1. 中学受験国語で点数が安定しない理由と原因の特定方法
国語は「この単元ができない」と切り分けにくい教科です。原因が分からないまま演習量だけが増える状態を避けるため、まずは思い込みを外すところから始めます。
①「センス」「読書好き」という2つの誤解
保護者様から特に多くいただくのが、次の2つのお話です。どちらも国語の対策を止めてしまう原因になります。
■誤解1:国語はセンスの教科である
入試の国語は感性を測る教科ではありません。本文にある根拠から、設問が求める答えを取り出す作業であり、その手順は練習で身につきます。
■誤解2:読書好きなら国語は得意になる
読書は好きな場面を味わう読み方、入試は聞かれたことに合わせて必要な箇所を探す読み方です。読書量が多くても、設問への答え方を練習していなければ点数には結びつきません。
② 伸び悩む生徒様に共通する5つの状態
当会が中学受験生を指導するなかで、国語で伸び悩む生徒様には次の5つのいずれかが当てはまります。複数が重なっている場合も少なくありません。
▼国語で伸び悩む生徒様に多い5つの状態(当会の指導現場から見た傾向)
| 状態 | 答案・様子に出るサイン | 対応する記事内の項目 |
| 1. 活字への負担がある | 本文を読み切れず、後半の設問を落とす | 4章①(読む習慣の土台づくり) |
| 2. 語彙・背景知識の不足 | 言葉の意味が取れず話の展開を取り違える | 3章⑤(漢字・語彙) |
| 3. 文章構造をつかめない | 主張と具体例の区別がついていない | 3章①(説明文の読解) |
| 4. 設問の解き方を知らない | 形式が違っても同じ解き方をしている | 3章④(選択・書き抜き) |
| 5. 記述の型を持たない | 白紙や単語だけの答案になる |
3章③(記述問題) |
③ つまずきの原因(語彙・読み方・解き方)を見分ける方法
模試やテストの答案を1枚用意し、間違えた問題を3つに振り分けます。手順は次の通りです。
▼原因を見分ける3ステップ
■ステップ1:間違えた問題に印をつける
直近の模試1回分で十分です。記述の部分減点も対象に含めます。
■ステップ2:3つに振り分ける
言葉の意味が分からなかったものは「語彙」、本文の内容を取り違えたものは「読み方」、内容は分かっていたのに答え方を誤ったものは「解き方」に分類します。
■ステップ3:最も多い1つに絞る
3つすべてに手をつけると時間が足りません。最も多かった分類に、1か月は集中します。
原因が違えば、必要な教材も練習量も変わります。原因を確かめないまま演習量を増やすと、得意な形式ばかり解いて苦手が残ったままになりがちです。
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2. 中学受験国語の出題傾向と入試での位置づけ
対策の優先順位を決めるには、入試で何が問われ、国語がどのくらいの重みを持つのかを知っておく必要があります。
① 説明文・物語文・知識問題の構成
多くの中学入試では、説明文と物語文が1題ずつ、これに漢字や語句などの知識問題が加わる形が基本です。
▼中学入試の国語で見られる基本的な出題構成(当会推定)
| 出題内容 | 大問数の目安 | 主に問われること |
| 説明文・論説文 | 1題 | 筆者の主張、対比の関係、指示語と接続語の理解 |
| 物語文・小説文 | 1題 | 心情の変化、変化のきっかけ、行動や表情の意味 |
| 知識問題 | 1題または各大問に混在 | 漢字の読み書き、慣用句・ことわざ、語句の意味、文法 |
※出題構成は学校・年度により大きく異なります。最新の出題内容は必ず志望校の過去問と学校公式サイトでご確認ください。
② 難関校で重視される思考力と表現力
近年の難関校では、本文の内容を正確につかんだうえで、自分の言葉で説明する力を問う設問が増えています。求められているのは特別な発想ではなく、根拠を押さえて順序立てて答える力です。
▼難関校の設問で見落としやすい点
■設問の条件を最後まで読む
「本文中の言葉を使って」「〜な点にふれて」といった条件を外すと、内容が合っていても得点になりません。
■字数は要素の数の目安
60字なら要素2つ、100字前後なら要素3つが目安です。字数を埋めるためではなく、要素を入れるために書きます。
■理由を問われたら文末をそろえる
「なぜですか」には「〜から。」で答えます。細かな点ですが、部分点の取りこぼしを防げます。
※字数と要素数の対応は当会の指導現場から見た目安です。学校・設問により異なります。
③ 4教科の中での国語の配点と位置づけ
