1. 聖学院中学校とは?

1906年設立のキリスト教プロテスタント校「聖学院中学校」は、女子聖学院中学校と隣接しています。キリスト教に基づいた教育を大切にしており、礼拝や聖書の授業、キリスト教行事などを通して、「一人ひとりが神様からかけがえのない賜物を与えられている」という確信に根ざした『オンリーワン教育』を展開。生徒様一人ひとりの人間的成長を促しています。

 

学習面では英語の授業に力を入れており、海外大学への進学を積極的に推奨しています。小論文や面接の指導体制も整っており、毎年5〜10名程度が海外大学へ進学しています。

 

また、1986年から続く伝統行事「糸魚川農村体験学習」では、新潟県糸魚川市で植林や田植え、イチゴの収穫、丸ナスの栽培など、さまざまな農作業に現地の方々と一緒に取り組んでいます。日常では得られない体験を通じて、生徒様の将来について考えるきっかけとなることを目的としています。

 

 

2. 聖学院中学校の入試傾向

一般入試・アドバンスト入試の試験時間や配点は以下の通りです。

項目 内容

対象入試

一般入試(第1回・第2回)
アドバンスト入試(第1回~第3回)

選択科目

4科(算数・国語・理科・社会)もしくは2科(算数・国語)

試験時間

算数:50分
国語:50分
理科+社会:合計50分

配点

算数:100点
国語:100点
理科:50点
社会:50点

難易度

アドバンスト入試は一般入試よりやや難しめ

合格最低点の目安

 

6割程度(2024年度第1回アドバンストは4割程度)

特記事項

第2回アドバンスト入試は特待生入試を兼ねる

その他、「英語特別入試」「ものづくり思考力入試」「デザイン思考力入試」「グローバル思考力特待入試」「オンリーワン表現力入試」があり、多様化された試験内容となっています。ここでは、聖学院中学校の入試傾向について、教科別に紹介します。

①算数
②国語
③理科

社会

⑤問題の形式等が似ている学校

 

①算数

例年、一般・アドバンスト試験ともに大問5題が出題され、計算問題や小問集合、各単元別の問題をバランスよく配置されています。

アドバンストでは解法記述欄を通じた丁寧な解答表現も求められます。

大問

出題傾向

【大問1】
計算問題

シンプルな計算問題で、正確さが求められる

【大問2】
小問集合

問題ごとに異なるテーマが出題され、部分点が取りやすい構成

【大問3以降】
単元別問題

「速さ」:主に旅人算の問題や比との絡みが中心
「図形」:平面図形の面積・角度が中心で、稀に立体図形の体積問題も出題
「数」:規則性、約束記号、約数・倍数が頻出
※2024年度第一回では、約数・倍数の問題が図形と組み合わされ混乱を招いた例や、約束記号の過去問形式の問題が完答できた生徒様との明確な差が現れた

過去問を繰り返し演習することが、試験の対策につながります。とくに、速さや数、図形に関する問題は、基本的な解法をしっかり身につけ、解答の過程を記述できるように練習しましょう。

 

②国語

例年、一般・アドバンスト試験ともに大問3題で構成され、漢字・物語文・説明文が中心となっています。

とくに、記述問題と語彙力が合否を分けるポイントになります。

大問

出題傾向

【大問1】
漢字

基本的には書き取り中心
ごくまれに読み問題も出題
近年は空欄補充型の語句問題も見られる

【大問2】
物語文

記述の比重が高く、多様な設問が出題
2024年度は3題の記述問題が出題され、うち2題は登場人物についての問題
文章全体を踏まえた読解が必要

【大問3】
説明文

記号選択で「本文+資料」読解を問う問題
資料と文章の対応力が求められる

国語では「記述力」「語彙力」「読解力」が問われます。語彙問題は毎年出題されるため、日常生活の中で語句に触れる習慣が大切です。過去問演習とあわせて、日々の積み重ねで語彙力を伸ばしましょう。

 

③理科

理科は物理・化学・生物・地学のうち3分野から出題され、一般・アドバンスト試験で難易度と出題形式が大きく異なります。

一般試験

アドバンスト試験

出題数

大問3題
(理科4分野のうち3分野)

