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1. 【結論】中学受験は「個別指導だけ」でも合格できる
結論からいうと、個別指導でも中学受験は可能です。ただし、これは「楽に合格できる」という意味ではありません。
集団塾とは違う「個別指導ならではの作戦」が必要ですし、保護者様・生徒様・教師の3者が「チーム」となって取り組むことが大切です。
以下のポイントを解説します。
①生徒様の学習スタイル
②保護者様のサポート
③教師の指導力
①生徒様の学習スタイル
個別指導は、授業以外の時間の「宿題・復習」が重要です。教師がいない時間でも、決められた学習をコツコツと進められる自己管理能力が求められます。
また、教師のアドバイスを素直に聞き入れ、実行できる素直さも、成長を大きく左右します。
②保護者様のサポート
個別指導では集団塾のように決められたカリキュラムがない分、保護者様の役割は重要です。
学習スケジュールの管理、教材の整理、そして何より生徒様の精神的なケアが欠かせません。指導者と密に連携し、家庭が「チーム」として機能することが大切です。
③教師の指導力
全カリキュラムを設計・実行できる教師の指導力が最も重要です。
生徒様の現状の学力を正確に診断し、志望校合格から逆算した「全単元のカリキュラム」を設計。その進捗を管理・実行できる指導力が必要になります。
2. なぜ中学受験は「個別指導だけでは無理」と言われるのか?
なぜ一般的に「中学受験は個別指導だけでは難しい」という思われているのでしょうか?
それには以下の3つの理由がありますが、すべて適切な対策で解決できます。
①ライバルと競えないので、実力が分からない
②最新の学校情報が手に入らない
③勉強に「抜け」や「漏れ」が出そう
①ライバルと競えないので、実力が分からない
集団塾なら、毎週のようにテストがあり、クラスメイトと順位を競い合う中で、「自分は今、どれくらいのレベルにいるのか」がハッキリと分かります。
個別指導だと、いつも先生と1対1だから競争相手がいないので、自分の本当の実力や、受験生全体の中での立ち位置が分からなくて不安だと思われがちです。
対策: 全国規模の「公開模試」をフル活用
1.SAPIXや四谷大塚などが実施する、数千人〜数万人が参加する「公開模試」を定期的に受験
2.返ってきた結果を「偏差値や順位」だけで判断せず、個別指導の教師に原因を特定してもらう
3.模試で弱点を発見して、個別指導で弱点を克服するための学習プランを立てて実行する
②最新の学校情報が手に入らない
集団塾なら、保護者会などで最新の入試トレンドや志望校の分析データが提供され、過去の膨大な合格実績に基づいた情報を持っています。
個別指導だと、指導が1対1で完結してしまい、そうした「情報戦」で不利になるのではないかと不安に思われがちです。
対策: 情報網を持つ「組織的」なサービスを選ぶ
1.教師個人の経験だけに頼る「個人契約」ではなく、「組織」として情報網を持つサービスかを見極める
2.最新の入試トレンド、併願パターン、各学校の合格・不合格データを組織全体で蓄積・共有しているサービスを選ぶ
3.必要な情報を組織から情報提供してもらえる体制が整っているか確認する
③勉強に「抜け」や「漏れ」が出そう
集団塾なら、長年かけて練り上げられた専用カリキュラムがあり、「これさえやっておけば、全ての単元を網羅できる」という安心感があります。
個別指導だと、教師が目の前の弱点に対応する「場当たり的」な指導になってしまい、気づかないうちに重要な単元が丸ごと「抜けて」しまうのではないかと不安に思われがちです。
対策: 受験全体を設計できる「プロの指導者」を選ぶ
1.生徒様からの質問に答えるだけの「場当たり的」な指導者ではないか見極める
2.志望校合格から逆算し、6年生の夏~秋までに全単元を終える設計ができるプロを選ぶ
3.生徒様専用のカリキュラムを管理できるか確認する
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3. 個別指導だけで中学受験に成功しやすい生徒様の3大パターン
個別指導は、すべての受験生にとって「万能な学び方」ではありませんが、生徒様の特性と指導法が合致すれば、集団塾以上の成果を出すことが可能です。
