1. Z会進学教室(中学受験)の特徴|費用・口コミ・合格実績
まずは判断材料として、Z会進学教室(中学受験)の基本情報を整理します。コースの位置づけ・対象学年・費用・口コミ・合格実績を押さえたうえで、次章以降の「ついていけない」原因の話へ進みます。
① 中学受験コースの位置づけと対象学年
最初に整理しておきたいのが、コースの呼び方です。首都圏で難関国私立中学受験を目指す小学生向けのコースは、正式には「Z会東大進学教室【中学受験コース】」という名称です。一般には「Z会進学教室」と呼ばれることが多く、本記事でもこの呼称で解説していきます。
「東大」という名称から大学受験専用と誤解されがちですが、小学4年生から小学6年生を対象とした中学受験コースが開講されています。公立中高一貫校の受検を目指す場合は別コースが用意されているため、志望校の種類によって選ぶコースが変わる点にご注意ください。
▼Z会進学教室(中学受験コース)の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | Z会東大進学教室【中学受験コース】 |
| 対象学年 | 小学4年生~小学6年生 |
| 目的 | 難関国私立中学の受験対策 |
| 指導教科 | 算数・国語・理科・社会 小4・小5:思考力養成講座(文系・理系) 小5・小6:算数演習講座 小6:入試総合演習講座(8月開講) |
| 授業形態 | 集団授業(1教科・週1回から受講可能) |
| 指導者 | 学生アルバイトを採用せず、経験豊富なプロの教師のみ |
※コース内容・開講講座は年度により変更される場合があります。最新情報は必ずZ会公式サイトでご確認ください。
▼重要ポイント|Z会進学教室の学習サイクル
■予習
講座によっては不要な場合もありますが、授業内容に触れておくことで理解の土台をつくります。
■授業
ポイントを押さえた解説授業のあとに練習問題の演習、さらにその解説へと進みます。少人数で進むため、ライバルと切磋琢磨できる環境です。
■復習
授業で扱った高度な内容を定着させる、最も重要な工程です。ここが崩れると次回の授業がつらくなります。
■添削課題(確認テスト)
ご自宅で取り組んだ課題に、授業担当の教師が一人ひとりへアドバイスを添えて返却します。書く力・説明する力を育てる仕組みです。
この「予習→授業→復習→添削課題」を1週間で回しきれるかどうかが、Z会進学教室で伸びる生徒様とつまずく生徒様の分かれ目になります。1教科・週1回から受講できる設計のため、他塾と比べて通塾日数は少なめですが、そのぶんご自宅での学習の質が成果を左右します。
▼あわせて読みたい
「Z会小学生コースの難易度・料金・各コースとの違いを元Z会生の東大生が解説」
② 費用・口コミ・合格実績の要点
入塾を検討するうえで欠かせないのが、費用・口コミ・合格実績の3点です。ここでは判断のポイントを整理します。
Z会進学教室は1教科・週1回から受講できるため、受講教科数と学年によって費用が大きく変わります。他塾と比べる際は月謝だけを見るのではなく、年間の総額でそろえて比較することが大切です。
▼費用|年間総額は「授業料以外」で決まる
| 費用項目 | 比較するときの見方 |
| 入塾金 | 初年度のみ発生。兄弟割引や免除制度の有無も確認します。 |
| 授業料 | 受講教科数で変動。4教科そろえるか、算数のみに絞るかで総額が変わります。 |
| 教材費 | 年間でまとめて発生するケースが多く、月謝には含まれません。 |
| 講習費 | 春期・夏期・冬期。年間総額を最も左右する項目で、特に小6で増えます。 |
| テスト代 | 月例テスト・模試など。授業料に含まれるか別途かを確認します。 |
※費用は学年・受講教科数・教室・講習の受講状況により変動します。最新の料金は必ずZ会公式サイトまたは各教室でご確認ください。
大手進学塾の場合、小6は講習費・教材費を含めると年間100万円を超えることも珍しくありません。Z会進学教室は必要な教科に絞って受講できるため、費用を抑えた分を家庭教師や志望校別対策に回すという組み立て方もしやすいコースです。
▼口コミ・評判|評価が分かれるポイント
■高く評価されやすい点
教材の質と、経験豊富なプロの教師による解説。少人数で質問しやすい環境。添削で「書く力」が鍛えられる点。
■注意点として挙がりやすい点
料金がやや高めに感じられること。授業のレベルが高く、ご自宅での復習が回らないと定着しにくいこと。大手塾に比べて情報量や併願校のデータが得にくいと感じるご家庭様もあります。
