目次
そもそもTOEIC®とは?
TOEIC®はTest of English for International Communicationの略で、英語を母語としない人を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を測定するためのテストです。
TOEIC® Listening&Reading Testでは、身近なシーンからビジネスまで、幅広い場面で英語によるコミュニケーションをとるために必要な「聞く・読む」能力が測定されます。
TOEIC® Speaking&Writing Testでは、効果的に英語でコミュニケーションをとるために必要な「話す・書く」能力が測定されます。
いずれも、適切な対策や勉強を通して、社会で活用することのできる実用的な英語力をつけられる試験内容です。この記事ではListening&Reading Testの傾向と対策についてお伝えします。
TOEIC® Listeningの傾向と対策
Part1 写真描写問題
傾向
1枚の写真について4つの説明文が放送されますが、選択肢は印刷されていないので先読みができません。また、TOEIC®のリスニングは全体として1回しか放送されないという特徴があります。
選択肢の内容もわからない上に1回しか放送されないPart1、どのような対策が有効なのでしょうか?
対策
選択肢では必ずしも中心に映っている人やものについて言及されるとは限らないので、最初に写真全体から情報を捉えるとよいです。
また、1回で選択肢の内容を把握するためには、紛らわしい単語の意味を瞬時に理解する力が重要です。例えば、“address”という単語は「住所」という訳がメインの意味として知られていますが、動詞で使うときは「取り組む」「演説する」といったメインとは異なる意味を持ちます。
また、単数形と複数形では発音が異なる名詞もあります。ねずみを表す“mouse”は複数形では“mice”となります。
このように、同じ単語でも持つ意味が複数個あったり、変化形によって発音が変わるものもあります。
こうした単語が放送されたとき対応できるようにするためには、1つの単語の意味を品詞ごとにまとめ、メインとなる意味以外のものもチェックして覚えるようにすることが大切です。
また、単語を覚える際は、書いて練習するとともに単語帳付属のCDで正しい発音を聞き、可能な場合は自分でも発音してみましょう。このようにすると、覚えた単語を印象付けられるうえ、英語を正確に聞き取るための力を効率よくつけることができます。
Part2 応答問題
傾向
1つの質問や意見表明文とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送されます。これらはすべて印刷されていないうえ、質問や意見表明文は1問につき1文のみであることが多いので、前後の文脈を把握できない問題形式となります。
対策
質問文の場合、何を尋ねられているか把握するため最初の疑問詞(5W1H)に注意しましょう。
その他にも、“Would you like some milk?” と何かを勧められたり、“Would you mind my opening the window?” と依頼されるような文が出題されることもあります。このように、疑問文と依頼文を混同しないように注意が必要です。
苦手と感じる文法事項は自分に合った問題集や参考書を使って整理すると放送内容を正確につかめるようになります。一度だけでなく、何度も確認して知識を定着させるようにしましょう。
また、前後の文脈を把握することができないので、“coffee”と“copy”のように似た発音の単語が放送されると迷ってしまいますよね。あまり聞き取ることのできなかった問題についてはCDで単語の発音を確認し、そのあとCDの音声に続いて音読してみると効果的です。
Part3 会話問題・Part4 説明文問題
傾向
Part3では、放送される会話を聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選びます。印刷された図表に関する会話や設問が出題されることもあります。
Part4では、放送されるアナウンスやナレーションのようなミニトークを聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選びます。Part3と同じように印刷された図などの情報に関連したトークや設問もあります。
Part3、Part4ともに、設問と選択肢が印刷されているという特徴があります。
対策
Part3とPart4ではリスニング力とともに、設問と選択肢をそれぞれの放送の前に先読みする力も重要です。設問内容を頭で整理するため先読みをするのは次に解く1問だけ、と決めておくとよいでしょう。
先読みで注目すべきポイントは、図表問題の図表・設問と意図問題の“”内(引用符内)です。 意図問題とは、「What does the woman imply when she says, “I’ll do my best” ?」などのように、話し手の示唆する内容を問うものです。
