1.玉川学園中学部とは?
1929年に設立された伝統校、玉川学園中学校。内部進学率は約3割で、多くの生徒様が難関大学・海外大学へと進学しています。玉川大学へと進学される生徒様は、高校3年生のうちに、大学の授業を受講し、単位認定を受けることが出来ます。
中学3年生では、1年間かけて卒業論文に取り組み、論文作成・プレゼンテーションスキルを学びます。
また、海外語学研修も盛んで、国際教育に力を入れていることが伺えます 。
2.玉川学園中学部の入試傾向について
第1回の試験科目は算数・国語・理科・社会の4科目、もしくは算数・国語の2科目です。 試験時間は各々50分・50分・30分・30分、配点は100点・100点・50点・50点です。
第2回・第4回の試験科目は算数・国語の2科目、もしくは算数・国語から1科目と、英語資格(3級以上)です。 試験時間・配点は第1回と同様です。英語資格では、級によって、70点~100点に換算されます。
第3回の試験科目は算数・国語・理科・社会の4科目、もしくは算数・国語か算数・理科の2科目です。 試験時間・配点は第1回と同様です。 いずれの入試でも面接が課されますので、注意して下さい 。
入試問題は、基本的な問題が中心ですが、記述問題が多く、読解力・文章力が必要となります。 差がつきやすい算数は、数の問題・速さ・図形・データの分析が頻出です 。
①算数
例年、大問4.5題の出題です。大問1番が計算問題、大問2番が小問集合、大問3番が図形の小問集合、大問4番以降が単元別の問題となっています。この傾向は回数によりません。
大問1番の計算問題は、基本的な計算問題ですから、ここを確実に得点することが大切です。完答出来る様にして下さい。
大問2番では問題数が8題ほど出題されております。正確性を伴いながらも、スピードが要求されます。
大問3番では、角度・面積・体積・回転体・展開図といった図形に関する小問が出題されています。基本〜標準的な問題です。単元別の問題では、数の問題・速さ・データの分析に関する問題が頻出です 。
数の問題は規則性・場合の数の出題が多い傾向にあります。具体的に書き出していく事で、状況を理解出来る問題となっていますから、しっかり手を動かして考えましょう。日頃から諦めずに解く練習をして下さい。
速さは、旅人算が中心です。グラフを伴う問題も多いですから、グラフの読み取りが出来るようにして下さい。
データの分析は、この学校特有の問題です。2024年度第1回でも出題されていましたから、しっかりとした対策をしていなかった生徒様には、難しい問題でした。本来、中学一年生で習う内容が出題されていますから、中学1年生用の参考書・問題集をご用意頂き、最頻値・中央値・度数分布表といった単語の理解をしておいて下さい 。
②国語
例年、大問10題前後の出題で、最後の大問が文章題、残りは全て漢字・語彙問題です。この傾向は回数によりません。 漢字・語彙の問題は得点の約3割〜4割程度を占めており、決して疎かには出来ません。非常に様々な出題がありまして、漢字の読み書き・四字熟語・ことわざ・慣用句以外にも、文法・品詞・熟語の成り立ち・国語辞典での語順などが頻出です。2024年度第1回でも、例年通り、上記のような内容が出題されました。過去問でよく練習すると共に、「わかる国語」(旺文社)などの総合的な文法書を1冊ご用意頂き、全体的に学習する必要があるでしょう。
文章題は説明文1題の出題です。語彙・接続詞・抜き出し・正誤選択・記述問題など、満遍なく出題されています。
記述問題は、字数の多い(70字程度)問題が出題されることがあります。棒線部近くだけでなく、本文全体から考えて解答を導き出す問題もありますので、しっかりとした読解力・記述力が試されます。日頃から読書をして読解力をつける事、要約の練習をして要旨を的確に把握出来るようにする事が必要となるでしょう。
③理科
例年、大問3題の出題で、物理・化学・生物・地学が満遍なく出題されています。全体的に基本~標準的な問題です。これは回数によりません。 大問1番が小問が10〜15題程度出題される小問集合で、全般的に出題されています。知識問題だけでなく、現象理解問題、物理や化学の計算問題、時事問題など多岐に亘ります。苦手単元を作らずに、基礎をしっかり固める事が大事です。
大問2・3番は分野別の問題です。物理・化学・生物・地学の4分野から2分野出題されています。実験・観察問題が出題される事が多く、記述問題が出題されることもあります。2024年度第1回では、大問に化学と地学が出題され、記述問題や計算問題も出題されました。問題の内容を理解した上で解く問題も多く、暗記では対応出来ない問題が数多く出題されます。
知識は元より、日々理解しながら取り組む事、その結果問題文を理解出来る部分もありますので、暗記一辺倒にならないように学習して下さい 。