ここでは、「個別指導だけ」で合格を勝ち取る生徒様に共通する、代表的な3つの成功パターンをご紹介します。
①自分のペースで「本質」を理解したい生徒様
②「なぜ?」をその場で解消し、知識を定着させたい生徒様
③周囲を気にせず、リラックスして実力を発揮したい生徒様
①自分のペースで「本質」を理解したい生徒様
集団塾ではクラス全員が同じペースで進むため、「ついていけない」「理解が追いつかない」と感じる生徒様は、「わかったつもり」のまま先に進んでしまいがちです。
個別指導なら、教師が生徒様の理解度に合わせて「わかる」まで立ち止まってくれるため、無理なく本質的な理解を積み上げられます。
「わかったつもり」をゼロにし、基礎を完璧に固められること。これが、集団塾では得られない「個別指導だけ」の強みとなり、難関校の応用問題にも対応できる真の実力につながります。
②「なぜ?」をその場で解消し、知識を定着させたい生徒様
集団授業では、「質問のタイミングを逃す」「手を挙げにくい」と感じ、小さな疑問を放置してしまいがちです。その小さな「?」が、次の単元での大きなつまずきの原因となります。
個別指導なら、教師がすぐそばにいるため、疑問が生まれた瞬間にその場で解決できます。
小さな疑問を放置しないサイクルが「質問する習慣」を育て、学習効率が最大化されます。これが着実な成績アップに直結し、成功につながるケースです。
③周囲を気にせず、リラックスして実力を発揮したい生徒様
集団塾では、「間違えたらどうしよう」というプレッシャーから、発言や質問をためらってしまうことがあります。これでは、教師は生徒様が「どこで、なぜ間違えたのか」を正確に把握できません。
個別指導は、教師と1対1の「間違えても大丈夫」という安心空間です。
間違えることを恐れずに、自分の考えを伸び伸びと発言できる環境が、思考力を大きく育てます。集団のプレッシャーから解放されて本来の力が発揮され、自信を持って受験本番に臨むことができます。
4. 【中学受験】個別指導塾と集団塾の違い
中学受験をする生徒様によっては、「個別指導」と「集団塾」のどちらが合っているのか悩む方も多いと思います。
それぞれの特徴を知ることで、自分に合った学び方を選びやすくなります。
| 個別指導塾 | 集団塾 | |
| 授業形式 | 1対1または少人数制 | 複数の生徒様と一斉授業 |
| カリキュラム | 一人ひとりに合わせた内容 | 学校や学年ごとに共通のカリキュラム |
| サポート体制 | 教師に質問しやすい 理解度を細かく把握 |
教師からのフォローは限られる |
| 勉強のペース | 自分のペースで学習 | 決められたペースで学習 |
| 費用 (週2×90分) |
2.5万〜4.5万円(月額) | 1.5万〜2.5万円(月額) |
| 時間調整 | スケジュールを調整しやすい | スケジュールを調整しにくい |
※費用に関しては、教室やコースで大きく変動(難関向けだと高額になる傾向)
個別指導塾と集団塾の違いは大きく分けて3つあります。
①授業形式・カリキュラムの違い
②講師・サポート体制の違い
③費用や通塾スタイルの違い
それぞれ詳しく解説します。
①授業形式・カリキュラムの違い
個別指導塾の最大の特徴は、生徒様一人ひとりに合わせて授業内容や進度を調整できることです。苦手な教科をじっくり復習したり、得意科目を先に進めたりと、自分に合った学び方ができます。
一方で、集団塾は決まったカリキュラムに沿ってクラス全体で授業が進みます。多くの生徒様が同じ教材を使うため、ペースが速く、ついていくのが大変に感じることもありますが、同じ目標を持つ仲間と一緒に競い合えるメリットもあります。
「自分の理解度に合わせたい」なら個別指導、「ライバルと切磋琢磨したい」なら集団塾がおすすめです。
②講師・サポート体制の違い
個別指導では、担当の教師がつき、質問しやすい環境で学べます。生徒様一人ひとりの理解度をしっかり把握し、その場でわからないところをていねいに説明してもらえます。
それに対して、集団塾は授業の人数が多く、教師が一人ひとりに細かく対応するのが難しい場合もあります。ただし、クラス担任やチューターがつく塾では、宿題チェックや進路相談などのサポートが受けられる塾もあります。
