1. プリバートとは?サピックス(SAPIX)準拠の個別指導塾
プリバート(PRIVATO)は、中学受験塾として圧倒的な合格実績を誇るサピックス(SAPIX)が運営する個別指導塾です。1998年に設立され、SAPIX YOZEMI GROUPの一員として、サピックスの授業を補完する役割を担っています。
まずは、プリバートの基本的な情報と特徴を整理していきましょう。
①プリバートの基本情報と教室一覧
▼プリバートの基本情報
| 正式名称 | プリバート(PRIVATO) |
| 運営 | 株式会社日本入試センター(SAPIX YOZEMI GROUP) |
| 設立 | 1998年 |
| 対象学年 | 小学1年生~高校3年生 |
| 指導形式 | 個別指導(講師1名:生徒様2名、または1対1) |
| 教室数 | 全18教室(東京・神奈川・埼玉・千葉) |
| 特徴 | SAPIX公式教材を使用できる唯一の個別指導塾 |
教室はサピックスの校舎に併設、または近隣に設置されているケースが多く、サピックスの行き帰りに立ち寄れる利便性も特徴の一つです。
▼プリバートの教室一覧
■東京都(11教室)
東京 / 吉祥寺 / 渋谷 / 自由が丘 / 成城 / 高田馬場 / 練馬 / 白金高輪 / 巣鴨 / 大井町 / VERTICEお茶の水
■神奈川県(3教室)
横浜 / 武蔵小杉 / たまプラーザ / 大船
■埼玉県(1教室)
南浦和
■千葉県(2教室)
松戸 / 西船
②プリバートの3つの特徴
(1)SAPIX公式教材を使える唯一の個別指導塾
プリバートは、SAPIX YOZEMI GROUPの一員として、サピックスの教材を公式に使用できる唯一の個別指導塾です。
一般の個別指導塾や家庭教師がサピックスの教材を扱う場合、生徒様が持参したテキストをもとに指導するしかありません。しかしプリバートでは、講師自身がサピックスの教材体系やカリキュラムの進度を熟知しているため、「今週の授業でどこまで進んだか」を把握した上で指導に入ることが可能です。
また、マンスリー確認テストやサピックスオープンの結果をもとに生徒様の学力を分析し、サピックスの集団授業と連動した学習計画を立てられる点も、準拠塾ならではの強みです。
(2)講師1名:生徒2名の個別指導が基本
プリバートの小学生向け指導は、講師1名に対して生徒様2名の「1対2」形式が基本です。講師が一方の生徒様を指導している間、もう一方の生徒様は演習に取り組むというサイクルで授業が進みます。
1対1の指導よりも授業料を抑えられるメリットがある一方、1コマ60分のうち実際に講師から直接指導を受けられる時間は限られる点には注意が必要です。
なお、中高生の指導は1対1のみの開講となっています。
(3)SAPIX非在籍生にも対応(コアマスター・ピグマ)
プリバートはサピックスに通う生徒様のフォローが中心ですが、サピックスに通っていない生徒様も受講が可能です。
サピックス非在籍の生徒様には、SAPIXメソッドに基づいて開発された教材「コアマスター」や「ピグマ」を用いた個別指導が提供されます。ただし、非在籍者向けのコースは1対1の指導のみとなるため、1対2よりも授業料が高くなる点にご留意ください。
③プリバートのコース内容
プリバートの小学生向けコースは、大きく3つに分かれます。
(1)SAPIX生フォローアップコース
サピックスに通う生徒様を対象としたメインコースです。サピックスの授業で扱った内容の復習や、家庭学習でつまずいた箇所の解消を中心に指導が行われます。
生徒様の9割以上がこのコースを受講しており、週ごとの授業内容に合わせたフォローが受けられます。指導形式は1対2または1対1から選択可能です。
(2)コアマスターコース
サピックスに通っていない小学生を対象に、SAPIXメソッドに基づいた教材「コアマスター」を使用して指導を行うコースです。「らせん型カリキュラム」により、重要単元を繰り返し学習できる設計になっています。
集団授業が苦手な生徒様や、習い事の都合でサピックスに通えない生徒様が利用するケースが多いです。指導形式は1対1のみです。
(3)ピグマサポートコース
低学年の生徒様を対象に、思考力や表現力の土台を育てることを目的としたコースです。SAPIXの通信教育「ピグマキッズくらぶ」の教材を活用し、将来の中学受験に向けた基礎力を養います。こちらも指導形式は1対1のみとなっています。
④プリバートの料金体系|学年別・指導形式別の費用一覧
プリバートの料金は、学年と指導形式(1対2/1対1)によって異なります。以下は小学生の授業料の目安です。
