1. ドルトン東京学園中等部の偏差値と基本情報

ドルトン東京学園中等部の偏差値と基本情報について紹介します。

①ドルトン東京学園中等部の偏差値
②ドルトン東京学園中等部の基本情報

 

①ドルトン東京学園中等部の偏差値

ドルトン東京学園中等部の偏差値を、「四谷大塚ドットコム」と「首都圏模試センター」の最新データに基づいて、以下の表にまとめました。

入試日程 四谷大塚
(Aライン80偏差値)
首都圏模試センター
(合格率80%偏差値)
2/1午前
一般・4科型
4科目

男子 47
女子 47

男子 60
女子 60

2/1午前
一般・英語資格
2科目


男子 57
女子 57

2/1午後
一般・特待型
2科目

男子 53
女子 53

男子 69
女子 69

2/2午前
一般・4科型
4科目

男子 49
女子 49

男子 62
女子 62

2/2
一般・思考表現型
作文


男子 59
女子 59

2/2午後
一般・理数特待
算理

男子 54
女子 54

男子 69
女子 69

2/4午前
一般
2科目


男子 63
女子 63

引用元:四谷大塚ドットコム首都圏模試センター

 

②ドルトン東京学園中等部の基本情報

項目 内容

設立年

2019年

所在地

東京都調布市入間町二丁目28番20

アクセス

小田急線『成城学園前駅』西口よりバス利用で約6分
京王線『つつじヶ丘駅』南口よりバス利用で約12分
校種 私立中高一貫校(男女共学)
コース 普通科
特徴的な教育

・アサインメントに沿って主体的・計画的に学ぶ力を身につける

・探究的な活動やプロジェクト型の活動が多い

・クラス分けがなく6学年混合のグループ(行事等を一緒に過ごす)と、同学年の学習グループ(授業を一緒に受ける)に所属する

・自分の探究を行う「ラボラトリー」の時間がある

 

2019年に中等部が開校。ドルトンとは、詰め込み型教育に対する問題意識から提唱された教育メソッドで、生徒様の知的な興味や探求心を原点としています。具体的には、学びの設計を生徒様自身で行い、それを授業や探求により深めていきます。そして、発表・議論により、多様な考え方や柔軟性を身に付けていきます。
ドルトン東京学園中等部の強みはやはり英語。日常的に外国人教員と英語で会話する機会がありますし、海外研修の機会も豊富に用意されています。留学をしても、留年する必要はありませんし、魅力的な環境と言えるでしょう。

 

 

2. ドルトン東京学園中等部の入試傾向

ドルトン東京学園中等部の入試概要は以下の通りです。

第1回、2回入試 算数・国語・理科・社会の4科目 算数:50分(100点)国語:50分(100点)理科:30分(50点)社会:30分(50点)
第3回入試 算数・国語 試験時間は各々50分、配点は各々100点
特待型第1回 算数・国語 試験時間は各々50分、配点は各々100点
特待型第2回 算数・理科 試験時間は各々50分、配点は各々100点

第一回・第二回各々英語での試験枠もありますので、詳しくはHPをご覧下さい。
入試問題は、根本的な理解を問う問題が多く、記述問題も大変多いです。暗記よりも理解を重視して取り組みましょう。

 

ここからは、教科別に詳しく解説します。

①算数
②国語
③理科

④社会

⑤出題形式の似ている学校

 

①算数

例年、大問4〜5題の出題です。

項目

出題傾向

大問構成

<大問1>計算問題と小問集合

<大問2>小問集合

<大問3以降>単元別問題

特徴

・図形・数の問題が多い

・文章が長く思考力が問われる、文章の内容や前提を理解しながら解く問題が出題

・過去問の演習、公立一貫校の適性検査II・Ⅲの問題演習が対策には良い

・2024年度第一回第4番でも会話形式の問題が出題。会話の内容を理解しながら設問を解く

・一般的な問題集の基本〜標準的な問題。基礎の定着を重視する

・数の問題・速さ・図形については、より重視して取り組む

・この学校特有の論点として、データの問題がよく出題。「中央値・最頻値」などの言葉も登場。中学一年生用の参考書を確認しておく

 

