策

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2021年1月に初めて実施された大学入学共通テスト。中でも数学はセンター試験と大きく問題形式が変わりました。

◉過去問がないため対策の仕方がわからず困っている

共通テスト数学はセンター試験より難しいと聞いた

センター試験は解き終わるが、共通テストは解き終わらない

といった悩み・不安を抱える受験生も多いのではないでしょうか。

共通テスト施行初年度に大学受験だった私も同じ不安を抱えていました。しかし、実際にここで紹介する対策を行った結果、ずっと苦手だった数学Ⅱ・Bで9割を超えることができました!

このページでは、実際に2021年度共通テスト数学を受験した経験を踏まえて、共通テスト数学の対策法をご紹介していきたいと思います。

共通テスト数学でもっと高得点を取りたい!という受験生はぜひ参考にしてください!

目次

【最新情報】2022年度共通テスト数学の難易度

2022年度共通テスト数学は1A・2Bともに、大幅に難化しました。

【平均点】

  2022年度共通テスト数学 2021年度共通テスト数学 前年度比
数学 I・A 37.96点 57.68 -19.72
数学  Ⅱ・B 43.06点 59.93 -16.87

参考:令和4年度試験情報|大学入試センター

その理由は共通テスト特有の形式の問題の増加文章量の増加にあります。

数学Ⅱ・Bでは、前年度の14~16ページから19~21ページとページ数が大幅に増加し、1問の回答に際して読むべき文章の量が格段に増加しました。特に選択問題である第4問は冒頭約1ページに渡る長文で具体的な状況説明が書かれており、状況把握に多大な時間を要したものと思われます。

数学I・Aは、昨年より3~4ページ減少したものの、導入から取り組みにくい共通テスト特有の形式の問題が多く出題され、どれだけ柔軟に問題に対応できたかが問われる試験と言えそうです。 

◉当日は、新形式の問題に出会っても焦らず落ち着いて考える

基本的な問題は計算を含め素早く解答できるように対策する。

◉問題の解法を丸暗記するのではなく、公式の導出方法を含め根本から問題の理解に取り組む

これらの重要性がより増してきていると考えられます。

1. 2021年度共通テスト数学の難易度

結論から言うと、難易度は標準レベル、もしくはやや易化したと言えます。

【平均点】

  2021年度共通テスト数学 2020年度センター数学 前年度比
数学 I・A 57.68点 51.88点 +5.8点
数学  Ⅱ・B 59.93点 49.03点 +10.9点

参考:令和3年度試験情報|大学入試センター

試行調査の段階では平均点が30点台と大幅な難化が予想されていましたが、実際には例年とほぼ変わらない難易度であったことが分かります。確かに文章量はかなり増加しましたが、問題自体の難易度は例年より低かったため、このように平均点が上昇したと考えられます。

では、来年も例年通りの難易度と考えて良いのでしょうか?これには少し注意が必要です。

今回難易度があまり上がらなかった理由の一つに、新テスト施行初年度は簡単になる傾向があることが挙げられるからです。

油断せず、しっかりと対策を行っていきましょう!

2. 2023年度共通テスト数学の基本情報

2023年度(令和5年度)共通テスト数学について見ていきたいと思います。

 

日程令和5年1月14日(土)、15日(日)

 

基本情報】 令和5年度試験情報|大学入試センター

 

 

3. 共通テスト数学とセンター試験数学の違い

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2021年度共通テスト数学と、従来のセンター試験を比較しました。主要な変更点を列挙していきたいと思います。

試験時間

Ⅰ・Aの試験時間は、従来の60分から70分になりました。

Ⅱ・Bの試験時間は60分のまま変更はありません。

問題量

数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bともに約4割ページ数が増加し、これに伴って文章量が増加しました。

センター試験よりも読解のスピードが要求されるテストであると言えます。

問題形式

センター試験では計算した結果をマークする問題がほとんどでしたが、選択肢を選ぶ形式の問題が大幅に増加しました。 それぞれの選択肢が文章になっていることもあり、さらに読解に時間がかかります。

