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東京大学 入試対策

東京大学 入試対策
東京大学 入試傾向と対策

目次

1.2024年度 入試情報

2.東大・各類の合格最低点

3.東大 入試傾向と対策ポイント

4.家庭教師友の会が東大受験に強い理由

2024年 入試情報

 

※東京大学が2023年7月に公表した
『令和6年度 東京大学入学者選抜要項』
を参考に入試情報を作成しています。

 

共通テスト利用科目
・文科= 5 教 科 8 科目/6 教科 8 科目
・理科各類は 5 教科 7 科目
外国語「英語」の利用方法
 
「リ ーディング」100 点「リスニング」100 点を
「リーディング」140 点 「リスニング」60点に換算
 
【2024年試験概要】
東京大学の一般入試では、
共通テスト(110点)2次試験(440点)の合計点(550点満点)
で評価されます。
※共通テスト・2次試験の科目別配点は文科と理科で異なります。
 
 共通テストは、配点900点×110/900=110点での評価

文科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類(900点満点)

【外国語】配点/200点 時間/80分
※英、独、仏、中、韓のうち1科目を選択
【国語】配点/200点 時間/80分
【数学(数ⅠA、ⅡB)】配点/各100点/計200点 時間/IA:70分 IIB:60分
【地歴公】配点/各100点/計200点 時間/各60分
  • ※世B、日B、地B、倫政から2科目選択
    【理科】配点/100点 時間/60分
    ※物基、化基、生基、地基から2科目選択

理科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類(900点満点)

【外国語】配点/200点 時間/80分
※英、独、仏、中、韓のうち1科目を選択
【国語】配点/200点 時間/80分
【数学(数ⅠA・ⅡB)】配点/各100点/計200点 時間/IA:70分 IIB:60分
【地歴公】配点/100点 時間/60分
  • ※世B、日B、地B、倫政から1科目選択
【理科】配点/各100点/計200点 時間/各60分
※物、化、生、地から2科目選択
 

文科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類(440点満点)

【国語】配点/120点 時間/150分
【数学(数ⅠA・ⅡB)】配点/80点 時間/100分
【地歴公】配点/120点 時間/150分
※世、日、地から2科目選択
【外国語】配点/120点 時間/120分
※英、独、仏、中のうち1科目を選択
 

理科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類(440点満点)

【国語】配点/80点 時間/100分
【数学(数ⅠA・ⅡB・Ⅲ)】配点/120点 時間/150分
【理科】配点/120点 時間/150分
※物、化、生、地から2科目選択
【外国語】配点/120点 時間/120分
※英、独、仏、中のうち1科目を選択
【面接】
※面接は理科Ⅲ類のみ実施

東大の合格最低点

2023年合格最低点【前期/学部学科/合格最低点(セ+2次)】

東大・各科類の合格最低点

※ 以下は2023年の試験状況であり、2024年の入試とは配点が異なる可能性があります。
試験 最低点/満点 得点率
共通テスト 文科Ⅰ類 479/900 53.2%
文科Ⅱ類 454/900 50.4%
文科Ⅲ類 189/900 21.0%
理科Ⅰ類 543/900 60.3%
理科Ⅱ類 711/900 79.0%
理科Ⅲ類 640/900 71.1%
共テ+2次 文科Ⅰ類 343/550 62.3%
文科Ⅱ類 342/550 62.1%
文科Ⅲ類 340/550 61.8%
理科Ⅰ類 314/550 57.0%
理科Ⅱ類 312/550 56.7%
理科Ⅲ類 357/550 64.9%

★全学部で2次試験での得点が最重要になります。日本の最高学府・東京大学に合格するためには、出題傾向に即した対策が重要です。

2024年
東大 入試傾向と対策ポイント

英語国語数学日本史世界史地理物理化学生物

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英語の傾向・対策

【傾向】「出題のバリエーションが多彩で総合力が問われる」

東大の英語の傾向として豊富なバリエーションで出題されるという点が挙げられ、合格するにはリーディング・ライティング・リスニングのいずれのレベルアップも欠かせません。要約、文補充、自由英作文、リスニング、英文和訳、誤字訂正、長文読解など問題形式も様々なものが登場します。このように、東京大学の入試では英語は実践的で総合的な力を問われるため、正確で幅広くかつ本質的な英語力を身につける必要があるでしょう。

