1.明治学院中学校とは?
1863年に前身の学校が設立、1963年に現在の学校が開校されました。
明治学院大学への内部進学率は約5割。成績上位3割の生徒様は、内部進学枠を持ったまま、他大学への受験が可能となっています。そのため、難関大学への合格者も多数いらっしゃいます。
キリスト教精神に基づく教育と、国際教育が特徴の同校。特に国際教育では、40日間のアメリカホームステイ体験やハンドベル部の海外演奏旅行など、大きな経験を積める機会が設けられています。
2.明治学院中学校の入試傾向について
第1回の試験科目は、算数・国語の2科目です。試験時間は各々50分、配点は各々100点となっています。
第2回・第3回の試験科目は、算数・国語・理科・社会の4科目です。
試験時間は算数50分・国語50分・理科30分・社会30分、配点は算数100点・国語100点・理科60点・社会60点です。
募集要項にも書いてありますが、コンパス・分度器・三角定規は必ず持参して下さい。算数で使用します。 全体的に基本的な問題が多いため、合格最低点は高めで約7割の得点率が必要です。 算数・国語で差がつきやすく、それぞれ特色ある問題が出題されています。
①算数
例年、大問6題の出題で、大問1番が計算問題と小問集合、大問2番以降が単元別の問題となっています。回数により、傾向に変化はありません。単元としては、全体的に満遍なく出題されていますが、図形・速さ・数の問題・割合の出題が多い傾向にあります。全体としては基本的な問題が多いですが、図形の問題で特殊な問題が出題されています。以下、単元毎にお話ししていきましょう。
図形は、平面図形が主に出題され、面積・相似・角度・図形の移動・作図が頻出です。作図はこの学校特有の問題で、よく出題されています。2024年度第1回でも、大問6番で円の接線を作図した後に、実測して面積を求める問題が出題されました。対策をされていなかった生徒様には、かなり厳しい問題だったと推測されます。過去問の演習と共に、学校で習うコンパスや分度器の使い方をしっかりと身につけておきましょう。また、中学一年生の問題集に作図の問題がありますから、簡単なものは見ておいても宜しいかと思います。
速さは旅人算・特殊算・比を使用した問題・水量などが出題されています。生徒様自身でダイヤグラムを書けると良いでしょう。
数の問題は、場合の数・規則性が頻出です。基本的な問題ですから、しっかりと解けるようにして下さい。
割合は、食塩水の問題がよく出題されています。生徒様自身で手を動かして、自分で図を書けるようにすると良いでしょう。
②国語
例年、大問5〜7題の出題で、大問1番が文章題、大問2番が詩、大問3番以降が語彙・漢字の問題となっています。この傾向は昔から変わりありません。 明治学院中学校の特徴である詩の問題は、毎年出題されていますから、しっかりとした対策が必要です。2024年度第2回でも出題されており、表現技法・読解・季節・詩の形式など、幅広く問われていました。
詩は塾などではあまり扱ってくれませんので、対策をしている生徒様とそうでない生徒様では差がついてしまいます。「わかる国語」(旺文社)などの総合的な文法書を一冊ご用意して頂き、詩の対策をしつつ、過去問や他の学校の問題を解くと良いでしょう。
文章題は、物語文・説明文・随筆文など様々な形式で出題されています。設問も語彙・抜き出し・接続詞・記号選択・記述問題など総合的に出題されています。要旨を問う記号選択問題が毎回問われていますから、日頃から要旨を把握する練習が欠かせません。 語彙・漢字は様々な形式で問われます。漢字では、読み書きだけでなく画数が出題され、語彙もことわざ・慣用句だけでなく、文中での使われ方も問われます。また、文法や俳句についても問われることがありますので、総合的な対策が必要です。
③理科
昨年は大問3題の出題形式でしたが、多くの年度・回数で大問1題の出題です。物理・化学・生物・地学が満遍なく出題されています。全体的に基本~標準的な問題です。これは回数によりません。 大問1番一つの問題で小問25題程度出題される形式です。
非常に多岐に亘って出題されています。知識問題だけでなく、現象理解問題、物理や化学の計算問題、時事問題などが出題されています。苦手単元を作らずに、幅広く基礎をしっかりと固めましょう。
また、ニュースや新聞、科学のドキュメンタリー番組を見ることも良い対策となるでしょう。
物理・化学の計算問題は、基本的なものが多い傾向にはありますが、複数題出題されますので、対策はしっかり行いましょう。
また、小問とは言うものの、観察問題・考察問題も出題されています。2024年度第2回では、化学と生物で小問とは思えない長さの問題が出題されました。単なる暗記だけでは対応出来ませんので、理解もしっかりして臨んで下さい。
