体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
1. 【中学受験】都立中高一貫校とは?併設型と中等教育学校の違い
東京都教育委員会のホームページによると、都立中高一貫校とは、「6年間の一貫教育の中で、社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得て、将来のリーダーとなり得る人材を育成することを目的とする学校」とされています。
都立中高一貫校には、2つのタイプがあります。
|
・「○○高等学校附属中学校」という名称の併設型中高一貫校 |
どちらのタイプも、高校段階にあたる後期課程からの生徒募集がないのが大きな特徴です。
そのため、中学段階(前期課程)から入学した生徒は、原則として無試験で後期課程へ進学できます。
①併設型中高一貫校
併設型中高一貫校は、中学校と高校が別の設置として存在しながらも、内部進学により6年間の一貫教育を行う学校です。私立の中高一貫校は多くの場合、この形式を採用しています。
都立中学校の生徒が接続先の都立高校に進学する場合には、原則として高校入試(一般選抜)は実施されません。
②中等教育学校
中等教育学校は、中学校に相当する「前期課程」と、高校に相当する「後期課程」を一つの学校で一貫して行う学校です。6年間を通して同じ学校で学びます。
2. 【中学受験】都立中高一貫校11校
中学受験できる都立中高一貫校は、下記の11校です。
|
①桜修館中等教育学校 ⑪千代田区立九段中等教育学校 |
①桜修館中等教育学校
| 学校名 |
桜修館中等教育学校 |
| 創立 | 2006年 |
| 所在地 | 東京都目黒区八雲1丁目1-2 |
| 特色 |
・「論理を学ぶ」授業を中心に、思考力と表現力を育む探究的学びの実践 ・研究論文作成や英語要約を通じて、自ら課題を探し深く掘り下げる学習の推進 ・英語・第二外国語・海外研修による国際理解と多文化共生を重視した教育 |
| 偏差値 |
男子 61(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立桜修館中等教育学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
②大泉高等学校附属中学校
| 学校名 |
大泉高等学校附属中学校 |
| 創立 | 2010年 |
| 所在地 | 東京都練馬区東大泉5-3-1 |
| 特色 |
・6年間を見通した系統的カリキュラム編成と高校受験不要な安定した教育環境 ・英語・数学で少人数授業とJET/ALT併用による実践的な語学教育 ・ICT活用授業、探究学習や課題発見型教育の重視 |
| 偏差値 |
男子 61(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立大泉高等学校附属中学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
③小石川中等教育学校
| 学校名 |
小石川中等教育学校 |
| 創立 | 2006年 |
| 所在地 | 東京都文京区本駒込2-29-29 |
| 特色 |
・「小石川教養主義」を軸とした全教科主義と教養教育の重視 |
| 偏差値 |
男子 65(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立小石川中等教育学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
④立川国際中等教育学校
| 学校名 |
立川国際中等教育学校 |
| 創立 | 2008年 |
| 所在地 | 東京都立川市曙町3-29-37 |
| 特色 |
・校名に「国際」を冠し、語学・国際理解教育を重視する教育体制 |
| 偏差値 |
男子 57(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立立川国際中等教育学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑤白鷗高等学校附属中学校
| 学校名 |
白鷗高等学校附属中学校 |
| 創立 | 2005年 |
| 所在地 | 東京都台東区元浅草1-6-22 |
| 特色 |
・長い歴史と「開拓精神」に基づく伝統校としての教育理念の継承と育成 |
| 偏差値 |
男子 58(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立白鴎高等学校附属中学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑥富士高等学校附属中学校
| 学校名 |
富士高等学校附属中学校 |
| 創立 | 1920年 |
| 所在地 | 東京都中野区弥生町5-21-1 |
| 特色 |
・リベラルアーツと理数融合を基盤とする「富士未来学」による探究力育成 |
| 偏差値 |
男子 58(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立富士高等学校附属中学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑦三鷹中等教育学校
| 学校名 |
三鷹中等教育学校 |
| 創立 | 2010年 |
| 所在地 | 東京都三鷹市新川6-21-21 |
| 特色 |
・教養・探究・ICTを融合した6年間一貫教育の実践による思考力育成 |
| 偏差値 |
