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1.中高一貫校の英語で「落ちこぼれ」と感じても挽回できる
中高一貫校の英語についていけなくなると、「周りとの差が広がっている」「もう追いつけないのではないか」と焦ってしまうことがあります。
しかし、中高一貫校の英語でつまずくことは決して珍しいことではありません。
英語は学習内容のつながりが比較的分かりやすい教科です。現在の単元が理解できない場合でも、原因となっている単語や文法まで戻って学び直せば、遅れを取り戻せる可能性は十分にあります。
大切なのは、勉強時間をやみくもに増やすことではなく、現在の理解度を整理し、順序立てて学習を進めることです。
挽回するための基本的な流れは次のとおりです。
1. 現在できていないことを明確にする
2. 原因となっている以前の単元まで戻る
3. 学校の教科書や問題集で理解を定着させる
4. 現在の授業範囲の学習と並行して復習を進める
つまずきを早い段階で見つけられれば、復習する範囲も少なくて済みます。特に中学1年生の後半から中学2年生のうちに基礎を固め直せれば、その後の高校英語や大学受験の学習も進めやすくなります。
▼英語以外の教科も含めた挽回法は、以下の記事もあわせてご覧ください。
2. 中高一貫校の英語で落ちこぼれる3つの原因
中高一貫校の英語で成績が伸び悩む背景には、いくつかの共通した原因があります。ここでは、多くの生徒様がつまずきやすい3つの原因を紹介します。
①先取り型のカリキュラムと学習量の多さ
中高一貫校では、高校受験に学習を中断されないという特徴を生かし、6年間を見据えた先取り型のカリキュラムを採用している学校が多くあります。そのため、英語では次のような負担が重なりやすくなります。
・授業の進度が速い
・単語テストや小テストが頻繁にある
・宿題や課題が多い
・定期テストの出題範囲が広い
また、中学入学時点では、英会話教室や英語塾などで学んできた生徒様と、本格的な英語学習が初めての生徒様が同じ授業を受けることもあります。授業が速いペースで進むため、最初は小さかった理解度の差が広がることも少なくありません。単語や文法の復習を後回しにしていると、理解できない箇所が少しずつ増えていきます。
②『ニュートレジャー』などの教科書が難しい
多くの中高一貫校では、『NEW TREASURE(ニュートレジャー)』や『PROGRESS IN ENGLISH 21(プログレス21)』など、一般的な検定教科書とは異なる教材が採用されています。
これらの教材は、豊富な語彙や英文を通して、文法・読解・リスニング・英作文を総合的に学べるよう構成されています。
一方で、一つのLessonで扱う内容が多いため、予習や復習が遅れると理解が追いつかないまま次の単元へ進みやすくなります。その結果、予習にも時間がかかるようになり、英語への苦手意識につながることがあります。
③集団塾と学校の教材・進度が合っていない
「塾に通っているのに、学校の英語の成績が上がらない」というケースも少なくありません。原因の一つは、集団塾のカリキュラムと学校の授業進度が一致していないことです。
塾では一般的な進度で文法を学んでいても、学校ではすでに別の単元へ進んでいたり、独自教材や授業プリントを中心に学習していたりすることがあります。
また、中高一貫校の定期テストでは、教科書本文や授業プリント、学校指定のワークから出題されることが多いため、塾の教材だけでは十分に対応できない場合もあります。英語の成績を伸ばすためには、「塾に通っているかどうか」ではなく、「学校の教材・授業進度・定期テストに合わせて学習できているか」を確認することが大切です。
3.中高一貫校の英語の遅れは大学受験にどう影響する?