意外にも東大の英語の“問題”の難易度は標準的なものであり、単語や熟語、文法、構文、長文の難易度も非常に高い、というわけではありません。しかしそれでも、東京大学の英語は“総合的”に難易度が高い最大の理由は、時間に対して圧倒的に問題量が多いからです。限られた時間の中で、正確に多くの分量を裁くことができるかどうかが合否を分けるので、解答の精度とスピードを上げることで東京大学合格に大きく近づきます。

【対策】「各分野でバランスの良い受験対策を」

リーディング・ライティング・リスニングと問題内容は様々で、要約や長文読解、英作文、リスニングなど問題形式のバリエーションも豊富であるため、満遍なく勉強することが大切です。例えば長文読解や要約の対策ばかりしていて、リスニングや自由英作文に手を付けず放置することは得策とはいえません。また、問題の内容は標準的なものが多いため、きちんと単語や文法を押さえておく必要があります。

リーディングは正確さとスピードをバランスよく持つことが重要です。いきなりレベルの高い問題集に手を出さず、段階的にレベルアップしていき、徐々に正確さとスピードを身につけましょう。まずは自分の読解時の欠点を見極め、基礎的な精読力を高めた上でパラグラフリーディングなどの読解技術を習得できるとよいでしょう

自由英作文の対策は、まずは和文英訳を始めると良いでしょう。ある程度書き方のテンプレートを身につけておくことが自由英作文で点を取るコツになります。書き方を身につけ、実際に自由英作文を解いてみたら、必ず添削してもらいましょう。

リスニングは大量の問題をこなすというより毎日コツコツ、聞く時間を確保することが大前提です。通学中や休み時間、就寝前などすきま時間を活用して毎日英語を聞きましょうシャドーイング・オーバーラッピング・ディクテーションも加えておこなうことで、上達が早まります。また、リスニング問題を解くに当たって、事前に選択肢に目を通し問題を推測する習慣をつけておくのも重要です。

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国語の傾向・対策

【傾向】「レベルの高い解答が求められる」

近年の出題傾向として、文科の国語は現代文が2題、古文が1題、漢文が2題で、理科は現代文が1題、古文が1題、漢文が1題となっています。現代文は文理ともに評論文が1題、文科のもう1題は随筆文や小説が出題されます。また、理科の古文と漢文は文科に比べ小問が少なくなっています。解答形式は記述式で、自由形式の記述も解答欄が小さいのが特徴です。

他の東京大学の試験科目に対して国語は比較的時間に余裕があるものの、現代文は一度はまると抜け出せなくなりがちであるため時間配分には注意が必要です。文章の読解に要求されるレベルは現代文がやや難、古文と漢文が標準的なものとなっています

評論文の出題内容は多岐にわたり、小説や随筆に関しても特定の分野に偏りはありません。古文もどの時代の文章も出題される可能性があり、さらに背景知識がなければ読み解くのに苦労する場合も。漢文は近年散文が比較的多めで、こちらもどの時代の文章が出てもおかしくありません。現代文・古文・漢文いずれの分野においても幅広い対策が必要となるでしょう。

【対策】「現代文は記述に慣れる、古文・漢文は正確な現代語訳を」

たくさんの文章に慣れる、知識や論理力をつけるといった読解対策も大切ですが、最も大切なのが記述式の解答に慣れることです。まずは、自分の手で解答を書いてみることから始めてみましょう。的確な添削指導を受けながら、文章を自分の言葉で簡潔にまとめる力を鍛えることが現代文攻略の基本です。