②国語

例年、大問3題の出題で、大問1番が漢字・語彙などの問題大問2.3番が文章題の出題となっています。この傾向は回数によりません。

項目

出題傾向

大問構成

<大問1>漢字・語彙など

<大問2・3>文章題

漢字・語彙

・基本的な問題が出題されているが幅広く問われる傾向

文章題

・物語文、説明文、随筆文など様々な文章が出題。年度・回数によっては説明文のみ出題される事がある
・設問は、語彙・接続詞・抜き出し・正誤選択・記述問題など総合的な出題
・正誤選択・記述問題は棒線部近くに解答がある事が多いので根拠を見つけ出して答える

その他

・特徴的な問題は作文問題。毎回出題され、2024年度第一回では「行雲流水の考え方について、具体例とメリット・デメリットを挙げて300字以内で答えなさい」という問題が出題
・字数が多くても考えを纏めて、論理的な文章が書けるように練習する
・「わかる国語」(旺文社)などの総合的な文法書を用いて学習する

 

③理科

例年大問3題の出題です。物理・化学・生物・地学が満遍なく出題されています。この傾向は回数によりません。

分野

出題傾向

特徴

・生態系や環境に関する問題が頻出
・特徴的な問題は、生徒様の考えを書かせる記述問題
・2024年度第一回では、ガラス・石・プラスチックの中で、何故プラスチックが海洋上で問題になっているのか考えを述べさせる記述問題が出題。自分の考えを書けるように練習する必要がある
・図鑑や理科事典、図書館で調べるのも有効
・科学館で見識を広げ、ニュース・新聞で視野を広げていく
・過去問、公立一貫校の適性検査IIの問題も参考になる

基本的な事項を中心に学習をすすめて頂きたいですが、日頃から様々な現象について生徒様自身が興味を持って調べる事が大切です。

 

➃社会

例年大問3題の出題で、基本的な地理・歴史・公民・時事問題が満遍なく出題されています。この傾向は回数により変わりありません。

分野

出題傾向

地理

・地図を基にした問題が出題。写真や資料から正しいものを選ぶ問題、統計に関する問題、地形図なども出題

歴史

・写真や資料に関する問題が出題。多くが一問一答形式。有名な出来事は年号暗記もしておく

公民

・基本的な内容だが公民と絡めて出題される時事問題が少し厄介。有名な国の大統領や難民の受け入れが多い国など、世界の時事が幅広く出題。国内の時事と合わせて、ここ5年程度の内容理解しておく

記述問題

・使用する語句が指定される問題が多く、その語句をヒントに書く事が出来る問題
・基本的な知識が有れば解答出来る
・その他の記述問題も写真や史料が与えられ、それらを基に考えて書く問題
・2024年度第一回も同様の傾向。過去問でよく練習をしておく。

 

⑥問題の形式等が似ている学校は?

全体的な傾向としては、サレジアン国際学園世田谷中学校が似ていると思われます。公立一貫校などにある適性検査の問題も参考になります。

 

3. ドルトン東京学園中等部を受ける際の併願パターンは?

ドルトン東京学園中等部を受験する際のおすすめ併願パターンをご紹介します。

①1月受験校

②2月1日

③2月2日

④2月3日

⑤2月4日

 

 

①1月受験校

 

・埼玉栄中学校・獨協埼玉中学校・西武学園文理中学校

 

1月は、練習として埼玉栄中学校・獨協埼玉中学校・西武学園文理中学校が挙げられます。
しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます。

 

②2月1日

 

午前:ドルトン東京学園中等部(1次)
午後:ドルトン東京学園中等部(特待・1次)・サレジアン国際学園世田谷中学校(2次)

 

午前・午後共に、ドルトン東京学園中等部で決まりです。午後は特待枠のため、レベルがかなり上がります。そのため、抑え校として、サレジアン国際学園世田谷中学校(2次)を受験するのも手だと思われます。

 

③2月2日

 

午前:ドルトン東京学園中等部(2次)・国学院大学久我山中学校(2次)
午後:ドルトン東京学園中等部(特待・2次)・サレジアン国際学園世田谷中学校(特待・3次)

 

午前は、ドルトン東京学園中等部(2次)で決まりです。合格していれば、国学院大学久我山中学校(2次)が良いでしょう。 午後は、ドルトン東京学園中等部(特待・2次)がありますので、こちらを受験するのが宜しいかと思いますが、1日同様、レベルが高めですので、サレジアン国際学園世田谷中学校(特待・3次)で抑えておくのも良いでしょう。 但し、1日に午前・午後受験されると思いますから、生徒様の疲労を考慮して、午後の受験を回避しても良いかと思います。

 

