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中学受験の志望校はいつ決める?適した時期や話し合いのコツを解説!

中学受験の志望校はいつ決める?適した時期や話し合いのコツを解説!

こんなお悩みはございませんか?

中学受験では、魅力的な学校が多数あるため、志望校をなかなか決められないご家庭も多いでしょう。

この記事では、志望校をいつ決めると良いか、親子の話し合いの進め方のコツなどを解説します。

この記事を書いた人

まる

26年前に中学受験を経験後、塾と家庭教師を併用し慶應義塾大学に合格しました。

現在は小学生の娘2人を育てながら、Webライターとして未就学児~小学生向けの教育関係の記事を執筆しています。

娘たちが小学校からiPadを1人1台ずつ借りて計算・漢字ドリルを解く姿に、時代の変化を感じています。

目次

 

 

1. 中学受験の志望校はいつ決める?

志望校について

 

・「考え始める」べき時期
・考えを「固め始める」べき時期
・「最終決定する」時期

 

について、それぞれ解説いたします。

 

①いつ頃から「考え始める」べき?

(1)「考え始める」べき時期について

小学4年生頃から、志望校をどこにするのがよいのかを考え始めましょう。

理由は、以下2点です。

・①実際に学校に足を運んだり、塾の先生に相談をするのに時間がかかるため
・②早くから志望校をイメージできたほうが、志望校を意識した勉強ができるため

 

生徒様が6年間を過ごすことになる学校ですので、志望校の検討は慎重に行う必要があります。

そうすると、志望校の検討には一定数時間がとられますので、余裕を持って検討を進められるよう、小学4年生の時期から志望校について考え始められるとよいです。

また、志望校のイメージがついている方が、生徒様も塾での勉強により身が入ると考えられます。

 

(2)志望校の「考え始め」方は?

【①生徒様と「いいな」と思う学校について会話する】

まずは生徒様とどんな中学校に行きたいのかを会話しましょう。

その際、いきなり「志望校どこにする?」と聞くのではなく、

 

・どんな学校に行きたいか、考えはある?
・中学校にも「○○」「〇〇」といった様々な種類があるけど、どんなタイプの学校に行きたい?

 

といった問いかけの仕方をすると、生徒様も考えやすくなります。

生徒様からは、

 

・御三家に通いたい
・○○大学に通いたいので、その付属校に通いたい
・○○部が強い学校、○○部がある学校に入りたい
・きれいな校舎の学校に入りたい
・お友達と一緒の学校に入りたい

 

といった様々な希望が出てくるかと思います。

そうしたら、その要望がかなえられる学校にはどんなところがあるのかを見るようにしていきましょう。

 

【②生徒様の希望を叶えられる学校を調べる】

小学生がひとりで情報収集をするのは困難なので、生徒様に合っている学校、おすすめしたい学校を保護者様が選んであげるようにしましょう。

最初は選択肢をたくさん用意したいので、学校の候補を10校ほどピックアップしておくと良いです。

またピックアップする中で、親子でウェブサイトを一緒に見て中学校のイメージをふくらませることもおすすめです。

それぞれの中学校の特徴について

 

「ここの中学校は実験室があるよ」
「外国人の英語の先生がいるよ」

 

といった会話をすることで、どんな学校に行きたいかより考えを深められるようになります。

 

②いつ頃から考えを「固め始める」べき?

(1)考えを「固め始める」べき時期について

小学5年生の春~初夏までに志望校に対する考えを固め始められると良いです。

前述の「生徒様の希望を叶えられる学校のピックアップ」がある程度終わっている状態を目指しましょう。

小学5年生になると受験勉強が本格的にスタートするため、生徒様の学力レベルが予想できるようになります。

生徒様にとってのチャレンジ校、実力相応校、安全校を判断できるのです。

また春~初夏までに志望校の候補を絞れると、夏期講習や冬期講習の対策講座に早く申し込めます。

受験勉強の基礎固めに専念でき、成績アップを狙えます。

 

(2)志望校を「固める」方法は?