古文と漢文は現代文に比べて勉強量で得点の差がつきやすいので、とくに理系の国語対策ではまずは古文と漢文をしっかり押さえておくことがオススメです。古文では、まずはセンター試験レベルの古文単語と文法の習得をきっちりおこなうことで確実に点を取ることにつながるでしょう。演習時に一番大切なのは、動詞の主語を明確にしたり、指示語の指示するところをはっきりさせる作業です。正確な文章理解につながるので、丁寧に取り組みましょう。古文常識や和歌の知識も並行して覚えておくと、多様な出題に対応できるようになるでしょう。

漢文で点数を取るために必要不可欠なのが句法の暗記です。暗記の際は、それぞれの漢字が持つ意味もしっかりと覚えておくと、暗記した以外の形で単語が出てきたときに対処できます。また、様々な良問に触れ、句法や現代語訳の知識だけでなく、漢文を読む際に必要な知識も身に付けましょう。そして古文と同様に漢文でも正確な現代語訳で解答を作成できることが最も大事なことです。

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数学の傾向・対策

【傾向】「文理ともに確率、微積分、整数が頻出だが各単元から満遍なく出題」

文科では大問4題で、理科は大問6題出題され、理科との共通問題が通常1~2題出題されます。文理ともに各単元から幅広く出題される傾向にありますが、近年は特に確率、微積分、整数問題が頻出です。各大問で難易度に幅があるものの、計算量がかなり多い問題から、高い発想力を問われる問題まで、基本的に国立大学の中でも最難関レベルの問題が出題されます。。

文科の数学では確率、微積分、整数問題、図形と方程式、数列が頻出です。微積分や図形と方程式の難易度は他の分野に比べて低めであり、しっかりと得点源にしたいところ。難易度が高いため、多くの受験生にとって高得点は厳しい科目ですが、合格するかしないかを決める重要な科目であるため、捨て科目にはできません。2完+残りで部分点を狙っていくことが目標となるでしょう。

理科の数学では確率、微積分、整数問題、通過領域、空間図形が頻出です。6題のうち時間内に解答するのは困難な難問が数題出題されるため気を付けましょう。難易度は高いものの、基本的な公式や解法を正確に使いこなせるかが前提にあり、そこから発展的な内容が問題として課されます。目標点としては最低でも2完+3~4題部分点、できることなら3~4完、加えで理科Ⅲ類ならプラス1完を目指したいところです。

【対策】「難易度の低い問題を確実に正答しよう」

文科、理科共通していえるのは、確実に点を稼ぐために難易度の低い問題を見極める力を養うことにあります。難問を無理して解こうとすると時間がかかってしまい、他の問題に手がまわらなくなるため、結果として点数が下がってしまうからです。難易度の判断力をつけると同時に、難易度が低ければ解答できるように苦手科目を作らずに各分野を満遍なく解答できるよう。

文科は基本的な公式や解法、とくに高校1~2年のものを十分に身につけることが合格への近道になります。難しい問題演習を繰り返すよりも教科書レベルの基礎的な問題を解くことが大切です。ただし、単に解くだけでなく、考えながら解き、思考力を鍛えることが求められます。また、理科に比べて範囲が狭いこともあり、高校で習ってきたことを総動員しなければならないので、苦手分野を作らないようにしましょう。

問題数が多いことから、理科は文科以上に問題の難易度の見極めが重要となります。参考書ではマニアックな解答法を学ぶのではなく基本的な公式や解法をどのように応用すれば解けるのか考えることが大切です。学校の先生などと議論しながら、様々な視点から解法を見出せるようにしましょう。また、解答の根拠が弱かったり、論理的に破綻していたりする解答は大きく減点されるので注意しましょう。

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日本史の傾向・対策

【傾向】「持っている知識の応用力が問われる」

近年の東大の日本史は大問が4つあり、それぞれ古代、中世、近世、近現代になるため、どの時代からも出題されます。出題形式は参考資料をもとに文字数未指定、行数指定の論述で解答する形式です。記述量は地理や世界史に比較して少なめです。知識そのものを問うというよりは、知識を活用して見たことのない資料を読み解いたり、論理的な解答を作ったりする能力が問われる問題設定となっています。