また、誘導のついた問題が多く出題されることも共通テストの特徴の一つです。生徒の会話文や、事前に解いた簡単な問題から考察して、やや難易度が高い問題の解法を導く力が求められます。

これらの問題は、うまく誘導に乗ることができればスムーズに問題を解くことができる一方で、誘導の理解に詰まってしまうとなかなか先に進めないことがあるので、しっかりと事前に形式に慣れておくことが重要です。

4. 点数が伸びない原因

「自分なりに対策をしているけれどもなかなか高得点が取れない」という悩みは、受験生ならば誰もが経験するものだと思います。

ここでは、高得点が取れない原因を2タイプに分け、それぞれのタイプの人にとって最適な勉強法は何かを考えていきたいと思います。

タイプ1:時間が足りない

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共通テスト数学の最大の特徴が、文章量の多さ。これにより、時間が足りなくて困る受験生が多く見受けられるようになりました。

最後まで解き終わらないと精神的に大きなダメージを受けてしまう上、残り時間が少なくなると焦って計算ミスをしてしまうこともあります。

時間内に解き終わり、できればマークを見直す時間も確保しておきたいものです。

では、どうすれば早く解けるようになるのでしょうか?

時間が足りなくなる原因別に、対策を紹介していきたいと思います。

①読解に時間がかかる

主に、「センター試験では間に合うのに、共通テストになると解き終わらない」という受験生に多いのではないでしょうか。

これまで見てきたように、共通テスト数学は文章量がとても多く、問題自体を把握するのに時間がかかります。 一方で、問われている問題自体はセンター試験とあまり変わりません。

この場合、共通テスト独特の出題形式に慣れることで、段々と解くスピードは上がってくると考えられます。

▶︎共通テスト形式の問題集などをたくさん解いて、コツを掴みましょう!

②計算が遅い

個々の問題を解くスピードが遅く、時間をかければわかるのに時間切れになってしまう、と言う人は、計算で詰まってしまっているのかもしれません。

計算を早くする方法は一概には言えませんが、基本レベルの問題にたくさん触れることで、ある程度パターン化して計算できるようになります。

基礎的な計算に手間取ってしまう方は、センター試験の過去問を解いてみることもおすすめです。共通テストでも問われるであろう基本問題がたくさん載っており、演習量確保に役立ちます。

▶︎まずは、基本問題をたくさん解いて見ましょう!

③そもそも問題の解き方がわからない

苦手な範囲や消化できていない分野があると、回答に過度に時間がかかってしまうだけでなく、大問単位で失点してしまう危険性もあります。まずは出題範囲全てについて、基礎レベルの問題を確実に正答できるようにすることが重要です。

この場合には、後述する「数学力をつけるための問題集」を基礎から改めて解き直すことで、共通テストの問題が少しづつ解けるようになっていくと思われます。

▶︎苦手範囲をもう一度学習し直して見ましょう!

 

タイプ2:時間は足りているがミスが目立つ

数学に対する不安・お悩み

きちんと時間内に全問解き終わるけれども得点が低い、という場合には、ケアレスミス計算ミスが多発している可能性があります。

ミスの原因は人によって様々ですが、いくつか例をあげて、対策を紹介していきたいと思います。

①時間内に終わらせようとするあまり、焦ってしまっている

タイプ1で述べたように、時間内に解き終わることは高得点を目指す上で必須と言っても過言ではありません。しかし、解き終わらせることにばかり集中してしまうと、かえって計算ミス問題文の読み間違い等のミスで点数を落としてしまうことがあります。

この場合には、タイプ1に記した対策を実践してみることをお勧めします。問題を解くスピードを上げることで焦りが軽減され、この手のミスが減っていくと考えられるからです。

▶︎数学の基礎力を養い、問題を解くスピードを上げましょう!