▼プリバートの授業料一覧(小学生・1コマ60分・税込)
| 学年 | 1対2(税込) | 1対1(税込) |
| 小学1~2年生 | ー | 5,500円 |
| 小学3年生 | ー | 5,500円 |
| 小学4年生 | 4,400円 | 6,600円 |
| 小学5年生 | 5,500円 | 7,700円 |
| 小学6年生 | 6,600円 | 9,350円 |
※料金は変更される場合があります。最新の情報はプリバート公式サイトをご確認ください。
上記はあくまで1コマあたりの料金です。週1回の受講でも月額にすると数万円の負担となり、サピックス本体の月謝と合わせるとかなりの金額になります。
たとえば、小6の生徒様が1対2で週1コマ受講した場合、月4コマで約26,400円(税込)。これにサピックス本体の月謝(小6で約6万円前後)を加えると、月額9万円近い費用がかかる計算です。
⑤完全1対1の「VERTICE」との違い
プリバートには、より手厚い指導を求める生徒様向けに「VERTICE(ヴェルティス)」という完全1対1の個別指導サービスも用意されています。
▼プリバートとVERTICEの比較
| プリバート | VERTICE | |
| 指導形式 | 1対2(小学生)/ 1対1 | 完全1対1のみ |
| 1コマの時間 | 60分 | 80分 |
| 教室 | 全18教室 | お茶の水のみ |
| 指導方針 | SAPIX授業の復習・フォロー中心 | 対話式・討論型の思考力養成 |
VERTICEはプリバートよりもさらに踏み込んだ指導を行い、80分の授業時間でじっくりと思考力を鍛えるスタイルです。ただし、教室がお茶の水の1か所のみのため、通塾できるご家庭様は限られます。また、料金もプリバートの1対1より高額です。
2. プリバートのメリット・デメリットを客観的に整理
プリバートはサピックス生のフォローに特化した個別指導塾ですが、すべてのご家庭様にとって最適とは限りません。ここでは、プリバートのメリットとデメリットを客観的に整理します。
①メリット:SAPIXとの一貫性・教材の安心感
(1)SAPIX授業と指導方針がブレない
プリバートの最大のメリットは、サピックスと指導方針が一貫している点です。
一般の個別指導塾や家庭教師を利用する場合、サピックスとは異なる解法やアプローチで教わることがあり、生徒様が混乱するリスクがあります。プリバートではサピックスの教え方に沿った指導が行われるため、「塾で教わったやり方と違う」という問題が起きにくいのは大きな安心材料です。
(2)校舎が近く通塾の負担が少ない
プリバートの教室はサピックスの校舎に併設、または近隣に設置されています。サピックスの授業前後にそのまま通えるため、保護者様の送迎の負担が増えにくいのもメリットです。
中学受験期は生徒様のスケジュールが過密になりがちですので、移動時間を最小限に抑えられるのは実用的なメリットと言えます。
(3)マンスリーテストや組分けテストの結果を踏まえた指導
プリバートでは、サピックスのマンスリー確認テストや組分けテストの結果をもとに、生徒様の弱点を分析した上で指導計画を立てることができます。テスト結果を踏まえた具体的な補強ポイントを講師と共有できるのは、サピックス準拠塾ならではの利点です。
②デメリット:柔軟性の低さと費用面の課題
(1)1対2指導では1人あたりの指導密度が限られる
プリバートの小学生向け指導は1対2が基本ですが、この形式では1コマ60分のうち、講師から直接指導を受けられる時間が限られます。さらに、毎回の授業後に「授業報告書」を作成する時間も含まれるため、実質的な指導時間はより短くなります。
また、1対2の組み合わせは学年・性別・成績帯が異なる生徒様同士になることもあり、もう一方の生徒様の状況によっては、十分な指導を受けられないケースもあるようです。
(2)講師の指名・変更が原則不可
プリバートでは、原則として講師の指名や変更ができません。希望を出すことは可能ですが、確約されるものではありません。
個別指導において講師との相性は成果を大きく左右する要素です。「教え方が合わない」「質問しにくい雰囲気がある」と感じても、柔軟に講師を変更しにくい点は注意が必要です。
(3)SAPIX教材以外の指導に対応しにくい
プリバートで扱えるのは、原則としてサピックスの教材のみです。過去問の指導は「事前に相談の上」で対応してもらえる場合がありますが、他塾の教材や市販の問題集を使った指導は基本的にできません。
たとえば、以下のようなケースではプリバートだけでは対応しきれない可能性があります。
▼プリバートで対応が難しいケース
