赤点と留年の関係性

定期テストで赤点をとってしまった際に、「留年してしまうかも…」と悩む生徒様・保護者様もいるでしょう。
赤点と留年が直結すると考えている方も多いと思いますが、留年には様々な基準があり、赤点はそのうちの一つです。
まずは赤点と留年の関係性について把握しておきましょう。

・留年の基準に赤点は入ってる?

高校で進級・卒業をするためには、単位を取得する必要があります。

各学年で必要な一定数の単位を取得すると進級・卒業することができ、足りなければ留年となります。

留年が決定する基準は様々あり、主な基準は次のとおりです。

・成績の不良

・出席日数の不足

・その他重大な校則違反など

このうち赤点が関係するのは、「成績の不良」という点です。

定期テストで赤点をとってしまうと単位を取得できないため、進級・卒業に必要な単位数を満たせず留年してしまうという流れになります。

したがって、赤点は留年の基準として大きく影響します。

・留年は一度でも赤点をとったら確定する?

定期テストで一度でも赤点をとってしまうと、留年してしまうかもしれないと思い込んでいる生徒様・保護者様も多いと思います。

年間で赤点が3個あると留年という高校もあれば、1個でも赤点を取ると留年という厳しい高校もあり、学校によって留年の基準は異なりますが、一度赤点をとったら即留年が確定するという学校はほとんどありません。

もし赤点をとっても、追試・補修・課題提出・部活動の成績など、留年を回避するための措置を用意している学校がほとんどのため、赤点をとってしまっても諦めずにまずは学校の先生にどうしたら良いか相談してみましょう。

・どれくらい赤点をとったら留年になる?

留年の基準については高校により異なるため、自分の通う学校の進級卒業規定を確認しましょう。

留年の基準は定期テストの成績のみではなく、授業態度や課題提出の状況なども含めた評定が基準になる場合がほとんどです。その場合、留年の基準は評定の「1」の数で判断されます。

 

評定は定期テストの点数が大きく影響するため、赤点をとってしまうと評定が1になる可能性は高くなります。

ただし、前述のとおり赤点をとってしまった生徒には留年を回避する措置を用意している学校がほとんどのため、課された追試や補習は必ずクリアして評定が1になるのを避けましょう。

1つでも評定で1をとってしまうと留年となる学校もあれば、2〜3個で留年となる学校もあるため、学校の規定を確認し留年を回避しましょう。

赤点をとってしまった後、留年を回避するための救済措置はある?

定期テストで赤点をとってしまっても、留年を回避するために救済措置を用意している学校がほとんどです。

赤点をとっても諦めず、学校の先生に救済措置を検討してもらえないか相談してみましょう。

具体的な救済措置としては

・補習授業を受ける

・追試を受ける

・課題を提出する

主にこの3つの方法があります。
留年する可能性がある生徒様には、本人や保護者様に向けて学校から声が掛かることがあるため、必ず参加するようにしましょう。

①補習授業を受ける

赤点をとって留年する可能性がある場合、補習授業を受けることにより単位を与えられる場合があります。

補習授業は放課後や夏休みなどの長期休暇の間に実施されることが多いです。

この補習授業に真面目に出席し、課題をクリアすることで留年を回避することができます。

進級・卒業に関わるものなので、部活動などで忙しくても必ず補習授業を最優先させましょう。

②追試を受ける

定期テストで赤点をとってしまった場合、追試を受けて赤点をクリアすることによって留年を回避する方法があります。

一般的に追試は同じ範囲から出題されますが、全く同じ問題が出題されることはほとんどないため、定期テストの答えを丸暗記するのではなく、解き方をしっかり理解しておく必要があります。

 

赤点をとるほどの苦手科目なので完璧に問題を解くのは難しいかもしれませんが、追試の合格点を確認して、確実に解ける問題は取りこぼしのないように、また前回よりも解ける問題を増やしておくよう対策すると良いでしょう。

また、追試で合格点に達しなかった場合も、再追試を受けられたり、課題の提出で進級を認められる場合があるため、諦めずに学校の先生に相談してみましょう。

③課題を提出する

テストの追試でも合格点に達しなかった場合や、補習授業を受けられなかった場合には、出された課題を提出することにより単位を与えられる場合があります。

この措置は、赤点をとった際の救済措置もクリアできなかった場合の最終手段として提案されることが多いため、課題を提出しなければいよいよ留年が確定してしまう恐れがあります。

