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1. 【結論】早稲田アカデミー入塾テストの合格率は高く「落ちる」ことはほとんどない
結論から申し上げますと、早稲田アカデミーの入塾テストは、極端に合格率が低い「選抜試験」ではありません。基本的には「授業についていける基礎学力があるか」を確認するための診断テストという側面が強いため、しっかりと学校の勉強を理解していれば、合格できる可能性は高いといえます。
①合格率は非常に高い(80〜90%程度)
早稲田アカデミーは、サピックス(SAPIX)のように「最初から選び抜かれた精鋭だけを集める」塾とは異なり、「入塾してから伸ばす」ことを重視する教育方針(育成型)をとっているからです。「今の学力」よりも「やる気」や「伸びしろ」を見る傾向が強いため、最低限の基礎学力があれば、選考の対象となります。
合格ラインは、学年や時期、テストの種類によって変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 科目 | 目安となる得点率 | 判定のポイント |
| 算数 | 50%前後 | 計算力、基礎的な思考力の有無 |
| 国語 | 50%前後 | 漢字の読み書き、長文を読む根気 |
| 合計点 | 全体の半分程度 | 片方の科目が悪くても、合計で判断されることが多い |
重要なのは、これが「絶対的な基準」ではないということです。たとえば、平均点が低い難しいテストの回では、30〜40点台でも合格となるケースがあります。
②不合格でも「再テスト」で入塾できるケース
仮に今回のテストで基準点に届かなかった場合でも、そこで道が閉ざされるわけではありません。早稲田アカデミーは「挑戦する姿勢」を評価します。
再テスト
日程を改めて何度でも挑戦できます。「今回は形式に慣れていなかっただけ」という場合、2回目で合格する生徒様は非常に多いです。
条件付き合格
「春期講習を受けて様子を見ましょう」「この単元の補習プリントを提出することを条件に入塾を認めます」といった柔軟な対応が取られることもあります。
上記のように「一度の失敗で、中学受験を諦める必要は全くない」ということです。
入塾テストは合格するだけなら簡単ですが『どのクラスでスタートするか』は中学受験の今後を大きく左右します。 早稲田アカデミーに入塾したあとにクラスアップを目指すのは、入塾テストで最初から上位クラスに入るよりも何倍も労力がかかります。
『とりあえず合格』ではなく『上位クラスで余裕を持ってスタート』できると、生徒様の自己肯定感を守り、受験を成功させる鍵となるでしょう。
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2. なぜ早稲田アカデミー入塾テストに「落ちる」ことがあるのか?3つの理由
「合格率は高い」とお伝えしましたが、実際に不合格になるケースもゼロではありません。しかし、その理由を分解してみると、多くの場合「生徒様の学力が足りないから」ではなく、「準備不足や慣れの問題」であることが大半です。
主な理由は以下の3つに集約されます。
理由① ケアレスミスと形式への不慣れ
入塾してしまえば、クラス分けテストや模試など、テストを受検することは日常的になります。しかし、入塾前の小学校低学年・中学年の生徒様にとっては、学校以外でテストを受ける経験は「非日常」です。
「テストの結果でジャッジをされる」という経験にも慣れていないし、見慣れない出題形式や回答形式があると、それだけでミスをして実力が発揮できなくなります。
【入塾テストのよくあるミス】
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マークシート形式:塗り間違えや、1行ずれて回答してしまう
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別解答用紙:問題用紙と解答用紙が分かれていることに慣れておらず、転記の間違い
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時間配分:難しい問題にこだわりすぎて、後半の簡単な問題を解く時間がなくなる
- これらは「学力」以前の「慣れ」の問題です。家で一度でも類似の形式を練習していれば防げる失点が、合否を分けることがあります。
理由② 基礎学力の定着不足
計算問題や漢字の読み書きなど、基礎的な部分での失点が多い場合、塾側は「今のまま入塾しても授業についていけず、生徒様が自信を喪失してしまう」と判断し、不合格にすることがあります。
この場合は、焦って再受験するよりも、まずは基礎(学校の教科書レベル)を固め直すことが、遠回りのようで一番の近道になります。
理由③ 先取り学習の不足
これは特に、小学4年生以降に入塾テストを受ける場合に見られる最大の原因です。
早稲田アカデミーが使用しているテキスト『予習シリーズ(四谷大塚)』のカリキュラムは、小学校の進度よりも半年〜1年以上早く進む設計になっています。
例えば、学校ではまだ習っていない「分数の割り算」「特殊算(つるかめ算など)」「比の性質」が、入塾テストでは当たり前のように出題されます。「習っていないから解けない」のは当たり前のことです。
