1.【全学年共通】中学受験生のやる気がない!よくある原因と王道アプローチ方法

中学受験生のやる気が出ないよくある原因には、次の3つが考えられます。

①生徒様が明確な目標を持てていない
②勉強が楽しくない(楽しいと思えていない)
③過度なプレッシャー・ストレスを感じている

それぞれ、具体的な状況と対処方法を解説します。

 

 

①生徒様が明確な目標を持てていない

小学生の生徒様にとって、1年後や数か月後の中学受験は遠く、イメージや実感を持ちにくいものです。生徒様が、「〇〇中学校合格」という目標をまだまだ自分事としてとらえられていないこともあるでしょう。
生徒様自身が明確に目標を描けていない状態では、モチベーションを維持するのはとても難しいです。

 

そんなときは、目標を段階的に設定するのがおすすめです。
長期・中期・短期に分けて目標を設定すると、中学受験本番までの道のりがイメージしやすくなります。

 

例えば、「〇〇中学校合格」が長期目標(最終目標)の場合、次のように中期・短期の目標を立てることができます。

長期目標:「〇〇中学校合格」
       ↑
中期目標:「8月までに総合問題で80点以上とれるようにする」
       ↑
短期目標:「今週は計算問題のケアレスミスをなくす」

このように段階的に目標を立てると「いつまでに何をするか」が明確になります短期目標であれば、生徒様もいまの自分の目標として実感を持ちやすく、学習にも前向きに取り組めるようになるでしょう。

 

②勉強が楽しくない(楽しいと思えていない)

「勉強は楽しくない」「つまらない」「退屈」
生徒様がそんな気持ちを抱いていれば、もちろん受験勉強のやる気も出ませんよね。

 

勉強が楽しくないと感じている生徒様には、勉強するうえで「小さな成功体験」を積み重ねられるようアプローチしましょう。
「できた!」という成功体験や達成感は、そのまま生徒様の喜び・楽しさ・自信につながり、勉強へのモチベーションが高まります。

 

生徒様が成功や達成を実感するためのサポートとして、保護者様から、生徒様の行動・努力や結果を認める前向きな声掛けをしていきましょう。

「毎日ちゃんと宿題に取り組めているね」
「計算するのが前よりも早くなったよね」
「この前のテスト、すごくよくできていたね!塾の先生も褒めていたよ。」

保護者様の声掛けで生徒様が「小さな成功体験」を実感できると、「これもやってみようかな」「もっと頑張ってみようかな」と思うきっかけになります。


また、成功を「見える化」するのもおすすめです。
例えば、TO DOリストを作ってやったこと・できたことを視覚化する方法があります。

①TO DOリストを作成し、その日やるべきことを親子で確認する

②やるべきことをクリアしたら、TO DOリストにシールを貼る

シールの数が増えれば、今までこれだけ頑張ってきたのだという実感もより一層湧きますよね。
低学年の生徒様なら、自分で好きなシールを貼ることが学習の楽しみになることもあるでしょう。

 

 

③過度なプレッシャー・ストレスを感じている

「家族からの期待が大きく、気が重い」
「周りと比較されて、嫌になる」

中学受験への過度なプレッシャーやストレスは、生徒様にとって負担になります。

期待に応えられないかもしれないという不安や、周囲と競うことによる焦りから、生徒様のやる気が低下してしまうことがあります

 

生徒様が不安や焦りを強く感じているような様子があったら、保護者様の日頃の声掛けや、塾での様子など、生徒様が置かれている環境を一度見直してみるとよいでしょう。
場合によっては、生徒様の好きなことを思いっきりやる日を設けるなど、一旦受験勉強から離れてストレス発散するタイミングをつくることも大切です。

 

 

2.【学年別】中学受験生のやる気を引き出すアプローチ

生徒様のやる気を引き出すには、発達段階や興味に合わせたアプローチも有効です。
それぞれの心身の成長に見合った工夫をすることで、より確実にやる気を引き出すことができます。

 