4教科入試では、国語と算数の配点が理科・社会より高い学校が多く見られます。国語は波の大きい教科ですが、配点が大きいぶん、安定すると総合成績の見通しが立てやすくなります。
■国算が理社より高配点の学校が多い
国語100〜150点、算数100〜150点、理科・社会が各50〜100点という配分が1つの目安です。
■国語の読解力は他教科にも影響する
理科の実験考察、社会の資料問題、算数の文章題は、いずれも問題文を正確に読むところから始まります。
※配点は学校・入試回により異なります。志望校の募集要項で必ずご確認ください。
▼あわせて読みたい
「【中学受験】理科の勉強法|4分野別・東大生教師が解説」
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3. 【分野別】中学受験国語の勉強法
ここからは形式ごとの取り組み方です。共通しているのは、読む前・解く前に「何をする作業なのか」を決めておくことです。
① 説明文の読解|対比と言い換えをたどる
説明文は、筆者が1つの主張を言葉を変えながら繰り返す文章です。読みながら手を動かすことで、主張が浮かび上がります。
■接続語に印をつける
「しかし」「つまり」「たとえば」の3つだけで構いません。
■対比を線で結ぶ
「昔と今」「日本と海外」など、比べられている2つを見つけて印をつけます。
■段落の要点を一言でメモする
各段落の横に5文字程度で内容を書き添えます。
▼印をつけた箇所から分かること
| 目印 | 後ろに来る内容 | 設問との関係 |
| しかし・ところが | 筆者の主張 | 傍線部の理由・内容説明の根拠になりやすい |
| つまり・要するに | 前の内容の言い換え | 書き抜き・記述の材料になりやすい |
|
たとえば |
具体例 | ここを主張と取り違えると答えがずれる |
② 物語文の読解|心情が動く場面を探す
物語文で問われるのは、登場人物の心情と、それが動いたきっかけです。「気持ちを想像する」のではなく、変化した場面を本文から特定する作業だと考えると解き方がはっきりします。
▼心情が動いたことを示すサイン
| サインの種類 | 本文での表れ方 | 確認すること |
| 行動 | うつむいた、手を止めた、走り出した | 直前に何が起きたか |
| 会話 | 口調が変わる、黙り込む | 誰の言葉がきっかけか |
| 情景描写 | 急に空や風景の描写が入る | 明るい/暗いどちらの変化か |
| 時間の区切り | 場面が変わる、日付が飛ぶ | 前の場面との気持ちの差 |
■「前はこう、今はこう」で押さえる
心情は変化として問われます。変化前と変化後をセットで確認します。
■きっかけは1つに絞る
「誰の、どの言葉や行動が原因か」を特定できると、記述の要素にそのまま使えます。
③ 記述問題|要素を分けて組み立てる手順
記述が苦手な生徒様の多くは、書く力ではなく、要素を見つける段階でつまずいています。記述は「文章力」ではなく「要素を見つける力」から伸びます。
▼記述の要素分解シート(物語文の心情記述の場合)
| 確認する項目 | 自分への問いかけ | 答案での書き方 |
| だれが | 気持ちを問われているのは誰か | 主語として最初に置く |
| きっかけ | 何があってその気持ちになったか | 「〜されたことで」と原因を書く |
| どう思ったか | 前の気持ちからどう変わったか | 変化が分かる言葉で書く |
| 文末 | 設問は何を聞いているか | 理由なら「〜から。」気持ちなら「〜気持ち。」 |
▼記述練習で守りたい3つの順序
■1. 単語で書き出す
いきなり1文にせず、上の4項目を単語のまま余白に書き出します。
■2. 短い文でつなぐ
書き出した要素を「〜されたことで、〜と思う気持ち。」の形につなぎます。
■3. 模範解答と要素を照合する
全文を写さず、入っていた要素と抜けていた要素だけに印をつけます。
④ 選択・書き抜き問題|解答根拠の探し方
どちらも「本文のどこに根拠があるか」を探す設問です。感覚で選ぶ状態から抜け出すには、根拠を目に見える形にします。
▼選択肢を切るときの理由の分類
| 切る理由 | 選択肢に現れる特徴 | 書き込む言葉の例 |
| 言い過ぎ | 「必ず」「すべて」など強い言葉 | 言い過ぎ |
| 本文にない | もっともらしいが本文に根拠がない | 根拠なし |
| 時期・場面が違う | 別の場面の内容が混ざっている | 場面違い |
| 主語が違う | 別の登場人物の心情になっている | 主語違い |
■2つに絞ってから外すときの見直し方
残った2つは、多くの場合どこか1語だけが違います。全体の印象で選ばず、語句を1つずつ本文と照らします。
■書き抜きは条件から先に確認する