最後まで諦めず、出された課題にしっかりと取り組んで、必ず提出をして留年を回避しましょう。

赤点をとってしまった後、留年を回避するためのおすすめ勉強法

赤点をとってしまい、留年の可能性がある場合、補習や追試を受ける必要があります。
これをクリアしなければ進級・進学ができないため、しっかりと対策しておかなければなりません。
しかし、「赤点は絶対に避けたいけれど、どのように勉強したら良いのかわからない」と悩む生徒様も多いでしょう。
ここでは、赤点をとってしまった後に留年を回避するためのおすすめの勉強法について紹介します。

・課題を日頃からこまめに提出する

学校で出された課題は、提出日の直前にまとめてやるのではなく、毎日少しずつ済ませましょう。

授業で習ったことを授業ノートやワークなどでその日のうちに復習しておけば、内容も定着しやすいです。

 

また、課題提出が必要になった場合でも、こまめに取り組んでいればすぐに提出できる状態になっているため、慌てて取り組む必要がなくなり負担も減ります。

このように普段からこまめに課題を提出しておくと、学校の先生にも「頑張っている生徒」と評価してもらえるため、もし定期テストで赤点をとってしまっても、親身に相談に乗ってもらえて救済措置も検討してもらいやすいでしょう。

・先生に頻繁に質問に行く

授業や自主学習で理解できない部分があったり、疑問点がある場合は、積極的に学校の先生や塾の先生に質問するようにしましょう。

赤点をとってしまうほど苦手な科目は、自分で考えていても解決しないことが多いため、先生に積極的に質問する方が時間を無駄にすることもなく効率的です。

また、質問をすることで先生にも理解度が伝わるので、勉強方法についてのアドバイスをもらえるかもしれません。

・テスト勉強を早めに始めて答えを暗記する

テスト勉強は、試験日の2週間前から始めるのが望ましいです。

事前に授業などで出題範囲が知らされている科目は、出題範囲についてしっかりと対策しておきましょう。

特に、問題集・教科書の何番が出るというところまで分かっている場合は、問題と答えをセットにして暗記するぐらいの気持ちで準備しておくと、勉強に苦手意識のある生徒様でも得点を上げられて、赤点を避けることができるでしょう。

・計算問題・単語・漢字などを重点的に覚える

テストで赤点を回避するために特に重要なのは、簡単な問題で失点をしないことです。

数学の計算問題、英語・古文などの単語・現代文の漢字などの基本的な問題は、確実に解けるように最優先に対策をしておきましょう。

特に小テストなどで出題された問題は、定期テストでも出題されやすいため、重点的に覚えておくと良いでしょう。

・間違えた問題をそのままにしない

間違えた問題やわからなかった問題は、その場ですぐに復習し、自力で解ける状態にしておきましょう。

授業で先生の解説を聞くと、何となくわかった気分になりがちですが、実際に自分の力で解けるかは別問題です。

また、問題を解いた後にしっかりと答え合わせや間違い直しができていない生徒様も多く見られます。

答え合わせや間違い直しがきちんとできていないと、誤った解き方のまま覚えてしまう可能性があるため、最低限答え合わせはしっかりと行うことを心掛けましょう。

・学習塾に通う、家庭教師を利用する

高校の勉強は、量が多く内容も難しいため、わからなくなり始めると自分の力だけで学習するのが難しくなります。

その場合は、なるべく早めに学習塾や家庭教師などを利用することも検討してみましょう。

学習のプロに相談することで、学校の授業でわからなかったところを質問できたり、自分に合った勉強方法やアドバイスを貰えるかもしれません。

また、自分のペースで学習ができるため、解ける問題も増やすことができるでしょう。

最後に

今回は高校の赤点の基準や留年の回避方法、おすすめの勉強方法について解説しました。

赤点をとってしまうと単位を取得できず、成績不良として留年になってしまう可能性があります。すなわち、赤点と留年には大きな因果関係があるといえます。

 

留年の基準は単位数であり、単位は定期テストの成績・授業態度・提出物などで総合的に判断されるため、赤点をとってしまったとしても即留年が決定する可能性はかなり低いです。

また、赤点をとってしまった場合、追試・補習授業・課題提出など留年を回避するための救済措置をとっている学校がほとんどのため、赤点をとっても諦めず、学校の先生に救済措置を検討してもらえないか相談してみましょう。

 

また、今後赤点を回避するためにも、勉強方法を見直す必要もあるでしょう。

・課題を日頃からこまめに提出する

・先生に頻繁に質問に行く

・テスト勉強を早めに始めて答えを暗記する

・計算問題・単語・漢字などを重点的に覚える

・間違えた問題をそのままにしない

・学習塾に通う、家庭教師を利用する

これらの方法で勉強すると、テストの得点を上げて赤点を回避することが期待できるため、ぜひ学習に取り入れてみてください。
ぜひこの記事の内容を参考にしていただき、高校での赤点による留年を回避してください。

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