古代は、とくに律令体制の成立とその構造や特徴、変遷が頻出分野です。中世については、鎌倉時代に設置された守護の権限拡大や、室町時代の守護大名とその後の戦国大名との性格の違い、貨幣経済の浸透、中国の宋や明の日本との関係やその影響は押さえておきましょう。古代・中世は知識以上に資料の分析が要となり、直接答えの知らない問題を資料から読み取る力が求められます。

一方、近世・近現代では知識の比重が高まります。事前にどれだけ知識を入れているかが得点に関わってくることが多いです。近世では、幕藩体制や江戸時代の物流が頻出分野です。近現代は出題範囲は幕末から現代までで、第二次世界大戦後が問われることはあまりありませんが、参考資料が少ない、あるいは無い場合が多いです。どれだけ細かく、体系的に知識を備えているのかが重要となります。

【対策】「問題が何を求めているのか正確にとらえよう」

論述問題の対策としては、問題が要求したり条件としたりしているポイントを押さえて解答できるようになることが大切です。また「~にもふれながら」というように言及すべき部分が指定されていることがあるため、きちんと盛り込むことで結果的に解答の軸が固まり、クオリティの高い答案を作成することができます。

参考資料が多い傾向ですが、基本的な知識は必要です。難関私大ほどの詳細な知識はいりませんが、センター試験レベルの知識については、前後関係も含めて他者に説明できるくらいのレベルまで理解を深めておくとよいでしょう。教科書や参考書を使い、いつ、どこで、だれが、なにを、どうして、どうやって、どうなったのかを押さえていくことが重要です。また、インプットと並行して過去問などでアウトプットをしていくと知識の定着につながります。

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世界史の傾向・対策 

【傾向】「全時代・全地域から幅広い出題」

例年3題構成になっており、近現代史が出題されやすい傾向にあるものの、基本はあらゆる時代・あらゆる地域から出題されるため、幅広い知識が必要です。大問1は長文記述で10個程度の指定語句を用いて15~20行、450~600文字での論述が出題されます。大問1の難易度は非常に高く、世界史に対する鳥瞰的な視点が必要となるため、対策しておきましょう。

大問2は大問全体に通じたテーマがあり、30~120文字程度の小論述が5、6問出題されます。大問2は大問1に比べると難易度が低く、基本的に教科書レベルの記述問題であるため、しっかり点を取っておきたいところ。大問3も大問全体に通じたテーマがあり、一問一答の語句問題が10問程度出題されます。大問3はさらに難易度が低い傾向にあり、教科書の太字になるような語句が正答に登場するので、こちらも確実に点を取りましょう。

【対策】「インプットとアウトプットで基礎知識を養おう」

難易度が高く、大論述を課す大問1でも小論述の大問2でも、語句問題の大問3でも共通して必要となるのが基礎知識です。用語問題はもちろんのこと、論述する上で歴史の流れや用語といった基礎知識は欠かせません。大論述でも小論述でも語句問題でも、基本的には教科書に載っている内容に収まるので、教科書を基軸として勉強を進めましょう。語句問題では資料やデータも出されるため、これらも押さえておくと良いです。

人間の記憶はインプットだけでは定着せず、アウトプットも並行しておこなうことが必要です。教科書を中心として基礎知識をインプットした後は、必ず問題集や過去問を使ってアウトプットをおこないましょう。インプットとアウトプットを繰り返しおこなうことで歴史の流れや用語を十分に押さえられます。

論述問題の対策は、設問の意味を理解することと、とにかく多様な問題に触れ、解くことです。何が問われており、何を聞かれているのか把握することは的確な解答をする上で重要であること間違いありません。また、論述は慣れが必要なので過去問を利用して実際に書いてみることで力がついてきます。解答は添削してもらい、改善しながら演習を重ねていきましょう。