④社会
例年、大問3題の出題で、地理が主に出題され、次いで歴史、公民の順に出題されています。全体的に基本的な出題で、大問1番では一問一答問題が出題されています。大問2番以降で、漢字指定の問題が出題されますから、漢字でしっかりと書けるようにしておきましょう。この傾向は回数によりません。
特徴的な問題は、最後に問われる作文問題です。資料が複数与えられ、それらを基に生徒様の考えを書く問題が頻出です。2024年度第1回では、資料から2100年に50歳以上の人口が約何万人になるか、根拠を示しながら解答する記述問題が出題されました。資料に基づいた論理的な文章を書く事が求められます。
地理では、日本地図・世界地図が絡んだ問題が出題されています。地図帳を軸にした学習が効果的です。地形・都市・県・国の場所など、地図を見ながら確認しておくと良いでしょう。統計・雨温図も出題されていますので、対策をしておきましょう。
歴史は一問一答的な問題が多いですから、確実に知識を身につけましょう。出来事がいつ起きたか問われる事がありますので、有名な年号はしっかり覚えて対処しましょう。
公民はあまり出題されず、数問出題されるくらいです。基本的な内容が出題されています。時事問題が問われる事もありますので、ここ1.2年程度の内容は知っておく必要があります 。
⑤英語
例年、大問数が15題弱で、リスニング・語彙・文法・整序・記述問題・英作文など、総合的な内容です。英作文以外は記号問題が多く出題されます。全体としては中学校1年生〜2年生の内容です。
英作文では、25語程度の短い自由英作文が出題されています。2024年度第1回では、あなたが行きたい国はどこですか?理由と共に答えなさい、という問題でした。文法に注意して書くことを意識して下さい 。
⑥問題の形式等が似ている学校は?
全体的な傾向としては、日本大学第一中学校に似ていると思われます。社会の作文問題は、工学院大学附属中学校の問題が参考になるでしょう 。
3.玉川学園中学部を受ける際の併願パターンは?
①1月受験校
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埼玉平成中学校・東京成徳深谷中学校 |
1月は、練習として、埼玉平成中学校・東京成徳深谷中学校が挙げられます。 しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます 。
②2月1日
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午前:玉川学園中学部(1次) 午後:玉川学園中学部(2次) |
午前・午後共に、玉川学園中学部で決まりです 。
③2月2日
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午前:玉川学園中学部(3次)・日本大学第一中学校(四科・2次) 午後:玉川学園中学部(4次)・多摩大学目黒中学校(特待・2次) |
午前・午後共に玉川学園中学部で決まりです。 玉川学園中学部に合格されていれば、午前は日本大学第一中学校(四科・2次)、午後は多摩大学目黒中学校(特待・2次)が良いでしょう。
但し、1日に午前・午後受験されると思いますから、生徒様の疲労を考慮して、 午前・午後どちらかの受験を回避しても良いかと思います 。
④2月3日
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午前:日本大学第一中学校(2科・1次)・東京成徳大学中学校(3次) 午後:多摩大学目黒中学校(特待・3次)・品川翔英中学校(5次) |
午前は、玉川学園中学部に合格されていれば、日本大学第一中学校(2科・1次)が良いでしょう。 合格されていなければ、抑え校として、東京成徳大学中学校(3次)が宜しいかと思います。
午後は、多摩大学目黒中学校(特待・3次)か品川翔英中学校(5次)が良いでしょう 。
⑤2月4日
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午前:多摩大学目黒中学校(特待・4次)・文教大学付属中学校(5次) 午後:東京電機大学中学校(4次)・品川翔英中学校(6次) |
午前は、玉川学園中学部に合格されていれば、多摩大学目黒中学校(特待・4次)が、そうでなければ文教大学付属中学校(5次)が良いでしょう。 午後は、東京電機大学中学校(4次)か品川翔英中学校(6次)が良いでしょう 。
4.玉川学園中学部の受験対策方法
ここからは具体的な受験対策方法をお話していきましょう 。
①時期別・教科別対策内容
(1)小学4年生