字数指定と探す範囲を先に押さえます。指定字数は該当箇所を絞り込む手がかりです。
■写し間違いを最後に確認する
句読点の有無、送り仮名まで含めて本文と一致しているかを見直します。
⑤ 漢字・語彙|毎日続けるための工夫
漢字・語彙は、努力が最も点数に直結し、同時に後回しにされやすい分野です。まとめて時間を取ろうとせず、毎日の学習に組み込みます。
■時間ではなく場面で決める
「夕食前の10分」「塾に行く前」など、毎日必ず訪れる場面と結びつけます。
■間違えたものだけを翌日にもう一度
全問をやり直す必要はありません。間違えたものを翌日と1週間後に確認します。
■読解で出会った言葉をその日のうちに
知らない言葉に線を引き、丸付けのときに意味を1行で書き留めます。
▼漢字・語彙の1週間の回し方(当会推定)
| タイミング | やること | 時間の目安 |
| 毎日 | 新しい範囲+前日の間違い | 10分(間違い直しを先に) |
| 読解の日 | 本文で出会った言葉をノートに追加 | 3分(1行で意味を書く) |
| 週末 | その週の間違いだけを再確認 | 10分(全問はやり直さない) |
4. 【小学生の学年別】中学受験国語の勉強法
国語は学年ごとに力を入れる場所が変わります。小学4年生で解き方の細部を詰めても定着しにくく、小学6年生で語彙から始めると時間が足りません。
▼学年別・優先順位の早見表
| 学年 | 最優先 | この時期はまだ後回しでよいこと |
| 小4 | 語彙と読む習慣 | 選択肢の細かい切り方 |
| 小5 | 読み方と記述の型 | 志望校別の対策 |
| 小6前半 | 読む速さと時間配分 | 新しい教材の追加 |
| 小6後半 | 志望校の形式への対応 | 出題されない形式の練習 |
① 小4|語彙と読む習慣の土台づくり
この時期は、読解のテクニックよりも文章に向き合う時間の確保が優先です。設問の正誤ではなく、内容について話せるかどうかを目安にしてください。
■塾のテキストの文章を音読する
読み飛ばしや読み間違いに気づけます。1回3分程度で十分です。
■知らない言葉を一緒に調べる
調べた言葉をノートに1行で書き留め、週末に見返します。
■読んだ内容を話してもらう
あらすじを話す練習が、そのまま要点をまとめる力になります。
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② 小5|読解の手順と記述の型を固める
小学5年生は文章が長く、内容も抽象的になります。手順が定まらないうちに問題数だけを増やすと、解きっぱなしになりやすくなります。
■1週間に1題は「時間をかけて読む」文章をつくる
すべてを丁寧にはできません。印つけと要点メモまで行う文章を1題決めます。
■記述は書き直しまでを1セットにする
書く、模範解答と比べる、要素を足して書き直す。ここまでで1問と考えます。
■毎回同じ印のつけ方でそろえる
記号を増やすより、3つの印を毎回使うほうが定着します。
③ 小6前半|読む速さと解く精度を上げる
身につけた手順を、試験時間内に使えるようにする時期です。最後まで解き切れない場合は、時間配分そのものを練習の対象にします。
▼国語50分・大問3題の場合の時間配分の目安(当会推定)
| 取り組む順序 | 時間の目安 | ポイント |
| 知識問題 | 5分 | 先に片づけて確実に得点する |
| 説明文 | 20分 | 読みながら印をつけ、読み直しを減らす |
| 物語文 | 20分 | 記述に5分残す前提で読み進める |
| 見直し | 5分 | 記述の文末と字数、書き抜きの写し間違いを確認 |
※試験時間・大問数は学校により異なります。志望校の形式に合わせて配分を調整してください。
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④ 小6後半|志望校タイプ別の過去問対策
国語は、学校ごとの出題の差が大きい教科です。同じ勉強量でも、志望校の形式に合っているかどうかで結果が変わります。
▼志望校タイプ別・練習の重心
| 志望校のタイプ | 力を入れる練習 | 1週間の取り組み方 |
| 記述中心 | 要素を3つ以上入れて書く。書き直しまで行う | 解く題数より1問の密度を優先する |
| 選択肢中心 | 切った理由を書き込み、語句を1つずつ照合する | 題数を確保し、間違えた選択肢だけ見直す |
| 知識の比重が高い | 漢字・語句・文法の範囲を先に一巡させる | 毎日の知識学習の時間を10分増やす |
過去問は「解くこと」より「解答の作り方を確認すること」に時間を使ってください。点数の記録だけで終わらせず、どの要素が抜けたのかまで確認します。