④2月3日

 

午前:法政大学中学校(2次)・日本大学第二中学校(2次)
午後:芝国際中学校(4次)・サレジアン国際学園世田谷中学校(4次)

 

午前は、ドルトン東京学園中等部に合格していれば法政大学中学校(2次)が良いでしょう。 そうでなければ、日本大学第二中学校(2次)が宜しいかと思います。 午後は、芝国際中学校(4次)、もしくはサレジアン国際学園世田谷中学校(4次)を受験されると良いでしょう。

 

⑤2月4日

 

午前:開智日本橋学園中学校(4次)・明治学院中学校(3次)
午後:ドルトン東京学園中等部(3次)

 

午前は開智日本橋学園中学校(4次)明治学院中学校(3次)が良いでしょう。 午後はドルトン東京学園中等部(3次)で決まりです。最後まで頑張りましょう。

 

4.ドルトン東京学園中等部の受験対策方法

ドルトン東京学園中等部の入試対策について、具体的にどのような対策が必要かお話していきましょう。

①時期別・教科別対策
②ドルトン東京学園中等部の過去問対策
③保護者様にできるサポート

 

 

①時期別・教科別対策内容

(1)小学4年生

算数
  • ・塾に通っている場合は、塾のカリキュラムに沿って学習する

    ・塾に通っていない場合は、「予習シリーズ」に沿って進める

    ・まんべんなく出題されるので、苦手な単元を作らない

    ・計算力の強化を今のうちに行う。毎日計算練習を行い早く正確に解く練習をする

国語
  • ・授業で扱った文章の要約を50字程度で書く練習

    ・字数の多い作文問題が頻出。毎日日記を書いて保護者様で添削を行うと良い

    ・読解力向上のために毎日の読書を心掛ける。読書をしたら感想文を書くことも作文対策には有効

    漢字・語彙もしっかりと定着させる

理科
  • ・生物、地学を中心とした学習が始まる。生態系・環境の問題が頻出

    ・暗記だけでなく、身の回りの現象理解が大切。疑問に思うことは図鑑・理科事典で深く調べていく。保護者様も一緒に考察する

    ・科学館に行ったり、実験を行うのも非常に大切。自由研究を行うのも良い

社会
  • ・地図帳片手に場所を調べながら、地理分野を本格的に学習を進める

    ・世界の国々も時事と絡めて出題されている。国の場所や地形を確認

    ・全般的な知識の暗記が必要だが、統計や資料を確認しながら行う

    ・地図帳の後ろにある資料集や「朝日ジュニア年鑑」など、この時期から見ておくと良い

    ・日頃からニュース、新聞を見て、今話題の内容について理解を深めていくと良い

 

(2)小学5年生

算数
  • ・カリキュラム通りに学習を進める

    ・小学4年生・小学5年生の内容を適宜復習する

    ・基本〜標準的な問題をしっかり解けるようにする

    ・文章の長い問題に慣れていく

    数の問題・速さ・図形は、特に重視して取り組む

国語
  • ・物語文・説明文を客観的に読み、筆者の意見を正確に読み取る訓練をする

    ・要旨を50~80字程度で書く練習をする

    ・日記・読書も継続する

理科
  • ・物理・化学の計算問題が始まる。計算問題はそれほど出題されないため、基本的な問題が解ければよい

    身近な現象が「なぜ起こるのか」を考える習慣をつける。自由研究も行うと良い

    ・図鑑や理科事典を活用して深く調べる。科学に関するドキュメンタリー番組を見るのも良い

社会
  • ・歴史の学習が始まるため、全体的な流れを理解しながら暗記する

    ・年号暗記も行い、主な出来事が何時代なのか、判断できるまで反復する

    ・写真・絵・史料といった資料は最重要

    ・ニュース、新聞を通して時事問題の理解を深める

 

(3)小学6年生(4月~6月)

算数
  • ・前学年までの復習をしながら、全体的なレベルを上げる

    ・図形・速さ・数の問題に不安がある場合は、この時期に克服する

    ・全体的な復習として「ベストチェック」(みくに出版)に取り組む

    過去問に挑戦する

国語
  • ・様々なジャンルの文章を読んで、問題を解いていく

    ・要旨を纏める練習、日記・読書の習慣は継続

    ・こども新聞の記事(天声人語欄がおすすめ)を要約し、考えを書く練習が良い。1週間に1度程度やって添削も行う

    ・過去問を解き始める

理科
  • ・全分野の暗記や理解を総復習し、より高度な理解をしていく

    ・問題の答えが合っていても満足せず「選択肢の×のものは何故違うのか」などを思考しながら、納得いくまで調べる

社会
  • ・公民が始まる。基本~標準的な内容を理解・暗記

    ・「公衆衛生とは何か?」など言葉の定義をはっきりと理解する

    ・地理・歴史の復習も取り入れる

    ・ニュース、新聞で見聞きした内容を深める。問題点や意見を整理していくと良い

 