■読み解き方
口コミの多くは「教材・授業は良いが、家庭学習が追いつかない」という一点に集約されます。裏を返せば、ご自宅での復習が回れば教材の質がそのまま成果につながるということです。
※口コミの傾向は各種塾情報サイトに掲載された内容をもとにした当会の整理です。評価は教室・時期により異なります。
▼合格実績|記述・思考力重視の指導が結びつく先
Z会の教室は、毎年難関中学へ合格者を輩出しています。2026年度入試(首都圏)では、私立の雙葉中学校・芝中学校・城北中学校・白百合学園中学校・国学院大学久我山中学校などに加え、公立中高一貫校の小石川中等教育学校・武蔵高等学校附属中学校・九段中等教育学校などへの合格が報告されています。
実績の背景にあるのは、答えを覚えさせるのではなく「なぜそうなるのか」を書いて説明させる指導方針です。この方針が、記述・思考力を問う難関校の入試と噛み合っています。一方で、この方針こそが「ついていけない」と感じる原因にもなります。詳しくは次章以降で解説します。
2. Z会進学教室【中学受験】の開講校舎一覧
Z会進学教室の中学受験コースは首都圏を中心に開講されています。教室によって開講している学年・教科が異なるため、通学を検討される際は事前のご確認をおすすめします。
▼Z会の教室(首都圏中学受験)教室一覧
| エリア | 教室 | 最寄り駅・アクセス |
| 東京都 | 御茶ノ水教室 | JR御茶ノ水駅 お茶の水橋口より徒歩1分 |
| 渋谷教室 | JR・東急・東京メトロ渋谷駅より徒歩2分 | |
| 自由が丘教室 | 東急東横線・大井町線 自由が丘駅すぐ | |
| 新宿教室 | JR新宿駅西口より徒歩3分(新宿エルタワー1F) | |
| 成城教室 | 小田急線 成城学園前駅より徒歩すぐ | |
| 池袋教室 | JR池袋駅東口より徒歩3分 | |
| 大泉学園教室 | 西武池袋線 大泉学園駅より徒歩すぐ | |
| 三鷹教室 | JR三鷹駅北口より徒歩すぐ | |
| 立川教室 | JR立川駅北口より徒歩6分 | |
| 調布教室 | 京王線 調布駅より徒歩すぐ | |
| 府中教室 | 京王線 府中駅より徒歩すぐ | |
| 八王子教室 | JR八王子駅より徒歩すぐ | |
| 神奈川県 | 横浜教室 | JR横浜駅より徒歩圏内 |
| 埼玉県 | 大宮教室 | JR大宮駅東口より徒歩6分 |
※開講教室・開講コース・アクセスは年度により変更されます。中学受験コースの開講有無・詳細な所在地は教室ごとに異なるため、最新情報は必ずZ会公式サイトでご確認ください。
なお、小6生については時間割の都合が合わない場合に映像授業を選べる仕組みもあり、算数・国語はクラス授業、理科・社会は映像授業といった組み合わせも可能です。
お近くに教室がないご家庭様や、通塾時間を抑えたいご家庭様は、オンラインでの個別フォローと組み合わせる方法もあります。
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3. Z会進学教室で「ついていけない」と感じたときに知っておくべき3つの事実
「授業には出ているのに、点数が伸びない」「宿題を終わらせるだけで週末が終わってしまう」。Z会進学教室に通うご家庭様から寄せられるお悩みには、共通した背景があります。まずは対策の前提として、押さえておきたい3つの事実を解説します。
① 求められる学力が他塾と違う|難しさの正体
1つめの事実は、Z会進学教室で求められる学力の種類が、他塾と根本的に違うということです。難しいと言われるのは、単に「問題が難しいから」ではありません。次の3つの要素が重なることで、難しさが生まれています。
▼重要ポイント|難しさを生む3つの要素
■要素1:解法暗記が通用しにくい
多くの塾では「この型の問題はこの解法」という反復で得点力を上げます。Z会進学教室は、なぜその解法を選ぶのかを説明できる状態を求めます。暗記型の学習に慣れているほど、初見の問題で手が止まりやすくなります。
■要素2:授業が「解説→演習→解説」で進む密度
ポイントを押さえた解説のあと、すぐに演習へ入ります。授業内で理解が追いつかないまま演習に進むと、その週の内容がまるごと未消化になります。
■要素3:通塾日数が少ないぶん、家庭学習の比重が大きい
1教科・週1回から受講できる設計は魅力ですが、塾で反復してもらえる時間は限られます。復習と添削課題をご自宅で回しきれるかが前提になっています。