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5. 【塾別】塾教材を活かす中学受験国語の勉強法
新しい教材を探す前に、手元のテキストを使い切れているかを確認するほうが効果的です。当会をご利用いただく中学受験生も、塾と併用しながら学習を進めている方が大半です。
① SAPIX|国語A・国語Bの使い分け
SAPIXの国語は、授業と教材(デイリーサピックスのAテキスト・Bテキスト)が役割ごとに分かれています。同じ姿勢で取り組むと、どちらも中途半端になりやすくなります。
▼国語A・国語Bの取り組み方の違い
| 区分 | 主な内容 | ご家庭様での回し方 |
| 国語A | 語句・文法などの知識と、選択・抜き出し中心の読解演習 | 1日の学習の最初に固定で組み込み、間違いだけ翌日に確認 |
| 国語B | 長文読解・記述 | 全設問は見直さず、記述と間違えた選択問題に絞って根拠を確認 |
※教材の構成や名称、学年ごとの扱いは年度により異なる場合があります。最新の内容はSAPIX公式サイトや配布資料でご確認ください。
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② 日能研|本科教室と栄冠への道の進め方
授業で使う本科教室と、家庭学習用の栄冠への道は対になっています。栄冠への道は授業をふり返り、学び直すための教材です。
■「思い起こし」は授業当日に取り組む
授業での気持ちや使った考え方を思い出す部分です。記憶が新しい当日に済ませることが前提の作りになっています。
■演習はその後2〜3日以内に
間があくほど、授業で聞いた解き方が思い出せなくなります。週末にまとめる場合も、当日に一度は目を通しておきます。
■授業ノートの解き方を先に確認する
自己流で解き直さず、授業で示された手順をなぞることを優先します。できなかった設問には印を残し、テスト前に見直せる状態にしておきます。
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③ 四谷大塚・早稲アカ|予習シリーズの使い方
予習シリーズは読み方の説明が丁寧に書かれた教材です。演習の前にその回の説明を読むだけで、何を練習しているのかがはっきりします。
■解説ページを読んでから解く
その回のテーマ(対比、心情の変化など)を意識するだけで演習の質が変わります。
■週テスト・カリキュラムテスト・組分けテストは解き直しまで予定に入れる
テストは結果を見るためではなく、抜けている要素を見つけるために使います。受けるテストは学年や塾によって異なるため、ご自身の受験するテストに合わせて予定を組んでください。
■教材が増えたら手順をそろえる
早稲田アカデミーでは志望校別コースなどで独自教材が加わる場合があります。教材が増えるときこそ、読み方の手順は1つに統一します。
※テストの実施頻度・対象学年は年度により変わります。最新の日程は四谷大塚・早稲田アカデミーの公式サイトでご確認ください。
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④ 塾のテキストを復習に使い切る型
塾別に違いはあっても、成績が安定する生徒様に共通しているのは復習の型が決まっていることです。解きっぱなしを防ぐ仕組みがあるかどうかが、同じ塾でも差が出る理由です。
▼1週間の中でテキストを使い切る型(当会の指導現場から見た傾向)
| タイミング | やること | 目安の時間 |
| 授業当日 | 授業で扱った文章を読み返す | 10分。ノートの印と解き方を確認するだけでよい |
| 翌日〜2、3日後 | 家庭学習用の教材に取り組む | 30〜40分。記述は書き直しまで行う |
| 週末 | 間違えた設問だけをやり直す | 20分。記述と切り損ねた選択肢に絞る |
| 毎日 | 漢字・語彙 | 10分。前日の間違いを最初に確認する |
6.【目的別】中学受験国語の問題集・本の選び方
国語は教材を増やしても点数が上がりにくい教科です。目的をはっきりさせてから選ぶことが、遠回りを避ける近道になります。
① 教材を増やす前に確認したいこと
今の教材をやり切っていない状態で新しい教材を足すと、どちらも中途半端になります。次の3点を先に確認してください。
▼新しい教材を買う前のチェックポイント
■塾のテキストの復習は終わっているか
間違えた設問の解き直しが残っている場合は、そちらが優先です。
■何を伸ばすための1冊かが言えるか
語彙・読み方・記述のどれを補うのか。目的が決まらないまま買うと、最後まで使われずに終わります。