④社会
例年、大問3〜4題の出題で、地理・歴史・公民・時事が満遍なく出題されています。この傾向は回数によりません。全体的に基本的な用語に関する設問が多く出題されています。一部、記述問題はありますが、字数が短いので、普段の学習の延長線上と考えて良いでしょう。2024年度第2回でも記述問題は出題されましたが、嬬恋村で夏にキャベツが出来る理由を問うものでした。字数も短めでしたから、やはり普段の勉強で解答出来る問題でした。
注意すべき点は、設問に細かい指示がある事です。漢字指定の問題や、間違っているものを選びなさい、指定語句を使用して記述しなさい、などの指示がよく行われています。2024年度第2回でも、指示付きの設問が多く出題されていました。注意して解く練習をしておかないと、思わぬ失点をする事になるでしょう。
地理では、地図帳を意識した勉強が効果的です。地図に関する問題は、毎回出題されています。また、雨温図・統計も頻出で、地形図に関する問題も出題されています。
歴史では、知識問題が多めですが、写真・絵に関する問題もよく出題されています。出来事の並び替え問題や年号そのものの正誤を問う問題も出題されています。よって年号暗記は必須です。
公民は、幅広く基本的な事項をしっかりと暗記して下さい。時事問題もよく出題されていまして、大問で問われる事もあります。ここ2.3年程度の内容については理解しておくようにして下さい。記述問題もあり得ますから、単なる暗記だけにならない様に学習して下さい。
⑤問題の形式等が似ている学校は?
全体的な傾向としては、東京電機大学中学校が似ています。但し、国語の詩については出題されていませんので、青山学院中等部や芝浦工業大学附属中学校が参考になるでしょう。
3.明治学院中学校を受ける際の併願パターンは?
①1月受験校
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埼玉栄中学校・獨協埼玉中学校・西武学園文理中学校 |
1月は、練習として、埼玉栄中学校・獨協埼玉中学校・西武学園文理中学校が挙げられます。 しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます。
②2月1日
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午前:東京電機大学中学校(1次) 午後:明治学院中学校(1次) |
午前は、東京電機大学中学校(1次)で抑えておき、午後は、明治学院中学校(1次)で決まりです。
③2月2日
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午前:明治学院中学校(2次)・国学院大学久我山中学校(2次) 午後:駒込中学校(特待・4次)・多摩大学目黒中学校(特待・2次)・武蔵野大学中学校(4次) |
午前は、明治学院中学校(2次)で決まりです。既に合格されていれば、国学院大学久我山中学校(2次)が良いでしょう。
午後は、駒込中学校(特待・4次)・多摩大学目黒中学校(特待・2次)・武蔵野大学中学校(4次)のいずれかが宜しいかと思われます。
但し、1日に午前・午後受験されると思いますから、生徒様の疲労を考慮して、 午前・午後どちらかの受験を回避しても良いかと思います。
④2月3日
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午前:安田学園中学校(5次)・東海大学附属高輪台中学校(2次) 午後:淑徳中学校(スーパー特進・2次)・桜美林中学校(3次) |
午前は、明治学院中学校に合格されていれば、安田学園中学校(5次)が良いでしょう。 合格されていなければ、抑え校として、東海大学附属高輪台中学校(2次)が宜しいかと思います。
午後は、淑徳中学校(スーパー特進・2次)か桜美林中学校(3次)が良いでしょう。
⑤2月4日
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午前:明治学院中学校(3次)・東洋大学京北中学校(4次) 午後:目黒日本大学中学校(4次)・東京電機大学中学校(4次) |
午前は、明治学院中学校(3次)の最後の入試です。明治学院中学校に合格されていれば、東洋大学京北中学校(4次)が良いでしょう。
午後は、目黒日本大学中学校(4次)、もしくは東京電機大学中学校(4次)が良いと思われます。
4. 明治学院中学校の受験対策方法
ここからは具体的な受験対策方法についてお話していきましょう。
①時期別・教科別対策内容
(1)小学4年生