大問3題
(理科4分野のうち3分野)

出題分野

物理・化学の出題頻度が高い

物理・化学中心

主な単元

【物理】てこ・ばね・電気
【化学】水溶液・気体の性質
【生物】動物・人体
【地学】天体・地層・地震

計算問題

基本的な計算で解ける問題

本格的な計算・図やデータを使った考察

設問の特徴 問題文が比較的短く、基礎が重視されている

設問文が長く、思考力・表現力が問われる

出題例(2024)
電気回路の問題
(基礎的だが苦手な生徒様も多く、差がついた)

ししおどしに関するてこの問題
(考察問題で難問・過去問と類似している)

一般・アドバンスト試験共に計算問題で差がつくものと考えられますので、しっかりとした対策が必要でしょう。

 

 

➃社会

社会は例年、大問3題で地理・歴史・公民から出題され、基本的な知識を問う問題が中心です。

大問

出題傾向

【大問1】
地理

統計・雨温図の出題が頻出

【大問2】
歴史

資料読み取りや統計に関する問題もあり
できごとの順番を問う問題も出題

【大問3】
公民・時事

国会・日本国憲法の問題は毎年出題
選挙制度に関する出題が多い
時事問題の出題頻度は低め

問題の特徴としては、一問一答形式が多く、基本的な知識で対応可能です。地理分野では地図帳を使った学習が効果的で、歴史分野では年号暗記が必要になります。地理の統計、歴史の年号、公民の選挙制度などの頻出分野にしぼって対策しましょう。

 

⑤問題の形式等が似ている学校

全体的な傾向としては、獨協中学校とよく似ています。獨協中の入試は、難易度が高い回とやさしい回があるため、難しい回はアドバンスト試験、やさしい回は一般試験の対策として活用するとよいでしょう。

 

3.聖学院中学校の受験対策

聖学院中学校の入試では、全教科を通じて読解力と記述力が重視されます。とくにアドバンスト方式では、一般方式よりも難易度が高いため、応用力までしっかりと備えておくことが必要です。両方式とも、算数と国語が中心となるため、重点的な対策が求められます。

 

算数は、基礎の徹底が重要で、特に速さ・図形・仕事・数の問題に力を入れるとよいでしょう。国語では、要旨の把握に加え、記述力を高める練習が必要です。日記を書くなどして、自分の考えを文章で表現する力を養うことが効果的です。

 

ここでは、時期ごとの学習計画や過去問の活用方法、保護者様ができるサポートについて項目別にご紹介します。

①時期・教科別受験対策
②聖学院中学校の過去問対策
③保護者様にできるサポート

 

①時期・教科別受験対策

 

(1)小学4年生

算数
  • ・基本は塾のカリキュラムに沿って進める

    ・塾に通っていない場合は予習シリーズを活用する

    ・小問を含めて幅広い単元が出題されるため苦手分野を作らない

    ・計算問題は毎年出題されるため毎日の計算トレーニングで速さと正確さを身につける

国語
  • ・カリキュラムや予習シリーズに沿って進める

  • ・難しい文章が読みにくい場合はやさしい文章から段階的に読む習慣をつける

  • ・要旨を50字程度でまとめる練習をする

  • ・日記を書いて表現力を養い、保護者様が添削すると効果的

  • ・読書習慣を日常に取り入れて語彙力と読解力を高める

理科
  • ・生物や地学など暗記中心の単元から始まるため早めに取り組む

    ・身近なできごとを題材にしてなぜそうなるのかを考える習慣を持つ

    【例】シャボン玉ができる仕組みなど親子で一緒に考察する時間を作るなど

社会 ・地図帳を活用し、場所や地形を調べながら学習する習慣をつける
・場所・雨温図・統計など、頻出単元をこの時期に重点的に理解しておく

 

