1. 中学受験の準備や塾はいつからがベスト?
「中学受験実態調査/oricon ME」によると、中学受験を目的とした集団塾に通い始めた時期の割合は、以下のようになっています。
| 通塾を開始した学年 | 割合(%) | 特徴・目安 |
| 小学4年生から | 38.0% | 中学受験の王道・最も多いスタート時期 |
| 小学5年生から | 23.4% | 個別指導や国公立中高一貫対策に多い |
| 小学3年生から | 23.1% | 低学年向けコースからの早期スタート |
また、「中学受験塾に通い出したのは何年生から?全国偏差値60以上の中学校に通う保護者調査/ひまわり教育研究センター」でも、通塾開始時期は「小4の2月〜小5の1月:23.3%」、「小3の2月〜小4の1月:22.0%」という結果になっており、この時期がボリュームゾーンと言えます。
そのため、多くの生徒様が一斉にスタートを切るこの時期に入塾することで、基礎固めから応用まで、塾のカリキュラムに沿って無理なく学習を進めることができるでしょう。
実際に、当会へいただくお問い合わせも、小3の終わりから小4の始め頃にかけて、大手塾に入塾した生徒様が、小4~小5にかけて大手塾と併用して個別指導塾や家庭教師を始めたい、という内容が多い時期でもあります。
2. 中学受験のスタートは「新小4(小3の2月)」が王道と言われる理由
なぜ小3の2月なのか?大手進学塾のカリキュラム構造
SAPIX、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミーなど、多くの大手中学受験進学塾では、小3の2月を「新小4」と呼び、学校の学年より2ヶ月早い「毎年2月」に新学年のカリキュラムが始まります。
中学受験で出題される内容は、小学校の学習指導要領を大きく超えるボリュームと難易度です。
そのため、以下のように「小3の2月から小6の1月までの3年間をかけて学習する」という受験本番までを逆算した3年間のカリキュラムが組まれています。
・新小4(小3の2月)〜小5の2年間:受験に必要なすべての単元の学習を終わらせる
・小6の1年間:すべて実践演習・過去問対策に充てる
カリキュラムの途中から入塾した場合には、その分追いつくための生徒様の負担が大きくなってしまうため、中学受験を目指すならカリキュラムが始まる「新小4(小3の2月)」のスタートが王道と言われています。
早すぎるスタートにもリスクあり?低学年での「燃え尽き」に要注意
近年は、中学受験競争の激化に伴い、小学1年生〜小学2年生の低学年から通塾するケースも増えてきています。しかし、早すぎるスタートにはリスクもあるため、その点にも留意しておきましょう。
低学年のうちから塾に通うことになると、塾と宿題に追われて、友人と遊ぶ時間や好きなことをする自由な時間が極端に削られてしまいます。その結果、睡眠不足になって不調をきたしたり、ストレスやプレッシャーで心のバランスを崩しやすくなったりする恐れがあります。
それだけでなく、幼いうちから過度な受験のストレスを受け続けると、小学5年〜小学6年という中学受験対策が本格化する最も大切な時期に「燃え尽き症候群」に陥ってしまうケースもあります。
生徒様の様子に以下のような様子が見られたら、注意が必要なサインです。しっかり休養を取り、心身の回復を最優先しましょう。
・原因のわからない頭痛や腹痛
・夜中に何度も起きる、朝起きられないなどの睡眠障害
・ささいなことで怒る、突然泣き出す、無表情になるなど感情の不安定さ
・学習意欲の低下、自己肯定感の低下
・髪を抜く、爪を噛む、皮膚を掻くなどの自傷行為
小5・小6からのスタートで生じるリスクと負担
一方で、小学5年生や小学6年生といった高学年から中学受験対策を始める場合、カリキュラムの遅れを取り戻すために以下のリスクや負担が生じます。
・生徒様の心理的、身体的負担が大きくなる
短い期間で膨大な学習量を一気に消化しなければならないため、日々の負担が増える。
・徹底的な効率化が必要になる
限られた時間の中で合格ラインに到達するため、無駄を徹底的に削減した計画的な学習が強く求められる。
上記のハンデを抱えながらの中学受験対策は、後述の「小5・小6からでも間に合う?後期からの中学受験対策のポイント」にて詳しく解説します。
3.【学年別】中学受験対策の具体的なスケジュールと進め方
小1・小2:低学年でやっておきたい「学習習慣」と「学びの楽しさ」の土台づくり
低学年の小学1年生・小学2年生では、本格的な受験勉強の前に「机に向かう土台作り」や「学ぶことの楽しさ」を知る大切な期間です。以下の3つを意識しましょう。
| 学習習慣の定着 | 毎日決まった時間に机に向かう習慣をつける |
| 読書習慣の定着 | 文章に触れる機会を増やし、語彙力を養う |