②問題文を軽視し、読み飛ばしている

問題文中の計算式を見て概ね題意が把握できる、数学がある程度得意な人に多い傾向なのではないでしょうか。確かに、センター試験の過去問は文章量が少ない上に、問題文から読解させる問題が少なく、問題文を読むことの重要性はそれほど高くありませんでした。

しかし、共通テストでは、センター試験に比べてはるかに問題文の重要性が上がっています。長いからといって安易に読み飛ばし、計算だけを進めていくと、条件を考慮し忘れたり、導出すべきものを間違ってしまったりと多くのミスを誘発してしまいます。

▶︎共通テスト数学の問題文は特に慎重に読みましょう!

③問題冊子の余白をうまく使えていない

計算ミスが多い場合には、さらにその理由を考える必要があるでしょう。一つ考えられるのが、問題冊子の余白に計算するときに、計算ミスをしやすい書き方をしている可能性です。

もちろん記述問題を解くときのような整った計算式は不要ですが、後から見て自分が何を計算したのかわからない計算過程だったり、字が潰れて読めない筆算などに時間を取られている場合には、書き方の見直しが必要かもしれません。

すぐに解法が思い浮かばないと焦ってまず手を動かしてしまいがちですが、一度立ち止まって具体的な解法が思い浮かんでから計算を始めるように心がけると、余白に書いた計算による混乱やミスを防げるでしょう。

▶︎最低限見直ししやすい計算を心がけましょう!

5. 現役東大生が教える共通テスト数学の対策法

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私が受験生の時に実際に意識していた3ステップをご紹介します。

STEP1 公式を完璧にする

センター試験および共通テストの出題範囲は広く、ほとんど全ての範囲から満遍なく出題されているといってもいいでしょう。まずは全ての分野を網羅的に勉強し、基本的な公式を暗記した上で、重要な公式についてはその証明にも注目してみてください。

共通テストでは特に思考力が重視される傾向があり、公式に対する深い理解が聞かれることもあるかもしれません。余裕があれば自分で公式を証明できるようになっておくと良いでしょう。

STEP2 基本問題を解けるようにする

次項で紹介する、「数学力をつけるための問題集」を活用し、基礎的な数学の力を身につけましょう。

焦って基本事項に対する理解が不十分なまま共通テスト形式の問題集に進んでしまったり、最初から共通テスト形式に慣れることで手っ取り早く対策を行おうとする受験生もいますが、共通テストに関しては未だ出題傾向が定まっておらず、何がどのように出題されてもおかしくありません。

どのような問題が出題されても動揺せずに高得点をとるためには、基本的な力をしっかりと身につけることが不可欠です。

数学に関する記事はこちら

大学受験の数学対策|東大家庭教師友の会

STEP3 共通テストの形式に慣れる

次項で紹介する、「共通テスト形式に慣れるための問題集」を活用し、問題形式を把握しましょう。

共通テスト対策において非常に重要で不可欠なステップである一方で、ここに時間をかけ過ぎる必要はありません。

具体的には、その時点での学力にもよりますが、受験直前の秋から本格的に始める程度で十分です。なぜなら、しっかりと基礎が身についた状態でなければ思うように解けず、焦りが生じてしまうからです。

自分の状況を客観的に見極め、自分に合ったステップに移行してみてください。

6. 共通テスト数学対策におすすめの問題集と具体的な取り組み方

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ここでは、2種類に分けておすすめの問題集をご紹介したいと思います。

① 数学力をつけるための問題集

問題を解く力を養うのにおすすめの問題集が、『チャート式数学』シリーズです。

チャート式には様々な種類がありますが、共通テスト対策として特におすすめなのは、難易度の易しい方から、

◉白チャート

黄色チャート

◉青チャート

の3種類です。

ご自身のレベルに合わせて、白〜青のどれにするか選んでみてください。

青チャートの詳しい使い方はこちら】

【必見】青チャートの効率的な使い方 | 東大家庭教師友の会

また、数学力をつけると言う意味で、センター試験の過去問もおすすめです。

形式が変わったといえど、問われていることの本質はセンター試験と大差ありません。良問揃いのセンター試験の過去問で演習量を積むことも、決して無駄にはなりませんので、ぜひ取り組んでみることをおすすめします。