つまり「ついていけない」の多くは、学力不足ではなく学習のやり方がZ会の設計と噛み合っていないことが原因です。ここを取り違えて演習量だけを増やすと、生徒様の負担が増えるばかりで成果につながりません。
② 多くの生徒様が同じ時期に壁に当たる
2つめの事実は、Z会進学教室では、多くの生徒様が決まった時期に同じ壁に当たるということです。「ついていけていないのはうちだけではないか」と感じる保護者様は少なくありませんが、当会がこれまで数多くの中学受験のご家庭様を指導してきた経験から言えば、つまずきが集中するタイミングはある程度決まっています。
▼つまずきが起きやすいタイミング
■小4の後半
通塾に慣れてきた頃に内容が抽象化し、算数の文章題や理科の思考問題で差がつき始めます。
■小5の前半
単元が一気に難化する時期。ここで復習が回らなくなると、以降の単元が積み上がらなくなります。最も相談が増える時期です。
■小6の夏
入試総合演習が始まり、これまでの穴が一度に表面化します。ここでの停滞は「急に落ちた」ように見えますが、原因は前の学年にあることがほとんどです。
大切なのは、つまずき自体を異常事態と捉えないことです。時期ごとに起きやすい壁が決まっている以上、対処法も決まっています。次章のタイプ別診断で、生徒様がどこでつまずいているのかを特定していきましょう。
③ 難しさが合格に直結する力を育てている
3つめの事実は、今つらいと感じているその難しさが、難関校の入試で問われる力とそのまま重なっているということです。難関国私立中の入試では、答えだけでなく考え方の道筋を書かせる問題が多く出題されます。Z会進学教室が選ばれ続けるのも、この点に理由があります。
日頃から「なぜそう考えたのか」を書いて添削してもらう経験を重ねた生徒様は、入試本番でも部分点を積み上げられます。今つらいと感じている記述や思考問題こそが、志望校合格に直結する力を育てています。
▼あわせて読みたい
「Z会小学生コースについていけない?向いている子・不向きな子の特徴とプロの対策」
ここで判断を誤りやすいのが、「ついていけない=合っていない」と結論を急いでしまうことです。転塾すれば教材も進度も一から変わり、これまで積み上げた記述の力を活かせなくなる場合もあります。まずは原因を特定し、家庭学習の回し方を変えるだけで解決するケースが多いことを知っておいてください。
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4. Z会進学教室でついていけない生徒様は3タイプに分かれる
当会が中学受験のご家庭様を指導してきた経験から整理すると、Z会進学教室で「ついていけない」と感じる生徒様は、次の3つのタイプに分けられます。タイプが違えば打つ手も変わります。まずは生徒様がどれに当てはまるかを見極めてください。
① 難度ギャップ型|進度についていけない
授業中に理解が追いつかず、演習に入った時点で手が止まってしまうタイプです。ノートは取れているのに、家に帰ると何も再現できない状態が特徴です。
▼難度ギャップ型のサイン
■授業中のサイン
板書を写すことで手一杯になっている。質問したいことが何かも分からない。
■家庭でのサイン
宿題の最初の一問で止まる。解答を見ないと手が動かない。
■背景にあるもの
前の単元の土台が抜けていることがほとんどです。今の単元を追いかけても解決しません。
このタイプに演習量を追加するのは逆効果です。必要なのは今の単元を止めてでも、つまずきの起点となった単元まで戻ることです。戻る範囲を正確に見極められるかどうかが、立て直しのスピードを決めます。
② 復習不足型|理解はできるが点が出ない
授業は分かっている、宿題もこなしている、それなのにテストで点にならないタイプです。実は最も多く、そして最ももどかしいパターンです。
▼復習不足型のサイン
■「分かった」で終わっている
解説を読んで納得した時点で復習を終えている。自力で解き直していない。
■復習のタイミングが遅い
週末にまとめて復習している。授業から日が空くほど、思い出す作業に時間を取られます。
■添削課題が「提出のための作業」になっている
返却されたアドバイスを読み流し、次に活かせていない。
Z会進学教室は「予習→授業→復習→添削課題」のサイクルが前提です。このうち復習だけが抜けると、授業の質が高いほど取りこぼしが大きくなります。対処法は次章で具体的に解説します。
③ 記述対応型|考え方の型が未定着
