内部進学の概要

中高一貫といえば、ほとんどの生徒は付属高校へ内部進学するため、中学から高校へスムーズに進学できるというイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、一定の基準を満たさなければ付属高校への内部進学を認めない学校も存在します。
では、内部進学の可否はどのようにして決まるのでしょうか。ここでは、中高一貫校の内部進学の仕組みや基準について詳しく解説します。

 

・そもそも内部進学とは

そもそも、内部進学とはどのような制度なのかについて説明します。
内部進学とは、進学するタイミングで一般受験をすることなく同じ学校に進学できる制度です。内部進学の合否は、中学の3年間の成績や出席日数によって決まりますが、学校によっては内部進学用の試験が行われるケースもあります。
内部進学には多くのメリットがあり、 ・受験の負担が減る ・環境が変わらず過ごしやすい ・一貫した教育を受けられる など、進学に有利な点が多いため、受験における精神面・体力面・費用面での負担を軽減するために、中高一貫校への進学を選択される方も多いです。

 

・付属高校への内部進学の可否はどのような基準で決められているのか

中高一貫校に在籍していても、必ず付属高校への内部進学ができるわけではありません。内部進学は、主に成績・出席日数・校内テストを基準に選考され、進学の可否が決められます。
学校で定められた基準を満たせていないと、内部進学の選考の資格を得られない可能性があります。内部進学で付属高校への進学を考えている場合は、通っている学校の内部進学の基準を確認しておきましょう。

 

・付属高校への内部進学ができない生徒の数はどれくらいいるのか

内部進学の考え方は学校により異なるため、付属高校への内部進学ができない生徒様の人数も学校によって差があります。希望者全員の内部進学を認める学校もあれば、内部進学の基準を厳しくしている学校もあるため、一概に何人の生徒様が内部進学できないとは言えません。
特に、進学校と言われている学校は内部進学の基準が厳しい傾向にあり、高校進学のタイミングでかなりの人数の生徒様が落ちてしまうケースもあります。

 

付属高校への内部進学ができなかった場合の、その後の選択肢と実際の進路の割合

残念ながら付属高校への内部進学ができなかった場合、その後の進路について考えなくてはなりません。
内部進学ができなかった場合の進路として、主に次の4つの選択肢が挙げられます。

・一般受験をする

・外部の高校受験をする

・中学3年生から転校する

・通信制高校へ通う

それぞれの選択肢について、次で詳しく解説します。

 

・一般受験をする

現在通う中高一貫校で内部進学できなかった場合、一般受験で同じ学校を受験することが可能です。
通い慣れた学校で学び続けたいと考えている生徒様は一般受験に挑戦するのも選択肢のひとつですが、内部進学で落ちた原因が成績や校内テストの結果である場合、一般受験で合格するのはかなり厳しいでしょう。
一般受験は校内テストより難易度が高いため、校内テストで点数が取れない状態で一般受験で合格点を取ることはかなり難しいので、志望校を変えた方が良いかもしれません。
また、一般試験を受けたいけれど、合格できるか不安な場合は、他の志望校も決めておいて受験対策しておくのがおすすめです。

 

・外部の高校受験をする

中高一貫校で内部進学できなかった生徒様の進路で最も一般的なのが、他の中学生と同様に高校受験する方法です。
内部進学の可否は中学3年生の2学期にわかるのが一般的であるため、高校の一般受験への出願に間に合います。内部進学ができないことがわかったら、すぐに自分の学力に合った志望校を選び受験対策を始めましょう。ここで注意しておきたいのが、中高一貫校の先生は高校受験のプロではないため、学校では高校受験のサポートがあまり期待できないという点です。
そのため、受験勉強でサポートが必要な場合は、塾や家庭教師などを活用する必要があります。

 

・中学3年生から転校する

中高一貫校で内部進学できない場合、高校受験のタイミングで他の学校へ進学する方法が一般的ですが、中学3年生の時点で他の学校へ転校する方法もあります。
中高一貫校だと、高校受験の対策が十分にできないほか、周りの同級生も内部進学で受験が不要な生徒様が多いため、高校受験を予定している生徒様にとっては、学校自体が合わない可能性があります。そのため、一般の中学校に転校するなどして早めに別ルートに切り替えようと考える生徒様・保護者様も多いです。

 

・通信制高校へ通う

中高一貫校で内部進学ができない理由は生徒様によって様々ですが、特に体調不良や不登校などで出席日数が足りない場合は、通信制高校へ通うことをおすすめします。
通信制高校は、基本的に学校から届く教材やインターネット授業を活用して自主学習するため、毎日学校へ登校する必要がありません。
生徒様の生活スタイルや学習の理解度に合わせて学習を進めることができるため、毎日学校へ通うのが難しい生徒様や、成績不振で学び直しが必要な生徒様には最適な進路といえるでしょう。