■苦手単元の基礎に遡った復習
サピックスの教材は応用レベルが中心のため、基礎の定着が不十分な生徒様には難しい場合がある。
■他科目の教材について少し質問したい場合
受講していない科目の教材についての質問には、原則として対応できない。
■志望校の過去問を計画的に進めたい場合
過去問指導は「事前に相談」が前提となり、柔軟な対応は難しい。
(4)授業料の負担が大きい(学年別の目安あり)
プリバートの授業料は個別指導の中でも高めの水準です。特に小6の1対1コースは1コマ9,350円(税込)と高額で、サピックス本体の月謝と合算するとかなりの負担になります。
また、プリバートとサピックスを併用しても割引が適用されることはなく、春期講習・夏期講習などの季節講習を追加すると、さらに費用がかさむ点もあらかじめ把握しておくべきでしょう。
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3. プリバートの口コミ・評判|保護者様のリアルな声
プリバートの評判は、実際に利用された保護者様の間でも賛否が分かれています。ここでは、口コミサイトや保護者様の声をもとに、良い口コミと良くない口コミの両面をまとめます。
①良い口コミ:SAPIXのフォローとして心強い
▼プリバートの良い口コミ・評判の傾向
■サピックスの授業内容を補える安心感
「サピックスの教材は難しく、親では教えられないので助かっている」「授業でわからなかった部分を丁寧に教えてもらえる」といった声が多い。
■テスト前のメンタルサポート
「組分けテストの前に不安な部分を解消でき、本人の自信につながった」「メンタル面のサポートもしてくれた」という口コミもある。
■通塾の利便性
「サピックスの校舎のすぐ近くにあるので、行き帰りに寄れて便利」「自習室も使えるのでありがたい」との評価がある。
プリバートの良い口コミに共通しているのは、「サピックスの延長線上でフォローしてもらえる」という安心感です。サピックスの教材やテストに精通した講師がいるからこそ、保護者様が安心して任せられるという点が高く評価されています。
②良くない口コミ:料金・講師の質・柔軟性への不満
▼プリバートの良くない口コミ・評判の傾向
■料金に対する不満
「個人指導なので値段がとても高い」「サピックスと合わせるとかなりの金額になる」「講習の料金もさらに高い」という声が目立つ。
■講師の質に対する不安
「経歴がわからず、どんな講師が教えてくれているのか不透明」「学生講師が中心で、初見の問題をその場で教えるのが難しい講師もいる」との指摘がある。
■柔軟性の低さ
「サピックスの教材しか扱ってもらえない」「1対2だと質問できる時間が少なく、あっという間に終わる」「もう一方の生徒さんに左右されることがある」という声もある。
■講師の定着率
「教えてもらいたい講師がいたが退職してしまった」「講師の入れ替わりが多い印象がある」という口コミも見受けられる。
良くない口コミを総合すると、プリバートの料金に対して「1対2で実質的な指導時間が短い」「講師を選べない」という点に、費用対効果として疑問を感じている保護者様が一定数いることがわかります。
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4. プリバートが向いているご家庭様・向いていないご家庭様
プリバートのメリット・デメリットと口コミを踏まえ、プリバートと相性が良いご家庭様・そうでないご家庭様の特徴を整理します。
①プリバートと相性が良い生徒様・ご家庭様の特徴
(1)SAPIXの授業内容をおおむね理解できている生徒様
サピックスの授業をある程度は理解できているものの、「家庭学習で解き直すとわからなくなる」「特定の科目だけつまずきがある」といった部分的なフォローが必要な生徒様には、プリバートは効果的な選択肢です。
プリバートはサピックスの教材に沿った「復習・補強」が得意であるため、授業の基本的な内容は理解した上で、定着をさらに深めたい場合に最も力を発揮します。
(2)保護者様が多忙で家庭学習のフォローが難しいご家庭様
共働きのご家庭様など、保護者様が日々の家庭学習に十分な時間を割けない場合、サピックスの学習サイクルから生徒様が遅れてしまうリスクがあります。
プリバートであればサピックスの進度に合わせたフォローを講師が担ってくれるため、保護者様が毎日つきっきりで指導する必要がなくなる点はメリットです。
②プリバートが合わない可能性がある生徒様・ご家庭様の特徴
(1)SAPIX教材以外も含めた柔軟な指導を求めるご家庭様