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地理の傾向・対策

【傾向】「暗記だけでは解けない図表問題」

例年大問3つの構成となっており、さらに大問はAとBの2問構成で、Aでは基本的な問題が、Bでは応用的な問題が出題されます。出題形式は記号問題と1~4行程度の論述問題で、論述問題は15~18題程度とボリュームがあり、解答スピードも問われます。図表や地図の読み取り問題が中心となっているため、単なる知識の暗記だけでなく「なぜ」「どうして」を意識して知識を関連付けながらまとめたり、背景を押さえたりすることが大切でしょう。また、記号問題は一度選択を誤ると、論述含むその後の問題すべてを間違うこととなるため注意が必要です。

問われる知識は教科書レベルか、それを少し超えた範囲であるものの、読み取り問題で見慣れないものばかり出題されるため、データの背景を考える力を必要とします。出題内容は、社会生活に関連したものや国際比較、日本の地誌が多い傾向です。また近年は隔年で地形図が出題される傾向にあるため、地形図対策も忘れずに対策しましょう。

【対策】「教科書、地図帳、データブック、資料集を駆使しよう」

地理対策で一番の要となるのが知識の確実な定着です。教科書や地図帳、データブック、資料集を適宜使い、余すことなく基礎知識を吸収しましょう。その際、単なる暗記ではなく「なぜ」「どうして」を意識したり、背景を押さえたりしながら覚えていくことが重要です。知識のアウトプットは問題集の他にセンター試験の問題を使って勉強するのも有効ですが、論述を意識して解答し、復習することを忘れないでください。

また、東大の地理は独立した分野として勉強するよりも各分野がつながっているという視点で勉強していくことが論述するために大切です。論述文の記述は慣れが必要なので、過去問を解いて力を高めましょう。可能なら添削もしてもらうと、効率的に上達することができます。

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物理の傾向・対策

【傾向】「力学・電磁気で初見の問題が頻出」

出題傾向はほぼ決まっており、大問3つの構成で、1問は力学、1問は電磁気、もう1問は熱力学または波動となっています。原子は出題した例が少ないものの、絶対に出ないとは言い切れません。力学や電磁気にとくに力を注ぎつつも、満遍なく学習しておく方が安全でしょう。近年は問題の難易度は下がったものの、問題数が増えて時間配分がより一層大切になってきました。

東大の物理の特徴は思考力や考察力を問うところにあり、解法の根拠や公式の導出の背景のような物理の本質的な理解が求められます。力学や電磁気においては、これまでに見たことのないような問題がよく出題されるため、対策が必要です。

学習内容が少ないため、熱力学は類似した問題が出題される傾向にあります。そのため、得点しやすい分野でもあります。十分な対策を取れば得点源となるでしょう。

波動は距離の差や位相差に関する問題が頻出傾向にあります。取っ付きにくく感じる分野ではあるものの、一度コツを掴めば得点源となります。こちらも十分な対策が望ましいでしょう。

【対策】「教科書レベルの内容を本質的に理解する」

傾向でも述べたように東京大学の物理は丸暗記ではとても歯が立たちません。そのため、まずは教科書の内容をしっかりと理解することから始め、基本的な問題集、そして応用的な問題集へと移りましょう。また、多くの問題集に手を出すのではなく、一冊一冊を何度も繰り返して解く方が効率よく勉強できます。

基本を間違えているというパターンも往々にしてあるので、「おかしいな」と思ったらいったん戻ることも大事です。その時点での実力と試験本番までの日数を考慮しながら、自分に合った適切な学習計画を立てましょう。

力学は物理の基礎となるので最も力を注ぐ必要があります。公式を丸暗記するのではなく、日頃から「なぜそのように考えるのか」を意識しながらたくさんの問題に触れるようにしましょう。問題演習は最初の段階では時間を気にせずに解き切ることを目的に取り組み、2周目以降は時間を意識しながら解きましょう。

