1. enaの最高水準選抜テストの概要と合格基準

enaの最高水準選抜テストとは、私立中学への受験を目指す小学生を対象とした選抜試験です。

 

このテストに合格すると、enaの最高水準クラスを受講することができます。

 

その特徴を見ていきましょう。

▼ena最高水準小学部の詳細については以下ページをご覧ください

ena最高水準小学部とは?入る・ついていくための対策方法を解説!

 

①定期的に行われる最高水準クラスに入るための学力基準

enaの最高水準選抜テストは、最高水準クラスに入塾を希望する生徒様を選抜するための試験です。

 

このクラスは最上位の中学校への合格を目指す生徒様たちのための特別なクラスです。ですので合格の基準は非常に高いものが求められます。

 

具体的な数値は公開されていませんが、一般的には大手模試(四谷大塚や日能研など)で偏差値60以上、あるいは学校のテストでは常に100点満点を取り、さらに応用問題も解けるレベルが求められます。

 

最高水準クラスに入ることで最難関中学の入試に対応できる、よりハイレベルな学習環境が提供され、学力向上を目指すことができます

 

②最高水準クラスが開講されている拠点校で実施

最高水準クラスは、すべてのena校舎で開講されているわけではありません。地域ごとに近隣の拠点校で実施されます。

 

そのため、選抜テストも、最高水準クラスが開講されている拠点校で実施されます

 

最高水準クラスに入塾した際も、拠点校まで通うことになるので、入塾してからのギャップを軽減するためにも良い機会となります。

 

実際の入試も通う中学校に行っての受験となるので、いつもとは違う環境でも力を出す練習も兼ねています。

 

③国語と算数の2教科の試験内容

enaの最高水準選抜テストでは、「国語」「算数」の2教科の試験内容です。

【小学6年生】
国語(40分)・算数(40分)の合計80分

「たった40分」と感じるかもしれませんが、問題量は多く、スピードと正確性の両立が求められます。

 

悩んで手が止まってしまうと、最後まで解ききれない分量が出題される傾向にあります。

 

選抜テストの前には、最高水準クラスについての入塾説明会がおよそ45分ほどセットで実施されるようになっており、校舎は「代々木」「国立」「上野」で行われます。

 

④入学後も継続して結果を出し続けることが重要

最高水準クラスに入った後も、授業について行けてるか、学習に遅れが生じていないかを確認するために定期的に選抜テストの受験があり、その基準点をクリアすることが求められます

 

そのテストの結果を以って、最高水準クラス内でのクラスの昇降や、場合によっては参加資格の継続にも影響を与えます

 

これは、「最高水準コースに入学することが目的」という訳ではなく、「継続して学力を向上させていく」「最終的なゴールは受験で合格すること」ということを見失わないようにするためです。

 

enaでは、一定の緊張感がある中で授業や日々の学習を続けることで、成績アップや目標達成につながるというコンセプトのもと、通常授業から一貫した指導が行われています

 

私は他塾の講師もしましたが、宿題や日頃の学習を通しての「継続」に1番力を入れていると言っても良い塾としての指導体制でした。

 

2. ena最高水準選抜テストの難易度・出題範囲・傾向

出題範囲については、enaの公式では以下のように記述されています。

主に学校の既習範囲から出題します。

ena最高水準 の選抜テストになりますので、応用問題からの出題もあります(テストの内容により、合格基準点は異なります)。

では、実際にどのような点に注意すれば良いか解説します。

 

①難易度は非常に高く、初回合格は難しい

最高水準選抜テストは、小学校の教科書レベルの満点は「当たり前」という前提で作られています。

 

「既習範囲」といっても、例えば算数であれば、公式を当てはめるだけの問題は少なく、「条件整理」や「複数の単元の組み合わせ」が必要な問題が出ます。

 

初めて受験する生徒様の多くが「時間が足りなかった」「見たことのない問題が出た」と口にします。

 

通常授業のプラスアルファとして、市販のハイレベル問題集(『トップクラス問題集』や『最レベ』など)での訓練や十分な準備が必要です。

 

②知識だけでなく思考力を問う問題が出題される

テストでは、単に知識を問うだけでなく、思考力を問う問題が多く出題されます。

(1)国語の場合

漢字や語句の意味だけでなく、長文読解において「登場人物の心情の変化」を本文から根拠を探して記述する問題や、抽象的なテーマ(友情、社会問題など)を扱った文章が出題されます。