おすすめの取り組み方

分野ごとに複数年度分をまとめて解いてみる

例)「場合の数と確率」の大問だけを、5年分まとめて解く

特に、選択問題の対策としておすすめしたい取り組み方です。センター試験には選択問題(第3〜5問)があり、毎年数学Ⅰ・Aでは[場合の数と確率、整数の性質、図形の性質]数学Ⅱ・Bでは[数列、ベクトル、確率分布]から2題を選ぶ形式となっています。この選択肢は共通テストでも変わらないため、十分に共通テスト対策として役立つと考えられます。

② 共通テスト形式に慣れるための問題集

共通テスト形式の問題集は、大手出版社や予備校から多数出版されています。

形式に慣れることは、共通テストで高得点を目指す上では欠かせません。

直前期でも良いので、必ず一冊は解いてみることをおすすめします。

おすすめの取り組み方

毎回マークシートを用いる

時間配分を考える際に忘れがちなのがマークに要する時間です。特に、本番はマークミスに対して特に慎重になり、想定していたよりもマークとその確認に時間がかかってしまうことがあります。

普段からマークシートを用いて演習を行うことで、上記のようなトラブルを避けることができます。

共通テスト形式の問題集には、大抵巻頭もしくは巻末にマークシートがついてるので、ぜひ活用してみてください。

時間内に解き切れなかった問題も、時間をとって考えてみる

最初は問題形式に慣れていないので、時間配分がうまくいかないことも多々あるかと思います。このとき、時間内に終わらなかったからといってすぐに答えを見るのではなく、納得のいくまで取り組んでから答えを確認することをおすすめします。

他の教科の勉強もある中で、問題形式に慣れるためだけに共通テスト形式の問題集を何冊も行うのは得策とは言えません。各回の演習で得られる知識を最大化し、短期間で効率よく共通テスト対策を行っていきましょう。

慣れてきたら、本番よりも厳しい時間設定で解いてみる

5分程度だけでも、時間的余裕があると心理的にとても楽になります。また、その余った時間で不安な問題や計算結果に自信が持てない問題を見直すことができたり、途中でマークミスに気づいた等の重大なトラブルが起きたときに、ある程度余裕を持って対処できるようになるでしょう。

最初はもちろん難しいと思いますが、時間的余裕を持つメリットは非常に大きいので、ぜひ意識して取り組んでみてください。

7. まとめ

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これまで、共通テスト数学の対策法をご紹介してきました。

対策の要点をまとめると、以下の3点になると思います。

①基礎的な数学力を身につける

②共通テストの出題形式に慣れる

③時間配分に気をつける

しっかりと対策し、高得点を目指しましょう!

 

共通テスト数学対策なら東大家庭教師友の会

実際に共通テストを受験した大学1年生が指導

東大家庭教師友の会には現役東大生2人に1人の教師登録を始め、一橋大学・東京工業大学など難関国公立大学の現役大学生が多数在籍しています。

この中には2021年度共通テストを実際に受験し、高得点を収めた大学1年生も多く含まれています。

このような学生家庭教師が実体験を元に指導を行うため、学習の進め方や志望校に関する進路相談はもちろん、受験当日の心構えなど生徒さまの様々な要望・お悩みにより近い視点から答えることができます。

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応募できるテーマや形式に制限はなく、これまでに取り組んだ探究の成果があればどんな内容でも参加できます。

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応募に必要なのは

 

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すべてWebで完結する応募形式のため、学校で探究活動に取り組んだ際のレポートやスライド、論文などがあればぜひご参加ください!

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お問合せや応募方法のご確認、過去の受賞作品など詳細は下記公式サイトをご覧ください。
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