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中学受験理科「これで上手くいく!」勉強法

中学受験理科「これで上手くいく!」勉強法

こんなお悩みはございませんか?

中学受験の理科が難しくでなかなかできない、どうやったらできるようになるの?

とお悩みではありませんか?

中学受験の理科は小学校で学習する理科よりも扱う内容が広く深いもので、単純にたくさんのことを覚えればよいのかというとそんなことはありません。

単純に知識を問うものもあれば、資料を読んでその場考察する問題もあります。

ですから受験勉強をする際にもやり方があります。

今回はそんな中学受験理科ができるようになる、上手くいく勉強法や、家庭内での学習の進め方をお話しさせてい

この記事を書いた人

焼きそばパン先生

教育業界20年以上の現役学習塾講師。

幼児から高校生まで指導しており、中学受験のみならず高校受験や大学受験から逆算した指導を行なっています。

東大、早慶をはじめとした難関大学への合格実績、開成、慶應女子といった難関中高を受験する小中学生の指導実績もあります。

自身も子育て真っ最中であり長女の大学受験を控えています。

休日は小学生の息子とサッカーをしたり、プラモデルを作って過ごしています。

好物は焼きそばパン。

目次

 

 

1.中学受験の理科で苦手・伸び悩みが生じてしまう理由

理科の学習は自分が見たこと、聞いたことがあるかという実体験の影響を大きく受けます。

そもそも理科は4つの分野から構成されています。

・受験生にも苦手な生徒様が多い物理分野
・比較的好きな生徒様が多い生物分野
・計算が多い化学分野
・天体の動きなども入ってくる地学分野

 

このすべてを学習するということになるので、1教科でありながら思いのほかやることは多い科目です。

そのためにどうしても分野ごとに好き、嫌いがわかれがちになってしまいます。

 

理科が苦手になったり、伸び悩んでしまう生徒様の特徴

理科が苦手な生徒様には「実体験に基づく思考」がどうしても希薄な傾向があります。

例えば、食塩水の濃さについて考える問題で何%の濃度?と計算する問題があるとします。

実際に塩を溶かして食塩水を作ったことがないと、その濃さについては実感がわかないものです。

5%は少ない、しょっぱい?といった感覚がないので問題になった時にも濃度の差を考えるということに実感が湧かないのです。

理科は「状況を想像する」ことが多い科目です。

虫取りをした、植物を観察した、星を見たといった体験が多ければ多いほど、自分の体験に重ねて理解をすることができるのですが、今はどうしてもその体験が少なくなってしまっています。

中学受験をする生徒様の多くが、コロナ禍で自由に動けない時期を経験しており、外に出て様々なものに触れる機会も失われてしまっています。

これから受験を控える世代特有の悩みです。

 

理科はどうやれば好きになるか?

では理科はどうすれば好きになるのでしょうか?

それは「学習から離れて楽しく体験」することです。

小さな子どもたちは遊びのなかでたくさんのことを学んでいきます。

むしろ、教えられることよりも自分で学び取っていくことの方が多いのです。

本来学びというのは自分で掴み取っていくので楽しく、ずっと続けたいものです。

ところが受験があるので子どもたちは楽しいと思う前に「やらなければいけなく」なってしまいます。

これが理科嫌いを助長します。

そうならないためには、楽しく様々な経験をさせる機会を作るのがおすすめです。

例えばキャンプに出掛け、川の水に触れてその冷たさを感じ、河原の石の形を見る。

魚を釣る、夜空を見上げて星を観察する。

こんなことでも、生徒様が理科の学習に生かせることがたくさんあります。

なぜ街中よりキャンプをした山の中のほうが涼しかった?川の水はどうして冷たかった?川の上流の石はゴツゴツしていた?

何でもいいのです。

普段の学校と家との往復だけでは気づかないことがたくさんあります。

小学校低学年の生徒様には、こういった経験をたくさんすることが大切であることをお伝えしています。

 

2.中学受験理科の効果的な勉強方法

実際に「正しいか確かめてみる」ことが理科の学習では効果的です。

もちろん、すべてがそうできるわけではありませんが、自分で疑問に思ったことをやってみて解決するというのは理科で扱う実験操作の手法と同じです。

疑問点があり、その現象が正しいのかそうではないのか実験してみる。

そして考察するという流れがまさに理科の学習そのものです。

時間が許す限り、確かめてみるそして納得するというサイクルができると楽しく学ぶことができます。

 

日頃の勉強の際に意識するべきこと

それでは、普段の勉強では何ができればよいのでしょうか?