| 知的好奇心の探求 | 「知ることは面白い」という勉強への肯定的な感情を育む |
低学年期は机の上での勉強だけでなく、遊び、読書、親子の対話など日常のできごとを「学びの楽しさ」につなげる工夫が有効です。
たとえば、日々の買い物での計算、本の読み聞かせ、パズルやボードゲームなどを通じて、「勉強は楽しい」「生活の役に立つ」「知らないことを知るのは面白い」という肯定的な感情を育むことができます。
この「勉強が楽しい」という体験は、後々に中学受験を乗り越える活力となり、「思考力」や「文章読解力」などの土台ともなるでしょう。
小3:塾選びの開始と、生活に紐づいた理科・社会への興味づけ
小学3年生の時期は、これまでの「学力の基礎固め」を継続しつつ、本格的な通塾に向けた具体的な準備を始める時期です。
塾選びと入塾テストの受験
大手進学塾が実施する塾の入塾テスト・体験授業は、新小4カリキュラムが始まる直前の「小3の秋(10月〜11月頃)」に最も活発になります。人気の校舎では新小4の時点で早々に募集定員が埋まり「募集停止」になるケースもあるため、その前に情報収集する必要があります。
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理科・社会への興味づけ
小学4年生から本格的に理科・社会の学習が始まります。理科・社会については、ただの学問ではなく、教科書で習う現象や実験の内容などを実生活と結び付けて理解できていることが重要になってきます。
小3のうちに図鑑を読んだり、博物館や科学館へ行ったり、旅行先で地域の自然や歴史に触れるなど「理科や社会は実際の生活と結びついている」という体験を豊かにしておくと良いでしょう。小学生新聞などで時事問題に日常的に触れておくのもおすすめです。
小4:中学受験対策・通塾の本格化と学力の基礎固め
いよいよ塾通いが本格化する時期です。まずは塾のスケジュールや、宿題やテストをこなす生活リズムに慣れていきましょう。この時期に、学習のペースや基礎固めを確実に丁寧に行うことが、今後の応用演習のベースになります。
スケジュールがつかめないと、日々課題に追われて睡眠不足やストレスを抱えるようになり、体調も崩しやすくなって、成績もあがらないという悪循環になります。
6年生の終わりまで無理なく安定して通塾と受験対策を続けるためには、最初にしっかりとリズムをつかんでおくことが重要です。
小学生の生徒様が自分だけでペースをつかんでいくことは難しく、通塾習慣をうまくつかんで波に乗れるようになるためには、保護者様のサポートが不可欠です。
保護者様が塾のスケジュールや課題の量を把握して予定を組みながら、食事や睡眠時間など生活面でのケアをしてあげましょう。
小5:苦手克服・実践力強化と志望校選定
中学受験のカリキュラムにおいて、最も単元量が多く、難易度が急上昇する「最大の山場」です。抽象的で難しい概念が次々と登場し、思うように成績が上がらない「小5の壁」に直面する生徒様も少なくありません。この時期に進めておきたい対策は以下の通りです。
| 苦手単元の復習 | テストで判明した弱点はすぐに克服し、苦手分野を小6に持ち越さないようにする |
| 志望校の選定 | モチベーションを高めるため、学校説明会や文化祭へ足を運び、志望校の候補を絞り込む |
小6:過去問演習と模試の活用で志望校対策
いよいよ受験本番を見据えた総仕上げの期間です。以下の対策を強化して本番への準備をしましょう。
| 過去問演習 | 志望校の過去問を徹底的に解き、出題傾向の把握と時間配分の感覚を掴む |
| 模擬試験の受験 | 定期的に外部の模擬試験を受け、現在の自分の実力や立ち位置を把握し、弱点を補強する |
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4. 小5・小6からでも間に合う?後期からの中学受験対策のポイント
新小4からのスタートが王道とは言え、「小学5年生、小学6年生からではもう中学受験に間に合わない…」と諦める必要はありません。スタートが遅れても逆転合格を果たすためのポイントを解説します。
スタートが遅れても「引き算の学習戦略」で合格を勝ち取る
高学年からスタートする場合、塾から与えられるテキストや宿題をすべて完璧にこなそうとすると、物理的な時間が足りずパンクしてしまいます。そこで重要なのが「引き算の学習戦略」です。
中学受験は満点を取る必要はなく、合格最低点を1点でも上回れば合格できます。
中学受験までの限られた時間を、確実に得点したい基礎と苦手な単元に集中して費やすことで、短期間でも合格ラインへの到達を目指すことは十分可能です。
志望校の過去問で頻出の問題と現在の学力・苦手にあわせて、
・確実に得点すべき基本〜標準問題を絞り込む
・苦手かつ難解で時間がかかる応用問題は、捨てる(引き算する)