(4)小学6年生(7月~8月)

算数
  • 過去問を3〜5回分解く

    ・苦手単元があれば、夏休み中に克服する

    「ベストチェック」を1周させ、解き直しもする

    データの問題について学習。小学生用の問題集には載っていないため、中学1年生用の参考書・問題集で、最頻値・中央値を理解

    ・秋以降は演習が中心になるため、まとまった時間が取れるこの時期に基礎を固める

国語
  • 過去問を3~5回分解き、形式に慣れる

    ・記述問題はポイントを箇条書きしてから解答を書いていく。主語をきちんと書くことが大切

    ・語彙・漢字は夏休みで固めていく

    「わかる国語」(旺文社)など総合的な文法書を1冊用意し、全体的に総復習すると良い

理科
  • 過去問を3回分解く。理解していない単元があれば、夏休みに徹底して行う

    ・その場で考えながら解く実験・考察問題が多い。しっかり情報整理をして解く練習をする

    ・自由研究も出来れば行うと良い

社会
  • 過去問を3回分解く

    資料をしっかりと読み解く練習、論理的に文章を書く練習をする

    ここ5年程度の時事問題について学習し、地図帳・統計・資料集・条文など確認して知識の総復習をする

 

(5)小学6年生(9月~11月)

算数
  • ・過去問を中心に学習し、解き直しを徹底する

    「ベストチェック」の解き直しをしながら、「プラスワン」(東京出版)にも取り組む

    図形・数の問題・速さを中心に解くことがおすすめ

    公立一貫校などの適性検査Ⅲの問題も参考になる

国語
  • ・過去問を中心に学習を進る。これまでの解き直しも行う

    ・漢字・語彙・文法の強化も行う

    公立一貫校などの適性検査Ⅰにある作文問題も参考になる

    読書、日記(新聞記事)、要約は継続

理科
  • ・過去問を中心に学習し、解き直しを忘れずにする

    過去問の内容は暗記だけでなく、理解が出来ているか保護者様に確認してもらう

    公立一貫校などの適性検査Ⅱの問題も参考になる

社会
  • ・過去問を解きながら全般的な復習も忘れずに行う

    ・時事問題やテーマ史について考察・理解していく

    「日本のすがた」(最新版)を活用し、統計の勉強をする

    ・大手塾が出版している「重大ニュース」を読んでおく

 

(6)小学6年生(12月~1月)

算数
  • ・過去問の解き直しを徹底する

    図形・速さ・数の問題を含めた全般的な定着を図る

    「ベストチェック」「プラスワン」を復習し、基本~標準的な問題で取りこぼしをなくす

    過去問演習、適性検査Ⅲの演習は効果的。遡って行う

国語
  • ・時間配分や設問形式を忘れないため、1~2週間に1度は過去問、適性検査Ⅰに触れる

    ・漢字、語彙、文法の最終チェックをする

    ・日々の読書、日記を継続する

理科
  • ・今まで習ってきた内容や、過去問の内容で、理解しきれていない所は無いか確認する

    適性検査Ⅱの演習も引き続き行う

    生態系、環境問題が頻出。テーマ毎にノートに纏めると良い

社会
    • ・全般的な内容を復習しつつ、地図帳・地形図・統計・資料集・条文などを使用して、疎かになりやすい所を復習

      時事問題の理解を深める

      ・理科同様にテーマごとにノートに纏めておくと良い

 

 

②ドルトン東京学園中等部の過去問対策

(1)過去問の効果的な使い方

算数は比較的似た傾向の問題が出題されますので、なるべく遡って行い、解き直しもしっかり行って下さい。 国語は形式に慣れることが重要です。 理科・社会は過去問で形式に慣れた後に、過去問をヒントにテーマ毎に纏めて、深く掘り下げることが必要でしょう。

 