 

(2)算数の場合

計算問題だけでなく、数の性質(規則性)を見つける問題や、図形を回転・移動させた後の面積を求めるような、空間把握能力と論理的思考力を同時に使う問題が出題されます。

 

詰込み型ではなく「初見の問題をどう崩して解くか」という思考力が試されます。

 

 

3. 合格をつかむ!ena最高水準選抜テストの対策・勉強法

最高水準クラスへの入塾テストに向けてはどのような対策が必要になってくるでしょうか。

 

意識すべき点を解説していきます。

 

①論理的に考えを整理してまとめる力が必要

最高水準選抜テストでは、答えが合っているだけでなく「なぜその答えになったか」のプロセスが重要視されることがあります。

 

テスト対策として、「人に説明する練習」をしてみましょう。

 

問題を解いた後、保護者様が「どうやってこの答えを出したの?」と聞き、生徒様が「まず〇〇をして、次に××だから、答えは△△になる」と言葉で説明できるようにしてください。

 

因果関係を口に出すことで、論理構造が整理されます。

 

②【国語】長文読解力と記述力の強化

長文読解では、大人が読むような新書レベルの文章が出題されることもあります。

 

対策として以下の2点を行いましょう。

 

(1)接続詞に注目する

「しかし(逆接)」「つまり(要約)」などの接続詞に印をつけながら読み、文章の構成を掴む練習をします。

 

(2)要約の練習

読んだ文章を「誰が・どうして・どうなった」という骨組みで、50文字程度でまとめるトレーニングが記述力向上に直結します。

 

普段読まないジャンルの説明文や随筆に触れておくことも重要です。

 

 

③【算数】規則性や関係性に自ら”気づく”力が必要

算数の対策には、計算スピードだけでなく「試行錯誤する力」が必要です。

 

例えば、数列の問題が出た時に、ただ眺めるのではなく「差を書いてみる」「書き出して表にする」といった作業の手を動かせるかがカギになります。

 

特に「植木算」や「つるかめ算」のような特殊算の考え方や、図形の「補助線の引き方」は、典型的なパターンを網羅した上で、ひねった問題に対応できるよう応用問題集に取り組みましょう。

 

記述力や応用力は、集団授業だけではなかなか身につきにくいものです。

 

「国語の記述添削をしてほしい」「算数の応用問題の解説が親だけでは難しい」とお悩みの方は、難関中出身の家庭教師によるマンツーマン指導が効果的です。

 

4. ena最高水準選抜テストで保護者が家庭でできるサポート

生徒様が最高水準選抜テストに向けて、最大限の力を発揮できるよう、家庭内での保護者様のサポートも必要です。

 

どのようなサポートができるのか、具体例を挙げて解説していきます。

 

①日頃から生徒様に考えを整理して述べさせる

家庭でできるサポートの一つは、日常生活の中で生徒様が自分の考えを整理して述べる機会を増やすことです。

 

例えば、日常生活の中でも、子供が自分の考えを整理して述べる練習をさせることが効果的です。

 

家族との会話を通じて、論理的思考力を育てることができます。生徒様が何かに失敗しても、まずは「どうして〇〇したの?」と自身の意見を発言する機会を設けてあげましょう

 

これは、テストで問われる思考力や表現力を養う上で非常に効果的です。

 

②通常授業の復習・解き直しをチェックする

塾からは、宿題や授業で扱った問題の解き直しが出されます。

 

そこでご家庭内では、生徒様がしっかり復習に取り組んでいるかをチェックしてください。

 

過去に授業終わりに自習室で復習している生徒様に声をかけると、「家に帰ったら毎回授業の内容をチェックされる」と教えてくれたことがありました。

 

その生徒様は、家庭での復習チェックにより、授業後すぐの復習、そして学習の定着と良いサイクルができていました。家にいる時間のサポートは学力向上に有効です。

 

③すぐに答えを教えず「考える」習慣をつける

日常生活から「自分で考える」という経験を多く作らせることは、受験勉強に限らずこの先の人生でも大切なことです。

 

まずは自分なりの結論を出す習慣をつけさせましょう

 