(2)小学5年生

算数
  • ・カリキュラム通りに進めて、小学4年生・5年生の内容も適宜復習する

    ・基本〜標準レベルの問題を安定して解けるようにする

    ・毎日の計算練習を忘れずに行う

国語
  • ・物語文・説明文の両方で客観的に読む力をつける

    ・筆者の意見を正しく読み取れるように練習する

    ・要旨を50字程度でまとめる練習をして、自分の考えもまとめる

    ・記述前に書きたいポイントを箇条書きにして整理する

    ・「天声こども語」を読んで感想を書く練習をする

    ・読書と日記は継続して取り組む

    ・漢字と語彙については日々学習する

理科
  • ・アドバンスト試験を受ける場合は物理・化学の標準レベルまでできるようにする

    ・単なる暗記ではなく現象の仕組みを理解する

    ・身近な疑問は調べながら自ら理解を深める姿勢を持つ

社会

・全体の流れをつかみながら歴史を暗記する

・できごとがどの時代か判断できるように反復し、主要事項の年号もあわせて覚える

・地理の復習も時間を見て並行して進める

 

(3)小学6年生(4月~6月)

算数
  • ・前学年までの復習をしながら全体のレベルを上げていく

    ・速さ・数の問題・図形・仕事・比と割合は不安が残らないよう早めに対策する

    ・基礎を確実に身につける

    ・過去問の演習を始める

国語
  • ・標準レベルの文章で設問の解き方を確認する

    ・正誤選択問題は傍線部だけでなく本文全体を踏まえて判断する力をつける

    ・「天声こども語」以外の記事でも要約練習をする

    ・過去問に取り組み始める

理科
  • ・身の回りの現象への理解を深めながら暗記にも取り組む

    ・計算問題は基本〜標準レベルの演習をする

    ・アドバンスト試験を受ける場合は過去問を始める

社会
  • ・公民分野が始まり国会や憲法の理解を中心に進める

    ・選挙制度・選挙に関する周辺事項は重点的に学習する

    ・地理や歴史の復習も並行して進めておくと、今後の学習がスムーズになる

 

(4)小学6年生(7月~8月)

算数
  • ・過去問を3〜5回分解く

    ・苦手単元があれば夏休み中に集中的に学習する

    ・「ベストチェック(日能研)」を活用して、基本〜標準問題を演習する

    ・秋以降は過去問演習に時間がかかるため、夏休みのまとまった時間で学習する

    ・計算練習は毎日5題ほど継続させる

国語
  • ・過去問を3回分ほど解いて出題形式に慣れる

    ・自分の意見にかたよらず、筆者の主張も正確にとらえる練習をする

    ・漢字や語彙は夏休み中にしっかりと学習する

理科
  • ・過去問を3回分解く

    ・理解が不十分な分野は基本に戻って学び直す

    ・計算問題は標準レベルの演習を継続する

社会

・過去問を3回分解く

・過去問を通じて弱点を発見して補強する

・ニュースなどで時事的な話題にも関心を持って知識を広げる

 

(5)小学6年生(9月~11月)

算数
  • ・過去問の解き直しに重点を置く

    ・「速さ」「数の問題」「図形」「仕事」「比と割合」に力を入れる

    ・アドバンスト試験を受験する場合は「プラスワン」「ステップアップ」(東京出版)を活用する

    ・基礎を重視した演習を継続する

国語
  • ・過去問を中心に学習を進める

    ・漢字と語彙の知識を確実に身につける

    ・過去問の解き直しで設問の意図を確認する

    ・読書と日記はこの時期も継続する

理科
  • ・過去問を中心に取り組む

    ・出題内容について暗記だけでなく理解できているか保護者様と確認する

    ・計算問題を中心に標準レベルの解き直しをする

社会

・過去問演習と並行して全体的な復習も進める

・「日本のすがた」(最新版)を使って統計学習を始める

・「重大ニュース」(大手塾出版)を用いて時事対策を本格化する

 

(6)小学6年生(12月~1月)

算数
  • ・過去問は解き直しを中心に取り組む

    ・速さ・数の問題・図形・仕事・比と割合を重点的に復習する

    ・過去の年度までさかのぼって演習を進める

    ・基本〜標準レベルの問題を確実に解けるようにしておく

国語
  • ・時間配分や設問形式を忘れないよう、1〜2週間に1回は過去問に取り組む

    ・漢字と語彙はこの時期に最終チェックをする

    ・読書は毎日少しでも続けて、読解力を維持する

理科
  • ・習った内容や過去問で理解が不十分なところを見直す

    ・計算問題は繰り返し解いて定着を図る

社会

・地図帳・雨温図・統計・年号・歴史資料・選挙制度などをまとめて復習する

・よく出る分野は暗記の抜けがないか丁寧にチェックする

 

