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一貫校出身教師が指導
1. 中高一貫校の数学についていけないときに、まず知っておきたいこと
中高一貫校の数学は多くの生徒様がつまずきやすい教科
「うちの子だけが授業についていけていないのでは」と不安に思われる保護者様もいらっしゃるかもしれません。しかし、中高一貫校の数学でつまずくことは決して珍しくありません。
中学受験を経験した生徒様は、計算力や粘り強く考える力を身につけています。一方、中高一貫校の数学では、文字式や関数、図形の証明、場合分けなど、より抽象的な内容を速いペースで学びます。小学校や中学受験の算数とは考え方や答案の書き方も変わるため、これまで算数が得意だった生徒様でも、難しく感じることがあります。
たとえば、中高一貫校の数学では、次のような悩みがよく見られます。
・授業中は分かった気がするが、宿題になると手が止まる
・例題は解けても、少し形が変わると解けない
・解答を見れば理解できるが、自力では答案を書けない
・計算問題は解けても、文章題や証明問題で点数が取れない
大切なのは、点数だけを見て「数学が苦手」と判断するのではなく、どの単元のどの部分で理解が止まっているのかを確認することです。公式を覚えていないのか、考え方が曖昧なのか、自力で解く練習が不足しているのかによって、必要な対策は変わります。
数学は早めの対策ほど挽回しやすい
数学は、以前に学んだ内容を土台に新しい単元を学ぶ教科です。
中高一貫校は授業の進度が速いため、小さなつまずきを放置すると、復習しなければならない範囲が次第に広がってしまいます。
つまずきに気づいた段階で対策を始めれば、復習する単元を絞りやすく、次の定期テストまでに立て直せる可能性も高まります。数学への苦手意識が強くなる前に学習方法を見直すこともできます。
宿題に時間がかかるようになったり、テストの点数が下がったりしたら、「もう少し様子を見よう」と考えず、早めに学習状況を確認することが大切です。
▼数学だけでなく、中高一貫校の学習全体に不安を感じている方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
2. 中高一貫校の数学についていけない3つの原因
中高一貫校の数学で成績が伸び悩む背景には、いくつかの共通した原因があります。ここでは、多くの生徒様がつまずきやすい3つの原因を紹介します。
① 中高一貫校独自の速い進度で授業が進む
中高一貫校の数学についていけない大きな原因の一つが、授業進度の速さです。
公立中学校では中学3年間で中学数学を学びますが、中高一貫校では6年間を見通したカリキュラムにより、中学校内容を早めに終え、高校数学へ進む学校が多くあります。
| 区分 | 中学校内容の修了時期 | 高校内容の修了時期 | 特徴 |
| 中高一貫校 | 中2後半~中3前半頃 | 高2後半~高3前半頃 | 高3で大学受験対策に時間を確保しやすい |
| 公立校 | 中3の終わり頃 | 高3の冬頃 | 学年ごとに標準的な進度で学ぶ |
この進度の速さは中高一貫校の大きなメリットですが、一度理解が遅れると、その後の授業にも影響しやすくなります。そのため、テスト前だけでなく、授業ごとに短時間でも復習する習慣が重要です。
② 『体系数学』など独自の教科書・教材を使用する
中高一貫校では、『体系数学』や『システム数学』などの検定外教科書を採用している学校が多くあります。
これらの教材は、中学数学と高校数学を関連づけながら学べるよう構成されており、数学を体系的に理解しやすい一方、一般的な教科書より難度が高いことが特徴です。そのため、次のような特徴があります。
・解説が簡潔で、自学だけでは理解しにくい
・例題から練習問題への難度差が大きい
・一般的な教科書と単元の順番が異なる
・中学生の段階から高校数学に近い考え方が求められる
・定期テストでは応用力を問われやすい
また、一般的な塾のカリキュラムと学校の進度が合わない場合もあります。塾ではまだ習っていない内容が学校のテスト範囲になっていたり、反対に学校とは異なる単元を塾で学んでいたりすると、通塾していても定期テスト対策が十分にできないことがあります。
使用している教材だけでなく、学校がどのような順番と深さで授業を進めているかを確認することが大切です。
③ 独自プリントや発展教材が定期テストに直結する
中高一貫校の数学では、教科書だけでなく、学校独自のプリントや指定された副教材も重要な役割を持っています。
授業で扱ったプリントや先生が解説した問題が、類題として定期テストに出題されることも少なくありません。
特に、次のようなケースでは注意が必要です。
・教科書は解けてもプリントの応用問題で失点する
・授業で扱った解法や別解が出題される
・指定問題集を提出するだけで終わっている
・解答を写しただけで解き直していない
まずは学校で使用している教材やプリントを優先して復習し、定期テストで重視される内容を確実に身につけることが大切です。
3. 数学についていけないと大学受験へどう影響する?