様々な経験に触れることで生徒様の興味を広げたり、「なぜ?」「どうして?」を考えさせたりすることで、生徒様自身が考える習慣ができます。

 

特にenaの最高水準クラスでは「詰め込み型でない、思考力を伸ばす指導を行う」、「考え抜く力を育てる」ということに重点を置いています。

 

「答えを教えない」という遠回りが、必ずこの先の近道になります。

 

ご家庭でのサポートが重要とはいえ、保護者様が常に勉強を見てあげる時間が取れない場合もあるでしょう。

 

そんな時は、学習管理のプロである家庭教師に「復習のチェック」や「思考力のトレーニング」を任せてみませんか?

 

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5. ena最高水準選抜テストの結果を最大化する復習法

テスト後の振り返りと復習は、次回以降のテストや、最高水準クラスへ入塾してからの成果を上げるために重要です。

 

テストを受けて終わりにするのではなく、きちんと振り返りをしましょう。

 

①解き直しと分析で次回の出題傾向を掴む

テスト終了後には、解き直しと復習を行うことが重要です。これにより、出題傾向を把握し、次回の試験に向けた対策を立てることもできます。

 

なぜその答えになるのか、考え方や問題を解くまでのアプローチを分析することが重要です。

 

解き直しを通じて、自分の弱点を発見し、重点的に克服することで、今後の成績向上が期待できます。

 

このテストに限らず、テストの「解き直しノート」を1冊準備しておくと良いでしょう。

 

②結果をもとに教室長と今後の対策を相談する

テスト結果をもとに、教室長や授業担当の講師と今後の対策や勉強の方針を相談することが有効です

 

具体的なアドバイスを受けることで、効率的な勉強方法を見つけられます。

 

教室長はたくさんの生徒様の成長を見てきていますので、生徒様一人ひとりに合った課題や学習方法を提案してくれるはずです。

 

お時間があれば保護者様も一緒にお話を聞いてもらうことで、塾とご家庭で一体となった学力向上の支援ができます

 

結果に限らず、次のステップに向けた準備を進めていきましょう。

 

まとめ|ena最高水準選抜テスト合格には家庭と塾の連携が不可欠

enaの最高水準選抜テストは難易度が高く、継続的な学習が求められます。

 

しかし、塾と家庭での一貫したサポートにより、合格へ確実に近づきます。基礎的な勉強に加え、思考力や自分の考えを表現する力を鍛えることが大切です。

 

保護者様は、生徒様の学習へのモチベーションを維持するために日々の学習の頑張りを認めて「頑張ったね」などの声かけをすることなどのサポートもしてあげましょう

 

enaの最高水準選抜テストは、ハイレベルな戦いです。

 

あと一歩で合格に届かない、クラス落ちしてしまった、という場合は、勉強のやり方を少し変えるだけで結果が大きく変わることがあります。

 

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東大家庭教師友の会 | 近江先生

近江先生

  • 女性
  • 早稲田大学 法学部
  • 大泉高等学校
  • 中学受験経験あり

自己紹介

私の長所は、計画性があることです。私は中学1年生から高校3年生まで、一貫して学級委員を務めていました。私の学校には毎学期末、学級委員主催のレクリエーションがありました。そのため、学期末は週に何度も放課後教室に残り、計画を立てていきました。実際に、当日の流れは分刻みで決めていき、綿密に行っていました。6年間の最初のうちは、もちろん、失敗することもありましたが、数をこなすに連れ成功することが多くなり、高校3年生1学期末の最後のレクでは計画は予定通りに進み、企画も上手くいき、過去1番の盛り上がりとなりました。私はこれらの経験から、無理のない現実的な計画を立てる力を手に入れることができ、実際に受験期には3ヶ月先まで見越して、週に何をこなしていくべきかを予定立てて取り組んでいました。私が指導することになった生徒様には、この経験を活かして目標立てを行いつつ余裕を持たせた、具体的な計画を立てていきたいと思っています。

当会からの紹介

明るくエネルギッシュな雰囲気の教師です。生徒様を指導する際も、生徒様が楽しく勉強できるようコミュニケーションを密に取りつつ、しっかりと学習計画を立て、計画的に指導を進められるよう努めます。

#河合塾出身 #英検所持

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