計算や一問一答はできるのに、記述問題や思考力を問う問題になると白紙になるタイプです。Z会進学教室の特性上、このタイプは得点が伸び悩みやすくなります。
▼記述対応型のサイン
■書き出せない
答えは思いついているのに、説明の順序が分からず手が止まる。
■部分点を取りこぼす
途中まで合っているのに、式や理由を書かないため得点にならない。
■添削で同じ指摘を繰り返し受ける
「根拠が不足しています」といったアドバイスが毎回返ってくる。
記述は才能ではなく型です。書き出しの言葉、根拠の示し方、結論の置き方には決まった手順があり、練習すれば身につきます。ただし、この型は保護者様が独学で教えるには負担が大きい領域でもあります。
④ チェックリストで生徒様のタイプを確認
次の項目のうち、当てはまるものが最も多いブロックが生徒様のタイプです。
▼タイプ別チェックリスト
| タイプ | チェック項目 | 最優先の対策 |
| ①難度ギャップ型 | ・授業中に板書を写すだけになっている ・宿題の最初から手が止まる ・解答を見ないと進められない |
つまずきの起点まで戻る |
| ②復習不足型 | ・授業は理解できている ・テストで点が出ない ・復習は週末にまとめて行っている |
復習の時期と回数を変える |
| ③記述対応型 | ・計算はできるが記述で白紙になる ・部分点が取れない ・添削で同じ指摘が続く |
書き方の型を身につける |
▼重要ポイント|診断後の動き方
■タイプは重複することがある
複数当てはまる場合も珍しくありません。すべてを同時に直そうとしないことが大切です。
■着手する順番は①→②→③
土台が抜けたまま記述の練習をしても定着しません。まず難度ギャップ型の解消から着手してください。
■1か月は同じ方針を続ける
1回のテスト結果で方針を変えると、どの対策も中途半端になります。
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5. Z会進学教室の教材を活かす自宅学習の立て直し方
Z会進学教室の教材は質が高く、使い方さえ変えれば成果に直結します。ここからは、今週から始められる立て直しの手順を解説します。
① タイプ別|復習の優先順位の付け方
限られた時間で成果を出すには、何をやらないかを決めることが出発点です。タイプ別に優先順位を整理します。
▼重要ポイント|タイプ別・家庭学習の優先順位
■①難度ギャップ型
今週の宿題は基本問題までに絞り、空いた時間で前の単元の基本を復習します。応用問題は一度手放して構いません。
■②復習不足型
新しい問題を解く時間を減らし、授業で扱った問題の解き直しに充てます。教材を増やさないことが鉄則です。
■③記述対応型
解き直しの際に、答えではなく「考えた順序」を口に出して説明させてから書かせます。1日1問で十分です。
すべてを完璧にこなそうとすることが、かえって成績停滞の原因になります。Z会進学教室の教材は取捨選択して使うことを前提に設計されています。
② 成績が伸びる生徒様の1週間の復習サイクル
当会が中学受験の指導で重視しているのが、復習のタイミングです。授業を受けた翌日と翌々日が、復習の効果が最も高くなる時間帯です。ここを逃すと記憶が薄れ、思い出す作業に時間を奪われます。
▼1週間の復習サイクル(授業が土曜の場合の例)
| タイミング | やること | 目安時間 |
| 当日(土) | 授業で扱った問題を眺め、解けなかった問題に印をつける | 10分 |
| 翌日(日) | 印をつけた問題を自力で解き直す(最重要) | 40~60分 |
| 翌々日(月) | 前日に解けなかった問題だけをもう一度解く | 20分 |
| 火~木 | 添削課題に取り組む。返却後はアドバイスを読み、指摘箇所を書き直す | 1日20~30分 |
| 金 | 印が残ったままの問題を最終確認して次の授業へ | 20分 |
※目安時間は学年・受講教科数により異なります。当会の指導現場から見た標準的な配分です。
ポイントは週末にまとめて復習しないことです。1回60分を週1回行うより、20分を週3回に分けたほうが定着します。
③ 記述・思考問題への向き合い方のコツ
記述問題は「書けるかどうか」の前に、考えた道筋を言葉にできるかどうかで決まります。当会の指導では、いきなり書かせずに次の手順を踏みます。
▼記述問題の3ステップ
■ステップ1:口で説明させる
「どうしてその答えになったの?」と聞き、口頭で説明してもらいます。ここで詰まる場合、書けないのではなく考えがまとまっていないのが原因です。