小学3年生から6年生までのやる気を引き出す対応例は、次の通りです。

学年 主な対応例
小学3年生 楽しく勉強に取り組み、学習習慣を身につける
小学4年生 達成できそうな小さな目標を設定する
小学5年生 志望校を意識させ、学習意欲を引き出す
小学6年生 メンタル面のサポートを大切にする

それぞれ、具体的な方法を確認してみましょう。

 

小学3年生

受験勉強を始めたばかりで遊びたい気持ちも強いこの時期は、まだ勉強に集中できず、一度勉強にとりかかってもなかなかやる気が続かないことが多いです。
そこで、小学校3年生の生徒様には、楽しく勉強に取り組んで学習習慣を身につけるようアプローチするのがおすすめです。

 

具体的なアプローチ例は、次の通りです。

・保護者様も一緒にタイムアタックで問題に取り組む
・クイズ形式で問題を出し合う
・興味のあるテーマを中心に学習に取り組む

ゲーム感覚で楽しむアプローチや生徒様の「好き」に合わせたアプローチで、生徒様が持続的・習慣的に勉強に取り組めるように促しましょう。

 

小学4年生

本格的な受験勉強がスタートするこの時期は、学習内容の難易度が高まりやる気を失う生徒様も多いです。
そこで、小学校4年生の生徒様には、達成できそうな小さな目標を設定することでやる気を引き出すのがおすすめです。

 

目標を設定するときのポイントは、次の通りです。

・保護者様も一緒に、生徒様が達成できそうな目標を考える
・目標を段階的に分解して小さな目標を設定し、達成することを繰り返す

目標に向け努力しているときや目標を達成したときには、生徒様の姿勢や成果を褒めることも忘れないようにしましょう。

 

小学5年生

受験勉強を始めてからしばらく経ったこの時期は、学習の目的が曖昧になりやる気が低下することがあります。
そこで、小学校5年生の生徒様には、改めて目標としている志望校を意識させ、学習意欲を引き出すようにしましょう。

 

生徒様に志望校を意識させるためのアプローチ例は、以下の通りです。

・志望校の文化祭や説明会に参加する
・入学後の生活を具体的にイメージする

親子で志望校に足を運ぶことは、受験勉強のリフレッシュにもなります。

部活動や学校行事など楽しみにしていることを親子で話し合うことも、生徒様が学校生活をイメージしやすくなるのでおすすめです。
学校のホームページやパンフレットを見ながら話せば、よりモチベーションも高まりますよ。

 

小学6年生

受験本番が近づいたこの時期は、徐々に生徒様自身に焦りが出てきて、精神的に不安定になりやすいです。
そこで、小学校6年生の生徒様には、何よりもメンタル面でのサポートが大切です。

 

生徒様のメンタル面をサポートするときのポイントは、次の通りです。

・生徒様のこれまでの小テストや模試の結果を比較し、これまでの成果を実感させる
・リフレッシュし、気持ちを切り替える

模試などの結果が思うように上がらず落ち込んでしまった場合は、これまでの学習成果を「見える化」すると生徒様のやる気を取り戻せることがあります。

 

生徒様が強く不安や焦りを感じている様子であれば、1日勉強から離れて思いっきり好きなことに打ち込むなど、気持ちの切り替えをはかることも効果的です。

 

3.やる気がない中学受験生への保護者のNG対応と改善策

やる気のない中学受験生に対し、次のような行動を取っていませんか?

・他人と比較する
・そのまま放っておく
・感情的に叱る

一番近くで生徒様を見守っているからこそ、生徒様がやる気なく勉強に向かっていると、イライラしてしまうこともありますよね。
しかし、保護者様のこうした行動は、生徒様のやる気をさらに失わせてしまいます

 

では、どのように生徒様に接するとよいのでしょうか。
それぞれのNG対応と改善策を、確認してみましょう。

 

他人と比較する

まず、他の受験生と比較するような言動は、生徒様のやる気をさらに失わせてしまう可能性が高いので避けましょう。

「〇〇さんはこの間の模試でA判定だったんだって」
「朝早く起きて勉強してるんだって」

などとほかの受験生と比較すると、生徒様の自己肯定感やモチベーションの低下につながります。

他人とではなく、数か月前・数週間前の生徒様自身と比較してこれまで学習してきた成果を再確認しましょう。

 