男子 58(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立三鷹中等教育学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑧南多摩中等教育学校
| 学校名 |
南多摩中等教育学校 |
| 創立 | 2010年 |
| 所在地 | 東京都八王子市明神町4-20-1 |
| 特色 |
・6年間一貫教育による発展的教養と未来志向学びの体制 |
| 偏差値 |
男子 58(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立南多摩中等教育学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑨武蔵高等学校附属中学校
| 学校名 |
武蔵高等学校附属中学校 |
| 創立 | 2008年 |
| 所在地 | 東京都武蔵野市境4-13-28 |
| 特色 |
・国語・数学・英語を中心とした少人数・習熟度別授業による思考力育成 |
| 偏差値 |
男子 62(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立武蔵高等学校附属中学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑩両国高等学校附属中学校
| 学校名 |
両国高等学校附属中学校 |
| 創立 | 1901年 |
| 所在地 | 東京都墨田区江東橋1-7-14 |
| 特色 |
・校訓「自律自修」に基づき、高い志と自主性を育む教育環境の整備と伝統校としての誇りの継承
|
| 偏差値 |
男子 60(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 2026年2月3日(一般枠募集) 2026年2月1日(特別枠募集) |
| 詳細 | 東京都立両国高等学校附属中学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
⑪九段中等教育学校
| 学校名 |
九段中等教育学校 |
| 創立 | 1924年 |
| 所在地 | 九段校舎:千代田区九段北2丁目2-1 富士見校舎:千代田区富士見1-10-14 |
| 特色 |
・体験重視・「本物から学ぶ」教育課程による確かな学力育成
|
| 偏差値 |
男子 58(四谷大塚 Aライン80偏差値) |
| 入試日 | 未公表 |
| 詳細 | 千代田区立九段中等教育学校の偏差値・入試傾向・受験対策・併願パターン |
3. 【中学受験】都立中高一貫校の魅力
都立中高一貫校の魅力は以下の3つです。
①高校受験がない
多くの中高一貫校では、中学からそのまま併設の高校や系列高校に進学できます。
そのため、一般的な「高校受験」が不要です。
もちろん、学校によっては進学時に学習態度や出席状況などの一定の条件を設けている場合もありますが、日々の授業に真面目に取り組み、提出物をきちんと出していれば、問題なく進級できます。
高校受験がない分、時間や心の余裕が生まれ、先取り学習や応用学習ができます。さらに、部活動や学校行事、探究活動などにもじっくりと取り組める点が大きな魅力です。
②特色あるカリキュラムでの学び
中高一貫校では、6年間を一つの学びのステージとして見据えたカリキュラムが組まれています。そのため、公立中学校とは異なる独自の教育内容が展開されるのが特徴です。
たとえば、海外研修を取り入れた国際教育、課題解決型の探究学習、理数・情報を融合したSTEAM教育など、近年注目を集める学びを先進的に導入する学校も増えています。こうした環境の中で、生徒は自らの興味関心を深め、将来の進路選択の幅を広げられます。
③人間関係の醸成が期待できる
中高一貫校では、同じ学校で6年間を共に過ごします。長い時間を共にする中で、クラスメートだけでなく、先輩・後輩とのつながりも深まり、人間関係の幅が広がります。
思春期という大切な時期を同じ仲間と過ごすことで、互いに支え合い、成長し合える関係が築かれます。こうした絆は、卒業後も続く「一生の友人関係」となることも少なくありません。
4. 【中学受験】都立中高一貫校のメリット
私立中高一貫校も多い中で、都立中高一貫校にはどのような魅力があるのでしょうか。
主な5つのメリットを紹介します。
①教育費を大幅に抑えられる
都立中高一貫校は、公立校のため学費の負担が非常に少ない点が大きな魅力です。
・授業料は無償、入学金も不要(※後期課程進級時に5,000円程度)
・給食費も前期課程では不要
・進学指導が充実しており、塾に通わずに大学受験対策が可能な学校も多い
・私立中学校の初年度納付金は平均約100万円(東京都調査より)
|
例:小石川中等教育学校 |
②少人数で手厚い指導が受けられる
生徒数が少なく、教師の目が行き届きやすいのも都立中高一貫校の特徴です。
・1学年定員は最大でも200名(白鷗高校附属中)
・多くの学校は160名規模で運営
・教員の目が行き届きやすく、習熟度別・少人数授業を実施する学校もあり
・個々の学力や興味に合わせたきめ細やかなサポートが可能
③国公立大学を中心に高い進学実績
都立中高一貫校は、探究型学習を軸とした教育で高い進学実績を上げています。
・探究学習や課題解決型授業を重視
・「思考力・判断力・表現力」を鍛える教育内容
・大学の「総合型選抜(旧AO入試)」にも強く、難関大学への合格者多数
・難関私立・都立高校と同等レベルの進学実績を誇る
④学校の授業を大切にする姿勢が育つ
都立中高一貫校の入試は、日常の学校生活を大切にする生徒に向いています。
・小学校での「学習の記録(報告書)」が評価対象
・授業態度・提出物・実技科目なども重視される