算数は、塾のカリキュラムに沿って行っていきましょう。 塾に通われてない生徒様は「予習シリーズ」に沿って進めていくと良いでしょう。 玉川学園中学部は、小問集合を含めますと満遍なく出題されますので、苦手単元を作らない事が大切です 。 また、計算力も必須です。玉川学園中学部では、計算問題が出題されていますし、計算力が必要な問題も多々出題されています。 速く、正確に計算が出来るように毎日トレーニングをして下さい 。
国語も、カリキュラム・予習シリーズをもとに行いますが、文章が難しいと感じる場合は、少し簡単な文章から確実に読めるようにして下さい。 文章を読んでから、要旨を50字程度で書いていくのが、将来の玉川学園中学部対策には良いでしょう。
少しの時間でも良いので、毎日の読書も欠かさず行いたい所です。読解力をつけることが非常に大切になります。 日頃から日記を書いて、論理的な文章を書く練習をすると良いでしょう。
また、「わかる国語」(旺文社)といった総合的な文法書を用意して、今の内から漢字・ことわざ・慣用句・四字熟語・文法などコツコツと行っていくと良いでしょう。わからない言葉は国語辞典で調べる癖付けをしていきましょう。国語辞典の問題対策にもなります 。
理科は、生物・地学を中心とした暗記単元が始まりますから、今のうちにしっかりと暗記をしましょう。 この分野での暗記問題は出題されていますが、身の回りの現象理解が必要な問題も出題されます。 この現象理解は生徒様だけに任せるのは大変かもしれません。是非、保護者様も生徒様と一緒に考察して下さい。
社会は、地理分野が本格的に始まりますので、日本地図・世界地図どちらも場所を調べながら学習しましょう。地名など漢字で書ける様にしておきましょう。漢字指定の問題が多く出題されています。統計・雨温図など資料にも目を通すようにしておきましょう。 ご旅行に行かれるのも大変重要です。地理の素養を高めることとなるでしょう 。
(2)小学5年生
算数は、引き続き、カリキュラム通りに行って頂きたいですが、小学4年生の内容、及び小学5年生で習う内容も適宜復習するようにして下さい。 少し時間が経ってしまうと、出来なくなってしまう事も多いです。 全体的に基本〜標準的な問題をしっかり解けるようにしていきましょう 。
国語は、物語文・説明文共に、客観的に読む訓練です。 生徒様自身の意見ではなく、筆者の意見を読み取れるよう、引き続き、要旨を80字程度で書く練習をしましょう。 書きたいポイントを箇条書きにしてから、記述するのが良いでしょう。 読書は幅広く継続的に行い、漢字・語彙も忘れずに行って下さい。日記も毎日継続していきましょう 。
理科は、物理・化学などの計算問題が始まります。基本的な問題は解けるようにして行きましょう。物理については、光・電気といった現象理解が必要な単元を、また、化学は水溶液の判定が出来る様に知識を整理することも大切です。計算問題以外も対応出来る様にして下さい 。
社会は、歴史が始まります。主な出来事が何時代なのか、判断できるまで反復して下さい。年号暗記も必要です。歴史は難しい漢字が多いですが、しっかりと書ける様にして下さい。写真・絵といった資料についても出題されています。 時事問題対策として、新聞・ニュースを見る習慣付けを行うと良いでしょう 。
(3)小学6年生(4月〜6月)
算数は、前学年までの復習をしっかりしながら、全体的なレベルを上げていく時期です。 特に、数の問題・速さ・図形に不安がある場合は、この時期に克服したい所です。 全体的な復習として、「ベストチェック」(みくに出版)に取り掛かると良いでしょう。 過去問にも一度取り掛かってみましょう 。
国語は、標準的な文章を使用して記述問題対策です。要約練習は継続して取り組んで下さい。また、語彙・文法も毎日コツコツと行って下さい。 過去問にも取り掛かると良いでしょう。
理科は、引き続き、身の回りの事柄への理解を深めつつ、計算問題の力をつけて行きましょう。 計算問題が苦手な生徒様は特に力を入れて復習して下さい 。
社会は公民が始まります。出題数は多くありませんので、基本的な内容を定着させつつ、グラフや資料も見ておいて下さい。時間を見つけて、地理・歴史の復習も取り入れて行くと、今後楽になります 。
(4)小学6年生(7月〜8月)
算数は、過去問を3〜5回分解いていきましょう。また、苦手単元があれば、夏休み中に克服していきましょう。
「ベストチェック」を1周させ、解き直しもしていきましょう。また、この夏休み中に、データの分析を学習しましょう。この内容は、中学一年生用の参考書・問題集を購入し、最頻値・中央値・度数分布表と言った内容を理解しましょう。 基本的な問題が出来れば良いと思われます。 秋以降は、過去問など演習に時間を取られますので、まとまった時間が取れる最後のチャンスです 。