電磁気は公式が多く、また内容も理解しにくいため学習に時間がかかる傾向にあります。力学の勉強に次いで、早めに取り組みましょう。

熱力学は覚えることが少ないです。そのため、教科書を押さえたら早めに問題集に移りましょう。問題の種類も限られているため、ある程度の演習で十分力がつきます。

波動は最初難しく感じるため、しっかりと理解できるまでイメージを掴めるかが勝負になります。視覚的なイメージを掴むためにもイラストを適宜参考にすることが大切です。

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化学の傾向・対策

【傾向】「例年の出題形式と近年異なる出題形式」

大問3つで、各大問はⅠとⅡにわかれており、両者は関わりのないことが多いため、実質大問6題を解くような感覚です。従来は大問1は理論化学、大問2は理論化学と無機化学の融合問題、大問3は有機化学と高分子化合物という出題傾向でしたが、近年では、大問1が有機化学、大問2が理論化学と無機化学の融合問題、大問3が理論化学と、これまでと異なる出題内傾向も見られるため、全範囲について網羅的な学習が必要です。

近年は問題の量が非常に多い傾向にあり、加えて問題文が長かったり、計算量が膨大であったり、割り切れず四捨五入が必要であったりと、問題に対して時間が足りません。応用力、計算力、読解力のレベルが他の大学と比較して高く、総じて問題のレベルも高いです。しかし、時間をかけて計算したり、冷静に問題文を読み解いたりすれば多くの問題は解けます。

理論化学からは平衡を扱った問題が出題されることが多いです。無機化学は基本的な知識を問われる問題や酸化還元反応、系統分析が目立ちます。有機化学では構造決定や馴染みのない高分子化合物が頻出です。

【対策】「計算力と知識と問題を読み解く力」

理論化学では扱わなければ複数になることが多く、煩雑な計算になり、また計算量も増大します。どのように文字を置けばいいのかについては良問演習を通して解法パターンをある程度頭に入れましょうまた、本番で焦らず計算する力や、適切に文字を置く力など、落ち着いて問題に取り組めるメンタルや自信も大切です。

無機化学は基本的な知識を問われるため、イオンの系統分析や実験手順といったところをきちんと押さえておくことで確実に得点できるでしょう。一方で、理論化学との融合問題では、馴染みのない物質や初見の公式などが出題され思考力も問われます。ほとんどの場合、誘導文がついているので丁寧に読み解いていけば解答できますが、とても長いため早く正確に問題を読解する力を身に付けましょう。

無機化学と同様に有機化学も基礎知識を前提として問題が出題されます。構造決定の問題は慣れが必要なので、繰り返し問題を解いて力をつけ、同時に解法も覚えることが要求されます。こちらも馴染みのない高分子化合物が出ることがあり、問題文を正確に読み解く力を問われます

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生物の傾向・対策

【傾向】「幅広い出題範囲」

出題形式は大問3つから構成されており、大問1は動物分野から、大問2は植物分野から、大問3は遺伝や進化、生態といった総合的な分野が出題されています。頻出は遺伝、代謝、恒常性ですが、実際には出題分野は幅広く、高校生物のどの範囲から出てもおかしくありません。遺伝子操作や遺伝子発現に関する問題も頻出であるため、この分野は力を注ぎましょう。

問題内容は最先端の研究を題材にしたものを高校の指導要領の範囲で解かせるというものです。そのため、通常の受験生にとって見慣れない問題が多いですが、基礎知識を応用することで解くことができます。リード文が提示され、精密に分析する必要がありますが、非常に長いため読解速度も問われます。

序盤の小問では基本的な知識を問われ、確実に点数を稼ぎたいところ。残りのほとんどが実験考察を中心とした論述問題となっています。そのため、問題文を読んで考察する力、わかりやすく記述する力を鍛えなければなりません。

【対策】「正確な知識に加え考察力、記述力を身に付ける」

序盤の基本的な知識を落とさないためにも、論述できるようになるためにも、第一段として知識をつけることが重要です。どの分野から出てくるのかわからないこともあり、すべての分野を網羅しなければならないため、知識をつけるだけでも多大なる労力がかかるでしょう。教科書はもちろんのこと、イラストや図表を用いてイメージを掴みながら着実に力をつけましょう。