・塾偏重にならず、日々の授業を大切にする習慣が身につく
・受験後もその姿勢が続き、学習意欲の高い生徒が多い環境
⑤柔軟な思考力と表現力が身につく
都立中高一貫校の入試では、知識だけでなく思考力や表現力が求められます。
・教科を横断した思考力・発想力・表現力を重視
・自分の考えをわかりやすく伝える力を育成
・試行錯誤を重ねる力や分析力も自然に鍛えられる
・変化の激しい社会に対応できる「生きる力」を育む教育
5. 【中学受験】都立中高一貫校の受験制度|適性検査・倍率・併願のポイント
ここでは、都立中高一貫校を目指すうえで知っておきたい「入試制度」について解説します。
私立中学校との違いや、適性検査の内容、倍率の傾向、併願のポイントなどを順に見ていきましょう。
①私立中学校との入試の違い
都立中高一貫校の入試は、私立中学校とは大きく異なる特徴があります。
(1)合否決定の仕組み
・報告書(小学校の成績)+適性検査の総合評価で合否を決定
・「国語・算数・理科・社会」といった教科別試験は行わない
・小学校での学習態度や提出物も重視される
(2)入試日程
-
・都立中高一貫校はすべて2月3日に一斉実施
-
・同日に行われるため、都立校同士の併願は不可
-
・私立中学は複数回受験が可能で、都立より柔軟に日程調整できる
都立中高一貫校は「一発勝負」である点を念頭に、慎重な準備が求められます。
②受験科目の特徴
都立中高一貫校では、教科横断的な思考力・表現力を測る「適性検査」が行われます。
知識の暗記よりも、考え方や表現力が重視されるのが特徴です。
適性検査Ⅰ:読解や作文を中心とした国語的要素の問題
適性検査Ⅱ:算数・理科・社会の知識を総合的に問う問題
適性検査Ⅲ:一部の学校で独自に実施(例:小石川・桜修館など)
出題形式は学校によって異なり、共同作成問題と独自問題があります。
短時間で多くの作業を行うため、以下の力が必要になります。
・問題の意図を読み取る力
・粘り強く考える姿勢
・自分の考えをわかりやすく表現する力
③倍率・人気校の傾向
都立中高一貫校と言えば、倍率が高いことでもよく話題に挙げられます。2024年度の都立中高一貫校(10校)における一般枠募集の平均倍率は4.03倍でした。
併設高校での高校募集の停止により中学入試の定員が増えた影響などもあり、一時期に比べると倍率は下がり、近年は4倍程度で落ち着きつつありますが、それでも高倍率と言えます。
特に人気が高い学校は、
|
・三鷹中等教育学校:4.81倍 ・桜修館中等教育学校・小石川中等教育学校:4.41倍 ・両国高等学校附属中学校:4.38倍 |
などが挙げられます。
人気校の特徴としては、6年間の一貫教育が受けられることや、国際教育・ICT教育などの特色あるカリキュラム、部活動や学校行事が活発であることなどが評価されています。大学への進学実績だけでなく、「中高生らしい充実した学校生活」と「確かな学び」の両立を求める生徒に支持されていると言えるでしょう。
④私立中学校との併願について
都立中高一貫校を志望しつつ、私立中学校も併願される生徒様は毎年多くいます。私立中学校を受験する理由には、
|
・都立中高一貫校受験の練習 |
私立中学校では、原則として2科または4科での受験が一般的であり、都立中高一貫校とは異なる試験対策が必要です。ただし、いずれにしても学習の基礎が身についていなければ対応できない点は共通しています。
中には、都立中高一貫校受験者をターゲットにした、「適性検査型・公立型・思考力型」などと呼ばれる入試を実施している学校も多くありますので、2月1日・2日は都立中高一貫校の受験前の最終演習も兼ねて、そういった入試を受験することもおすすめします。
また、2月4日以降も入試をしている私立中学もありますので、様々な事態を想定して受験校と併願スケジュールを立てられるとよいでしょう。
6. 【中学受験】都立中高一貫校に合格するための対策
都立中高一貫校に合格するためにはどのような対策が必要なのか、特に「塾選び」に焦点を当ててご紹介します。
①中学受験用の塾に通う人はどれくらいいるか
ライターの実感では、都立中高一貫校の受験生の約8割が、通信教育も含めて何らかの塾や教材を活用している印象があります。
とくに倍率の高い学校や都市部の学校を志望する受験生ほど、通塾率は高めです。模擬試験や季節講習なども含めると、ほとんどの都立中高一貫校受験生が通塾経験があると言えるでしょう。
②どんな中学受験塾に通うことが多いか
多くのご家庭では、中学受験に必要な基礎力(国語・算数・理科・社会)を身につけつつ、都立中高一貫校向けの対策もできる塾を選んでいます。
特に適性検査では、以下のような記述力や思考力を問う問題の配点が高いのが特徴です。
|
・作文 ・実験結果や資料をもとにした記述 ・正解に至るまでの考え方の説明 |
都立中高一貫校を志望する生徒様の中には、私立中学受験対策のための塾と都立中学受験対策のための塾、両方に通う生徒様もいます。
「小石川中等教育学校コース」など、各学校の適性検査に合わせてカリキュラムを組んでいる塾も少なくありません。同じ塾でも校舎によってターゲットにしている学校が異なる場合もあるため、塾を選ぶ際は、生徒様が志望する学校への合格率を目安にするとよいでしょう。
ただ、塾の授業だけでは対応が難しい部分もあります。特に記述問題や作文は、個別に丁寧な添削が受けられる家庭教師との併用が効果的です。中学受験に精通した家庭教師が、生徒様一人ひとりの志望校や課題に合わせて柔軟にサポートいたします。
ご相談だけでもOKです。まずはお気軽にお問い合わせください。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
③報告書対策も忘れずに!