■入試までに終わらせられる分量か
1日1題として終わる量かを確認します。終わらない教材は達成感が得られないまま残ります。
② 基礎固め向け(小4〜小5)
基礎固めの時期は、解説が丁寧で1題が短いものを選びます。長い文章を何題も解くより、説明を読みながら進められる教材が力になります。
▼基礎固め期の教材選びの基準
| 種類 | 選ぶときの基準 | 避けたいもの |
| 語彙・漢字 | 1日の分量が決まっている。例文つき | 単語だけが羅列されているもの |
| 読解の入門 | 「なぜその答えになるか」が解説にある | 答えのみで解説が短いもの |
③ 読解力・記述力を伸ばす(小5〜小6)
説明文と物語文で分かれている教材や、記述に特化した教材が選択肢に入ります。苦手な形式が分かっている場合は、そこに絞った1冊が効果的です。
▼読解・記述を伸ばす教材の選び方
| 伸ばしたい力 | 教材に載っていてほしいもの | 使い方 |
| 読解力 | 線を引く場所や段落の役割の図解 | 手順が統一された1冊をやり切る |
| 記述力 | 要素ごとに分解された模範解答、答案例 | 書く→照合→書き直しで1問と数える |
④ 難関校対策(小6)
難しい文章を読むこと自体が目的ではありません。志望校の形式に近いものを選び、時間を計って取り組める状態になってから使います。
■志望校の形式に合わせる
記述中心の学校なら記述量の多い教材、選択肢中心なら選択肢の精度を問う教材を選びます。
■基礎が整ってから取り組む
語彙や読み方に不安が残る段階で難問に進むと、解説が理解できず時間だけが過ぎます。
■時間を計って解く
難関校の文章は長さも負担になります。制限時間つきで解くところまでを1セットにします。
⑤ 読書用の本を選ぶときの視点
読書は語彙と背景知識を広げる場として役立ちます。選ぶ本に少しだけ視点を加えると、効果が変わります。
■入試で出やすいテーマに触れられるもの
同年代の生徒様が主人公の物語、環境や科学、言葉や文化を扱った読み物などが該当します。
■少しだけ背伸びした文章量のもの
1ページに数語、知らない言葉が出てくる程度が目安です。
■読書には課題を課さない
感想文を求めると読むこと自体が負担になります。内容について話す程度にとどめます。
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7. 保護者様ができる中学受験国語のサポート
国語は、保護者様の関わり方が結果に表れやすい教科です。教える必要はなく、丸付けの見方と日々の会話を少し変えるだけで読み方は変わります。
① 丸付けで確認したい3つのポイント
丸付けは正誤の確認ではなく、考え方を確認する時間です。次の3点に絞れば、短い時間でも効果があります。
▼丸付けのときに確認したいこと
■模範解答を要素に分けて見る
1つの文として見るのではなく、「誰が」「何をきっかけに」「どう思ったか」に分けます。答案にどの要素が入っていたかが見えるようになります。
■「なぜその答えにしたか」を言葉にしてもらう
正解していても構いません。根拠を聞くと、たまたま合っていたのかが分かります。
■記述は要素ごとに確認する
表現が違っても要素が入っていれば評価します。入っていた要素を認めたうえで、抜けた要素を1つだけ伝えます。
② ご家庭様での会話が読解力を育てる理由
読解で問われるのは、内容を整理して自分の言葉で説明する力です。これは日常の会話でも育ちます。
■「どんな話だった?」と聞く
塾で読んだ文章のあらすじを話してもらいます。要点をまとめる練習になります。
■「どうしてそう思ったの?」と一歩だけ深める
感想に理由を添える習慣がつくと、記述で根拠を書くことに抵抗がなくなります。
■知らない言葉が出たらその場で確認する
会話の中で出てきた言葉は、語彙集より記憶に残ります。
③ 伝わりやすい声かけへの言い換え例
同じことを伝えるのでも、言い方によって受け取られ方は変わります。デリケートな時期だからこそ、次のような言い換えが役に立ちます。
▼声かけの言い換え例
| つい出てしまう言葉 | 言い換えの一例 | 伝わること |
| ちゃんと読んだの? | どこに書いてあった? | 根拠を探す作業に意識が向く |
| また記述が空白だね | 分かったところだけ書いてみよう | 部分点を取りにいく姿勢が身につく |
| 模範解答と全然違う | この要素は入っているね | できている部分から次に進める |
| 国語は苦手だもんね | 今は解き方を練習している時期だね | 苦手ではなく手順の問題だと捉えられる |
8. 中学受験国語の勉強法を支える東大家庭教師友の会