「自分の質問にすぐ答えてもらいたい」なら個別指導、「チームの中で努力したい」なら集団塾が向いています。
③費用や通塾スタイルの違い
個別指導塾は1対1または少人数制での授業のため、授業料はやや高めになる傾向があります。ただし、教科や回数を自由に選べるので、無駄のないスケジュールが組めます。
一方、集団塾は決まった曜日・時間で授業が行われるため、費用は比較的安定しています。ただし、複数教科を受講すると月謝が高くなります。
「時間の調整をしながら効率よく学びたい」なら個別指導、「決まったリズムで通いたい」なら集団塾が合っています。
▼個別指導塾と集団塾の違いについての詳細は、以下の記事もお読みください。
5. 個別指導だけで中学受験を進めるメリット
個別指導だけで中学受験を進めるメリットは3つあります。
①生徒様の学力やペースに合わせて指導できる
②理解度を確認しながら進められる
③家庭のスケジュールにも合わせやすい
具体的に1つずつ解説します。
①生徒様の学力やペースに合わせて指導できる
個別指導は、一人ひとりのレベルや進度に合わせて柔軟に学べます。集団授業のように全員が同じペースで進むわけではないため、つまずいた部分をその場で立ち止まって学び直すこともできます。
具体例
・算数が苦手な子は、基礎問題をじっくり練習してから応用に進む
・得意科目は、先取り学習でより高いレベルに挑戦する
・苦手な単元をピンポイントで集中的に復習できる
②理解度を確認しながら進められる
教師が生徒様の表情や反応を見ながら進めるため、理解のズレを早めに修正できます。質問もしやすく、疑問をその場で解決できる環境が整っています。
具体例
・国語の読解で「なぜその答えになるのか」をその場で確認できる
・理科の実験問題などを、図やイラストを使ってわかりやすく説明してもらえる
・「なんとなくわかった」で終わらず、納得して次へ進める
③家庭のスケジュールにも合わせやすい
個別指導は、曜日や時間を自由に選べる柔軟さが魅力です。習い事や家庭の予定と両立しやすく、長期間の受験勉強でも無理なく続けられます。
具体例
・習い事やピアノ発表会のある週は授業を振り替える
・学校行事の週は復習中心、テスト後の週は先取り授業に切り替える
・家族旅行の前後に授業を調整する
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6. 個別指導だけで中学受験を進めるデメリット
個別指導には多くのメリットがありますが、すべてが完璧というわけではありません。一人ひとりに寄り添った学びができる反面、注意しておきたい点もいくつかあります。
①競争意識や危機感が生まれにくい
②教師によって指導力に差が出やすい
③集団塾より費用が高い傾向がある
①競争意識や危機感が生まれにくい
個別指導は1対1の環境が中心のため、周囲の刺激が少なくなりやすいです。他の受験生の頑張りを間近で感じる機会が少なく、やる気を保ちにくい場合があります。
具体例
・テストの順位が出ないため、競争意識が持ちにくい
・「自分だけのペース」で安心してしまい、緊張感が薄れる
・模試を受けるまで、自分の実力を客観的に把握できない
②教師によって指導力に差が出やすい
個別指導では、教師ごとの経験や指導方針によって授業の質が変わります。そのため、塾のカリキュラムが統一されていない場合、教え方の差が学習成果に影響する場合もあります。
具体例
・経験の浅い教師だと、志望校の傾向を把握していないことがある
・解説は丁寧でも、受験問題へのつなげ方が弱いケースがある
・教師の交代が多い塾では、学習の一貫性が保ちにくい
③集団塾より費用が高い傾向がある
マンツーマン形式のため、人件費がかかり授業料が高くなる場合があります。そのため、同じ授業時間でも、集団塾に比べて1.5〜2倍程度の月謝になることもあります。
具体例
・週2回90分授業で月3万円台〜4万円台になる塾が多い
・講習や追加授業を重ねると、年間で10万円以上の差が出ることもある
7. 個別指導だけで成功するための塾・家庭教師の選び方
個別指導塾では「指導方針」や「教師の質」が塾によって大きく違います。