 

付属高校への内部進学ができないことで、生徒様にどのようなデメリットがあるのか

内部進学ができない場合、特に気になるのが「生徒様にどのような影響があるのか」という点です。ここでは、付属高校への内部進学ができなかった生徒様にどのようなデメリットがあるかについて解説します。

 

・進路の選択肢が限られる

成績不振が理由で付属高校への内部進学ができなかった場合、高校受験に必要な内申点で不利になる恐れがあります。
内申点が低いと、受験できる高校が少なくなるため、進路の選択肢も限られます。そうすると、生徒様の理想の進路に進むことができない可能性もあります。

 

・高校受験対策のために学習塾に通う必要がある

中高一貫校は、付属高校へ内部進学することを前提としてカリキュラムが組まれているため、一般的な高校受験対策は行われません。そのため、内部進学ができず他の高校を受験をしなければならない場合、中高一貫校の授業だけでは受験対策が十分にできない恐れがあります。

 

また、中高一貫校の先生は高校受験のプロではないため、サポートを期待するのも難しいでしょう。そうなると、外部の高校受験対策のためにノウハウを持つ学習塾に通う必要が出てきます。
学習塾に通うと、塾代が必要になったり、塾に通う時間を作るために予定を調整したりと、内部進学ができていれば必要のなかったお金や時間を費やすことになるため、大きなデメリットといえるでしょう。

 

付属高校への内部進学ができないことに対しての、気持ちの整理のつけ方

内部進学の選考に落ちてしまい、「せっかく中高一貫の学校に入学したのに、付属高校へ内部進学ができないなんて…」と落ち込む生徒様・保護者様もいるでしょう。内部進学ができないとわかった時点で、すぐに気持ちを切り替えて他の進路を考えるのがベストですが、なかなか気持ちの整理ができないという方もいるかもしれません。
ここでは、付属高校への内部進学ができないことに対しての気持ちの整理のつけ方について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

・内部進学できなくても高校受験をすれば大丈夫!

中高一貫校は、高校受験をすることなく付属高校へ内部進学できるのが最大のメリットですが、もし内部進学ができなかったとしても、高校進学を諦めなければならないというわけではありません。公立中学校に通っている生徒様と同じように、高校受験をすれば高校へ進学することができます。
高校への進学は受験で進学するのが最も一般的な方法なので、他の中学生と同じ方法で高校進学ができることがわかれば、生徒様・保護者様の気持ちも落ち着くかもしれません。

 

・自分に合った高校を選ぶことができる!

中高一貫校で付属高校の内部進学ができない理由として多いのが、成績不振と出席日数です。学校の授業についていけずテストで赤点を取ってしまったり、体調不良や様々な事情による不登校などで学校の欠席が続いた場合、付属高校へ内部進学するのは難しくなります。
このような場合、現在通っている学校が生徒様に合っていないことが考えられるため、高校進学のタイミングで環境を変えることができると考えれば、前向きな気持ちで次の進路について考えることができるでしょう。

 

付属高校への内部進学できないことが決まってしまった場合、何をするべきか

付属高校へ内部進学できないことが決定した場合、どのような対応をすれば良いかわからないという生徒様・保護者様もいるかもしれません。
ここでは付属高校へ内部進学できないことが決まってしまった場合、生徒様が行うべきこと、保護者様ができる対応について説明します。

 

・生徒様が行うべきこと

付属高校へ内部進学ができないことが決まってしまった場合、高校へ進学したいと考えている場合は、別の学校へ外部進学するのが一般的です。
この場合、高校受験をしなければならないため、生徒様は早急に高校受験対策を始める必要があります。
まずは、自分がどの高校へ行きたいかを考え、志望校を決めます。志望校が決まったら必要な対策・勉強に取り組みますが、自分の力だけで高校受験に挑むのはかなり厳しいため、学習塾や家庭教師などを利用して高校受験のプロに対策してもらうことも検討してみましょう。

 

・保護者様ができる対応

保護者様ができる対応として、まずは生徒様が付属高校へ内部進学ができないとわかった後の進路について、今後どのようにしたいのかを話し合いましょう。生徒様が希望する進路が難しいものであっても否定せず、全て聞いたうえでできる限りのサポートをしてください。

 

