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1. 個別指導で中学受験は可能?
結論からいうと、個別指導でも中学受験は可能です。
個別指導で中学受験を成功させるためのポイントは、以下の通りになります。
・目的を明確にする:「志望校に行きたい理由」をはっきりさせ、モチベーションを保つ
・計画を立てる:志望校の出題傾向を調べ、年間の学習スケジュールを作る
・模試を受ける:定期的に模試を受けて、自分の学力や弱点を確認する
・苦手教科対策を早めに行う:不得意科目や単元をつくらない
・復習する習慣をつける:授業を受けたその日のうちに復習して定着させる
・中学受験に詳しい教師に教わる:中学受験に詳しい教師から教わり、効率的に学習する
・生活リズムを安定させる:勉強と休息の時間を決め、集中できる習慣を作る
個別指導の強みは「自分に合ったやり方で勉強できる」ことです。集団塾のようにみんなが同じペースで進むのではなく、わからないところをゆっくり教えてもらったり、得意なところを進めたりできます。そのため、苦手な教科をそのままにせず、しっかりと理解できるようになります。
また、得意な教科を伸ばしたいときも、教師があなたに合った問題を出してくれるので、効率よく実力アップできます。
▼中学受験に個別指導や塾が必要かどうかについては、以下の記事もお読みください。
2. 「個別指導で中学受験は無理」と言われる理由と対策
個別指導は自分のペースで学べる一方で、「中学受験には向かない」と言われることがあります。その理由は、集団塾とは異なる学習環境にあり、教科バランス・競争意識・実戦経験の3つで差が出やすいからです。
ここでは、3つの理由と対策を具体的に解説します。
①科目ごとのバランスが崩れやすい
個別指導では、苦手な教科を集中的に勉強できるのが良いところですが、他の教科の勉強が少なくなってしまうことがあります。中学受験では、国語・算数・理科・社会の4教科すべてが大切なので、どれか1つでも遅れてしまうと合格がむずかしくなります。
たとえば、「算数が苦手だから算数ばかりやる」といった勉強を続けると、国語や理科の復習時間が足りなくなり、全体の点数が思うように伸びません。
科目バランスを保つための対策
・1週間ごとの勉強スケジュールを作る
・苦手教科だけでなく全教科に時間を分ける
・毎週の学習内容を教師と確認する
・4教科をまとめて見てくれる教師を選ぶ
②競争意識や緊張感が育ちにくい
個別指導は教師と1対1で教えてもらえる分、まわりの受験生と競い合う機会が少なく、緊張感を感じにくい環境です。集団塾ではクラスの中で順位が出たり、友だちと模試の結果を見せ合ったりして「次は負けたくない!」という気持ちが生まれますが、個別指導だとどうしても自分との戦いになりがちです。
そのため、やる気が下がってしまったり、勉強のペースを保つのがむずかしくなることもあります。
緊張感を保つための対策
・定期的に模試を受ける
・講習会や合宿に参加する
・中学受験する友だちと目標を共有する
・教師と一緒に小さな目標を立てる
③模試や実戦経験の機会が少ない
個別指導では、模試や過去問を使った「実戦練習」が少なくなりがちです。個別授業では教師がていねいに説明してくれますが、受験の本番のように時間を計って解く機会が少なくなってしまいます。
その結果、「内容はわかっているのに試験になると時間が足りない」「ちょっとしたミスがなかなか減らない」といった悩みをもつ生徒様も多いです。
実戦力をつけるための対策
・月に1〜2回は模試を受ける
・過去問を時間を計って解く
・解答する順番を教師と相談する
・間違いをそのままにしない
・模試の結果を記録して振り返る
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3. 【個別指導で中学受験】個別指導塾と集団塾の違い
中学受験をする生徒様によっては、「個別指導」と「集団塾」のどちらが合っているのか悩む方も多いと思います。
それぞれの特徴を知ることで、自分に合った学び方を選びやすくなります。
| 個別指導塾 | 集団塾 | |
| 授業形式 | 1対1または少人数制 | 複数の生徒様と一斉授業 |
| カリキュラム | 一人ひとりに合わせた内容 | 学校や学年ごとに共通のカリキュラム |
| サポート体制 | 教師に質問しやすい 理解度を細かく把握 |
教師からのフォローは限られる |
| 勉強のペース | 自分のペースで学習 | 決められたペースで学習 |
| 費用 (週2×90分) |
2.5万〜4.5万円(月額) | 1.5万〜2.5万円(月額) |
| 時間調整 | スケジュールを調整しやすい | スケジュールを調整しにくい |