「苦手単元は基礎に戻って丁寧にやり直したい」「志望校の過去問を計画的に進めたい」「他の教材も使って幅広く対策したい」——こうしたニーズがあるご家庭様の場合、SAPIX教材に限定されるプリバートでは対応が難しくなります。
柔軟な教材選択と指導計画を求めるのであれば、教材の制約がない家庭教師や他の個別指導塾も検討すべきでしょう。
(2)苦手の原因が基礎理解にある生徒様
「サピックスの授業そのものについていけない」「基本的な概念の理解が不十分」という状態の生徒様の場合、サピックスの教材を用いた復習だけでは解決できないケースがあります。
このような場合には、サピックスの教材とは別に基礎レベルの教材に立ち返り、理解の土台を作り直す指導が必要です。プリバートではこうした「教材外」の指導が原則として難しいため、根本的な基礎力の強化が必要な生徒様には、別の学習環境を検討された方が効果的です。
③プリバートで成績が伸び悩んだときに見直すべき3つの視点
プリバートに通っているのに思うような成果が出ない場合、以下の3つの視点で状況を見直すことをおすすめします。
▼成績が伸び悩んだときに確認すべき3つの視点
■視点1:つまずきの原因は「復習不足」か「理解不足」か
プリバートで習った内容をご家庭様で復習できていないだけなのか、そもそも基礎的な理解が不足しているのかで、対処法はまったく異なる。前者ならプリバートの活用方法を見直すことで改善できるが、後者の場合はプリバート以外の選択肢も視野に入れるべき。
■視点2:1対2の指導時間で十分な質問ができているか
生徒様が「質問したいことがあったけど時間が足りなかった」と感じていないか確認する。もし質問が消化しきれていないなら、1対1への変更や、別の個別指導・家庭教師の検討が必要。
■視点3:講師との相性は問題ないか
生徒様が講師に質問しづらいと感じていたり、説明がわかりにくいと思っている場合、いくら通っても効果は上がりにくい。プリバートでは講師変更が難しいため、改善が見込めないなら環境を変えることも選択肢の一つ。
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5. 学年別の判断ガイド|プリバートを始める・見直すタイミング
プリバートの利用を「いつ始めるか」「いつ見直すか」は、生徒様の学年や学習状況によって判断が異なります。ここでは、サピックスのカリキュラム進度と合わせて、学年別の判断ポイントをお伝えします。
①小3~小4:学習習慣の定着期に注目すべきサイン
小3~小4はサピックスのカリキュラムがまだ比較的穏やかな時期ですが、ここで学習習慣の土台を作れるかどうかが、その後の伸びに大きく影響します。
この時期に以下のようなサインが見られる場合は、早めにフォロー体制を検討すると良いでしょう。
▼小3~小4で注目すべきサイン
■家庭学習の習慣がなかなか定着しない
サピックスの宿題を自分から取り組む習慣ができていない場合、学年が上がるにつれて消化不良が蓄積する。
■マンスリーテストの点数にムラがある
得意な単元のときは高得点が取れるが、特定の分野(特に算数の文章題や国語の記述)で大きく落ち込むパターンが見られる。
■保護者様が教えようとすると衝突する
保護者様がご自宅で勉強を見る際に、親子間で感情的になってしまい、学習が進まないケースは少なくない。
こうした状況であれば、プリバートをペースメーカーとして活用する選択は有効です。ただし、この時期は家庭教師による1対1のサポートでも十分に効果が出やすい段階でもあるため、両方を比較検討することをおすすめします。
②小5:割合・比の単元が分岐点になる理由
小5はサピックスのカリキュラムにおいて、算数の「割合」「比」「速さ」など、中学受験の合否を分ける重要単元が本格的に登場する学年です。
ここでしっかり理解を固められるかどうかが、小6以降のクラス維持やクラスアップに直結します。
▼小5が分岐点になる理由
■「割合・比」はその後のすべての単元の基盤
小6の速さ・図形・場合の数などの応用問題は、「割合・比」の理解を前提としている。ここでつまずくと、小6で一気に成績が下がるリスクがある。
■プリバートの復習型フォローだけでは不十分になる可能性
「割合・比」の概念そのものが理解できていない場合、サピックスの教材をなぞるだけでは根本的な解決にならない。基礎に遡って概念を一から丁寧に教える指導が必要になるケースがある。
小5の段階でマンスリーテストの算数が急激に下がった場合、プリバートだけで対応するか、教材の制約がない家庭教師に切り替えるかを検討するタイミングです。
③小6:過去問対策期にプリバートだけで十分か?