Part3、4はPart1、2に比べて問題文も長く、ニュースやスピーチなどの硬い内容のものも出題されるため、難易度は上がります。その為、もちろん先読みする力も重要ですが、日常会話やビジネス英語のリスニング力を十分に高めなくては、高得点を狙うのが難しくなってしまいます。
こういったリスニング力を高めるためには問題集や参考書の音声をディクテーションする方法が効果的です。ディクテーションとは、CDで音声を流すと同時に聴こえてくる英文を書きとることです。これにより、自分が聞き取れていない部分が明確に分かり、その後の学習に活かせるうえ、意味を理解しながら集中して聞く力が養われます。
TOEIC® Readingの傾向と対策
Part5 短文穴埋め問題・Part6 長文穴埋め問題
傾向
part5・6は穴埋め問題で、不完全な文章を完成させるために4つの選択肢の中から最も適切なものを選びます。
Part5は1問10~30秒、Part6は1問30~40秒で解くのが目安となります。
Part7を解くのに十分な時間を残しておくため、Part5、Part6はスピードを意識することが大切です。
適切な品詞を選ぶ文法問題などでは空欄の直前を読むだけで解ける力が必要になりますが、文章全体をすばやく読んで内容を把握しなくては解けない問題もあります。
対策
単語を知っていると、空欄の前後を読むだけで1問を10秒もかけずに解けることもあります。
単語を覚える際は、現時点での自分のレベルに合った単語帳を使って、英単語を日本語に訳せるか毎日確認します。試験本番で英単語を見た瞬間意味を理解できるよう、1単語につき3~4秒でチェックしましょう。
知らない単語はチェックを入れておき、2周目、3周目では思いだせるようにしましょう。
品詞ごとに意味の異なる単語についてはメインとなる意味以外のものも覚えると良いです。また、単語に続く前置詞もセットで覚えるとPart5、6で役立ちます。
また、インプットをした後にはアウトプットも行います。まずは時間を計ってPart5、6の問題を解きます。本番でなくても1問20秒ほどで解くようにしましょう。
わからなかった文法問題、単語問題については、その分野を復習して、何が問われていたのか、なぜその答えになるのかを確認します。間違えた問題は何度も復習しましょう。
TOEICで高得点をとるためには、このようなインプットとアウトプットを継続的に繰り返すことが大切です。
また、英文を速く読むためには、ディスコースマーカーに注目することが重要になります。
ディスコースマーカーとは、前後の文脈をつなぐ接続詞や副詞のことです。これらに注目することで、長文読解の際は後に続く内容を推測することもできます。普段の学習の際にもディスコースマーカーに注意して英文を読み進めてみましょう。
また、基本的な単語やTOEIC頻出の表現などは学習しておく必要がありますが、試験本番で知らない語彙が出てきたときはそこで立ち止まらず、読み進めることが大切です。そういった難しい表現よりも、文章全体の流れを把握するほうが得点アップにつながるからです。
Part7 読解問題
傾向
印刷された様々な文書を読み、設問に対して最も適切なものを選びます。
1つの文書(シングルパッセージ)を読んで設問に答えるものが10セット、2つの文書(ダブルパッセージ)を読んで設問に答えるものが2セット、3つの文書(トリプルパッセージ)を読んで設問に答えるものが3セット、合わせて15セットの長文問題を解くことが必要になります。
問題によっては1文書につき400words近くあるものも出題されます。そのため、Part7では速読力とともに、膨大な量の情報から必要なものをすばやく導き出す力、文章の内容を正確に捉える力が必要になります。
対策
まず、本文を読む前に設問を確認します。そうすることで、必要な情報や文書の内容を推測することができます。
また、本文の上には文書の形式が記されているので確認しましょう。“Question 168~171 refer to the following Web site.”とあれば、ウェブサイトの内容と設問です。そのほかにも、Eメールや手紙、請求書、新聞記事、広告など、ビジネス英語で書かれた文章から、日常生活で用いる文章まで、様々な形式で出題されるため、これから読む文書の形式を事前にチェックしておきましょう。
このように、全体像を把握しておけば、多少難しい表現があっても文章の流れはつかむことができます。
また、Part7では本文と設問の位置がおおむね一致するので、設問を確認した後は答えを導くためのヒントの位置の目星をつけて本文を読み進めましょう。
では、文章を正確に読むためにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは、文章を時間を計って解きます。シングルパッセージは1セット2~3分程度、ダブルパッセージは1セット5分程度、トリプルパッセージは1セット6~7分程度で解くことを意識しましょう。解き終えた後、同じ文章を時間を気にせず丁寧に読みましょう。この過程で、自分が分からない単語や文構造が明らかになるので、それらの確認をします。その後、英語のまま内容が頭に入ってくるまで同じ文章を音読しましょう。
こうすることで、理解があいまいだった部分や文章内容を正確に把握することができます。
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