中高一貫校の英語の遅れは、目の前の定期テストだけの問題ではありません。基礎が十分に身につかないまま高校内容へ進むと、その後の大学受験の学習にも影響しやすくなります。
①英語は文系・理系を問わず大学入試で重要になる
英語は、文系・理系を問わず、多くの大学入試で必要となる科目です。
大学入学共通テストの英語では、リーディングとリスニングが出題されます。単語や文法を知っているだけでなく、英文や音声から必要な情報を読み取り、内容や意図を理解する力が求められます。
また、国公立大学の二次試験や私立大学の一般選抜では、長文読解、英文法、和訳、英作文などが出題されます。志望大学や学部によっては、英語の得点が合否に大きく影響することもあります。
こうした力は、高校3年生になってから短期間で身につけられるものではありません。中学段階から単語・文法・音読・精読を積み重ねることが、大学入試で求められる英語力の土台になります。
②基礎の抜けは長文読解・英文法・英作文にも影響する
中学英語の基礎に抜けがあると、高校英語で次のようなつまずきが起こりやすくなります。
・長文読解で英文の構造を正しく読み取れない
・関係詞や分詞構文、仮定法などの文法を理解しにくい
・英作文で語順や文法の誤りが増える
・リスニングで聞き取れても内容を理解できない
高校で学ぶ文法事項は、中学で学んだ語順や品詞、時制などを前提に学習が進みます。
特に中高一貫校では高校内容への移行が早いため、中学英語の理解が不十分なまま学習を進めると、高校内容に入ってから苦手が広がりやすくなります。
大学受験で英語を得点源にするためにも、中学英語の基礎を早めに身につけておくことが大切です。
4.中高一貫校の英語教科書を攻略するポイント
中高一貫校の英語を伸ばすには、学校で使用している教科書の特徴を理解し、その構成に合わせて学習することが大切です。代表的な教科書の特徴と、学習のポインを見ていきましょう。
| 教科書名 | 特徴 | 学習のポイント |
| ニュートレジャー | 語彙・英文量が多く、文法を体系的に学べる | 本文・文法・単語・音声・ワークを関連付けて復習する |
| プログレス21 | 音声や実践的な英語表現を重視 | 音声を活用しながら音読・文法整理・問題演習を進める |
①ニュートレジャーの特徴と学習のポイント
ニュートレジャーは、多くの中高一貫校で採用されている英語教材です。
本文・文法・単語・音声を関連付けながら学習できる構成になっているため、それぞれを切り離さずに復習することが大切です。
学習するときは、次の3点を意識しましょう。
・本文と文法例文を関連付けて理解する
・新出単語や表現を本文の文脈と一緒に覚える
・学校指定のワークや問題集で理解できたかを確認する
本文を和訳するだけ、文法問題だけを解くだけでは不十分です。本文の中で単語や文法がどのように使われているかを確認し、自分で使える知識へと定着させましょう。
▼ニュートレジャーの対策については、以下の記事もあわせてご覧ください。
②プログレス21の特徴と学習のポイント
プログレス21は、音声を繰り返し聞き、英文を声に出して読みながら学ぶことで、英語の4技能をバランスよく伸ばせるように構成された教材です。
学習するときは、次の3点を意識しましょう。
・音声を繰り返し聞き、英文を声に出して練習する
・文法を自分の言葉で説明できるように整理する
・本文・練習問題・ワークを関連付けて復習する
まず本文の意味と構造を理解し、その後に音声で正しい発音を確認しながら音読を繰り返します。最後に練習問題やワークで理解度を確認すると、単語・語順・文法が定着しやすくなります。
以前に学んだ内容があいまいな場合は、そのまま先へ進まず、必要なLessonまで戻って復習しましょう。
③教科書に合わせて「一歩手前の基礎」に戻る
中高一貫校の英語でつまずいたときは、分からない単元だけを繰り返すよりも、その単元を理解するために必要な基礎まで戻って確認する方が効果的です。
| 現在の悩み | 見直したい基礎 |
| 現在完了が分からない | 過去形・過去分詞・時制・haveの使い方 |
| 関係代名詞が分からない | 主語・動詞・目的語・修飾関係 |
| 不定詞と動名詞を区別できない | 名詞・形容詞・副詞の働き・動詞の語法 |
| 長文を正確に読めない | 単語・文型・主語と動詞の判別 |
| 英作文で語順を間違える | be動詞と一般動詞・疑問文・否定文・基本文型 |
| リスニングが聞き取れない | 単語の発音・音読・英文の意味理解 |
基礎に戻ることは遠回りではありません。必要な範囲に絞って復習することで、現在の授業にも追いつきやすくなります。
定期テストや学校のワークを見直し、どの単元から正答率が下がっているのか、どの英文から意味が取れなくなっているのかを確認しましょう。
5.英語の「落ちこぼれ」から立て直す勉強方法
ここからは、中高一貫校の英語で遅れを感じている生徒様が、効率よく挽回するための勉強方法を3つのステップで紹介します。
ステップ1:文法・単語の抜けを特定する
最初に取り組みたいのは、現在の教科書範囲を確認しながら、文法や単語の抜けを見つけることです。
特に中学1年生で学ぶ内容は、その後の英語学習の土台になります。まずは、次の内容を理解できているか確認しましょう。
・be動詞と一般動詞の違い
・三人称単数現在のs
・過去形
・疑問文・否定文の作り方
・代名詞・助動詞・疑問詞
・基本的な文型
・教科書の既習範囲に登場した単語
おすすめは、薄めの中学英文法問題集を使い、「どの単元から正確に解けなくなるか」を確認する方法です。
現在の授業を止めて、中学1年生の最初からやり直す必要はありません。「学校の授業についていく学習」と「基礎を復習する学習」を並行して進めることが大切です。