などの取捨選択をしっかり行って、時間のロスを防ぐ
生徒様個人に合わせた戦略を立てるには、受験を知り尽くしたプロの力を借りることも有効です。集団塾の他に、必要に応じて家庭教師や個別指導塾を併用することも検討してみると良いでしょう。
塾と家庭教師の併用で無駄のない受験対策を
先述の通り、高学年からのスタートで無駄のない受験対策を確立するには、受験のプロの手を借りるのが最も効率的です。東大家庭教師友の会では、通塾しながら家庭教師を併用されるご家庭様が非常に多く、中学受験における併用率は8割〜9割にのぼります。
家庭教師が生徒様の志望校に特化した過去問分析や、集団塾の授業についていけていない場合に「個人に最適化した学習計画」を立ててフォローすることで、遅れてスタートした生徒様の逆転合格をサポートします。
5. 中学受験で合格するために保護者様ができること
「勉強しなさい」ではない、主体性を育む関わり方
保護者様ができる大切な役割の一つが、生徒様のモチベーションの維持です。
生徒様が「勉強をやらされている」と感じている限りは、モチベーションは上がっていきません。「勉強しなさい」と叱るのではなく、まずはなぜ勉強する必要があるのかを「自分ごと」として理解できるよう、伝えていくことがおすすめです。
また、学校行事や課外活動、部活動や新しい友人との出会いなど、「楽しい中学校生活が待っている」という「受験に合格した後の将来」を具体的にイメージさせましょう。今の苦労を乗り越えた新生活を楽しみに思う気持ちが、受験勉強へのモチベーションにつながるでしょう。
そして、どのような些細なことでも、本人の努力を褒めてあげることを忘れないよう意識してください。
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通塾・宿題・模試の無理のないスケジュール管理
日々課される膨大な宿題や模試に追われ、学習計画が破綻してしまわないよう、保護者様によるスケジュール管理が支えになります。塾の宿題をする時間や休憩時間など、1日の学習スケジュールを生徒様と一緒に立てて、こまめに進捗を気にかけておきましょう。
・受験勉強の進捗を定期的に確認する
・無理のないよう、詰め込みすぎないスケジュール調整をする
家庭内を「安全基地」にするメンタルケアと健康管理
中学受験に向けて、生徒様の心身の健康管理を心掛け、万全な体調で勉強に集中できるようにサポートしてください
・万全の状態で勉強に臨めるよう、食事や睡眠などの健康管理をサポートする
・テストの結果がどうであれ、家庭内をホッとできる「安全基地」にする
受験期はプレッシャーが大きく、想像以上に生徒様のメンタルが不安定になることもありますので、リラックス、リフレッシュできる発散方法を見つけておくことも大切です。
また、成績が伸び悩むスランプの時期でも、「そんな時期もあるよ。苦手な所を知るための大切な機会だったね。」と前向きに励ますことで、生徒様は「うまくいかない自分も受け入れてもらえる。家族といるとホッとする。」と感じられるでしょう。
保護者様のメンタルケアで生徒様の心身が安定することで、日々の学習パフォーマンスも確実に向上します。
中学受験の専門家や「憧れの先輩」と協力できる環境づくり
中学受験は長期戦であり、保護者様だけで全ての課題を抱え込みすぎると、家庭全体が疲弊してしまいます。塾の先生や家庭教師など、中学受験を知り尽くしている相談相手を作っておくことが成功への鍵です。
当会では、東大を始めとする難関大生の教師が、「受験を乗り越えた憧れの先輩」「受験の苦労を共有できる相談相手」として、中学受験の険しい道のりを伴走します。生徒様と年齢の近い教師だからこそ、生徒様の本音を引き出し、心の拠り所となりながらモチベーションを引き上げることが可能です。
6. まとめ:中学受験の準備は「今」からスタートできる
中学受験の準備を始めるにあたっては、スケジュールをしっかりと組み、保護者様だけで抱え込まずに頼れる先を作ることが、成功への道筋となります。
中学受験の準備や塾選びを「いつから始めればいいか分からない」「遅いスタートで間に合うか不安」といったお悩みがある際には、ぜひ一度東大家庭教師友の会へご相談ください。
生徒様の現状に合わせた最適な学習戦略をご提案いたしますので、まずは無料体験授業や学習相談へお気軽にお問合わせください。
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中学受験の指導が可能な家庭教師
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
東大家庭教師友の会の料金
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