1. 【家庭教師は週何回?何時間?】ずばり「週1~2回・90分」が基本
①「週1・週2」がおすすめな理由
学習効果を上げるためには、日々の積み重ねが必要不可欠です。家庭教師をつける上で、生徒様が「無理なく継続できること」が最も重要となります。
生徒様に学習習慣がない場合は、まずは家庭教師と一緒に週1〜2回の決まったペースで学習を続けていくことで、まず「家で学習する習慣」を作ることができます。
また、塾のフォローのために家庭教師を併用する場合や、その他の習い事がある場合にも、家庭教師を週1〜2回にしておくとスケジュールや体力面でもバランスがとりやすいでしょう。
②「1回90分」がおすすめな理由
1回あたりの指導時間は、まずは90分がおすすめです。多くの場合、学校の授業は基本的に45〜50分程度なので、約2コマ分に相当します。 学校の授業相当の短い指導時間では、1つの単元や問題について学習を深める十分な時間がとれず、その場限りの学習になってしまいかねません。
90分の指導時間があることで、1回の家庭教師の時間内に「復習→演習→解説」までしっかりと行うことができるため、指導の効果をより実感しやすいでしょう。
生徒様が抱いた疑問に対しても、十分に納得するまで解説し、理解を深めることができます。
学習習慣がない生徒様や低学年の生徒様など、90分間集中することが難しい場合は、慣れるまで5〜15分程度の小休憩を途中ではさむことも可能です。
③ 生徒様に合わせた指導時間の設定が重要!
家庭教師の利用頻度に、1つの正解はありません。なぜなら生徒様の年齢や学年、家庭教師をつける目的、苦手科目などで答えが全く変わってきてしまうからです。
「週1〜2回・1回の指導時間は90分」という基本の回数・時間を参考にした上で、生徒様ひとりひとりの学年や目的に合わせて調整することが大切です。この「柔軟に調整できること」が、家庭教師の魅力ともいえます。
それでは、ここから学年や目的に合わせた調整方法を解説していきます。
2. 【回数別】週1回・週2回それぞれのメリット・デメリット
まずは、回数設定のポイントです。週1回と週2回には、それぞれメリット・デメリットがあります。
①週1回のメリット・デメリット
【メリット】
・勉強を習慣化する上でのスタートを切りやすい
・費用を抑えられる
・塾・部活などがあってもスケジュールが組みやすい
【デメリット】
・次の指導まで時間が空いてしまうので学習習慣の定着に時間がかかる
家庭教師が来ない日も決まった時間に机に向かうなど、学習するリズムを整えられるよう工夫して補うと良いでしょう。
②週2回以上のメリット・デメリット
【メリット】
・指導の成果が出やすい
・複数科目をカバーできる
【デメリット】
・回数が増える分費用がかかる
・スケジュール調整が必要
このように、家庭教師は頻度によってそれぞれのメリットとデメリットがあります。それらを踏まえた上で、各ご家庭様や生徒様の状況に合わせて、比較検討してみてください。
3. 【学年別】家庭教師の適切な回数・時間の目安
①小学生の指導回数
小学生の場合には、家庭教師をつける目的によって2つに分けられます。
1つ目は、生徒様の成績向上、学校の授業の復習、勉強習慣の定着などを目的として、習い事のように家庭教師をつけるケースです。また、算数を学校よりも早く修了させ数学を学ばせるケースもあります。
この場合、週1回、多くても2回が一般的です。
もう1つの目的は中学受験です。中学受験は学校の勉強と入試問題の難易度が大きく違うため、最初はほとんど全科目の指導を受け、範囲が一通り終わった後に苦手科目だけに絞るというのが一般的です。
全科目の指導は時間がかかるので、週2回以上の複数回の指導も珍しくありません。しかし、通塾している生徒様の場合は、家庭教師を週1〜2回にして塾とのバランスをとることも大切です。
どちらの場合でも、小学生の生徒様は集中力が切れやすいので、1科目あたりの時間は60〜90分が目安です。
②中学生の指導回数
中学生の場合も、目的によって2つに分けられます。
1つ目は、学校の勉強の補助的な利用の仕方です。成績向上や予習復習、勉強習慣の定着、英検対策などを目的として週1、2回家庭教師をつけるのが一般的です。
もう1つの目的は高校受験です。志望校合格というゴールを目指すため、週2回以上の複数回の指導をつけるケースも珍しくありません。しかし、小学生同様に、通塾している生徒様の場合は、家庭教師を週1〜2回にして塾とのバランスをとるようにしましょう。
また、高校受験の内容は学校の勉強とリンクしているため、苦手教科や重要度の高い教科に絞るケースも多いです。
中学生になると小学生よりは集中力が続き、1回の授業時間が短いと感じるようになってくるため、頻度を増やしたり1回あたりの時間を長くする(90~120分)傾向があります。
③高校生の指導回数
高校生の場合は、大学受験に向けた指導がメインになってきます。 志望校によって試験科目や点数の比重が異なっているため、生徒様の現状ごとに理想のカリキュラムは大きく変わってきます。
・苦手科目だけに絞る
・この大学は数学が難しいから数学を重点的に指導してもらう
・基礎的な学力が足りないのでとりあえず全科目見てもらう
・英語は文理問わず合否を分ける重要科目なので、得点源とするため指導してもらう
などさまざまなケースが考えられます。
大学受験の範囲になると難易度が上がるため、60分の授業時間では理解しきれなかったり、演習問題を解くだけで何十分もかかったりするのはよくあることです。指導時間を1回90分から120分取ることも珍しくありません。