※費用に関しては、教室やコースで大きく変動(難関向けだと高額になる傾向)
①授業形式・カリキュラムの違い
個別指導塾の最大の特徴は、生徒様一人ひとりに合わせて授業内容や進度を調整できることです。苦手な教科をじっくり復習したり、得意科目を先に進めたりと、自分に合った学び方ができます。
一方で、集団塾は決まったカリキュラムに沿ってクラス全体で授業が進みます。多くの生徒様が同じ教材を使うため、ペースが速く、ついていくのが大変に感じることもありますが、同じ目標を持つ仲間と一緒に競い合えるメリットもあります。
「自分の理解度に合わせたい」なら個別指導、「ライバルと切磋琢磨したい」なら集団塾がおすすめです。
②講師・サポート体制の違い
個別指導では、担当の教師がつき、質問しやすい環境で学べます。生徒様一人ひとりの理解度をしっかり把握し、その場でわからないところをていねいに説明してもらえます。
それに対して、集団塾は授業の人数が多く、教師が一人ひとりに細かく対応するのが難しい場合もあります。ただし、クラス担任やチューターがつく塾では、宿題チェックや進路相談などのサポートが受けられる塾もあります。
「自分の質問にすぐ答えてもらいたい」なら個別指導、「チームの中で努力したい」なら集団塾が向いています。
③費用や通塾スタイルの違い
個別指導塾は1対1または少人数制での授業のため、授業料はやや高めになる傾向があります。ただし、教科や回数を自由に選べるので、無駄のないスケジュールが組めます。
一方、集団塾は決まった曜日・時間で授業が行われるため、費用は比較的安定しています。ただし、複数教科を受講すると月謝が高くなります。
「時間の調整をしながら効率よく学びたい」なら個別指導、「決まったリズムで通いたい」なら集団塾が合っています。
▼個別指導塾と集団塾の違いについての詳細は、以下の記事もお読みください。
ここからは、個別指導塾のデメリット・メリットをそれぞれ詳しく解説します。
4. 【個別指導で中学受験】デメリット
個別指導には多くのメリットがありますが、すべてが完璧というわけではありません。一人ひとりに寄り添った学びができる反面、注意しておきたい点もいくつかあります。
①競争意識や危機感が生まれにくい
個別指導は1対1の環境が中心のため、周囲の刺激が少なくなりやすいです。他の受験生の頑張りを間近で感じる機会が少なく、やる気を保ちにくい場合があります。
具体例
・テストの順位が出ないため、競争意識が持ちにくい
・「自分だけのペース」で安心してしまい、緊張感が薄れる
・模試を受けるまで、自分の実力を客観的に把握できない
②講師によって指導力に差が出やすい
個別指導では、教師ごとの経験や指導方針によって授業の質が変わります。そのため、塾のカリキュラムが統一されていない場合、教え方の差が学習成果に影響する場合もあります。
具体例
・経験の浅い教師だと、志望校の傾向を把握していないことがある
・解説は丁寧でも、受験問題へのつなげ方が弱いケースがある
・教師の交代が多い塾では、学習の一貫性が保ちにくい
③集団塾より費用が高い傾向がある
マンツーマン形式のため、人件費がかかり授業料が高くなる場合があります。そのため、同じ授業時間でも、集団塾に比べて1.5〜2倍程度の月謝になることもあります。
具体例
・週2回90分授業で月3万円台〜4万円台になる塾が多い
・講習や追加授業を重ねると、年間で10万円以上の差が出ることもある
5. 【個別指導で中学受験】メリット
個別指導には、集団塾にはない多くのメリットもあります。一人ひとりの理解度や性格に合わせた指導ができるため、苦手を克服しやすく、着実に学力を伸ばせます。
ここでは、個別指導の代表的なメリットを具体的に3つ紹介します。
①生徒様の学力やペースに合わせて指導できる
個別指導は、一人ひとりのレベルや進度に合わせて柔軟に学べます。集団授業のように全員が同じペースで進むわけではないため、つまずいた部分をその場で立ち止まって学び直すこともできます。
具体例
・算数が苦手な子は、基礎問題をじっくり練習してから応用に進む
・得意科目は、先取り学習でより高いレベルに挑戦する
・苦手な単元をピンポイントで集中的に復習できる
②理解度を確認しながら進められる
教師が生徒様の表情や反応を見ながら進めるため、理解のズレを早めに修正できます。質問もしやすく、疑問をその場で解決できる環境が整っています。
具体例
・国語の読解で「なぜその答えになるのか」をその場で確認できる
・理科の実験問題などを、図やイラストを使ってわかりやすく説明してもらえる
・「なんとなくわかった」で終わらず、納得して次へ進める
③家庭のスケジュールにも合わせやすい
個別指導は、曜日や時間を自由に選べる柔軟さが魅力です。習い事や家庭の予定と両立しやすく、長期間の受験勉強でも無理なく続けられます。