そのまま放っておく

また、やる気のない状態が続いている生徒様に対し、声をかけずに放置することは避けましょう。

生徒様の自主性を重んじての行動だとしても、生徒様は放置されることに対し、

「自分の気持ちはわかってもらえない」
「自分に対して興味がない」

と感じて不安になってしまうことがあります。

 

受験生のモチベーションとメンタルは密接に関わっているので、生徒様の気持ちを安定させることはとても重要なポイントです。

保護者様が「どんなときでも生徒様の味方だよ」という姿勢を見せ続けることで、生徒様のメンタルは安定します。

 

「最近どう?」などフランクな声掛けでもよいので、保護者様の方からコミュニケーションを取るよう心がけるとよいでしょう。

 

感情的に叱る

最後に、やってしまいがちなのが、

「そんなに勉強したくないなら受験やめれば?」
「もう勉強しなくていい!」

と感情的に叱ることです。

 

生徒様がやる気を失っているときに感情的に叱っても、生徒様のやる気を引き出すことは難しいです。むしろ、

「わたしなりに頑張っているのに」
「どうせ理解してもらえない」

といったマイナスな感情を生徒様に抱かせたり、それによってますますモチベーションが低下してしまう可能性があります。

 

そうはいってもイライラするというのが親心かもしれません。生徒様にとって一番身近な保護者様だからこそ、感情的に叱ってしまいそうなときがあるものです。
そんなときにはまず、保護者様の気持ちを落ち着けましょう。

 

おすすめの方法の1つは、第三者に介入してもらうということです。
学校の先生、家庭教師、塾の先生など、他人だからこそ冷静になって生徒様に対応できることがあります。家庭教師に「最近どう?」と生徒様に声掛けをしてもらうなど、第三者を介して生徒様の気持ちをうかがってみるのも、一案でしょう。
保護者様が気持ちを落ち着ける余裕ができるだけでなく、第三者の視点で生徒様を知ることで、生徒様にいまどんなことが必要なのか客観的に考えることができるかもしれません。

 

2つ目は、保護者様にとっての受験をする意味・目標を思い出してみることです。
ここまで本記事で、生徒様が目標意識を持つことや、大目標を小目標にわけて一歩ずつ達成できるようにすることの大切さを紹介しました。
目標が大切なのは、保護者様にとっても同じです。なぜ受験をするのか、なぜ○○中学校に合格してほしいのか、合格してどうなってほしいと思うのか、受験の大目標に立ち返ってみましょう
目標に立ち返って落ち着いたところで、改めて、いまの生徒様の状態と目標に向かうために必要なことを考えてみましょう。

 

そうやって保護者様自身が一呼吸おいたうえで、生徒様に必要な声掛けをしてみてください。例えば、

・生徒様を受け入れる・認める「~になってるんだね、わかるよ。」「~な気持ちなんだね」
・生徒様に本人の現状を認識してもらう「いま○○君はやる気がなくなっていて、この状態が続くと~かもしれない。」
・生徒様を受け入れたり、現状を認識してもらったうえで、本人の意思表示を促す「どうしたらいいか考えてみよう。」「一緒に考えてみようか。」

などです。保護者様から寄り添ったり、導いてくれるような声掛けがあると、生徒様は「自分のことをわかってくれている」「知ってもらえている」と感じるようになります。

声掛けが、何か行動しようというきっかけになったり、精神的な支えを感じることで前向きになったりすることで、次第に生徒様のやる気が芽生えてくるでしょう。

 

4.塾や家庭教師など中学受験のプロに頼るのもおすすめ

家庭だけでの受験対策が困難なときは、塾や家庭教師の利用がおすすめです。
受験のプロと連携することで、次のようなメリットが得られます。

・効果的な学習プランの作成
・モチベーションアップ
・効率的に情報収集できる

生徒様だけでなく、保護者様にも大きなメリットがあるので詳しく見ていきましょう。

 