保護者様ができるサポートの主な具体例として

・高校受験に関する塾などの費用の負担

・スケジュール管理

・メンタルケアやモチベーションの維持

・健康管理

などが挙げられます。

 

そもそも付属高校への内部進学ができなくならないようにするためには、どう勉強するべきか

中高一貫校は、付属高校へ内部進学することを前提にカリキュラムが組まれていますが、全員が必ず内部進学できるというわけではなく、一定の基準を満たせなかった生徒様は内部進学ができません。では、付属高校への内部進学ができないという状況にしないためには、どのように勉強したら良いのでしょうか。
ここでは、内部進学ができなくならない勉強法について紹介するので、ぜひ実践してみてください。

 

・生徒様が行うべきこと

まずは、毎日の学習を見直してみましょう。学校の授業についていけなかったり、定期テストで点数が取れない場合、勉強量が足りていなかったり、勉強の仕方を間違えている可能性があります。
授業内容が難しいと感じる場合は、復習を中心に毎日コツコツと勉強を進めるのが効果的です。
学校の授業で学習した範囲をその日のうちに理解できるまで復習します。これを毎日繰り返すことで日々の学習習慣が身に付き、授業についていけるようになります。授業についていけるようになれば、定期テストでも点数が取れるようになるので、「内部進学できないかも…」と悩む必要はなくなるでしょう。

 

・保護者様ができる対応

お子様に付属高校への内部進学ができない可能性が出てくると、保護者様が心配するのは当然のことです。「どうして勉強しなかったの?」「早く勉強しなさい」などと叱咤激励しがちですが、お子様の意欲をさらに低下させ、逆効果となるので注意しましょう。
せっかく中高一貫校に入学したのに…と付属高校へ内部進学できないことを残念に思う気持ちもあるかもしれませんが、内部進学ができない場合でも、高校へ進学する方法は他にもあります。
保護者様はまず生徒様が自分自身で問題を解決する様子を見守ってみてください。保護者様が信頼して見守ることで、生徒様の意欲が出てくるかもしれません。

 

最後に

今回は、中高一貫の内部進学の基準や内部進学ができなかった場合の進路の選択肢、対処方法などについて解説しました。
中高一貫校は、内部進学により付属高校に受験することなく進学できる仕組みですが、一定の基準を満たさなければ付属高校への内部進学を認められないため、全員が必ず進学できるわけではありません。

 

内部進学ができなかった場合の主な選択肢として、現在の学校の一般受験をする、外部の高校受験をする、中学3年生から転校する、通信制高校へ通うの4つの方法があります。特に、他の中学生と同じように外部の高校受験をするのが一般的ですが、中高一貫校は内部進学を前提としているため、高校受験対策が十分にできません。
そのため、外部受験をすることが決まったらすぐに受験対策を始める必要がありますが、自力で受験対策をするのはかなり難しいため、学習塾・家庭教師などの受験対策のプロを活用することをおすすめします。

 

また、内部進学しないためには日々の勉強を見直す必要があります。復習を中心に毎日コツコツ勉強すると、学習習慣が身に付き授業にもついてこれて定期テストも点数を取れるようになるでしょう。
以上を参考に、生徒様・保護者様が納得のいく進路を考えてみてください。

 

 

 

 

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中学生の指導ができる家庭教師

東大家庭教師友の会 | 近江先生

近江先生

  • 女性
  • 早稲田大学 法学部
  • 大泉高等学校
  • 中学受験経験あり

自己紹介

私の長所は、計画性があることです。私は中学1年生から高校3年生まで、一貫して学級委員を務めていました。私の学校には毎学期末、学級委員主催のレクリエーションがありました。そのため、学期末は週に何度も放課後教室に残り、計画を立てていきました。実際に、当日の流れは分刻みで決めていき、綿密に行っていました。6年間の最初のうちは、もちろん、失敗することもありましたが、数をこなすに連れ成功することが多くなり、高校3年生1学期末の最後のレクでは計画は予定通りに進み、企画も上手くいき、過去1番の盛り上がりとなりました。私はこれらの経験から、無理のない現実的な計画を立てる力を手に入れることができ、実際に受験期には3ヶ月先まで見越して、週に何をこなしていくべきかを予定立てて取り組んでいました。私が指導することになった生徒様には、この経験を活かして目標立てを行いつつ余裕を持たせた、具体的な計画を立てていきたいと思っています。

当会からの紹介

明るくエネルギッシュな雰囲気の教師です。生徒様を指導する際も、生徒様が楽しく勉強できるようコミュニケーションを密に取りつつ、しっかりと学習計画を立て、計画的に指導を進められるよう努めます。

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