小6の後半になると、サピックスではSS特訓(日曜日の志望校別特訓)が始まり、志望校の過去問を本格的に進める時期に入ります。
この時期にプリバートを継続する場合、以下の点を確認しておくことが重要です。
▼小6の過去問対策期に確認すべきポイント
■過去問の解説をプリバートで十分に対応してもらえるか
プリバートでは過去問の質問は「事前に相談」が必要。計画的に過去問演習を進めたい場合、対応に時間がかかる可能性がある。
■小6の1対2指導で足りるか
入試直前期は弱点を短時間で集中的に潰す必要がある。1対2の指導密度で十分な演習量と質問時間を確保できるか、改めて検討する価値がある。
■サピックスのSS特訓との時間的な両立
小6後半はサピックスの拘束時間が大幅に増える。プリバートの追加受講が生徒様の負担になりすぎないか、体力面・精神面の余裕も含めて判断する。
小6の過去問対策期は、志望校に特化した個別の指導がより重要になる時期です。サピックスの教材に限らず、志望校の出題傾向に合わせた柔軟な指導が求められるため、家庭教師との併用や切り替えを検討するご家庭様も少なくありません。
6. プリバートと家庭教師の違い|費用対効果を徹底比較
サピックスのフォローとしてプリバートと家庭教師のどちらを選ぶべきか——多くの保護者様が悩まれるポイントです。ここでは、両者の違いを5つの観点から比較します。
①指導形式の違い(1対2 vs 完全1対1)
プリバートの小学生向け指導は、講師1名対生徒様2名が基本です。一方、家庭教師は原則として完全1対1の指導となります。
▼指導形式の比較
| プリバート(1対2) | 家庭教師(1対1) | |
| 指導形式 | 講師1名:生徒様2名 | 教師1名:生徒様1名 |
| 1コマの時間 | 60分 | 60分~120分(選択可) |
| 生徒様への集中度 | もう一方の生徒様と交互に指導 | 全時間を1人に集中 |
| 質問のしやすさ | 自分の番を待つ必要がある | いつでも質問できる |
1対1の指導では、生徒様の表情や手が止まった瞬間を教師が見逃さず、理解度に応じて説明の仕方を即座に切り替えることが可能です。「わかったふりをしてしまう」タイプの生徒様ほど、1対1の指導環境で効果が出やすい傾向があります。
②1コマあたりの実質指導時間の違い
プリバートの1対2指導では、1コマ60分のうち、講師が一方の生徒様を教えている間、もう一方の生徒様は演習に取り組みます。さらに授業報告書の作成時間も含まれるため、講師から直接指導を受けられる時間は限られます。
一方、家庭教師の場合は60分~120分の授業時間のすべてを、1人の生徒様の指導に充てることができます。費用対効果を考える際は、「1コマの料金」だけでなく「講師・教師から直接指導を受けられる時間あたりの単価」で比較することが重要です。
③対応できる教材・指導範囲の違い
▼教材・指導範囲の比較
| プリバート | 家庭教師 | |
| SAPIX教材 | ◎ 公式教材として完全対応 | ○ 生徒様持参の教材で対応可 |
| 他塾・市販教材 | × 原則対応不可 | ◎ 自由に選択可能 |
| 過去問対策 | △ 事前相談が必要 | ◎ 志望校に応じて柔軟に対応 |
| 基礎からの学び直し | △ SAPIX教材の範囲内で対応 | ◎ 基礎教材に遡って対応可 |
プリバートはサピックスの教材に特化している点が最大の強みですが、それが同時に制約にもなります。「苦手科目は基礎に戻りたい」「志望校の過去問を計画的に進めたい」といったニーズには、教材の自由度が高い家庭教師の方が柔軟に対応できます。
