進学校で落ちこぼれてしまうとどうなる?

進学校で落ちこぼれることには、短期的・長期的にさまざまな影響があると考えられます。ここでは、進学校で落ちこぼれるとどうなってしまうのかを3つご紹介します。

 

①自信をなくし、学習意欲が低下する

 

進学校に合格された生徒様は、本来は学ぶことが好きで、これまで良い成績をキープしてきたのではないかと思います。しかし、一度落ちこぼれてしまうと、「勉強が楽しい」という気持ちや自信を喪失してしまいます。

適切なサポートがあれば、辛い経験を将来の糧にすることができます。しかし、十分なサポートがない場合、自信を喪失する経験は生徒様に強いショックをもたらし、長期的にもアイデンティティを揺るがす経験につながってしまいます。

 

②学校が「つらい」と感じるようになる

 

授業で「理解できない」「ついていけない」と感じることで、学校に行くこと自体がつらく、苦痛になってしまうことは十分考えられます。周りの人と自分を比較し、落ち込んでしまうこともあり得るでしょう。

そうすると学校にいることがストレスになり、行きたくないと感じるようになるかもしれません。

 

③大学受験への意欲が保てなくなる

 

自信をなくし、学校が楽しくなくなることで、将来に対しても良いビジョンを描けなくなることがあります。その結果、大学への進学意欲を持ちづらくなります。

本来は、大学進学は積極的に環境を変えるチャンスです。しかし、「今この瞬間」がうまくいっていないと、それがずっと続くのではないかという不安に苛まれてしまうのです。

 

 

進学校で「落ちこぼれた」「ついていけない」と感じる4つの原因

 

 

せっかく入学した進学校でも、「受験でがんばったからこそ、授業についていけなくなってしまう」ということがあります。
ここでは、進学校だからこそ落ちこぼれやすくなる原因を、5つご紹介します。

 

①受験で燃え尽きてしまう燃え尽き症候群

 

「〇〇学校に受かりたい」という一心で、なんとか受験を乗り切った……という生徒様の場合、解放感で燃え尽きてしまうことがあります。

しかし、進学校は入学してからが大変です。授業の進度は早く、周囲の環境も変わります。勉強への意欲が戻らないと、どんどん授業についていけなくなってしまいます。

 

②授業のスピード・難易度が急激に上がる

 

進学校の授業進度はとても早いです。先生方も生徒の知識を前提に授業を設計するため、「このくらいはわかっているよね」と細部を説明しないことも多いです。

さらに、難易度も上がり「高校1年生から大学入試の問題を扱う」「大学のゼミレベルの課題を出す」こともあります。その結果、「気を抜くと『わからない』が積み重なる」という状態に陥ってしまいます。

 

③授業スタイルや学習法が生徒様に合っていない

 

進学校は、特色のある授業を行うことが多いです。その分、授業スタイルが合わないと感じることもあります。

例えば、私が卒業した学校では、数学の授業は公式の証明とディスカッションにたっぷり時間を使い、基礎は自学するスタイルでした。大学に入ってからこの授業の豊かさを痛感したのですが、当時は理解できず、多くの同級生も混乱していました。

 

このように、生徒様が学校の校風と合わない場合はストレスを感じることが予想されますし、その結果、勉強に集中しづらくなってしまいます。「良い授業であっても、内容がピンとこない」と感じることは少なくありません。

 

④環境の変化や人間関係のストレス・不安

 

進学校の場合、周囲の環境が大きく変化することが考えられます。また、厳しい受験を突破してきた学生が集う進学校は、「競争意識」を良しとする校風の場合が多いです。よく言えば芯が強くて真面目な空気、悪く言えば少しピリッとした空気が教室にあるということですね。

 

他にも、クラスメイトや部活の同期と自分を比較し、苦しい思いをすることもあるでしょう。学校が家から遠い場合は、通学により身体的な疲労が生じたり、十分な睡眠が取れなかったりすることもあります。