ステップ2:教科書本文を中心に復習する
中高一貫校の定期テストでは、教科書本文の単語・表現・文法・内容理解が問われることが多いため、文法問題集だけでなく、教科書本文を中心に復習しましょう。
おすすめの学習手順は次のとおりです。
1. 新出単語の意味と発音を確認する
2. 本文を一文ずつ読み、主語・動詞・文の構造を確認する
3. 本文の内容を理解する
4. 音声を聞きながら音読を繰り返す
5. 学校のワークや問題集を解く
6. 間違えた問題を解き直す
音読では、英文の意味を理解したうえで、音声をまねしながら繰り返し読むことが大切です。単語の発音や語順、英文のリズムが自然と身につきやすくなります。
学校のワークは1回解いて終わりにせず、定期テストまでに2〜3回取り組み、間違えた問題を自力で解ける状態を目指しましょう。
ステップ3:予習・復習を習慣化する
授業内容を定着させるには、定期テスト前だけでなく、日頃から予習・復習を続けることが大切です。
予習といっても、最初から完璧な和訳を作る必要はありません。まずは次の3つから始めましょう。
・次回範囲の単語の意味を確認する
・本文の音声を一度聞く
・分からない単語や英文に印を付ける
これだけでも、授業で確認すべきポイントが明確になります。授業後は、その日のうちに本文とノートを見返し、分からなかった箇所を確認しましょう。
部活動や学校行事で忙しい日でも、「単語を10分覚える」「教科書を5分音読する」など、短時間でも毎日英語に触れることが大切です。継続することで授業内容が定着しやすくなり、予習にも取り組みやすくなります。
▼中高一貫校生に合った勉強法について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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6.東大家庭教師友の会が中高一貫校の英語に強い理由
中高一貫校の英語を挽回するには、学校の教科書や授業の進度、定期テストの傾向、生徒様一人ひとりの理解度に合わせた対策が欠かせません。しかし、ご家庭だけでつまずきの原因を見極め、学習計画を立てて継続することは簡単ではありません。
東大家庭教師友の会では、中高一貫校での学習や大学受験を経験した教師が、生徒様一人ひとりの状況に合わせて個別に指導します。
①中高一貫校の教材や学習環境を経験した教師が指導
当会には、東大生をはじめ、早慶生・医学部生など難関大学の教師が多数在籍しています。その中には、中高一貫校特有の教材や速い授業進度を経験し、大学受験を乗り越えてきた教師も多くいます。
学校の教材や定期テスト範囲を確認したうえで、生徒様がどこでつまずいているのかを分析し、学校の予習・復習や教科書本文の精読・音読、学校指定ワークの解き直し、定期テスト対策、中学英文法の学び直しなど、一人ひとりに合わせた指導を行います。
1対1の指導だからこそ、学校の進度や理解度に応じて学習内容や順序を柔軟に調整できることが強みです。
②英語を学ぶ楽しさと自信を取り戻す親身なサポート
英語の成績が伸び悩むと、「自分は英語が苦手だ」「勉強してもどうせできない」と感じ、自信を失ってしまう生徒様も少なくありません。
当会では、答えや解き方を教えるだけでなく、つまずいた原因を生徒様と一緒に確認し、理解できる内容から段階的に学習を進めます。
小さな成功体験を積み重ねることで、「分かった」「次もできそう」という自信につながるようサポートします。
また、年齢の近い大学生教師は、生徒様にとって身近な先輩やメンターのような存在です。中高一貫校での学校生活や部活動との両立、大学受験を経験した立場から、生徒様の悩みに寄り添いながら学習を支えます。
③オンライン自習室で家庭学習を習慣化できる
中高一貫校の英語では、指導日だけでなく、日々の単語学習や予習・復習を続けることが大切です。
当会では、指導日以外の学習もサポートできるよう、オンライン自習室を開講しています。東大生・難関大生の教師が常駐しており、自宅から参加できるため、分からない問題があればその場で質問することも可能です。
毎日の単語学習や学校の宿題、ワークの解き直しなどを習慣化しやすくなり、授業内容の定着や定期テスト対策にもつながります。
「一人では勉強を始められない」「分からない問題があると手が止まってしまう」という生徒様も、学習を継続しやすい環境が整っています。
▼オンライン自習室の利用方法や特徴について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ:中高一貫校の英語は正しい勉強法で挽回できる
中高一貫校の英語は進度が速く、扱う内容も多いため、一度つまずくと不安を感じることもあります。しかし、つまずいた原因を見つけ、学校の教科書や授業進度に合わせて基礎から学び直せば、挽回は十分に可能です。
大切なのは、新しい教材を増やすことではなく、教科書本文や学校指定のワークを繰り返し活用しながら、基礎の復習と現在の授業を並行して進めることです。その積み重ねが、定期テストの成績向上だけでなく、高校英語や大学受験につながる確かな土台になります。
東大家庭教師友の会では、中高一貫校の教科書や授業進度に合わせた個別指導で、生徒様一人ひとりの学習をサポートしています。「中高一貫校の英語についていけない」「勉強方法が分からない」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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