④講師・教師の選択や変更の自由度
個別指導において、講師・教師と生徒様の相性は学習効果を大きく左右する要素です。
▼講師・教師の選択に関する比較
| プリバート | 東大家庭教師友の会 | |
| 指名 | 原則不可(希望は出せる) | 相性を重視してマッチング |
| 変更 | 原則不可 | 無料で変更可能 |
| 教師の経歴 | 公開されていない場合が多い | 出身校・受験経験を確認可能 |
東大家庭教師友の会では、生徒様の性格や学習スタイル、目標に合わせた教師のマッチングを行い、万が一相性が合わない場合は無料で教師を変更できます。サピックス出身の現役東大生や難関大生も多数在籍しており、サピックスの教材やテストの傾向を熟知した教師による指導を受けることが可能です。
⑤メンタルサポート・モチベーション面の違い
中学受験は生徒様にとって大きなプレッシャーがかかる経験です。特にサピックスはクラスの昇降が頻繁にあるため、成績に対するストレスを抱えやすい環境とも言えます。
プリバートでも講師が生徒様を励ましたり、テスト前のメンタルサポートを行うことはありますが、1対2の限られた時間の中では、学習面のフォローが優先されがちです。
家庭教師の場合は、1対1の環境で生徒様とじっくり向き合えるため、学習面だけでなく精神面のサポートも手厚く行えます。特に東大家庭教師友の会では、教師自身がサピックスや難関中学の受験を経験しているため、「自分も同じ壁にぶつかった」という実体験をもとに、生徒様の不安や悩みに寄り添うことができます。
「勉強を教えるだけでなく、憧れの先輩として生徒様を導いてほしい」という保護者様のニーズにも応えられるのは、難関大生が多数在籍する家庭教師ならではの特徴です。
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7. プリバートに関するよくある質問(FAQ)
Q1. プリバートの入室テストはありますか?難易度はどのくらい?
-
A:プリバートへの入室にあたっては、個別面談(学習相談)が行われます。
サピックスの入室テストのような学力試験とは異なり、生徒様の現在の学習状況や目標をヒアリングし、最適な指導プランを提案してもらう形です。面談の結果をもとに受講が決定されますが、一般的な学力テストのように「合否が出る」ものではありません。
Q2. プリバートだけ(SAPIX本体に通わず)で中学受験はできますか?
-
A:制度上は可能です。プリバートにはサピックス非在籍者向けの「コアマスターコース」があり、SAPIXメソッドに基づいた教材で学習を進められます。
ただし、プリバートはあくまで個別指導であり、サピックスの集団授業のようなカリキュラムや切磋琢磨の環境は提供されません。また、サピックスの模試やテストを受ける機会もないため、客観的な立ち位置の把握が難しくなります。プリバートのみで中学受験に臨む場合は、別途模試の受験や学習計画の管理を保護者様が担う必要がある点にご留意ください。
Q3. プリバートは満席で入れないことがありますか?時期や対策は?
-
A:あります。プリバートの教室は講師の数やブースの数に限りがあるため、特に人気のある曜日・時間帯はすぐに枠が埋まってしまいます。
小4~小5の新学年がスタートする2月前後や、夏期講習の申込時期は特に混雑する傾向があります。希望の曜日・時間帯で受講するためには、検討段階で早めに問い合わせておくことをおすすめします。
Q4. プリバートの春期講習・夏期講習だけの受講は可能ですか?