4. 【目的・状況別】家庭教師の効果的な指導回数
①生徒様にまだ学習習慣がない場合
家で学習する習慣がない生徒様にとっては、まずは学習習慣を定着させることが大切です。その際にも、第三者である家庭教師の存在は効果的です。
まずは、「週1回・60分から」など、無理のない範囲で始めることをおすすめします。苦痛に感じずに継続できること、その中で学習の楽しさやわかることが増える嬉しさを実感できるようになることが、継続へのモチベーションにもつながります。
生徒様が慣れてきたら、徐々に回数や時間を増やしていけばよいでしょう。
②塾と家庭教師を併用する場合
すでに塾に通っている生徒様や、これから塾と併用することを検討している生徒様の場合は、バランスを考えて調整する必要があります。通塾の頻度にもよりますが、家庭教師は週1回、多くて2回程度から始めてみるのがおすすめです。
過密スケジュールで宿題に手が回らなくなってしまったり、生徒様が精神的・体力的に疲弊してしまったりしないよう、保護者様からも様子を見ていただき、指導回数を検討すると良いでしょう。
③長期休み・テスト前・受験本番前
「この期間に集中して、家庭教師に教わる」という利用の仕方もあります。
たとえば、テスト前に回数を増やしたり、部活動の大会前などには減らしたりすることもできます。
普段週1回家庭教師をつけている生徒様であれば、長期休みなど自由時間が増える時期に、週2回以上に増やすという方法もあります。
ご家庭様や生徒様の事情や個性に合わせて、頻度と指導時間を柔軟に調整することで、家庭教師の効果をより一層実感できるようになるでしょう。 テストの範囲や、志望校のレベル、受験までの残り期間などに応じていつもより指導回数・時間を増やすなどの工夫をするとよいでしょう。
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5. そもそも家庭教師に効果があるの?指導のメリットを解説
結論から言うと、家庭教師をつけることで多くのプラスの効果を得られます。
ここでは、主な3つの効果に絞って解説します。
①1対1指導(マンツーマン)の効果
・マンツーマン指導
集団授業だと「周りの目が気になってわからないところを質問できない」という悩みをよく耳にします。
家庭教師ならば授業時間が生徒様ひとりのためにあるので、気兼ねなく質問できます。
また、先生も生徒様ひとりと向き合うため、どこが理解できていないかに気づいて指導方法を工夫したり、集中力が切れそうな時には、小休憩や気分転換をするなど柔軟な対応をしたりすることも可能です。
・オーダーメイドのカリキュラム
集団授業では塾が用意したカリキュラムに沿って勉強しますが、必ずしも生徒様自身に適した勉強法とはいえません。
家庭教師では、生徒様の性格、能力、事情などに合わせて独自のカリキュラムを組むため、高い学習効果が期待できます。
②時間や場所の柔軟性
・自由に選べる
家庭教師は、時間と場所の自由度が高いのが大きなメリットです。希望する日時、場所を選べるため、部活動や習い事との両立もしやすいです。塾のように開講されている日時に合わせる必要がありません。
・集中できる環境
家庭教師なら、自宅という慣れた環境でリラックスして勉強することができます。さらに、塾や図書館のように他の利用者がいないため、他人の話し声等で集中力が途切れてしまうこともありません。
また、塾や予備校への移動時間が不要なことも学習の効率アップにつながりますし、夜遅い時間に外出する不安もないため、学習だけに集中することができます。
そのようなことから、生徒様にとって学習効果が上がりやすいと言えます。
自宅では気が抜けてしまったり、きょうだいの話し声などが気になってしまったりして、集中できない生徒様の場合は、自宅以外の場所を選ぶこともできます。貸し会議室や、会話可能な図書館の学習スペースなど、生徒様が集中できる環境を選択できることも、家庭教師の大きなメリットです。
③学習以外の効果
・学習以外のことも相談できる
年の近い学生教師の場合、生徒様がコミュニケーションを取りやすいこともメリットと言えます。特に受験の不安や学校での人間関係などについては、身近な先輩のような存在として、生徒様に寄り添ったアドバイスができるかもしれません。
定期的に相談できる身近な人がいると、思春期の生徒様にとっては精神的な支えとなり、ストレス軽減にもつながります。
精神的な安定と日常のストレス軽減によって、学習にも集中することができます。
・憧れの存在ができる
教師が志望校や塾の先輩である場合、生徒様にとって憧れの存在となり、勉強のモチベーションを維持できるというメリットがあります。
また、教師から志望校の具体的な話を聞くことで、自分の将来像に想像をふくらませたり、その学校が自分に本当に合っているのかを考えるきっかけにもなります。
まとめ:生徒様の目的と状況に合わせた最適な頻度で家庭教師を始めよう
生徒様の目的や状況に合わせて適切に指導回数を設定することで、家庭教師の指導がより効果的になります。この記事を参考に、無理なく・効果的に続けられる頻度を生徒様と相談してみてくださいね。
迷ったらぜひ、東大家庭教師友の会にもご相談ください。生徒様の状況を伺い、おすすめの家庭教師の利用方法をご提案いたします。
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