■ステップ2:順序を3つに区切る
「分かっていること→使う考え方→結論」の3ブロックに分けてメモさせます。この段階では文章にしません。
■ステップ3:メモをつなげて文章にする
3つのメモを接続詞でつなぐだけで、記述の骨格ができます。ゼロから文章を書かせないことが最大のコツです。
保護者様が採点する必要はありません。説明を聞いて「そこはどうしてそうなるの?」と質問するだけで、生徒様の思考は整理されていきます。
④ 解き直しノートで理解の穴を埋める方法
「分かったつもり」を防ぐ最も確実な方法が、解き直しノートです。ただし作り方を誤ると、ただの写経になり時間だけを消費します。
▼解き直しノートの作り方
| やること | ポイント |
| 載せる問題を絞る | 間違えた問題すべてではなく、2回目も解けなかった問題だけを載せます。 |
| 問題は貼る | 問題文の書き写しは不要。コピーを貼って時間を節約します。 |
| 解答は書かない | 解答の丸写しは効果がありません。「なぜ間違えたか」を一行書くのが本体です。 |
| 週末に見返す | 解き直すのではなく、一行メモを読むだけ。5分で終わります。 |
「計算ミス」「条件を読み飛ばした」「考え方が浮かばなかった」——この一行メモが溜まると、生徒様のつまずきの傾向がはっきり見えてきます。月例テスト前の見直しにも、そのまま使えます。
▼あわせて読みたい
「【2026最新】Z会中学受験コースだけで合格できる?難易度も解説」
6. Z会進学教室の月例テスト・クラス分け対策
Z会進学教室では、テストの結果によってクラスのレベルが変わることがあります。クラスの昇降はご家庭様にとって気がかりな要素ですが、仕組みを理解すれば対策できます。
① 月例テストの仕組みとクラスを左右する要素
まず押さえておきたいのが、テストには役割の違う2種類があることです。
▼重要ポイント|2種類のテストの役割
■アタックテスト
テキストの学習内容が定着しているかを確認するためのテストです。直前の授業範囲がそのまま出るため、その週の復習が終わっていれば得点できます。
■月例テスト
毎月行われ、結果によってクラスのレベル(昇降)が決まることがあります。範囲が広く、複数単元をまたぐため、その週の復習だけでは対応しきれません。
※テストの名称・実施回・クラス編成の基準は年度や教室により異なります。最新情報は必ずZ会公式サイトまたは在籍教室でご確認ください。
クラスを左右するのは、直前の詰め込みではなく「過去1か月分の解き直しが終わっているか」です。前章でご紹介した解き直しノートが、そのままテスト対策になります。
② クラスが下がった時の立て直しの進め方
クラスが下がると、生徒様も保護者様も気持ちが揺れます。ただ、当会の指導経験から言えば、ここでの動き方次第で3か月後の位置は大きく変わります。
▼立て直しの3ステップ
■ステップ1:原因を1つに絞る(1週目)
答案を見返し、失点が「計算ミス」「単元の未定着」「記述の不足」のどれに集中しているかを確認します。すべてを直そうとしないことが肝心です。
■ステップ2:絞った1点だけを直す(2~6週目)
下がったクラスの授業は理解しやすいはずです。この余裕を使って、絞った1点を集中的に埋めます。
■ステップ3:次のテストで結果を確認(2か月後)
クラスの立て直しには、おおむね2~3か月を見込みます。1回のテストで判断しないことが大切です。
※必要な期間は生徒様の状況により異なります。当会の指導現場から見た一般的な目安です。
クラスが下がった時期は、実は基礎を固め直す絶好の機会です。焦って上のクラスに戻すことより、戻ったあとに落ちない土台を作ることを優先してください。
③ 上位クラスを保つ日々の学習習慣
上位クラスを維持している生徒様に共通するのは、特別な教材でも長時間の学習でもありません。毎週同じリズムを崩さないことです。
▼上位を保つ3つの習慣
■習慣1:授業の翌日に必ず解き直す
時間の長さより回数です。翌日の40分が、週末の2時間に勝ります。
■習慣2:添削課題のアドバイスに必ず手を入れる
読んで終わりにせず、指摘された箇所を書き直します。ここを実行しているかどうかで記述の伸びが変わります。
■習慣3:解き直しノートを月末に5分見返す
月例テスト前の総復習が、これだけで完結します。
逆に言えば、この3つが崩れた時が要注意のサインです。習い事や学校行事で崩れた週が続くと、2か月ほど遅れて成績に表れます。