具体例
・習い事やピアノ発表会のある週は授業を振り替える
・学校行事の週は復習中心、テスト後の週は先取り授業に切り替える
・家族旅行の前後に授業を調整する
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6. 【個別指導で中学受験】向いている子
個別指導は、すべての受験生にとって「万能な学び方」ではありませんが、タイプが合えば、集団塾以上の成果が出せます。
ここでは、個別指導が向いている3つのタイプを紹介します。
①マイペースに学びたいタイプ
個別指導は、自分のペースでじっくり勉強を進めたい生徒様に向いています。授業のスピードを自分で調整できるため、焦らず確実に理解を深められます。
集団塾ではクラス全員が同じペースで進むため、「ついていけない」「理解が追いつかない」と感じるかもしれませんが、個別指導は教師が生徒様の理解度に合わせて進めてくれるので、無理なく学べます。
自分のペースで学ぶことを大切にしたい生徒様は、個別指導塾で焦らず着実に力をつけ、受験本番で安定した実力を発揮しましょう。
②わからないことを質問したいタイプ
個別指導は、質問をしながら理解を深めたいタイプの生徒様にぴったりです。授業中に「ここがわからない」と思った瞬間に質問できるため、集団授業のように質問のタイミングを気にしたり、「手を挙げにくい」と感じたりすることがありません。
教師がすぐそばにいるので、その場で疑問を解決できます。そのため、「質問しながら学ぶほうがわかりやすい」と感じる生徒様にとって、個別指導は理想的な学習環境といえるでしょう。
③集団の中では緊張するタイプ
個別指導は、人前だと緊張して力を出しにくいタイプの生徒様に向いています。教師と1対1で学べる環境では、周りを気にせずリラックスして自分のペースで考えたり話したりできます。
集団塾ではクラス全体の雰囲気に合わせる必要があり、人によっては「間違えたらどうしよう」とプレッシャーを感じてしまう場合もありますが、個別指導ではそのような心配がありません。落ち着いた空間で安心して学べるので、自信を持って勉強に取り組めます。
7. 【個別指導で中学受験】塾選びのポイント
個別指導塾では「指導方針」や「教師の質」が塾によって大きく違います。
ここでは個別指導塾を選ぶ際のポイントを紹介します。
①中学受験に詳しい講師・指導体制が整っているか
個別指導塾を選ぶときに大切なポイントは、中学受験のことをよく知っている教師がいるかどうかです。中学受験の問題は学校によって内容が大きく違うため、経験の少ない教師だと対策がうまく立てられない場合があります。
中学受験の指導経験があり、過去の合格データをもとに計画を立ててくれる教師がいる塾を選ぶと安心です。また、教師どうしが情報を共有したり、勉強の進みぐあいをチェックしてくれる体制がある塾が良いでしょう。
②志望校に合わせたカリキュラムと教材があるか
塾を選ぶときは、行きたい学校の出題内容に合わせた教材やカリキュラムがあるか確認しましょう。受験する中学によって、計算が多い学校もあれば、記述問題が多い学校もあります。
たとえば、算数の計算をたくさん出す学校ならスピード練習、国語の記述が多い学校なら作文練習を重視するなど、学校ごとの対策が必要です。
志望校ごとのテキストや過去問練習をしてくれる個別指導塾を選ぶと、ムダなく効率よく実力がつきます。
③家庭との連携やサポート体制がしっかりしているか
個別指導では、一人ひとりに合わせて勉強を進めるため、家庭と個別指導塾との連携が大切です。授業のようすや宿題の進み具合を定期的に知らせてくれる塾なら、保護者様も安心して見守れます。
また、月に1度の面談や、LINE・メールなどで相談できる仕組みがある塾もおすすめです。中学受験は塾とご家庭としっかり協力してくれるかどうかが大切です。
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8. 個別指導の強みをいかして中学受験を成功させよう!
個別指導で中学受験を成功させるには、「自分に合った学び方」を活かしながら、計画的に学習を進めることが大切です。自由度が高い分、勉強のバランスやペースをしっかり管理しましょう。
個別指導で中学受験をする場合は、以下のポイントを確認してください。
・一人ひとりの理解度に合わせた個別カリキュラムで、苦手を克服し得意を伸ばす
・科目バランスや実戦練習を意識し、定期的な模試や過去問演習で実力を確認する
・中学受験に詳しい講師と連携し、家庭とも協力しながら無理なく継続する学習環境を整える
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