国語も、過去問を3回分は解いて、形式に慣れましょう。記述する際には主語を書くことを意識すると良いと思われます。 要旨把握の設問が解ける様に、要約練習を継続的に行って下さい。 語彙・漢字・文法については、この夏休みで少しずつ固めていきましょう 。
理科も、過去問を3〜5回分解きましょう。理解不足の所は、基本に戻って理解をしていきましょう。 知識問題はこの夏休みに定着させましょう。 問題を解く際に、×の選択肢についても、何故間違っているのか、納得出来るまで調べる様にして下さい 。
社会も、過去問を3回分行いましょう。過去問を通して弱点を見つけ、補強して行きましょう。特に最後の大問の作文問題については、慣れるまで練習して下さい。 ニュース・新聞で、時事問題について学習していきましょう 。
(5)小学6年生(9月~11月)
算数は、過去問中心になりますが、特に解き直しに力を入れて下さい。 「ベストチェック」の解き直しをしつつ、「プラスワン」(東京出版)も解くと良いでしょう。 特に、数の問題・速さ・図形・データの分析を中心に解くことをおすすめします 。
国語は、過去問を中心に進めますが、漢字・語彙・文法の強化も忘れずに行って下さい。過去問の解き直しも行いましょう。 この時期でも、読書・日記・要約練習は継続して頂き、読解力向上を図ってください 。
理科も、やはり過去問を中心に行っていきます。 過去問で出てきた内容については、暗記だけでなく、理解が出来ているか、保護者様で確認して頂くと良いと思います。 解き直しも忘れずに行って下さい 。
社会も、過去問は解きますが、それと同時に、全般的な復習も忘れずに行って下さい。 この時期から「日本のすがた」(最新版)を利用した統計の勉強、及び大手塾が出版している「重大ニュース」を読み、更に時事問題を強化していきましょう 。
(6)小学6年生(12月~1月)
算数は、過去問の解き直し、数の問題・速さ・図形・データの分析を含めた全般的な定着を行いましょう。 この時期でも、過去問演習は効果的ですから、遡って行って下さい。 基本〜標準的な問題で取りこぼしが無いように、「ベストチェック」「プラスワン」を復習しましょう 。
国語は、時間配分・設問形式を忘れないために、1週間~2週間に1度は過去問に触れましょう。 漢字・語彙・文法の最終チェックも忘れずに行い、日々の読書も継続してください 。
理科は、今まで習ってきた内容や、過去問の内容で、理解しきれていない所は無いか、確認して下さい。 計算問題も、 標準的な問題や有名問題での取りこぼしが無いように、単元問わず復習をして下さい 。
社会は、全般的な復習をしつつ、地理では地図・統計・雨温図を中心に確認を行って下さい。歴史は年号の確認、公民は基本的な知識を再度確認すると良いでしょう。時事問題については出来るだけ多くの内容理解に努めて下さい。漢字で書ける様に練習しておきましょう 。
②玉川学園中学部の過去問対策方法
(1)過去問の効果的な使い方
算数・理科の計算問題は比較的似た傾向の問題が出題されますので、なるべく遡って行い、解き直しもしっかり行って下さい。
国語・社会については、形式に慣れれば良いと思われますが、記述問題が多く、苦労する点も多いかと思います。
記述問題が得意な生徒様は少なめで良いですが、そうではない生徒様は10回分以上解くと良いでしょう 。
(2)いつから解き始めればよいか
算数と国語については、夏休み前から解き始めると良いでしょう。 この2科目は配点が高い科目で、特に算数は差がつきます。早めに解き始めた方が良いでしょう 。
一方、理科と社会は夏休みに入ってから始めれば良いと考えます。 あまり早く始めても、試験範囲の学習が終わっていない場合もありますので、焦らず夏休みに集中して行っていきましょう 。
(3)何年分を何周解けばよいか
算数は、数の問題・速さ・図形・データの分析といった、よく出る単元がありますし、素早く正確に解く練習も必要です。 従って、最低10回分、出来れば20回分解いておきたい所です。 まずは時間を測って解き、その後、間違えた問題を中心に3~4周は解き直しをしましょう 。
国語は、記述問題や膨大な文法・語彙の問題があり、苦労される生徒様も多くいらっしゃると思います。 従いまして、得意な生徒様は5~10回分でも良いでしょう。一方、苦手な生徒様は10回分以上解いて慣れる必要があります。2周解き直しが出来れば良いと考えます 。
理科は、過去問を解くことで、理解しきれていない箇所を発見し、周辺事項を理解し直すようにしましょう。計算問題については、練習が必要です。そのため、最低10回分、出来れば20回分解くと良いかと思います。 解き直しについては、計算問題の解き直しを中心に3~4周行いましょう 。
社会は資料の読解をした上での作文問題が特徴的です。そのため、得意な生徒様は5回分程度でも良いですが、苦手な生徒様は10回分以上解いた方が良いでしょう。 解き直しは2周程度で良いと思われますが、過去問で間違えた問題から、弱い所を見つけ出し、その強化に時間を掛ける様にして下さい 。