簡単に整理していってみましょう。

<授業の受け方>

理科の授業は説明を聞くというよりも「疑問を見つけて解決する」ということに意識を向けると楽しくなります。

もちろん理科でも覚えることはたくさんあり、暗記しなければいけません。

ただ、すべてが暗記かというとそんなことはなく自然科学分野である理科はすべての現象に根拠があります。

なぜそうなるのかを授業ではつかめるようにすれば自分でもちゃんと復習ができるようになります。

<ノートの取り方>

上手でなくてもよいので、図をちゃんと描き、表で整理することです。

絵が上手く描けないんですと相談されることもあります。

下手でもよいです、描いているうちに上手になってきます。

理科には観察やスケッチもあります。

物事が正しくとらえられているか、平面・空間的認知能力や表現力といった能力も伸ばす必要があります。

<復習・宿題>

理科の問題の特徴として「設問の前提条件、説明の文が長い」ということがあります。

理科が苦手な生徒様によくあることですが、「問題文をよく読まずに解きまちがう」ということがあります。

実はこれはどの科目の学習にも共通することなのですが、習慣によって生じるもので矯正するのに時間がかかります。

生徒様が自宅で学習する際に、場合によっては声に出して音読してもらうなどをすることも効果的です。

<予習のポイント>

無理をせず楽しく取り組むことです。

わかりにくいなと感じた分野であれば、図鑑を開いて実際に読んでみる、見てみるということもよいことです。

予習は「わからないことを見つける」ことが目的です。

すべてができるのであればわざわざ教えられる必要もないわけですし、わからないことにぶつかった時に、解決する方法を周力していくことが学習の本質でもあります。

 

NGな勉強方法

理科の学習で避けていただきたいのは「延々と問題を解く学習」です。

すべてを正解、不正解の二項対立型で進めてしまっては、理科の学習が何も楽しくありません。

理科は「好きな分野を作りやすい」科目でもあります。

4つの分野があるので、どんな生徒様でも自分の興味のある分野があるはずです。

そこから、詳しく調べる、意味がわかる、問題が解ける楽しいという学習のサイクルを作ってみましょう。

できるようにするために問題演習を延々としても、楽しくないですから身につかない、記憶に残らないとなってしまいます。

 

3.中学受験理科の重要単元ごとのおすすめ勉強方法

それでは、理科の単元ごとの勉強方法について考えていきましょう。

理科の中で特に重要な単元は「入試で差がつく」分野です。

今回は4つ単元をあげて、その特徴と学習方法についてご紹介します。

どんな分野もまずは興味を持って調べたり、考えたりしてみることです。

最初は問題は一旦忘れて、触れることからスタートしましょう。

 

つまずきやすい単元のランキング

①物理:てこ・滑車問題

てこや滑車の問題は受験生に苦手な生徒様が多い単元です。

その多くは「実際にどうなるか?がわからない」ことが原因です 。

昔は栓抜きで飲み物の栓を抜くことでてこの体験、公園でシーソーに乗って重さを比べるといった遊びから学ぶことができましたが、

今は栓抜きも家庭内からなくなりましたし、公園からは遊具がどんどんなくなっています。

特に自分の経験できなかったものはどうしてもわかりにくいものなのです。

②物理:電気

小学生の実生活のなかでは捉えにくい電流、抵抗、電圧といったものが出てきて、電気とは何なのか?目に見えないものであることもつまずきやすい原因の1つです。

反対に日常生活では電気は欠かせないものになっているため、問題作成側の立場からすると小学生に正しく理解しておいてほしい分野にあたります。

ですから、入試でも継続して取り扱われています。

③化学:質量・濃度計算

算数が苦手という生徒様は必ずといっていいほど化学の計算問題が苦手です。

実はこの分野の計算問題は算数と理科の学習で同じ内容を扱う一石二鳥の単元で、どちらかでできるようになれば、片方もできるようになるという分野です。

④地学:天体

星の動きと方位の関係が難しく感じる原因です。

星は季節によって見えるものが違います。

これは地球の公転によるものですが、それに拍車をかけるのが地球自転と関係した方位です。

宇宙から見るとどうなるか?ということがわかると整理しやすいのですが、その客観視の視点は経験し身についていくものです。

 

重要単元ごとの勉強のポイント

①「物理:てこ・滑車問題」の勉強法

てこと滑車は実際に自分でやってみることが最初の一歩です。

実感のないことは生徒様にはつかみにくいものです。

ですから実験のつもりで庭の思い石を棒を使って掘り出してみるとか、滑車を吊るして引っ張るとどうなるかということを経験してもらうことが一番です。

その経験をもとにして問題を解くと、経験をもとにして考えすんなり進められるようになっていってくれます。

②「物理:電気」の勉強法

電気はまず、図鑑や科学雑誌などの電気についての説明を読んでみることからはじめてください。

電気は前出したように目に見えないので、その存在はわかりますが特徴、性質は見ることができません。

その資料による理解を促したのちに、静電気や、豆電球といった電気に関する教材に触れていただくと電気の学習はしやすくなります。

③「化学:質量・濃度計算」の勉強法

計算をする前に、それぞれの意味を正しく理解する時間をとってあげてください。

質量・体積・密度とはなにか?濃度とはなにか?といったことが実体験からわかることが大切です。

小学生であれば、ことばを置き換えて質量は重さ、体積は大きさといったように捉えられるとわかっている証拠です。

意味がわからないものをただ、公式にあてはめて計算するのはただの作業になってしまいます。

作業の反復で得られる能力は本来得たい能力の一部でしかありません。

④「地学:天体」の勉強法

まずは一番身近な天体、太陽の動きを知るところからスタートしてください。

朝は東からのぼり、夕方西へ沈む。

自宅から見て東はどっち?西はどっち?以外と天体が苦手な生徒様はこういったこともまだわかっていないことがあります。

太陽の動きがわかればそれに伴って地球の動き、そして夜空の星の動きも捉えられるようになっていきます。

具体から入って理解を促すのが小学生の学習です。

 