数学のつまずきを放置すると、定期テストだけでなく大学受験にも影響する可能性があります。
① 中学数学の理解不足が高校数学にも影響する
中学校で学ぶ数学は、高校数学の土台になります。
| 中学内容 | 高校数学で関係する内容 | つまずいた場合の影響 |
| 文字式・方程式 | 因数分解・二次方程式・数式処理 | 計算ミスが増え、複雑な問題に対応しにくくなる |
| 一次関数 | 二次関数・三角関数・微分・積分 | 式とグラフの関係や変化を読み取りにくくなる |
| 図形・証明 | 図形と計量・ベクトル・空間図形 | 論理的な答案を書きにくくなる |
| 確率・資料の整理 | 場合の数・確率・データの分析 | 条件整理や情報の読み取りに時間がかかる |
大学入試では、複数の単元を組み合わせた問題が多く出題されます。基礎となる計算力や考え方が曖昧なままだと、問題の解き方を考える前に手が止まってしまうことがあります。
ただし、現在の点数だけで大学受験の結果が決まるわけではありません。早めに理解不足を補うことが、その後の学習をスムーズに進めることにつながります。
② 高3の志望校別演習に使える時間が減る
中高一貫校では、高校2年生頃までに受験範囲を学び終え、高校3年生を志望校対策や過去問演習に充てる学校が多くあります。
しかし、高校1・2年生までの内容に大きな抜けがあると、高校3年生になっても基礎の復習が必要になり、志望校別の演習時間を十分に確保できない可能性があります。
大学受験では、公式を覚えるだけでなく、次のような力が求められます。
・問題文の条件を正確に読み取る力
・複数の単元を組み合わせて考える力
・解答の流れを論理的にまとめる力
・限られた時間内で解き切る力
これらは過去問演習を重ねることで身につく力です。
そのため、数学のつまずきは早めに解消し、高校3年生で志望校別の演習に十分な時間を充てられる状態を目指すことが大切です。
4. 中高一貫校の数学教科書・教材を攻略するポイント
中高一貫校の数学では、学校ごとに使用する教材が異なります。代表的な教材の特徴と、効果的な学習方法を確認しましょう。
① 体系数学の特徴と学習のポイント
『体系数学』は、中高一貫校で広く採用されている代表的な教材です。代数と幾何を系統的に学べる構成になっており、中学校と高校の内容を関連づけながら効率よく学習できます。
一方で、一般的な教科書と比べて解説が簡潔で、例題から練習問題への難度差を大きく感じることがあります。
そのため、「例題は理解できたのに問題になると手が止まる」という生徒様も少なくありません。
体系数学を使う際は、次の3点を意識しましょう。
・例題の解法を丸暗記せず、「なぜその解き方になるのか」を理解する
・例題を見ずに解けるようになってから練習問題へ進む
・発展問題に進む前に、基本問題を確実に解けるようにする
特に重要なのは、例題を読んで終わりにしないことです。解答を閉じた状態で途中式まで再現できるようになると、条件や数字が変わった問題にも対応しやすくなります。
▼体系数学の対策については、以下の記事もあわせてご覧ください。
② システム数学の特徴と学習のポイント
『システム数学』も、中高一貫校で多く採用されている教材です。中学校と高校の内容を関連づけながら学べる構成で、問題集と組み合わせて理解を深められるよう設計されています。
基本から応用へ段階的に学べますが、後半になるほど難度が上がるため、最初から応用問題ばかりに時間をかけないことが大切です。
おすすめの学習手順は次の通りです。
1. 授業で扱った例題を解き直す
2. 基本問題を自力で解けるようにする
3. 学校指定の問題集を優先して取り組む
4. 間違えた問題を後日解き直す
5. 応用問題に挑戦する