③保護者様にできるサポート内容
(1)成績が下降してきたら…
基本〜標準的な問題が出来なくなっている可能性が高いです。 塾などで難しい問題ばかり行っていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。 すると、成績が下降して行きます。ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学4年生・5年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします 。 生徒様にも「少し前の単元に戻ってやってみようか。」とお声掛けし、「ゆっくり基本からやり直してみよう。」と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。
また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい 。 尚、復習というのは、間違えた問題を出来るまで解き直しを行うことを言います。出来るまで行うことがポイントです。また、一度解けたとしても、また暫く経ってから解き直すことも必要ですので、保護者様でしっかりと管理して頂くと良いでしょう 。
(2)計算力対策
玉川学園中学部は、計算力が鍵を握ります。計算問題は必ず出題されています。 毎日5問程度、四則演算の計算問題を解くと良いでしょう。 計算間違いが多い生徒様の場合、まずはゆっくりと正確に行う練習をしましょう。 正確さが身についてから、スピードの順番でお願いします 。
(3)理科の対策
玉川学園中学部の理科は、これまでご説明している通り、理解を問う問題が出題されております。 保護者様としましては、身近な事柄について、生徒様と会話をし、一緒に調べて理解を促すようにして頂けると宜しいかと思います。
例えば、 「洗濯物を干すと乾くのは何故だろうね?」 「シャボン玉の仕組みを一緒に考えてみようか。」 「虫眼鏡はどういう仕組みになっているんだろうね。」 「鏡で全身を映すにはどうしたら良いだろう。」 など、身近にあるものをしっかりと調べることは、理科の対策にとても重要です。 是非、生徒様とご一緒に取り組んでみて下さい 。
(4)時事問題対策
時事問題こそ、保護者様の出番です。今、ニュースや新聞で見聞きする内容は、保護者様にとっては常識的な事でも、生徒様には実感がわかない・わからないことも多いと思われます。 ニュースや新聞で出てきた内容を生徒様と会話するようにして下さい。
例えば、 「今円安が進んでいるってニュースで言っていたけど、どういうことかわかる?」 「男女の格差社会ってどういう事なんだろうね?」 と言った質問から、生徒様と一緒に会話をし、一緒に調べることは重要です。 是非、取り組んで頂ければと思います 。
(5)ケアレスミス対策
計算間違い・見間違い・勘違いなど全てケアレスミスと言われます。 しかし、そのミスは放っておいて直るのでしょうか。また、優秀な生徒様は何故ケアレスミスが少ないのでしょうか。
まず、計算間違いからお話しましょう。 計算間違いを無くすには、まず(2)でお話したように、ゆっくり、正確に計算を行うことから始めます。 そして、頭で計算(暗算)せずに、筆算をしっかりしましょう。計算は大きく行いましょう。また、計算の都度、確認をすると良いと思います。
次に、見間違い・勘違いについてです。 文章の数字や人物には丸をつけるなど、目立つようにしましょう。また、何を答えるべきなのか、設問で聞かれていることにも印をつけます。 答えを出したら、もう一度問題文を確認し、生徒様自身の解答も、もう一度確認です。 このように、徹底することで、今までのミスが格段に減ると思われます。保護者様も、是非、生徒様の横でチェックして頂けると良いかと思います。
まとめ
入試問題は、基本的な問題が中心ですが、記述問題が多く、読解力・文章力が必要となります。日頃から読書をすること、また日記を書いて論理的な文章を書ける様に練習をすることが大切です。
差がつきやすい算数では、正確な計算力と数の問題・速さ・図形・データの分析を中心に基礎を固める様にして下さい 。
【参考文献】
玉川学園中学部2025年度版10年間過去問声の教育社
日本大学第一中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
工学院大学附属中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
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