(2)いつから解き始めればよいか

教科

時期

理由

算数・国語

夏休み前から 配点が高く差がつきやすい科目のため

理科・社会

夏休みに入ってから 試験範囲の学習が終わっていない場合がある

 

(3)何年分を何周解けばよいか

教科

目標回数

解き直し ポイント

算数

10回~20回 3~4周 図形・速さ・数の問題といった、よく出る単元がありますし、正確に解く練習も必要

国語

5回~10回 2周 記述問題をしっかり書けるかどうか、及び作文形式の問題への対応が課題になる

理科

10回 2周 理解しきれていない箇所を発見し、周辺事項を理解し直す

社会

10回 2周 過去問で間違えた問題か、弱い所を見つけ出し、その強化に時間を掛ける。時事問題の理解を深める

 

 

③保護者様にできるサポート

(1)成績が下降してきたら…

基本〜標準的な問題ができなくなっている可能性が高いです。
塾などで難しい問題ばかり行なっていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。
すると、成績が下降して行きます。ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学4年生・5年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします。

 

生徒様にも「少し前の単元に戻ってやってみようか。」とお声掛けし、「ゆっくり基本からやり直してみよう。」と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。
また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい。

 

(2)計算力対策

ドルトン東京学園中等部は、計算力が必要です。計算問題は必ず出題されています。 毎日5問程度、四則演算の計算問題を解くと良いでしょう。
計算間違いが多い生徒様の場合、まずはゆっくりと正確に行う練習をしましょう。

 

(3)理科の対策

ドルトン東京学園中等部の理科は、これまでご説明している通り、理解を問う問題が出題されております。
保護者様としましては、身近な事柄について、生徒様と会話をし、一緒に調べて理解を促すようにして頂けると宜しいかと思います

例えば、

 

「洗濯物を干すと乾くのは何故だろうね?」
「シャボン玉の仕組みを一緒に考えてみようか。」
「虫眼鏡はどういう仕組みになっているんだろうね。」
「鏡で全身を映すにはどうしたら良いだろう。」

 

など、身近にあるものをしっかりと調べることは、理科の対策にとても重要です。
是非、生徒様とご一緒に取り組んでみて下さい。

 

(4)時事問題対策

時事問題や日常生活の問題こそ、保護者様の出番です。今、ニュースや新聞で見聞きする内容は、保護者様にとっては常識的な事でも、生徒様には実感がわかない・わからないことも多いと思われます。
ニュースや新聞で出てきた内容を生徒様と会話するようにして下さい。

例えば、

 

「今円安が進んでいるってニュースで言っていたけど、どういうことかわかる?」
「男女の格差社会ってどういう事なんだろうね?」

 

と言った質問から、生徒様と一緒に会話をし、一緒に調べることは重要です。
是非、取り組んで頂ければと思います。

 

(5)ケアレスミス対策

計算間違い・見間違い・勘違いなど全てケアレスミスと言われます。
しかし、そのミスは放っておいて直るのでしょうか。また、優秀な生徒様は何故ケアレスミスが少ないのでしょうか。

 

まず、計算間違いからお話しましょう。
計算間違いを無くすには、まず(2)でお話したように、ゆっくり、正確に計算を行うことから始めます。
そして、頭で計算(暗算)せずに、筆算をしっかりしましょう。計算は大きく行いましょう。また、計算の都度、確認をすると良いと思います。

 

次に、見間違い・勘違いについてです。
文章の数字や人物には丸をつけるなど、目立つようにしましょう。また、何を答えるべきなのか、設問で聞かれていることにも印をつけます
答えを出したら、もう一度問題文を確認し、生徒様自身の解答も、もう一度確認です

 

このように、徹底することで、今までのミスが格段に減ると思われます。保護者様も、是非、生徒様の横でチェックして頂けると良いかと思います。

 

 

5. ドルトン東京学園中等部の受験対策をはじめよう!

ドルトン東京学園中等部は、入試問題は基本~標準的な問題ですが、根本的な理解を問う問題が多く、暗記要素は少ない形式です。分からない事を調べて、納得する、突き詰めるようにする事が大切で、諦めずに取り組む姿勢を大事にしましょう。また、記述問題が多いですから、理解したことを自分の言葉で論理的に説明出来る様に練習しましょう。

 

【参考文献】

・ドルトン東京学園中等部
・ドルトン東京学園中等部2025年度版10年間過去問声の教育社
・サレジアン国際学園世田谷中学校2025年度版10年間過去問声の教育社

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