算数は、塾のカリキュラムに沿って行っていきましょう。 塾に通われてない生徒様は「予習シリーズ」に沿って進めていくと良いでしょう。 明治学院中学校は、小問集合を含めますと、満遍なく出題されますので、苦手単元を作らない事が大切です。 また、計算力も必須です。明治学院中学校では、計算問題が出題されていますし、計算力が必要な問題も多々出題されています。 速く、正確に計算が出来るように毎日トレーニングをして下さい。
国語は、文章を読んでから、要旨を50字程度で書いていくのが、将来の明治学院中学校対策には良いでしょう。 少しの時間でも良いので、毎日の読書も欠かさず行いたい所です。読解力をつけることが非常に大切になります。 表現技法・俳句・文法・詩について、今の時期から学習しておくと良いでしょう。「わかる国語」(旺文社)などの総合的な文法書を1冊用意して学習すると良いでしょう。 特に詩は「ウイニングステップ小学四年生物語と詩」(日能研ブックス)といった問題集で慣れるのも良いでしょう。
理科は、生物・地学を中心とした暗記単元が始まりますから、今のうちにしっかりと暗記をしましょう。また、身の回りの現象理解が必要な問題も出題されます。 この現象理解は生徒様だけに任せるのは大変かもしれません。是非、保護者様も生徒様と一緒に考察して下さい。
社会は、地理分野が本格的に始まりますので、地図帳片手に場所を調べながら学習しましょう。地名など漢字で書ける様にしておきましょう。漢字指定の問題が出題されています。統計・雨温図などの資料や地形図にも目を通すようにしておきましょう。 ご旅行に行かれるのも大変重要です。旅行の思い出がそのまま地理の勉強にもなります。
(2)小学5年生
算数は、引き続き、カリキュラム通りに行って頂きたいですが、小学4年生の内容、及び小学5年生で習う内容も適宜復習するようにして下さい。 少し時間が経ってしまうと、出来なくなってしまう事も多いです。 全体的に基本〜標準的な問題をしっかり解けるようにしていきましょう。
国語は、物語文・説明文共に、客観的に読む訓練です。 生徒様自身の意見ではなく、筆者の意見を読み取れるよう、引き続き、要旨を50~80字程度で書く練習をしましょう。 書きたいポイントを箇条書きにしてから、記述するのが良いでしょう。 読書は継続的に行い、漢字・語彙も忘れずに行って下さい。詩の表現技法や季節をしっかりと抑えましょう。
理科は、物理・化学などの計算問題が始まります。計算問題はよく出題されていますので、基本的な問題は解けるようにして行きましょう。 全単元で理解が必要になりますから、図鑑・理科事典などで調べる癖付けが出来ると良いでしょう。
社会は、歴史が始まります。主な出来事が何時代なのか、判断できるまで反復して下さい。歴史は難しい漢字が多いですが、しっかりと書ける様にして下さい。資料集で写真・絵についても確認しておくと良いでしょう。年号暗記も必須です。 時事対策として、この時期からニュース・新聞を見聞きしておくと良いでしょう。
(3)小学6年生(4月〜6月)
算数は、前学年までの復習をしっかりしながら、全体的なレベルを上げていく時期です。 特に、図形・速さ・数の問題・割合に不安がある場合は、この時期に克服したい所です。 全体的な復習として、「ベストチェック」(みくに出版)に取り掛かると良いでしょう。 過去問にも一度取り掛かってみましょう。
国語は、標準的な文章で、設問の解き方を確認して下さい。記述問題は根拠をしっかりと辿るようにしましょう。 毎日の読書も引き続き行い、様々なジャンルの文章を積極的に読んで下さい。 過去問にも取り掛かると良いでしょう。
理科は、引き続き、身の回りの事柄への理解を深めつつ、計算問題の力をつけて行きましょう。 苦手単元はこの時期に克服できるようにして下さい。
社会は公民が始まります。幅広く基本的な内容を定着させてください。 時間を見つけて、地理・歴史の復習も取り入れて行くと、今後楽になります。
(4)小学6年生(7月〜8月)
算数は、過去問を3~5回分解きましょう。作図問題に慣れるために、中学1年生用教材で練習するのも良いと思われます。 「ベストチェック」を1周させ、解き直しもしていきましょう。苦手単元の強化をして下さい。 秋以降は、過去問など演習に時間を取られますので、まとまった時間が取れる最後のチャンスです。
国語も、過去問を3回分は解いて、形式に慣れましょう。記述問題は根拠をおさえつつ、記述する際には主語を書くことを意識すると良いと思われます。 詩については、表現技法や季節の確認をしつつ、他の過去問を使用しても良いでしょう。芝浦工業大学附属中学校や青山学院中等部の問題は良い教材になるでしょう。 語彙・漢字・文法・俳句については、この夏休みで固めていきましょう。
理科も、過去問を3〜5回分解きましょう。理解不足の所は、基本に戻って理解をしていきましょう。×の選択肢があった時に、何故×なのか考えて、理解する癖を付けましょう。