難しい問題で手が止まった場合は、その問題だけを考え続けるのではなく、必要となる基本事項や類題まで戻って確認すると理解しやすくなります。
③ 学校の進度に合わせて教材を使いこなすコツ
中高一貫校では、「どの教材を使うか」と同じくらい、「いつ復習するか」が重要です。
授業から時間が経ってからまとめて復習するよりも、解法の流れが残っているうちに解き直した方が理解は定着しやすくなります。
おすすめの学習サイクルは次のとおりです。
| タイミング | 学習内容 |
| 授業当日 | ノート・プリントを見直し、例題を1〜2問解き直す |
| 翌日まで | 学校指定問題集の該当範囲を解く |
| 週末 | 間違えた問題・迷った問題を解き直す |
| 小テスト前 | 例題・プリント・解き直した問題を確認する |
| 定期テスト2週間前 | テスト範囲全体を見直し、疑問点を解消する |
このように授業ごとに復習する習慣を作ると、テスト前に広い範囲を一度に復習する負担を減らせます。
5. 数学の「ついていけない」を挽回する3つのステップ
ここからは、数学の遅れを挽回するために今日から実践できる学習方法を3つのステップでご紹介します。
ステップ1:学校教材の例題・基本問題を自力で解けるようにする
数学を挽回するときは、新しい問題集を増やすよりも、学校教材の例題と基本問題を確実に理解することが近道です。
まずは、次の状態を目標にしましょう。
・問題を見て、使う式や考え方を判断できる
・解答を見ずに、途中式を省略せず最後まで解ける
・なぜその解き方になるのかを言葉で説明できる
・数字や条件が変わっても対応できる
すべての問題を同じ回数解き直す必要はありません。一度で解けた問題ではなく、間違えた問題や迷った問題を重点的に復習することが大切です。
ステップ2:学校独自プリント・副教材を最優先に復習する
定期テスト対策では、市販教材よりも学校で扱った教材を優先しましょう。
おすすめの優先順位は次のとおりです。
| 優先順位 | 教材 |
| 最優先 | 授業プリント・板書・先生が強調した問題 |
| 次に優先 | 学校指定問題集・提出課題 |
| 余裕があれば | 教科書の章末問題・発展問題 |
| さらに余裕があれば | 市販の参考書・追加問題集 |
大切なのは教材を増やすことではなく、学校教材を自力で解ける状態にすることです。間違えた問題には印を付け、時間を空けて解き直しましょう。
ステップ3:わからない問題を次の授業までに解決する
数学では、小さな疑問を残したまま次の単元へ進まないことが重要です。
授業中に理解できなかった内容や宿題で手が止まった問題は、できればその日のうちに、遅くとも次の授業までには解決しましょう。
質問するときは、次の点を整理しておくと、必要な説明を受けやすくなります。
・どの問題で止まったのか
・どこまでは自分で解けたのか
・解答のどこから分からなくなったのか
・自分はどのように考えたのか
疑問を早めに解消する習慣が身につくと、理解の遅れが積み重なりにくくなります。
▼中高一貫校生での具体的な勉強法については、以下の記事もあわせてご覧ください。
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6. 東大家庭教師友の会が中高一貫校の数学に強い理由
中高一貫校の数学を挽回するには、学校ごとの進度や使用教材、生徒様一人ひとりの理解度に合わせた対策が欠かせません。しかし、ご家庭だけでつまずきの原因を見極め、学校の進度に合わせて学習を進めることは簡単ではありません。
東大家庭教師友の会では、中高一貫校での学習や大学受験を経験した教師が、生徒様一人ひとりの状況に合わせて個別に指導します。
① 難関中高一貫校出身教師による学校別対策