ここでは個別指導塾を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
①中学受験に詳しい講師・指導体制が整っているか
②志望校に合わせたカリキュラムと教材があるか
③家庭との連携やサポート体制がしっかりしているか
①中学受験に詳しい講師・指導体制が整っているか
個別指導塾を選ぶときに大切なポイントは、中学受験のことをよく知っている教師がいるかどうかです。中学受験の問題は学校によって内容が大きく違うため、経験の少ない教師だと対策がうまく立てられない場合があります。
中学受験の指導経験があり、過去の合格データをもとに計画を立ててくれる教師がいる塾を選ぶと安心です。また、教師どうしが情報を共有したり、勉強の進みぐあいをチェックしてくれる体制がある塾が良いでしょう。
②志望校に合わせたカリキュラムと教材があるか
塾を選ぶときは、行きたい学校の出題内容に合わせた教材やカリキュラムがあるか確認しましょう。受験する中学によって、計算が多い学校もあれば、記述問題が多い学校もあります。
たとえば、算数の計算をたくさん出す学校ならスピード練習、国語の記述が多い学校なら作文練習を重視するなど、学校ごとの対策が必要です。
志望校ごとのテキストや過去問練習をしてくれる個別指導塾を選ぶと、ムダなく効率よく実力がつきます。
③家庭との連携やサポート体制がしっかりしているか
個別指導では、一人ひとりに合わせて勉強を進めるため、家庭と個別指導塾との連携が大切です。授業のようすや宿題の進み具合を定期的に知らせてくれる塾なら、保護者様も安心して見守れます。
また、月に1度の面談や、LINE・メールなどで相談できる仕組みがある塾もおすすめです。中学受験は塾とご家庭としっかり協力してくれるかどうかが大切です。
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▼中学受験に個別指導や塾が必要かどうかについては、以下の記事もお読みください。
8. 個別指導だけで中学受験をする際によくある質問
Q1. 集団塾と個別指導の「併用」は効果がありますか?
A.:「併用」は効果的です。
集団塾の「カリキュラム通りの学び」としての役割と、個別指導の「一人ひとりの弱点を埋める」役割を両立させることで、学習に効果的です。
例えば、「集団塾で全体のペースを掴みつつ、個別指導で苦手な教科の単元だけを徹底的に補強する」ことや、「集団塾の宿題で分からなかった部分を、個別指導で質問して理解する」ような取り組み方があります。
Q2. 個別指導だけで中学受験を目指す場合、何年生から始めるべきですか?
A:4年生から始めると、基礎から応用まで無理のないカリキュラムが組めます。
もちろん、6年生からであっても、志望校の傾向に絞った集中的な対策や、特定の苦手分野の克服に特化することで、合格を目指すことは十分に可能です。
Q3. 苦手な「1科目だけ」をお願いすることも可能ですか?
A. はい、もちろん可能です。
「算数の文章題だけ」「国語の記述対策だけ」「理科の計算問題だけ」など、生徒様が本当に困っている特定の科目・単元に絞って、集中的に対策できます。 集団塾のように全科目セットで受講する必要がないため、効率的に弱点を克服できます。
Q4. 6年生の場合、週に何回(何時間)くらいの指導が必要になりますか?
A:週2回(例:算数90分、理科90分など)を基本とされるご家庭が多いです。
最難関校を目指す場合などは、週3回以上で過去問演習と苦手単元の克服を並行して進めるケースもあります。
9. 個別指導の強みをいかして中学受験を成功させよう!
個別指導で中学受験を成功させるには、「自分に合った学び方」を活かしながら、計画的に学習を進めることが大切です。自由度が高い分、勉強のバランスやペースをしっかり管理しましょう。
個別指導で中学受験をする場合は、以下のポイントを確認してください。
・一人ひとりの理解度に合わせた個別カリキュラムで、苦手を克服し得意を伸ばす
・科目バランスや実戦練習を意識し、定期的な模試や過去問演習で実力を確認する
・中学受験に詳しい講師と連携し、家庭とも協力しながら無理なく継続する学習環境を整える
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