これは生徒様の能力不足ではなく、単なる「情報の非対称性(知っているか知らないか)」の違いに過ぎません。
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3. 学年別|早稲田アカデミー入塾テスト対策と合格ライン【小3~小6】
中学受験の世界では、小3の2月から「新小4」として本格的なカリキュラムがスタートします。そのため、小3の入塾テストは、単なるクラス分け以上に「これから3年間の受験生活を戦う基礎力があるか」を見極める重要なテストになります。
①小3:本格的な受験勉強への助走
小3の入塾テストは、中学受験カリキュラム(新小4)へスムーズに移行できるかを見る重要な機会です。学校の学習内容に加え、プラスアルファの思考力や処理能力が求められ始めます。
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対策のポイント
・計算と応用力:計算は「速く・正確に」が基本です。さらに、市販の問題集(『最レベ』『ハイクラスドリル』等)で、学校より複雑な文章題で式を立てる練習をしておきましょう
・長文に慣れる:国語は文章量が一気に増え、内容も抽象的になります。少し難しめの本を読んだり、知らない熟語を調べたりして、語彙力を高めておくことが突破口になります
・クラス分けを意識:入塾時の成績でスタートするクラス(上位・標準)が決まります。「解ける問題は絶対に落とさない」という集中力と、見直しの徹底が必要です
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保護者様へのアドバイス |
②小4・小5:ギャップを埋める
本格的な受験カリキュラムが始まっており、最も入塾者が増える時期です。
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対策のポイント
・未習単元の確認:書店で『予習シリーズ』などのテキストを確認し、学校で習っていない単元がないかチェックしましょう。もしあれば、保護者様が少し教えてあげるか、市販の解説付き参考書でさらっと予習するだけでも、点数は劇的に変わります
・スピード強化:問題量が増えます。時間を計って計算ドリルを解く練習が有効です
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保護者様へのアドバイス |
保護者様が教えるのも一つですが、親子だとどうしても甘えが出たり、喧嘩になったりしがちです。また、『予習シリーズ』を含め中学受験特有の解法(面積図や線分図など)を保護者様が理解して教えるのは大きな負担になります。
ここだけの話、未習単元の穴埋めは、『予習シリーズ(早稲アカのテキスト)を実際に使って受験を乗り越えた先輩(早稲アカ出身の難関大生)』に短期集中で教わるのが、最も効率的です。
当会には、早稲田アカデミー出身の教師が多数在籍しており、「組分けテストの癖」や「クラスアップのコツ」を熟知しています。
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③小6:実戦力の確認
すでに小学校の学習範囲を超え、受験カリキュラムが一通り終了している時期です。入塾は実質的に「転塾」や「総仕上げ」の意味合いが強くなります。
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対策のポイント
・模試成績の持参:他塾の公開模試(四谷大塚の合不合判定テストや首都圏模試など)の成績表があれば、入塾テストの結果と合わせてクラス判定の参考にされることがあります
・基礎の徹底:難問を解くよりも、計算問題や漢字で失点しないことが合格への最低条件です
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保護者様へのアドバイス |
4. 【SS・Exivを狙う!】早稲田アカデミー入塾テストの上位クラス対策
早稲田アカデミーには、基礎を固める通常のクラス(SA/SBなど)に加え、難関校合格を目指す成績上位者が集まる「Exiv(エクシブ)」校舎や、選抜された「SS(Special Selection)クラス」が存在します。
最初からこれらの上位クラス合格を狙う場合、学校のテストで100点を取るだけでは不十分です。「思考力」と「処理能力」の両面で、対策のレベルを一段階引き上げる必要があります。
①スピードと正確性の両立
上位クラス合格のためには、基礎問題での失点は命取りです。しかし、ここで言う「基礎」とは、単に解き方を知っているレベルではありません。
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対策
・計算の自動化:四則演算は「考えて解く」のではなく「見た瞬間に手が動く」レベルまでスピードアップしましょう
・漢字・語句の完答:国語の知識問題は全問正解が前提です。トメ・ハネ・ハライなどの細かい部分まで厳密にチェックしましょう
- ・見直し不要の精度:テスト時間は限られています。「一発で正解を出す集中力」を養い、後半の難問に時間を残す戦略が不可欠です