 

②聖学院中学校の過去問対策

 

(1)過去問の効果的な使い方

聖学院中学校では、過去問と似た問題が出題されることが多いため、過去の年度までさかのぼって解くことが大切です。
解くだけで終わらせず、必ず解けるまで繰り返して取り組みましょう。

 

(2)過去問はいつから解き始めればよいか

算数と国語は夏休み前から、理科と社会は夏休みから対策しましょう。

算数は差がつきやすく、国語は記述問題を中心に出題されるため、早めの対策が効果的です。一方で、理科と社会は学習範囲の定着が前提となるため、夏休みに集中して取り組む方が効率的です。

 

算数では応用問題で差がつきやすく、基礎の定着にも時間がかかります。国語は記述の形式に慣れる必要があるため、継続的な演習が求められます。理科・社会は、夏前に学習が終わっていない単元が残る可能性もあり、焦っても効果が薄くなります。ただし、アドバンスト試験を受験する場合、理科の難易度が高く特殊な形式もあるため、夏休み前からの準備が望ましいです。

 

算数・国語は早めのスタートが有利ですが、理科・社会は夏休みを使って集中的に取り組むのが効果的です。アドバンスト志望者は理科の早期着手も検討しましょう。

 

(3)何年分を何周解けばよいか

聖学院中学校では、過去問と似た問題が多く出題されます。特に算数や国語は早めに取り組むのが効果的です。理科・社会も演習を通じて弱点を把握し、繰り返し解いて定着させましょう。教科別の過去問演習の目安は以下の通りです。

教科

目標回数

解き直し ポイント

算数

10〜15回

3〜4周

よく出る単元の演習とスピード・正確さの強化

国語

10回以上

2周

記述対策として多様な問題に触れる

理科

10回

3周

理解の抜けを見直し アドバンストは計算対策も必須

社会

10回

3周

知識の定着と苦手分野の補強

過去問は回数よりも「繰り返し」が重要です。各教科で10回分を目安に、丁寧に解き直して力をつけましょう。

 

③保護者様にできるサポート

 

(1)成績が下降してきたら…

基本に立ち返って、基礎の見直しをしましょう。
難しい問題ばかりに取り組んでいると、基本〜標準的な問題が解けなくなり、学力の土台が崩れてしまう可能性があります。その結果、成績が下がることもあります。

 

小学4年生・5年生の内容に戻って復習するだけでも、理解の抜けを補うことができます。生徒様には「少し前の単元に戻ってやってみようか」と優しく声をかけ、「ゆっくり基本からやり直してみよう」と責めずにサポートしてあげてください。また、試験の結果に一喜一憂せず、長期的な視点で見守る姿勢も大切です。

 

焦らず基礎から見直すことで、安定した学力と自信につながります。生徒様に寄り添いながら、長い目で支えていきましょう。

 

(2)計算力対策

聖学院中学校の受験対策には、計算力の強化が重要です。

計算問題は確実に出題され、正確さとスピードの両方が求められます。計算力が安定すれば、他の問題への対応力にもつながります。

 

毎日5〜10問程度、四則演算を中心とした計算問題に取り組むのが効果的です。計算ミスが多い生徒様は、まずはスピードよりも正確さを優先し、ゆっくり丁寧に解く練習から始めましょう。正確に解けるようになった段階で、徐々にスピードを意識していくと良いでしょう。

 

計算力は合否を分ける重要な要素です。まずは正確に、そして徐々に速く解けるよう、段階的に練習を重ねていきましょう。

 

(3)理科の対策

聖学院中学校の理科対策には、親子で「なぜ?」を一緒に考えることが効果的です。
聖学院中学校の理科では、単なる知識ではなく「理解」を問う問題が多く出題されます。日常生活の中で身近な現象に目を向け、考える習慣をつけることが、理科の本質的な力を育てます。

 