ここまでの内容をご家庭様だけで進めるのが難しいと感じられる場合は、1対1の指導という選択肢があります。当会では体験授業とご相談を承っています。
■解説を読んでも納得できていない様子がある
国語の解説は、答えは書かれていても、そこにたどり着く手順までは書かれていないことが多くあります。
■記述の答案をどう評価すればよいか分からない
模範解答と表現が違う答案を、何点と見るかの判断が難しい状態です。
■塾の宿題が終わらず、復習まで手が回らない
解きっぱなしが続くと、演習量に対して成績が伸びにくくなります。
※体験授業は1ご家庭様につき1名まで無料でご受講いただけます。最新の条件は当会公式サイトでご確認ください。
① 難関中高一貫校出身の教師が多数在籍
当会には、御三家・新御三家をはじめとする首都圏の難関中高一貫校の出身教師や、大手中学受験塾に通っていた教師が数多く在籍しています。
■実体験にもとづく進め方をお伝えできる
中学受験の国語をどう乗り越えたかという経験から、生徒様の状況に合わせた進め方をご提案します。
■相性を比べて教師を選べる
在籍大学・出身学校・得意科目などの条件から教師をお探しし、指導力と生徒様との相性を事前に比較検討していただけます。気になった教師をご指名いただくことも可能です。
② 解く手順を目の前で見せる指導
国語は、答えを見ても解き方が再現できない教科です。手順は、実際に解いている様子を見せるのが最も伝わります。
■解いている途中で確認できる
「今どこを見ている?」と声をかけ、つまずいた瞬間にその場で修正します。
■記述は添削から書き直しまで
書いた答案をその場で添削し、抜けていた要素を足して書き直すところまで一緒に行います。
③ 過去問期だけの短期利用にも対応
年間を通してのご利用だけでなく、指導時間を決めて短期間だけご利用いただくこともできます。
▼短期でのご利用例
| ご利用の時期 | 主なご要望 |
| 夏休み・冬休み | これまでの範囲の読み方を整理し、記述の型を固めたい |
| 過去問に取り組む時期 | 志望校の形式に合わせた解き方と時間配分を確認したい |
| 通年(塾と併用) | 塾のテキストを使い、記述の添削と解き直しを任せたい |
通塾を続けながらのご利用が中心で、中学受験生の場合は塾との併用が大半です。塾のカリキュラムを止める必要はありません。
※短期のコースは通常のコースと料金体系が異なります。詳細は当会公式サイトの料金ページでご確認ください。
④ オンライン自習室で質問できる環境
指導のない日の学習環境として、オンライン自習室をご用意しています。ご入会いただいた方は追加料金なしでご利用いただけ、教師が常駐しているため分からなくなった箇所をその場で質問できます。予約は不要で、開講時間内はいつでも入退室できます。
※開講する曜日・時間帯は時期により異なります。最新の開講状況は当会公式サイトでご確認ください。
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「オンライン自習室のご案内」
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中学受験対策ができる家庭教師をご紹介
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
中学受験の合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
中学受験の合格体験記
東大家庭教師友の会の特徴
東大家庭教師友の会の4つの特徴
生徒様に選ばれ続けて26年!“累計指導実績2万名”
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
中学受験対策、大学受験対策に選ばれる理由を動画で紹介
東大家庭教師友の会の料金
当会では、「入会金」「指導料」「交通費」「学習サポート費」以外のご料金は、一切ご請求しておりません。指導キャンセル料や教師交代費、解約金等は一切発生いたしませんので、ご安心ください。
ご入会時
体験授業料0円
ご入会金 22,000
体験授業は1ご家庭様につき1人のみ無料でご受講いただけます。2人以上受ける場合、1人につき2,420円(税込)の体験授業料が発生します。
月々のお支払い
交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
東大家庭教師友の会「7つの0円」
ご利用の流れ
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あわせて読みたい|【教務チーム監修】中学受験のいろはシリーズ