 

こういった、ストレスの積み重ねからモチベーションが低下する場合もあります。

 

 

 

落ちこぼれから逆転するための4つの対処法

 

 

「授業についていけない」という状況を防ぐためには、どのような勉強が効果的なのでしょうか。

ここでは、「落ちこぼれる」状況を防ぐために日頃からできることを、4つご紹介します。

 

①教員やスクールカウンセラーに相談する

 

進学校の場合、例えば有名大学で数学を専攻していた人が教えている、ということがあり得ます。そのため、授業でわからないことがあった場合は、まずは先生に聞くのが最も効果的です。

先生にとっても「今日の授業は生徒にとって難しいのか」と気がつくきっかけになり、今後、授業のテンポを落として解説を具体的にしてくれる可能性があります。

 

全体的に学習につまずいている場合は、担任の先生に相談しましょう。学習習慣のアドバイスなど、落ちこぼれた状況を打開するための手助けをしてくれます。また、担任の先生に間に入ってもらいながら、各教科の先生と相談ができるというメリットもあります。

 

身体面・心理面での不安感がある場合は、保健室の先生・スクールカウンセラーに相談するのも一つの手です。一見、学習とは関係ない存在のように思えますが、様々な形のサポートを提案してくれると思うので、ぜひ相談してみてください。

 

②定期テストの結果を基に学習計画を立て直す

 

試験は、「今まで習ったこと」を総合的にチェックし、どこに穴があるかを確認することができる、とても重要な機会です。

この機会を活用して、「わかったつもりになる」ことを防ぎましょう。

 

基礎は授業中であまり解説されないため、わからない部分もなあなあにできてしまうことがあります。そして、その積み重ねで、いつか大きな落とし穴に遭遇してしまいます。これを防ぐために、定期試験のタイミングで知識が定着しているかをしっかりと確認しましょう。

 

③外部模試で客観的に自分の実力・苦手分野を把握する

 

進学校はカリキュラムが独特であることが多く、また、周囲の学生の成績も良いです。

そのため、学校の試験だけだと、自分にどの程度の実力があるのか確認できず、モチベーションが上がらないことがあります。

 

こういうときに役立つのが、外部の模試です。模試を受験して、より一般性・客観性の高い形で自分の実力を測ることで、また違った角度で勉強のモチベーションを保つことができます。

 

④個別指導塾や家庭教師を活用する

 

解決策を考える上で、「抱え込む」のではなく「周りに頼る」という選択肢をぜひ検討してみてください。落ちこぼれた期間が長い場合、どうしても学校だけでは十分なサポートができないこともあります。

 

悩むことは他の人に任せ、ご家庭では楽しい時間を過ごすのが一番大切です。

 

特に、同じような進学校出身の教師であれば、生徒様の状況にも理解を示し、寄り添うことができます。ご家庭の中で抱え込みすぎず、家庭教師や個別指導塾など、外部の助けも落ちこぼれ対策には効果的であることを視野に入れてみてください。

 

外部のサービスを利用する際は、事前に大まかな目標を立ておくと良いです。例えば、

「大体いつくらいまでに授業についていけるようになりたいのか」
「今はどこがわかりづらいのか」

を整理した上で、どの塾が良いか/どの家庭教師に依頼するのが良いかを検討しましょう。

 

また、進学校の場合、授業内容が他の学校と比べて難しい可能性が高いため、事前にその旨を塾・家庭教師側にも伝えた上で、確かな実力がある教師を選択することをおすすめします。可能であれば、通っている学校を卒業した教師だと、生徒様の事情も理解でき、ロールモデルとして生徒様を導くこともできるので、進学校の落ちこぼれ指導として最適です。

 

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進学校に通うお子様が「落ちこぼれかも?」と感じたときに保護者様ができること

 

 