【①いいなと思う学校に、実際に学校に足を運んでみる】

小学5年生の春~初夏までに志望校をある程度固めたら、夏~秋にかけて学校説明会・公開授業・文化祭に参加しましょう。

パンフレットやウェブサイトで確認できる学校の情報と、実際の学校の様子が微妙に異なる場合もあるので、できる限り学校には実際に足を運ぶようにしましょう。

学校に行く際は、親子で一緒に志望校まで電車と徒歩で向かってみて、毎日通学できるかイメージしてみましょう。

また、在校生や先生の立ち振る舞いをチェックしてみてください。

在校生の雰囲気が生徒様と合っていれば、入学後すぐにお友達ができるかもしれません。

きれいな校舎、素敵な制服、在校生の活気に触れたら、生徒様の受験に対するモチベーションもアップするはずです。

学校見学の帰りに親子で学校の印象や感想を話し合い、心から行きたいと思える学校に出会えると良いですね。

 

【②塾の先生に相談する】

志望校の検討や、学校見学で悩んでいたら、塾の先生に相談しましょう。

生徒様と性格や学力が似ている子が過去にその志望校を受験していれば、アドバイスがもらえます。

先生によっては違う志望校を薦めてくる可能性もありますが、生徒様のことを客観的に見て的確にアドバイスしてくれるので、すぐに受け入れられなくても心に留めておきましょう。

 

【③志望校出身の友人や知り合いに話を聞く】

志望校出身の知り合いが周りにいる場合は、ぜひその方に学校の様子などの話を聞いてみましょう。

また家庭教師を利用しているご家庭は、志望校出身の友人や知り合いがいないか先生に聞いてみましょう

具体的な情報を提供してもらえる可能性があります。

 

【④過去問の傾向をチェックする】

過去問の傾向もチェックしておくと良いです。

例えば、国語の読解問題が苦手なのに、入試に長文読解が多数出題されるような学校だと対策が必要です。

算数も計算問題が多い学校と記述問題が多い学校に分かれています。

過去問を理由に志望校をあきらめる必要はありませんが、現実的に生徒様の実力に合った学校なのかを判断するためにも

過去問の確認はしておくようにしましょう。

 

③志望校を「最終決定する」時期は?

(1)「最終決定する」時期について

中学受験の志望校の最終決定は、小学6年生の1学期までに行いましょう

中学受験合格者のおよそ8割は、6年生の1学期までに第1志望校を最終決定しています。

そうすることで、小学6年生の夏休みに夏期講習や過去問など受験対策を本格化させられるためです。

子どもとの話し合いで大切なことは、生徒様ご自身が志望校を決断できるよう導くことです。

受験勉強のモチベーションに影響します。

受験の結果の合否がどちらであっても、自分で決断していれば気持ちを切り替えて中学校生活を迎えられるはずです。

 

(2)受験直前での志望校変更をする場合

もし、生徒様の意向や成績が変化し、どうしても志望校を変更したい場合は、小学6年生の11月までに変更しましょう。

生徒様ご自身は、受験直前まで志望校について悩んでしまうかもしれません。

体調不良や成績下降などの一時的な理由で生徒様に「志望校を変えたい」と言われても、落ち着いて説得できるよう、心の準備をしておきましょう。

志望校が変わると併願校も変わるため、保護者様は出願スケジュールを急いで確認する必要があります。

受験はぎりぎりまで何が起こるかわかりません。

志望校を決定した後も生徒様をフォローできるよう気にかけておきましょう。

 

2. 中学受験の併願校はいつ決める?

志望校の最終決定と同様に、小学6年生の1学期までに決められると良いです。

受験直前での変更は出願スケジュールに影響を及ぼすので、小学6年生の夏以降に変えたい場合は早めに保護者様に相談しましょう。

もし、小学5年生の初夏に志望校を10校ほどピックアップしていれば、その中から併願校を選び直せるかもしれません。

併願校が全く思いつかないようなら、塾の先生や家庭教師の先生に相談しましょう。 

 

最後に

中学受験の志望校はいつまでに決めるべきなのか、及び決める際の話し合い等のコツについて解説しました。

生徒様が6年間過ごす学校になりますので、余裕を持って、話し合いを重ねながら決めるようにしましょう。

生徒様にぴったりの志望校が見つかることを祈っております。

▼当会では、中学受験生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

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