都立中高一貫校では、小学校での「学習の記録(評定)」を点数化した「報告書」も合否に影響します。
報告書の評価対象となる学年は学校によって異なります。
|
・都立10校:小5と小6の2年間の成績 ・千代田区立九段中等教育学校:小4~小6の3年間の成績 |
また、報告書の配点比率は以下の通りです。
|
・桜修館中等教育学校・富士高等学校附属中学校・大泉高等学校附属中学校:総合得点の30% ・両国高等学校附属中学校・南多摩中等教育学校・三鷹中等教育学校・千代田区立九段中等教育学校:総合得点の20% |
このように、報告書の比重は決して小さくありません。適性検査対策と並行して、小学校での各教科の学習にも手を抜かず、バランスよく取り組むことが大切です。
7. 【中学受験】都立中高一貫校を目指す際の注意点
都立中高一貫校の受験はどの学校も高倍率で、模試で良い判定が出ていても油断はできません。ここでは、万が一不合格になってしまった場合にどのような進路が考えられるのか、特に私立中学への進学を検討している方に向けてお伝えします。
|
①不合格になった場合の進路について |
①不合格になった場合の進路について
都立中高一貫校の試験に残念ながら不合格だった場合、主に以下の2つの進路が考えられます。
|
・地元の公立中学校に進学する |
「高校受験で再チャレンジしたい」という生徒もいれば、「私立中学で学びたい」という生徒もいます。ご家庭の方針やお子さまの希望をもとに、事前に進路について話し合っておくことが大切です。
②私立中学への進学の検討について
都立中高一貫校を第一志望としながら、私立中学を併願するご家庭は多くあります。その理由は主に次の2つです。
|
・都立中高一貫校受験の「練習」として私立中学を受験する |
多くのご家庭では、これら両方の目的を意識して併願を検討しています。もし「地元の公立中には進学したくない」「都立が不合格なら私立へ行きたい」という場合は、偏差値や知名度だけでなく、「6年間を安心して過ごせるか」を基準に学校を選びましょう。
実際に学校を訪れ、校風や教育方針がご家庭の考えに合っているかを確認してから、受験校を決めるのがおすすめです。
③不合格でも、都立中高一貫校受験対策は無駄にならない!
たとえ不合格になったとしても、都立中高一貫校の受験対策は決して無駄ではありません。都立中受験では「報告書(内申)」が重視されるため、日頃の授業態度や提出物、基礎学力の定着が自然と身につきます。その結果、中学進学後も内申点を維持しやすく、高校・大学受験で強みを発揮する生徒が多くいます。
また、適性検査対策で培った思考力・判断力・表現力や、物事を関連付けて考える教科融合的な思考は、近年中学・高校で重要視されている探究型学習と親和性が高く、将来的に必ず活きてくるはずです。
8. 都立中高一貫校の中学受験対策を始めよう!
都立中高一貫校は、私立に比べて費用を抑えながら、6年間を通じた充実した学びが得られる点が魅力です。独自の教育方針や手厚いサポート体制により、毎年高い人気と倍率を誇っています。
入試では「適性検査」と「報告書」が重視されるため、私立とは異なる準備が必要です。思考力や表現力を鍛える学習を早めに始め、自分に合った対策を見つけましょう。
また、不合格時の進路として公立や私立との併願を検討しておくと安心です。志望校がまだ決まっていない場合は、学校説明会や見学から少しずつ準備を進めましょう。
「何から始めればいいかわからない」「家庭だけでは不安…」という方は、家庭教師による個別サポートもおすすめです。
まずはお気軽にご相談ください。
【参考文献】
・都立中高一貫教育校(中等教育学校及び併設型中高一貫教育校)とは
・令和7年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定に関する実施要綱・同細目について
・都立高等学校等における授業料免除制度について
中学受験の指導が可能な家庭教師
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
東大家庭教師友の会の4つの特徴
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
都立中高一貫校の受験対策なら東大家庭教師友の会
他の学校の入試傾向・受験対策