実際に「授業についていけない」という状況が発生すると、どうしても焦ってしまいますよね。生徒様ご自身も不安になるでしょうし、保護者様も不安になるかと思います。

ここでは、「授業についていけない」「落ちこぼれてしまったかも」と感じた際に保護者様にできることを、4つご紹介します。

 

①生徒様と向き合うときの心構え

 

「子供が落ちこぼれてしまったかも」と感じても、保護者様は、生徒様の前ではどんと構えていましょう。生徒様にとっては、学校が生活のほぼ全てです。特にこれまで勉強を頑張ってきた生徒様であるほど、強いショックを感じていると予想されます。

 

保護者様は、そんな生徒様にとって、学校以外の世界を見せてくれる貴重な存在です。大学や社会では今と違う生活が待っていることを、保護者様自身がイメージしましょう。

保護者様は、生徒様にとって最も身近で信頼できる大人です。生徒様にとって話しやすい雰囲気を作り、生徒様を信頼していること、そして他にも様々な世界があることを伝えましょう。

 

②生徒様から相談されたときの対応

 

生徒様から悩みを話してくれることは、とても貴重なことです。保護者様のことを信頼しているからこそ、不安を打ち明けることができたのです。

 

そのため、まずは「話してくれたこと」への感謝を伝えましょう。

「話してくれてありがとう、〇〇が思っていることを聞けて嬉しかった」
「話しづらかったかもしれないね、でも話そうと思ってくれたことがすごく嬉しい」

ときちんと言葉にすることで、生徒様も「これは話していいことなんだ」と理解することができます。

落ちこぼれた状況を乗り越えるには、保護者様の協力が不可欠です。生徒様との信頼関係を構築し、解決策を一緒に考えていく姿勢を見せましょう。

 

③保護者様から話を切り出すときのポイント

 

保護者様から話を切り出す場合は、少し対応が難しくなります。まず、「落ちこぼれても対策はいくらでもある」と前向きな気持ちを保護者様が持ってから、声をかけるとスムーズです。

 

切り出し方は、例えば、

「授業はどう? 難しい?」
「今回のテストは苦戦してたね。どの辺が難しかった?」

などがオーソドックスです。ポイントとしては、保護者様の方から「難しい」という選択肢を提示することです。

「授業はどう?」だけだと「大丈夫」と返される可能性が非常に高いです。

 

一方で、「難しい」と選択肢を提示することで、「難しいっていう答えもありなのか」という前提が生徒様にも生まれ、より具体的な返事をしやすくなります。

生徒様が話したくないようなら、「もし話したくなったら、いつでも聞くからね」と伝えると、次に繋げることができます。

 

④解決策を一緒に考える姿勢を持つ

 

相談を受けた後、注意すべきことは「叱る」のではなく「一緒に対策を考える」姿勢を持つことです。

多くの生徒様は、成績が伸びないことを過剰に自分の責任だと感じています。そこで保護者様が叱ってしまうと、「自分のせいだ」という思い込みに拍車がかかり、適切に原因を分析できず、解決が遠ざかってしまいます。

 

また、「一緒に原因を探していく」というスタンスをとることは、保護者様にとっても良い結果になります。

熱心で生徒様想いの保護者様ほど、ご自身を責めてしまいます。そういうときは、気分転換も兼ねて、生徒様と一緒に選択肢を探してみましょう。

「どんな塾があるのか」

「どんな学校に転校できるか」

「落ちこぼれた人で、大学に合格した人はいるのか」

など、調べてみると、思ったより状況が開けていることに気がつきます。何より、困難な状態でも前向きな保護者様の姿勢は、生徒様にとって大切な人生の学びになるでしょう。

 

 

 

進学校でのつまずきは、早期対処で乗り越えよう

 

この記事では、進学校で落ちこぼれないためのポイントや、ついていけなくなったときの対応をご紹介しました。進学校には、進学校ならではの「授業についていけなくなる」「落ちこぼれやすい」原因がたくさんあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