効率的な学習プランの作成

塾や家庭教師には、多くの受験生を指導してきた経験があるため、生徒様に合った学習プランの設計が可能です。

 

苦手分野や効果的な学習方法は、生徒様それぞれ異なります。そのため、生徒様に合った学習プランをたてることは、生徒様が効率的に学習を進めるうえでとても重要です。

 

また、塾や家庭教師には、生徒様に合った学習のペース配分のアドバイスも相談できます
生徒様に合った内容で、なおかつ、生徒様に無理がないペースで進めることで、より確実に目標達成に近づくことが期待できます。

 

モチベーションアップ

塾や家庭教師を利用することで、生徒様のモチベーションの維持・向上につながることもあります。
塾や家庭教師では、これまでの受験対策の経験をもとに、生徒様のやる気を回復させるための効果的な声掛けや指導の工夫ができます。

 

また、生徒様と同じく中学受験を経験した教師であれば、生徒様の気持ち・悩みに共感できます。
時には、保護者様や教師としてではなく、中学受験の先輩としての声掛けが生徒様の気持ちを持ち直すきっかけになることもあるでしょう。

 

効率的に情報収集できる

中学受験を成功させるには情報収集が欠かせません。

・中学受験対策はどんなスケジュールで進めればよいのか
・どんな塾・家庭教師のサービスがあるのか
・志望校候補はどんな学校があるのか
・志望校合格のためには、どんな学習・対策が必要なのか

など、常に情報を集めながら対策を進めることが重要です。

 

とはいえ、保護者様だけで情報収集するのは大変です。また、いつの間にか同じようなサイト・情報誌ばかり見てしまっていて、知らず知らずのうちに情報が偏っていることもあります。

 

塾や家庭教師は、これまでの中学受験対策の知見を持っていたり、最近の事情を把握していたりします。
また、どこでどんな情報が得られるのか、情報収集の方法を知っていることもあります。
保護者様と塾・家庭教師で情報交換しながら進めることで、より広く、より生徒様に必要な情報が集めやすくなります

 

5.中学受験を続けるかやめるか、悩んだときの判断基準

生徒様のやる気のない様子が続くと、中学受験の継続を迷うこともあるでしょう。
せっかく頑張ってきた受験勉強を続けるのかやめるのかという判断は、勇気が必要で難しいものです。

 

中学受験を続けるかやめるか悩んだときの判断基準は、次の3つです。

①生徒様本人の受験への意欲
②生徒様の心身への負担
③成績や学力の伸び具合

それぞれ、詳しく確認してみましょう。

 

①生徒様本人の受験への意欲

生徒様の受験への意欲は、中学受験を続けるかどうかの最も重要な判断要素です。

受験は長い期間をかけた「自分との戦い」であり、本人の強い合格への意欲がない限り、やる気を維持し続けるのは難しいためです。

 

モチベーションの波は誰にでもあります。いまは落ち込んでいるけれどこれからも中学受験を目指したいのか、それとも意欲が全くないのか、落ち着いて生徒様と話してみましょう。

 

ここまで頑張ってきた努力を認め、生徒様の意思を尊重し判断することが大切です。

 

②生徒様の心身への負担

心身への負荷により生徒様にやる気がないようであれば、「工夫次第で回復できるのか、限界なのか」をしっかり見極めることが大切です。

 

毎日・毎週のスケジュールの中にリフレッシュの時間を確保したり、思い切って一時的に中学受験から離れるなど、気分転換や休憩をはさむことで学習意欲が回復することもあります。
一方で、回復が難しいほど生徒様の様子が深刻であれば、受験をやめるという決断も必要になるでしょう。

 

中学受験はゴールではなく、生徒様のその後の学校生活や将来をよりよくするための選択です。受験が原因で心や体を壊してしまっては、本末転倒となってしまいます。
生徒様が無理なく受験勉強を続けていける状態か、定期的に様子を気にかけてみてくださいね。

 

③成績や学力の伸び具合

最後に、生徒様の成績や学力の伸び具合も、受験を続けるかどうかの重要な判断要素です。

 