-
A:プリバートでは、春期講習・夏期講習・冬期講習などの季節講習を開講しています。
ただし、季節講習のみの受講が可能かどうかは教室の空き状況や方針によって異なる場合がありますので、詳しくは最寄りの教室に直接お問い合わせください。なお、講習の料金は通常授業とは別に申し込んだコマ数分が加算されます。
Q5. プリバートとSS-1や受験ドクターなど他の個別指導塾との違いは?
-
A:プリバートの最大の特徴は「SAPIX公式の準拠塾」である点です。サピックスの教材を公式に使用でき、カリキュラムとの連動性が高いのは他の個別指導塾にはない強みです。
一方、SS-1や受験ドクターは中学受験専門のプロ講師がマンツーマンで指導を行い、サピックスに限らず複数の塾に対応している点が特徴です。
また、家庭教師であればご自宅での指導が可能なため、通塾の負担がなく、教材の制約もありません。それぞれの特徴を踏まえ、生徒様の状況に合った選択をされることをおすすめします。
Q6. プリバートをやめるタイミングの目安はありますか?
-
A:明確な「やめどき」のルールはありませんが、以下のいずれかに当てはまる場合は見直しを検討してもよいでしょう。
①3か月以上通っても成績やテストの点数に改善が見られない場合
②生徒様が「行きたくない」と感じるようになった場合
③サピックスの教材以外のサポートが必要になった場合
いずれの場合も、プリバートそのものに問題があるとは限らず、指導形式や環境を変えることで改善するケースも多いです。
Q7. プリバートとオンライン家庭教師は併用できますか?
-
A:併用は可能です。
たとえば、サピックスの授業フォローはプリバートで行い、苦手科目の基礎固めや過去問の解説はオンライン家庭教師に依頼するという使い分けをしているご家庭様もあります。
東大家庭教師友の会ではオンライン指導にも対応しており、サピックスやプリバートのスケジュールに合わせて柔軟に指導時間を調整できます。通塾の負担を増やさずに追加のサポートを受けたい場合に、オンライン家庭教師は有効な選択肢です。
まとめ|プリバートの活用は目的と状況に合わせた判断を
プリバートは、サピックスの授業をフォローする個別指導塾として、多くのご家庭様にとって心強い選択肢です。サピックスの教材に精通した講師が、カリキュラムに沿ったサポートを行ってくれる安心感は、準拠塾ならではの強みと言えるでしょう。
一方で、1対2指導の指導密度、講師を選べない制約、教材の限定性、そして料金の高さといった課題も確認しておくべきポイントです。
▼プリバートを選ぶかどうかの判断ポイント
■プリバートが適しているケース
サピックスの授業をおおむね理解できているが、家庭学習の定着に不安がある生徒様。保護者様が多忙で、ペースメーカーとしての役割を外部に求めたいご家庭様。
■家庭教師を検討すべきケース
苦手の原因が基礎理解にあり、教材を遡った指導が必要な生徒様。講師との相性を重視したいご家庭様。サピックス教材以外のフォローも必要なご家庭様。
大切なのは、「プリバートか家庭教師か」という二択ではなく、生徒様の現在の学習状況と目標に合った環境を選ぶことです。
東大家庭教師友の会では、サピックス出身の現役東大生をはじめとする難関大生が多数在籍しており、サピックス生への指導経験が豊富な教師をご紹介しています。教師との相性が合わない場合は無料で変更可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
中学受験塾対策ができる家庭教師をご紹介
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
中学受験の合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
中学受験の合格体験記
東大家庭教師友の会の特徴
当会には、東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生が在籍しています。
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
中学受験対策、大学受験対策に選ばれる理由を動画で紹介
東大家庭教師友の会の料金
当会では、「入会金」「指導料」「交通費」「学習サポート費」以外のご料金は、一切ご請求しておりません。指導キャンセル料や教師交代費、解約金等は一切発生いたしませんので、ご安心ください。
ご入会時
体験授業料0円
ご入会金 22,000
体験授業は1ご家庭様につき1人のみ無料でご受講いただけます。2人以上受ける場合、1人につき2,420円(税込)の体験授業料が発生します。
月々のお支払い
交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
東大家庭教師友の会「7つの0円」
ご利用の流れ
STEP 1
STEP 2
STEP 3
STEP 4
中学受験に強い家庭教師をお探しなら
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