しかし、困った際に頼れる場所はたくさんあります。学校のサポートだけでは足りない場合は、個別指導塾や家庭教師を活用するのも効果的です。

当会には進学校出身の教師も多数在籍しております。生徒様や学校の事情にも詳しく、生徒様の憧れとなるような難関大学に在籍し、ロールモデルとして良い影響を与えることもできます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

中高一貫校出身の教師をご紹介

東大家庭教師友の会 | 松井先生

松井先生

  • 女性
  • 日本医科大学 医学部
  • 東邦大学附属東邦高等学校
  • 中学受験経験あり

自己紹介

私は中学受験の勉強を小学四年生の冬より開始いたしました。当時、国語、算数、理科が得意科目であり好きな科目でした。しかし最初から好きだったわけではなく、勉強して問題を解けるようになるうちにその面白さに気づいたという記憶があります。また、生徒様にとって受験のモチベーションを維持することがどれだけ難しいことか身をもって経験したことがあるので、ご指導を任せていただいた際には生徒様に勉強自体を好きになってもらえるよう最大限努めてまいります。 私自身、中学受験および中学から高校の6年間、個別指導をしていただいていたこともあり、生徒様がどんな指導をして欲しいか、勉強に対する理解度やモチベーションがどのくらいであるかを常に注意しながら、二人三脚で志望校合格や目標に向かって勉強のサポートをさせていただければ幸いと存じます。最後になりますが、生徒様の目標達成のために精一杯務めさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。

当会からの紹介

ポジティブな声掛けが得意で、真面目で優しい雰囲気の教師です。生徒様がモチベーションを保ちながら目標を達成することが出来るようにサポートをしたいと考えており、そのためにも生徒様が悩み事を相談しやすい雰囲気作りを心掛けます。

#英検所持

上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。

 

 

東大家庭教師友の会の4つの特徴

生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。

特徴

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教師は現役東大生・難関大生・難関大卒プロ

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指導力が高く、生徒様と相性のよい教師をご紹介

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特徴

生徒様ごとの指導計画・進捗管理などの学習サポート

特徴

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後払い制・身分保証など、安心安全のシステム


 

ご利用の流れ

STEP 1

お問合せ

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お問合せ

お問い合わせの際には、授業科目、曜日・時間、スケジュール、教師の希望条件(学歴・性別・性格)などご要望をお気軽にお申し付けください。 お問い合わせを頂いた後、成績状況や教師への希望条件などをお伺いするためご連絡をさせていただきますが、当会では積極的な勧誘のお電話は致しませんのでご安心下さい。

STEP 2

教師選考

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教師選考

当会に在籍している約38,000名の教師の中から、ご家庭様にぴったりな教師をお探しします。 教師選考では「①在籍教師に立候補を募る」→「②熱意のある教師が立候補」→「③書類選考:経歴等の条件を審査」→「④面接選考:指導力・人間性を審査」の手順で選考を行います。 ご家庭様にご紹介する教師は、選考の結果、自信をもってご紹介できると判断した教師のみです。

STEP 3

無料体験授業

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無料体験授業

実際にご紹介した教師が、生徒様と本当に相性が良いのか確認していただくため、150分間の無料体験授業を行っていただきます。 体験授業では、「教科指導(90分)」「学習計画作成(30分)」「面談(30分)」を実施いたします。 万が一、生徒様と教師の相性に不一致を感じられた場合は、何回でも教師交代が可能ですので、お気兼ねなくお申し付けください。

STEP 4

ご入会

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ご入会

教師の指導にご納得いただけましたら、ご入会となります。 ご入会後は、直接教師とやりとりをしていただき、授業日時等柔軟にお決めいただくことが可能です。 教師の了承があれば、授業日時等は当会に連絡なく変更していただいて構いません。 また、教室に直接伝えるのは憚られるようなご要望等がございましたら、当会スタッフが相談・仲介にあたりますので、いつでもお気兼ねなくお申し付けください。

 

中学生・高校生の生徒様の声

 

 

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