7. Z会進学教室×個別フォローという第3の選択肢
ここまでの対策を試しても改善しない場合、多くのご家庭様が「辞める」か「続ける」かで迷われます。しかし、選択肢はもう一つあります。Z会進学教室を続けながら、足りない部分だけを個別フォローで補うという方法です。
実際、当会をご利用いただく中学受験のご家庭様の8~9割が、塾に通いながら家庭教師を併用されています。
① 東大家庭教師友の会がZ会に合わせて行う学習サポート
集団授業には、集団だからこそ届かない領域があります。当会の個別フォローは、その空白を埋める役割です。
▼集団授業だけでは補いにくい3つの領域
■領域1:どこまで戻るべきかの判断
難度ギャップ型の立て直しには、つまずきの起点を特定する作業が必要です。この見極めは集団授業では行えません。
■領域2:記述の型を身につけるまでの伴走
考えた道筋を口頭で説明させ、その場で言い直させる指導は、一対一でこそ機能します。
■領域3:週単位の進み具合の管理
どの問題を残し、どれを手放すかの取捨選択を毎週行います。保護者様が担ってきた役割を任せられます。
当会には、難関中高一貫校の出身者や、大手中学受験塾に通った経験を持つ教師が多数在籍しています。教材の使い方から取捨選択の基準まで、受験を経験した視点でお伝えできることが強みです。
② 週1回の指導で学習ペースを立て直す具体策
「週1回で変わるのか」というご質問をよくいただきます。当会の指導では、週1回を「授業を増やす時間」ではなく「1週間の設計をする時間」として使います。
▼週1回・120分の使い方の例
| 時間配分 | 内容 |
| 最初の20分 | 解き直しノートを確認し、今週のつまずきを特定 |
| 中盤の70分 | つまずいた問題の解説と、記述の書き方の練習 |
| 最後の30分 | 次の1週間で「やる問題・やらない問題」を一緒に決める |
※指導時間・内容は生徒様の状況に応じて調整します。上記は当会の指導例です。
最後の30分が、実は最も成果を左右します。やらないことが決まると、生徒様の1週間は驚くほど回るようになります。
③ 個別フォローを検討すべき3つのサイン
次の3つが揃った時が、ご家庭様だけで抱え込まずに外部の力を借りるタイミングです。
▼重要ポイント|個別フォローを検討するサイン
■サイン1:宿題が終わらない週が1か月続いている
取捨選択ができていない状態です。放置すると次の単元も積み残します。
■サイン2:保護者様が教えると衝突してしまう
デリケートな時期特有のもどかしさです。第三者が入るだけで解消するケースが多くあります。
■サイン3:どこから手をつけるべきか分からない
原因の特定は、経験がないと難しい作業です。ここで時間を失うのが最ももったいない状態です。
当会が教師のご紹介にあたって重視しているのは、学力だけでなく相性です。憧れの先輩として接することで、生徒様の意欲そのものが変わることも少なくありません。
④ Z会進学教室の宿題を「その週に」消化する進め方
Z会進学教室で成果を出すうえで最大の関門が、その週の内容をその週のうちに終わらせることです。当会のマンツーマン指導では、宿題そのものを指導時間内で扱います。
▼宿題を積み残さない進め方
■優先順位をつける
基本問題は必ず、応用問題は生徒様の状況に応じて。全問正解を目指さない設計にします。
■詰まった問題はその場で解決する
1問に30分悩む時間をなくすことで、1週間に使える時間が生まれます。
■添削課題は返却後にセットで見る
アドバイスを読み解き、指摘された観点で書き直すところまでを指導内で行います。
塾を追加すると宿題が二重になり、スケジュールがさらに過密になります。家庭教師であれば、今あるZ会の教材をそのまま活かせるため、無駄な重複が生まれません。
⑤ 指導がない日も安心のオンライン自習室
当会では、指導のない日の学習環境としてオンライン自習室を開講しています。教師が常駐しているため、その場で質問できる環境です。
Z会進学教室は通塾日数が少ないぶん、ご自宅で学習する日が多くなります。「1問詰まったまま今日が終わってしまった」という状況を防げることが、この仕組みの価値です。
▼あわせて読みたい
「Z会の通信教育の口コミ|中学受験生の保護者が知るべき実態と活用法」
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8. Z会進学教室に関するよくある質問(FAQ)
Q1. SAPIX・日能研との向き・不向きの違いは?