社会も、過去問を3回分行いましょう。過去問を通して弱点を見つけ、補強して行きましょう。 ニュース・新聞で引き続き、時事問題について学習していきましょう。ここ2.3年の時事について学習していくと良いでしょう。
(5)小学6年生(9月~11月)
算数は、過去問中心になりますが、特に解き直しに力を入れて下さい。 「ベストチェック」の解き直しをしつつ、「プラスワン」「ステップアップ」(東京出版)も解くと良いでしょう。 特に、図形・速さ・数の問題・割合を中心に解くことをおすすめします。
国語は、過去問を中心に進めますが、漢字・語彙・表現技法・俳句・詩の強化も忘れずに行って下さい。 過去問の解き直しも行いましょう。 この時期でも、読書は継続して頂き、読解力向上を図ってください。詩集を読むのも良いでしょう。
理科も、やはり過去問を中心に行っていきます。 過去問で出てきた内容については、暗記だけでなく、理解が出来ているか、保護者様で確認して頂くと良いと思います。 解き直しも忘れずに行って下さい。
社会も、過去問は解きますが、それと同時に、全般的な復習も忘れずに行って下さい。 この時期から「日本のすがた」(最新版)を利用した統計の勉強、及び大手塾が出版している「重大ニュース」を読み、更に時事問題を強化していきましょう。
(6)小学6年生(12月~1月)
算数は、過去問の解き直し、図形・速さ・数の問題・割合を含めた全般的な定着を行いましょう。 この時期でも、過去問演習は効果的ですから、遡って行って下さい。 基本〜標準的な問題で取りこぼしが無いように、「ベストチェック」「プラスワン」「ステップアップ」を復習しましょう。
国語は、時間配分・設問形式を忘れないために、1週間~2週間に1度は過去問に触れましょう。 漢字・語彙の最終チェックも忘れずに行い、日々の読書・日記・作文対策も継続してください。
理科は、今まで習ってきた内容や、過去問の内容で、理解しきれていない所は無いか、確認して下さい。 計算問題も、標準的な問題や有名問題での取りこぼしが無いように、単元問わず復習をして下さい。
社会は、全般的な復習をしつつ、地理では地図・統計・雨温図・地形図を中心に確認を行って下さい。歴史は年号暗記、公民は基本的な知識を再度確認すると良いでしょう。時事問題については出来るだけ多くの内容理解に努めて下さい。
②明治学院中学校の過去問対策方法
(1)過去問の効果的な使い方
算数・理科の計算問題は比較的似た傾向の問題が出題されますので、なるべく遡って行い、解き直しもしっかり行って下さい。
国語・社会については、形式に慣れれば良いと思われますが、それぞれ記述問題が多く、苦労する点も多いかと思います。 記述問題が得意な生徒様は少なめで良いですが、そうではない生徒様は10回分以上解くと良いでしょう。
(2)いつから解き始めればよいか
算数と国語については、夏休み前から解き始めると良いでしょう。 この2科目は配点が高い科目で、特に算数は差がつきます。早めに解き始めた方が良いでしょう。
一方、理科と社会は夏休みに入ってから始めれば良いと考えます。 あまり早く始めても、試験範囲の学習が終わっていない場合もありますので、焦らず夏休みに集中して行っていきましょう。
(3)何年分を何周解けばよいか
算数は、図形・速さ・数の問題・割合といった、よく出る単元がありますし、素早く正確に解く練習も必要です。 従って、最低10回分、出来れば20回分解いておきたい所です。 まずは時間を測って解き、その後、間違えた問題を中心に3~4周は解き直しをしましょう。
国語は、記述問題や詩に苦労される生徒様は多くいらっしゃると思います。 従いまして、記述・詩が得意な生徒様は5~10回分程度でも良いでしょう。一方、苦手な生徒様は10回分以上解いて慣れる必要があります。特に詩については、他の学校も含めて出来るだけ解いて慣れていく必要があるでしょう。解き直しは2周出来れば良いと考えます。
理科は、過去問を解くことで、理解しきれていない箇所を発見し、周辺事項を理解し直すようにしましょう。計算は似た問題が出題されることがあります。そのため、最低10回分、出来れば20回分解くと良いかと思います。解き直しについては、計算問題の解き直しを中心に3~4周行いましょう。
社会は、記述問題がありますから、得意な生徒様は5~10回分、苦手な生徒様は10回分以上解きましょう。 解き直しは2周程度で良いと思われますが、過去問で間違えた問題から、弱い所を見つけ出し、その強化に時間を掛ける様にして下さい。
③保護者様にできるサポート内容
(1)成績が下降してきたら…