傾向でも述べたように、ほとんどが考察問題の論述となっており、知識の暗記だけで終わっては合格するのは難しいでしょう。的確に考察する力や、指定文字数で納める技術、採点者に伝わりやすく記述する力をつけることも大切です。そのためには、ある程度の知識がついたら問題集や過去問、模試で論述問題を鍛えましょう。

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東大家庭教師友の会とは

東大家庭教師友の会は、国内最多の東大生を筆頭に、全国各地に在籍する約38,000名の現役難関大生をご紹介する家庭教師センターです。
派遣は以下の地域で行っています。

 

東大家庭教師友の会で東大に合格!

東大家庭教師友の会には、東大をはじめ、難関大学に合格した生徒様の実績が多数ございます。

以下では、実際に当会から東京大学に合格した生徒様の体験記を一部ご紹介いたします。

男性

2018年 東京大学合格
【生徒様からのメッセージ】

家庭教師のココが良かった!

どんな時も現状を的確に分析し、その時必要なアドバイスをしてくれた。 また、宿題として良問を多数用意してくれ、そのお陰で継続的に質の良い演習を積むことができた。

受験勉強で大変だったこと

問題を解くペースや各大問ごとの時間配分など、自分なりの解き方のスタイルを確立するのに時間がかかった。

先生へのメッセージ

今年の数学や物理の問題に太刀打ちできたのは、一重に先生の懇切丁寧なご指導のお陰です。 先生がいなければ、僕は数学の苦手意識を克服することも、理科の解き方のテクニックを身につけることもできず、合格を勝ち取ることは難しかったでしょう。 本当に一年間ありがとうございました。

東京大学受験におすすめの教師

森岡先生

森岡先生(東京大学法学部在籍)
【担当科目】 英語/現代文/古文/漢文/文系数学/世界史/地理

昔から勉強を教えることが大好きです。個別指導の経験を活かし、生徒に寄り添った指導を心がけます。

野仲先生

野仲先生(東京大学医学部在籍)
【担当科目】 英語/現代文/古文/漢文/文系数学/理系数学/地理/物理/化学

学年を超えた内容でも理解に必要なことは分かるように噛み砕いて教えます。「分かった!」という楽しさを一緒に味わいましょう!

小林先生

小林先生(東京大学薬学部在籍)
【担当科目】 英語/現代文/古文/漢文/文系数学/理系数学/物理/化学

私自身,勉強ができないときは学校生活がしんどかったのですが、勉強を頑張り、理解できるようになってからは、学校生活が楽しく感じられるようになりました。「勉強って楽しい」と感じてもらえるように指導に励みたいと思います!

東大家庭教師友の会が東大受験に強い理由

東大家庭教師友の会は、以下の特徴を持っているため毎年多くの難関大学合格者を排出しております。

家庭教師による個別指導で、東大に特化した対策を行うことができます!

国内最多の難関大家庭教師
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目的に合った教師
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採用率20%以下のトップクラス教師
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料金

東大家庭教師友の会では、ご入会時に入会金が発生します。月々のお支払いは、コースに応じた授業料、交通費、学習サポート費の合算になります。

授業を受けた時間数に応じてご請求額は変わり、指導回数や時間を臨機応変に変更することが可能です。

お問い合わせはこちらから

些細なご質問でも受け付けております。

また、無料で授業を体験していただくこともできます。お気軽にお問い合わせください!

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首都圏以外にお住まいの方でも授業をお受けいただけるよう、オンライン指導もご用意しております。

オンライン指導をご希望の方は下記のリンク先をご覧ください。

"オンライン東大家庭教師友の会”

 

入会をご検討されている方へ

入会をご検討されている方は、上記リンク先のWEBフォームまたはお電話よりお問い合わせください。

入会についての流れや疑問については、リンク先の「入会までの流れ」をご覧ください。

入会までの流れ

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