-
A:記述・思考力を重視するZ会進学教室は、じっくり考えることが好きな生徒様に向いています。演習量で得点を積み上げたい場合はSAPIX・日能研が噛み合うこともあります。
それぞれの強みと、Z会が向いている生徒様の特徴は「1. Z会進学教室(中学受験)の特徴」で詳しく解説しています。
Q2. 入塾テストの難易度と対策は?
-
A:学校のテストより一段高いレベルが問われます。特別な先取りより、算数の基本の正確さと国語の記述への慣れが対策の中心です。
※入塾テストの実施時期・内容・基準は年度により変動します。最新情報は必ずZ会公式サイトでご確認ください。
Q3. 小学何年生から通うとついていけない不安が減る?
-
A:小学4年生からの開始が最も無理がありません。内容が抽象化する前に、Z会の学習サイクルに慣れておけるためです。
小5・小6からの場合の立て直し方は「7. Z会進学教室×個別フォロー」もあわせてご覧ください。
Q4. 通信教育(タブレット)との併用は有効?
-
A:目的が重ならない場合に限り有効です。ただし「ついていけない」状態で教材を増やすことは、多くの場合おすすめできません。
今の教材が回りきっていない状態で新しい教材を加えると、どちらも中途半端になります。まずはZ会進学教室の教材を回しきることが先決です。そのうえで、特定教科の基礎固めなど目的が明確な場合には、併用が機能することもあります。
まとめ|Z会進学教室の不安は原因特定で解決できる
Z会進学教室で「ついていけない」と感じる状態は、学力不足ではなく学習のやり方が噛み合っていないことが原因であるケースがほとんどです。本記事の要点を整理します。
▼重要ポイント
■原因は3タイプに分けられる
難度ギャップ型・復習不足型・記述対応型。タイプによって打つ手が変わるため、まず特定することが出発点です。
■立て直しの鍵は「やらないことを決める」
授業の翌日と翌々日の解き直し、解き直しノートの一行メモ。この2つだけでも1か月で変化が見えます。
■選択肢は「辞める」「続ける」だけではない
Z会進学教室を続けながら、足りない部分だけを個別フォローで補う。今ある教材を活かせることが、この方法の最大の利点です。
今つらいと感じている記述や思考の問題は、志望校合格に最も直結する力を育てている最中です。原因さえ特定できれば、道は必ず開けます。
当会では、中学受験を経験した教師が生徒様一人ひとりに合わせて、Z会進学教室の教材の使い方から週単位の学習設計までお手伝いします。まずは現状のお悩みをお聞かせください。
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中学受験塾対策ができる家庭教師をご紹介
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
中学受験の合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
中学受験の合格体験記
東大家庭教師友の会の特徴
当会には、東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生が在籍しています。
生徒様に選ばれ続けて26年!“累計指導実績2万名”
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
東大家庭教師友の会の料金
当会では、「入会金」「指導料」「交通費」「学習サポート費」以外のご料金は、一切ご請求しておりません。指導キャンセル料や教師交代費、解約金等は一切発生いたしませんので、ご安心ください。
ご入会時
体験授業料0円
ご入会金 22,000
体験授業は1ご家庭様につき1人のみ無料でご受講いただけます。2人以上受ける場合、1人につき2,420円(税込)の体験授業料が発生します。
月々のお支払い
交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
東大家庭教師友の会「7つの0円」
ご利用の流れ
STEP 1
STEP 2
STEP 3
STEP 4
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