基本〜標準的な問題が出来なくなっている可能性が高いです。 塾などで難しい問題ばかり行っていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。 すると、成績が下降して行きます。ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学4年生・5年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします。 生徒様にも「少し前の単元に戻ってやってみようか。」とお声掛けし、「ゆっくり基本からやり直してみよう。」と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。
また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい。 尚、復習というのは、間違えた問題を出来るまで解き直しを行うことを言います。出来るまで行うことがポイントです。また、一度解けたとしても、また暫く経ってから解き直すことも必要ですので、保護者様でしっかりと管理して頂くと良いでしょう。
(2)計算力対策
明治学院中学校は、計算力が鍵を握ります。計算問題は必ず出題されていますし、小問集合の問題数が多いですから、スピードと正確性も要求されます。 毎日10問程度、四則演算の計算問題を解くと良いでしょう。
計算間違いが多い生徒様の場合、まずはゆっくりと正確に行う練習をしましょう。 正確さが身についてから、スピードの順番でお願いします。
(3)理科の対策
明治学院中学校の理科は、これまでご説明している通り、理解を問う問題も出題されております。 保護者様としましては、身近な事柄について、生徒様と会話をし、一緒に調べて理解を促すようにして頂けると宜しいかと思います。
例えば、 「洗濯物を干すと乾くのは何故だろうね?」 「シャボン玉の仕組みを一緒に考えてみようか。」 「虫眼鏡はどういう仕組みになっているんだろうね。」 「鏡で全身を映すにはどうしたら良いだろう。」 など、身近にあるものをしっかりと調べることは、理科の対策にとても重要です。 是非、生徒様とご一緒に取り組んでみて下さい。
(4)時事問題対策
時事問題こそ、保護者様の出番です。今、ニュースや新聞で見聞きする内容は、保護者様にとっては常識的な事でも、生徒様には実感がわかない・わからないことも多いと思われます。 ニュースや新聞で出てきた内容を生徒様と会話するようにして下さい。
例えば、 「今円安が進んでいるってニュースで言っていたけど、どういうことかわかる?」 「男女の格差社会ってどういう事なんだろうね?」 と言った質問から、生徒様と一緒に会話をし、一緒に調べることは重要です。 是非、取り組んで頂ければと思います。
(5)ケアレスミス対策
計算間違い・見間違い・勘違いなど全てケアレスミスと言われます。 しかし、そのミスは放っておいて直るのでしょうか。また、優秀な生徒様は何故ケアレスミスが少ないのでしょうか。
まず、計算間違いからお話しましょう。 計算間違いを無くすには、まず(2)でお話したように、ゆっくり、正確に計算を行うことから始めます。 そして、頭で計算(暗算)せずに、筆算をしっかりしましょう。計算は大きく行いましょう。また、計算の都度、確認をすると良いと思います。
次に、見間違い・勘違いについてです。 文章の数字や人物には丸をつけるなど、目立つようにしましょう。また、何を答えるべきなのか、設問で聞かれていることにも印をつけます。 答えを出したら、もう一度問題文を確認し、生徒様自身の解答も、もう一度確認です。 このように、徹底することで、今までのミスが格段に減ると思われます。保護者様も、是非、生徒様の横でチェックして頂けると良いかと思います。
まとめ
明治学院中学校の入試問題は、基本的な問題が多いため、合格最低点には約7割の得点率が必要です。そのため、基礎をしっかりと固めることが何よりも重要になります。 差がつきやすい科目は算数と国語です。
算数は、図形・速さ・数の問題・割合が頻出です。作図問題がありますので、中学一年生用教材で演習すると良いでしょう。
国語は、詩の問題に注意が必要です。文法書で一通り学んだ後、過去問や他の学校の問題でしっかりと演習を行いましょう。
【参考文献】
明治学院中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
東京電機大学中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
青山学院中等部2025年度版10年間過去問声の教育社
芝浦工業大学附属中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
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