たとえば、以下のような身近な疑問について、生徒様と一緒に考えたり調べたりしてみてください。

洗濯物はなぜ乾くのか

・シャボン玉はどうして丸いのか

・地震はどうして起きるのか

・月の形が毎日変わるのはなぜか

このような素朴な疑問に保護者様が寄り添いながら学ぶことで、理解が深まり、入試対策にもつながります。

 

(4)作文対策

聖学院中学校の作文対策には、日記を書かせ、それを添削する習慣が効果的です。

聖学院中学校では、年度や試験回によって、生徒様自身の考えを文章で表現する記述問題が出題されることがあります。こうした問題に対応するには、日頃から自分の考えを言葉で整理し、伝える力を養っておくことが必要です。

 

以下のポイントに注意しながら確認してみてください。

言葉遣いが丁寧で正確か

・論理的に筋が通っているか

・生徒様の気持ちや考えが文から伝わるか

もしご家庭で添削が難しい場合は、家庭教師や塾の先生に見てもらいましょう。

 

4. 聖学院中学校を受ける際の併願パターン

聖学院中学校を受ける際の併願パターンを紹介します。

①1月
②2月1日
③2月2日

④2月3日

⑤2月4日

 

① 1月

・城西川越中学校

埼玉平成中学校
・西武学園文理中学校

1月は練習として、城西川越中学校・城北埼玉中学校・西武学園文理中学校が挙げられます。
これらの学校でしっかり合格を得ておくことで、2月本番に向けて精神的に余裕が持てます。

 

 

② 2月1日

・午前:聖学院中学校(一般・1次)(英語特別)
・午後:聖学院中学校(アドバンスト・1次)(ものづくり思考力)

午前・午後ともに、聖学院中学校(一般・アドバンスト)の受験が基本となるでしょう。午後のアドバンスト試験はやや難度が高いため、不安がある場合は「ものづくり思考力」入試を検討するのも一つの方法です。また、英語が得意な生徒様であれば、午前の「英語特別入試」を選択することも可能です。

 

③ 2月2日

・午前:聖学院中学校(一般・2次)
・午後:聖学院中学校(アドバンスト・2次)(デザイン思考力)

2月2日も、午前・午後ともに聖学院中学校(一般・アドバンスト)の受験が基本となるでしょう。
午後のアドバンスト試験は難度が高めのため、不安がある場合は「デザイン思考力」入試を選ぶのも良い選択です。

 

④ 2月3日

・午前:足立学園中学校(3次)・明星中学校(3次)
・午後:聖学院中学校(アドバンスト・3次)

3日の午前は、ここまで2日間連続で午前・午後と入試が続いているため、休養に充てるのが理想です。午後には聖学院中学校(アドバンスト・3次)が控えているため、集中力を保つためにも体力の回復を優先しましょう。ただし、午後の聖学院中学校を受験しない場合は、午前に足立学園中学校(3次)や明星中学校(3次)を受験するのも一つの選択肢です。

 

⑤2月4日

・聖学院中学校(グローバル思考力特待)(オンリーワン表現力)
・明星中学校(4次)
・帝京中学校(3次)

4日には、聖学院中学校の「グローバル思考力特待」や「オンリーワン表現力」入試があります。これらの入試の条件に合う場合は、受験を検討すると良いでしょう。一般的な学科試験を希望する場合は、明星中学校(4次)や帝京中学校(3次)も選択肢となります。

 

5. 聖学院中学校の受験対策をはじめよう!

聖学院中学校の入試は、多様な試験形式と記述中心の出題が特徴で、生徒様一人ひとりの個性や力を評価するオンリーワン教育に根ざしています。そのため、試験形式は生徒様に合ったものを慎重に選び、日々の学習では基礎力・読解力・表現力の3本柱を意識して取り組むことが大切です。

 

毎日の読書で読解力を養い、日記や要旨まとめの練習を通じて記述力を高めていきましょう。算数では、頻出単元である速さ・図形・仕事・数の問題を中心に、基礎を徹底的に固めることが得点力につながります。入試本番で実力を発揮するためには、こうした日々の積み重ねが何よりも重要です。焦らず丁寧に、一つずつ力を育てていきましょう。

【参考文献】

聖学院中学校
・聖学院中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
・獨協中学校2025年度版10年間過去問声の教育社

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