4.家庭内で中学受験理科をサポートする際の心構え

ここまでの内容で、理科の勉強方法についてイメージしていただけたのではないかと思います。

次に気になるのは、では何から始めればよいか?

そしてどう続ければ良いのかということかと思います。

ここからは家庭内での理科の学習のサポートのしかたについてお話させていただきます。

 

生徒様が理科に苦手意識を持っている場合の対応方法

まずは少しでも興味のある分野からはじめてください。

ある分野だけでも構いません「できるようになった」という単元や「ここは好き!」という単元があることが大切です。

その単元を集中して学習することで自信をつけてあげることがその後の学習にもつながります。

苦手な分野克服のためには、受験まで時間があるのであれば「実体験を積む」ことをしてください。

自然に関わるものであればその場所へ、資料が関係するものであれば博物館や資料館へ行ってみる。

実際にその場所に行ってみる、手に取ってみるという経験は大人が思っている以上に生徒様には大きな経験を与えてくれます。

繰り返しになってしまいますが、「実体験にもとづかない学習は定着しにくい傾向」があります。

誰かから見聞きした話って意外と忘れてしまいますよね。

ですが自分で得たことは忘れにくい。

理科の学習も同じです。

実体験ができたら、次に簡単な問題から解き始め「理科ができる状態」を作ってあげてください。

難しい入試問題を解くための一歩は「もっとチャレンジしたい」と生徒様が自分で考えることです。

スポーツは強くなりたいから練習しますし、コーチの言うことにも耳を傾けます。

それと同じで、内なる自分のモチベーションを高めて火をつけて上げることです。

子どもたちがゲームが好きなのは、このステップを擬似的に体験させるのがゲームは上手いからです。

 

成績を伸ばすことができているご家庭様の事例

理科の成績が伸びる生徒様のご家庭の特徴はいくつかあります。

「必要な機会がたくさん準備されている」ご家庭

1つ目は「必要な機会がたくさん準備されている」ご家庭です。

今まで担当させていただいた生徒様に、理科、社会が好きな男の子がいました。

保護者の方も同じように理科、社会が好きだったと聞きました。

幼少期は図鑑をたくさん読み、博物館や美術館へ足を運んでいくうちに、様々なものに興味関心を持つようになったそうです。

高学年になってからは、そういった経験もあって理科は得意、知らない情報は高校生の参考書や資料集を見て調べるということもしていました。

勉強しているというよりも、好きだからやっているというのがその男の子の特徴でした。

今でも印象に残っているのは、科学雑誌のニュートンは大好きで、小学生のうちから読み漁っていましたね。

「様々な経験のなかから、生徒様が自分で行動するようになった」ご家庭

2つ目は「様々な経験のなかから、生徒様が自分で行動するようになった」ご家庭です。

そんなに理科は好きな生徒様ではなかったのですが、生物が好きでした。

植物、動物といったところが好きなことがきっかけになり理科が得意になりました。

飼っている犬の話や、女の子特有の「かわいい」から好きというのから広がって、生物分野が学力的に仕上がっていったように感じます。

他の分野はというと、物理分野は最後までどうしても苦手意識はありましたが、ここは繰り返しの学習と入試問題では「攻める分野と守る分野」を決めて、自分のパフォーマンスを発揮してくれ志望校に合格しました。

 

5.まとめ:中学受験理科「これで上手くいく!」勉強法

中学受験理科は楽しくなると、どんどんできるようになる科目です。

ここまでを整理してみると次のように勉強を進めてみると楽しく、成績を上げていけるようになります。

①実体験の機会を増やす
②好きな分野から学習する
③好きな分野を得意分野にする

 

好きだから得意になったり、できるから好きになるということがよくあります。

好きではないけれどできる、できないけれど好きというのはあまり聞きません。

大切なのは実際に受験に向かう生徒様が「やる気になって取り組む」ことです。

大人はそのサポートを最大限できるように、中学受験理科は楽しく学習することを心がけてください。

理科や社会といった科目が得意になってくれると、算数や国語といった科目での学習の気分転換にもなります。

勉強をしながら気分転換になると、長い時間も続けて学習できるようにもなります。

理科にはそういった役割にもなる楽しさがあります。

ぜひ、保護者様も生徒様である生徒様と楽しく理科の学習機会を増やしてみてください。

きっと受験勉強も楽しくなっていくはずです。

 

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