東大家庭教師友の会には、東大生・早慶生・医学部生をはじめとする難関大生教師が多数在籍しています。その中には、難関中高一貫校で学んだ経験を持つ教師も多く在籍しています。
中高一貫校の数学対策では、数学の知識だけでなく、学校ごとの進度や使用教材、定期テストの出題傾向を踏まえた指導が重要です。
当会では、生徒様一人ひとりの学習状況に合わせて学習計画を立て、『体系数学』など学校で使用している教材や授業プリント、指定問題集をもとに指導を行います。また、定期テストの出題傾向を踏まえて復習の優先順位を整理し、必要に応じて理解が不十分な単元まで戻って学び直します。
学校ごとに異なるカリキュラムや教材に合わせて指導できるため、中高一貫校特有の速い進度にも対応しやすいことが当会の強みです。
② 生徒様の自信と学習意欲を引き出す親身なサポート
数学についていけない状態が続くと、「自分には数学が向いていない」「勉強しても点数が上がらない」と自信を失ってしまう生徒様も少なくありません。
また、思春期は保護者様のアドバイスを素直に受け止めにくい時期でもあります。そのような時期だからこそ、少し年上の大学生教師は、勉強だけでなく学校生活や進路についても相談しやすい存在になれます。
当会では、問題の解き方を教えるだけではなく、生徒様一人ひとりの理解度や性格に合わせた学習方法を提案し、小さな成功体験を積み重ねられるようサポートしています。
「例題を自力で解けた」「宿題を一人で進められた」「前回間違えた問題を解けるようになった」といった成功体験を積み重ねることで、自信を取り戻し、数学への苦手意識を少しずつ克服していきます。
③ オンライン自習室で毎日の疑問をその場で解消
中高一貫校の数学では、家庭教師の指導時間だけでなく、日々の家庭学習を継続することも欠かせません。
東大家庭教師友の会では、指導のない日でも学習を進めやすいよう、オンライン自習室を開講しています。学校の宿題や指定問題集で分からない問題があればその場で質問できるため、疑問を翌日以降まで持ち越しにくくなります。
家庭教師による個別指導とオンライン自習室を組み合わせることで、「授業で理解する」「自宅で復習する」「分からないところをすぐ質問する」という学習サイクルを作りやすくなります。
数学は小さなつまずきを放置すると、その後の学習にも影響しやすい教科です。当会では、指導日だけでなく日々の家庭学習もサポートし、疑問を早めに解消できる環境づくりを大切にしています。
▼オンライン自習室の利用方法や特徴について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ:中高一貫校の数学は早めの対策で挽回できる
中高一貫校の数学は進度が速く、使用する教材も難しいため、一度つまずくと「もう追いつけないのでは」と不安になることもあるでしょう。しかし、数学は積み上げの教科だからこそ、つまずいた単元まで戻り、学校の進度や教材に合わせて学び直せば、十分に挽回を目指せます。
大切なのは、「様子を見る」のではなく、つまずきが小さいうちに対策を始めることです。
例題や学校指定の教材を中心に基礎を固め、分からない問題をそのままにしない学習習慣を身につけることが、定期テストだけでなく、その先の大学受験にもつながります。
東大家庭教師友の会では、中高一貫校の進度や使用教材、学校ごとの特徴に合わせた指導を行っています。「中高一貫校の数学についていけない」「学校の進度に合わせて対策したい」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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