モチベーションと同じで、成績の伸びにも波があります。ぐっと伸びる時期があれば、地道な定着をしている段階でテストの結果には現れづらい時期もあります。
まずはこれまでの成績の推移を確認し、学校や塾の先生に、いまの成績の伸びは問題がないのか相談してみるとよいでしょう。

 

そのうえで、いまのまま続けるのか、学習計画や志望校を見直す対策が必要か、中学受験をやめるのか、検討しましょう。
落ち着いて現状を確認してから判断することが大切です。

 

 

最後に:中学受験生のやる気とどう向き合うか?東大卒元家庭教師からのアドバイス

子どものやる気がない、というのは中学受験をするご家庭では必ずといっていいほど直面することでしょう。私も家庭教師として多数の中学受験生を指導してきましたが、どんなにモチベーションが高い生徒様であっても、やる気がない状態に陥ってしまう時があります。

 

「子どものやる気がないのですが…」と保護者様から相談を受けたとき、私がまずお伝えしているのは、「子どもをよく見ること」です。
本記事の冒頭でも紹介した、「なぜやる気がないのか」という原因を、冷静に見極めていただくことが大切でしょう。

1.【全学年共通】中学受験生のやる気がない!よくある原因と王道アプローチ方法

 

さらに、やる気のなさには、一過性のものと、慢性的なものがあります
一過性のものとは、例えば、

・いまやっている単元が苦手・嫌いなのでやる気がない
・今ちょっと勉強とは別のことが気になっているので、勉強に気が向かない
・反復練習などの繰り返しの作業が面倒くさいから、やる気がない

といったことです。

一過性のものは、時間が経てばやる気が戻ってきます。例えば、次の単元に進めば解消されたり、別のやりたいことをやって気が済んだり、ちょっと気持ちを入れ替えて面倒な作業をがんばって終わらせれば解消したり、ということです。

 

一方、慢性的なものとは、例えば、

・勉強そのものが嫌い・苦手でどうにもやる気が出ない
・受験よりも他にもっとやりたい目標や活動があって、受験にはそもそもやる気が向かない

といったことです。

こういった慢性的なやる気のなさは厄介です。本記事ではここまでいくつか解決方法をお伝えしてきましたが、基本的には、子どもに対してどんなアプローチをすればいいか、という内容でした。

 

しかし、場合によっては、保護者様側の意識や考え方にアプローチが必要なこともあります。
例えば、子どもにやる気がないのではなく、実は親の焦りが先行してしまっていたというパターンです。

 

以前私が家庭教師として指導していたとあるご家庭の話です。
その保護者様は毎回「先生、うちの子は本当に間に合うんでしょうか?こんな感じで大丈夫なんでしょうか?」と私に聞いていらっしゃいました。しかし、実際のところは、生徒様は成績も十分取れており、必要な勉強にも取り組んでいたのです。
よくよく様子を伺うと、他の子と比べていたのか、ネットで情報を仕入れていたのか、どうやら保護者様の中で「もっとできていないといけないのでは」「いまこの点数では困るのでは」という焦りが先行してしまっていたようです。

 

特に、親子間で目標の意識にギャップがあるようなケースでは、親の焦りが先行してしまいがちです。保護者側はより高い目標をもち、一方で生徒様はそこまででもない(あるいは、目標が意識できていない)と、保護者様としては「うちの子は目標に向かってがんばれていない、やる気がない」と思ってしまうわけです。

 

そのような場合には、ぜひ保護者様側から、意識を見直してみてください。
まずは、生徒様との間できちんと目標のすり合わせはできているか(同じ目標をもてているか)、目標に向けて生徒様はいまどんな勉強をしていて・どんな風に考えていそうか、といった点を振り返ってみましょう。
生徒様の考えがわからなかったり、お互い目標の認識が違うかもなと思ったら、生徒様と話しをしてみてください。
(目標のとらえ方については、本記事でも紹介しました。「①生徒様が明確に目標を持てていない」をご参照ください。)

 

そのうえで、「やる気がない」の真の原因がどこにあるのか、見極めていただけるとよいでしょう。

 

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