②市販のハイレベル問題集で「思考力」を磨く
教科書ワークレベルを超え、入塾テストで差がつく「応用問題」への対応力を養います。早稲田アカデミーのテストでは、典型題だけでなく、初めて見るような条件整理や図形パズル(思考力問題)が出題される傾向があります。
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対策
・推奨問題集:『トップクラス問題集』『最レベ』『スーパーエリート問題集』などの、標準〜ハイレベル問題集を活用しましょう
・思考力の強化:『きらめき算数脳』や『算数ラボ』など、論理的思考を問うパズル系の問題にも触れ、粘り強く考えるスタンスを身につけましょう
③オープンテスト・模試を利用する
早稲田アカデミーが実施する公開模試は、入塾テストを兼ねている最大のチャンスです。
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対策
・全国統一小学生テスト: 規模が大きく、基礎から応用までバランスよく出題されます。偏差値や順位が明確に出るため、現在の立ち位置を客観的に把握できます
・ワセダチャレンジテスト: 早稲田アカデミーのカリキュラムに準拠した出題が多く、特待認定や上位クラス入りの判定材料として直結しやすいテストです
・テストの解き直し: テストで間違えた問題を徹底的に分析することが、次回のクラスアップにつながります
5. 早稲田アカデミー入塾テストに関するよくある質問
早稲田アカデミー入塾テストに関して、保護者様の方からよく寄せられる質問をまとめました。
不安の解消にお役立てください。
Q1. 過去の入塾テストの問題を入手する方法はありますか?
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A:基本的に過去問の配布は行われていません
ただし、校舎に電話で問い合わせた際、「どのような単元が出るか」「どのレベルの問題集をやっておけばいいか」といった傾向を教えてくれる場合があります。早稲アカの先生は親身な方が多いので、遠慮なく相談してみましょう。
Q2. 入塾テストの結果によって、スタートするクラスは決まりますか?
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A:はい、決まります
テストの偏差値や得点に応じて、SSクラス(最上位)・SAクラス・SBクラスなどに振り分けられます。ただし、入塾後も定期的に行われる「組分けテスト」でクラス昇降のチャンスは何度でもありますので、最初のクラスにこだわりすぎる必要はありません。
Q3. テストの難易度は小学校のテストや他塾と比べてどうですか?
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A:小学校のカラーテストと比較すると、難易度は高く、文章量も多いです
他の中学受験塾(SAPIXなど)の入室テストと比較すると、標準的な難易度と言われています。まずは基礎を固めていれば対応できるレベルです。
Q4. もし入塾テストに不合格だった場合、すぐに再受験できますか?
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A:基本的には可能です
ただし、校舎によっては「1週間あける」「次回のテスト実施日まで待つ」などがあります。詳細は希望する校舎に直接問い合わせてみましょう。
Q5. 入塾テストはいつ実施されていますか?予約は必要ですか?
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A:多くの校舎で、毎週土曜日に実施されています(平日実施の場合もあり)
受験には事前の予約が必要です。早稲田アカデミーの公式サイト、または電話で申し込みが可能です。
6. 早稲田アカデミー入塾テストの対策をしよう!
早稲田アカデミーの入塾テストについて、その仕組みから対策まで解説してきました。
最後に、重要なポイントを振り返ります。
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重要なポイント
合格率は高い:「落とす」ためではなく「適正なクラスを知る」ためのテストなので、恐れる必要はない
落ちる理由の正体:能力不足ではなく、「形式慣れ」や「未習範囲」の問題がほとんど
入塾テスト対策:小3までは「学習習慣と丁寧さ」、小4以降は「学校進度とのギャップ埋め」が鍵
早稲田アカデミーのスローガンにあるように、大切なのは「本気になれるか」どうかです。「ここからどう伸びていくか」こそが重要であり、早稲田アカデミーの講師陣も、そして何より保護者様が見てあげるべきポイントです。
対策は市販の問題集でも可能ですが、『どの単元を優先すべきか』『生徒様の弱点はどこか』を分析するのは、保護者様にとって大きな負担です。
もし、『入塾テストまで時間がない』『親が教えると喧嘩になる』『最初から上位クラスを狙いたい』とお考えなら、一度私たちにご相談ください。 早稲アカ出身の講師が、最短ルートでの『上位合格』をサポートします。
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