1.勉強しても成績が上がらない生徒様の特徴3選
「勉強しているのに、どうして成績が上がらないんだろう?」と悩んでいませんか? お子様が一生懸命机に向かっているにもかかわらず結果が出ないと、保護者様としてはその原因を探りたくなるものです 。実は、成績が伸び悩む理由は大きく分けていくつかのパターンに分類できます 。
この章では、生徒様の特徴を分析しながら、どのような問題が潜んでいるのかを具体的に解説します 。
①「勉強の仕方」に問題があるケース
「努力はしているのに結果が出ない」場合、その原因の多くは勉強の方法にあります 。 正しい勉強方法を身につけずに学習を進めてしまうと、どれだけ時間を費やしても成果が思うように出ないことがあります 。
ここでは、よく見られる勉強方法の問題点を詳しく解説します 。
(1)丸暗記に頼りすぎている
表面的な暗記だけでは応用力が問われたテストに対応できません 。 特に数学や英語のような科目では、基本的な概念やルールを正しく理解することが不可欠です 。
たとえば、数学の公式をただ暗記しているだけでは、数値が変わっているだけでも苦戦しますし、応用問題やひねりのある問題では何をすべきかを判断できません 。
同様に、英単語をただ記憶するだけでは、文法や文脈を伴った文章理解が難しくなります 。小学生までの学習内容は難易度的に易しく、暗記に頼るだけで通用してきましたが、中学以降の学習ではその1歩先を考えながら学ぶことが重要です 。
(2)復習が不足している
新しい内容にばかり集中し、以前学んだことを忘れてしまうと知識が定着しません。 学校の授業では、新しい単元が次々に進むため、過去に習った内容を復習する時間が取れない生徒様も多くいます 。これでは、基礎的な知識が土台として定着しないため、新しい内容を学ぶ際に理解が追いつかなくなることがあります 。
授業後や週末に復習の時間を設ける習慣が無ければ、既存知識として積み重ねていくべき基礎が不安定になっていきます。 勉強しているのに中々成果がでないならば、「自分の弱点を克服するために復習する」という機会が、学習時間の中でどれだけ占めているかを見直す必要があるかもしれません 。
(3)勉強時間が非効率
長時間机に向かうことだけが目的になってしまうケースも多々あります 。 集中力が続かない状態で勉強を続けても、効果は限られてしまいます 。 ダラダラと勉強していると、実際に理解や暗記に費わせた時間が少なくなってしまうのです 。この結果、努力をしているように見えても、思い描いたような学習効果が得られません 。
また、学習のために机に向かったけれども、何をすべきか考えているだけで相当な時間を浪費してしまっているということもあり得ます 。
①「自己評価の低さ」に問題があるケース
自信のなさが学習意欲や成果に悪影響を及ぼすことがあります。 勉強がうまくいかない時、生徒様自身の心の状態が影響している可能性も考えなくてはなりません 。自己評価が低いと、「どうせ頑張っても意味がない」と感じ、努力を続けるモチベーションを失うことがあるのです 。
(1)努力を認識できていない
生徒様が自分の頑張りに気づいていない場合、モチベーションが下がりやすいです 。
たとえば、「他の子よりもできていない」と感じるあまり、自分の努力や成長に気づけないケースがあります 。 このような生徒様は、自分を否定する思考が強くなり、「どうせ何をやってもダメだ」と諦めてしまう傾向があります 。
日々の努力が確かにそこにあるにも関わらず、それがテストの点数のように分かりやすく目に見えないがために、このような思考に至ってしまうのは非常にもったいないです 。
(2)失敗を過剰に捉えている
テストの結果に落ち込むあまり、前向きに改善できない生徒様もいます 。 失敗を「全てがダメだった」と捉えると、改善すべきポイントを見つけられません 。 この状態では、次のテストでも同じミスを繰り返してしまいがちです 。
テストの結果に対して、点数だけに焦点を当ててしまうと根本的な問題解決には繋がりません。 ですから、点数に対して一喜一憂しすぎている様子があるならば要注意です 。 かの有名なアインシュタイン氏は「失敗」ということに対してポジティブな名言をいくつか残しております 。 失敗に対する捉え方を一新できるとよいですね 。
③「環境」に問題があるケース
学習環境が整っていない場合、生徒様の集中力や成果に影響が出ます。 どれだけ生徒様が努力しても、学習環境が適切でなければ十分な効果を得られない場合があります 。環境が与える影響を見直し、生徒様が集中して勉強に取り組める環境作りを目指しましょう 。
(1)学習環境が不適切
騒がしい場所や誘惑の多い環境では、集中することが難しいです。
たとえば、テレビの音や家族の話し声が響くリビングで勉強していると、意識が散漫になりがちです 。また、スマートフォンやゲーム機が視界に入ると、つい触ってしまい学習の妨げになります 。
このようなノイズがあっては学習時間をどれだけ取っていても、質という観点ではベストなものにはなりません 。特に昨今ではスマートフォンに頭を抱える保護者様も多いのではないでしょうか 。
(2)家庭内のプレッシャー
保護者様の期待がお子様にとって重荷になる場合があります。 「もっと頑張らなきゃ」という言葉が、お子様には「今の自分は十分でない」と受け取られることがあります 。このようなプレッシャーは、逆に勉強への意欲を低下させる原因となりかねません。
結果が見えてこないと疑心暗鬼になって「本当に頑張っているのかな?」「勉強しているフリをしているだけなのでは?」と不安になってしまう保護者様のお気持ちは理解できます 。しかし、お子様へのプレッシャーはやる気を削いでしまったり、反発を生んでしまったりするケースがほとんどなのです 。
2.徹底解説!成績を上げるために効果的な勉強法
「どのように勉強すれば成績が上がるのか知りたい」と感じていませんか? 生徒様によって、成績が伸び悩む理由は異なります 。
そこで、この記事では特に多くの生徒様に共通するパターンに基づき、タイプ別に効果的な勉強法をご紹介します 。これを参考にしていただければ、保護者様がお子様の状況に合った適切なサポートをするヒントが得られるはずです 。
①暗記オンリーは卒業!根本の理解を重視した学習
暗記だけに頼らない勉強を目指すことが重要です。 学習の基盤は「理解」にあります 。ただ覚えるだけではなく、内容をしっかりと理解することで、応用力が高まり、テストでも実力を発揮しやすくなります 。
(1)インプットとアウトプットのバランス
学んだ内容を定着させるためには、覚えるだけで終わらせず、それを活用する場を設けることが大切です 。
たとえば、授業ノートを見返したあとに、それを自分の言葉で要約する練習をしたり、関連する問題を解いてアウトプットの機会を増やしましょう 。
実践例として、英単語を覚える際は単に書き写すだけでなく、例文を作成して声に出す方法を試してください 。
たとえば、「important」という単語なら、「It was important to me.」と例文を作り、単語の意味や使い方を実感しながら記憶に定着させることができます 。
(2)具体例を活用して理解を深める
英語では文法ルールを覚えるだけでなく、例文を声に出して確認しながら使用例を体感することが重要です。数学では公式をただ暗記するのではなく、実際に問題を解きながら「なぜこの公式が必要なのか」を考えることで、理解が深まります。
たとえば、数学の1次方程式「y = ax + b」を理解するために、実際のグラフを描いてみたり、異なるaやbの値でグラフがどう変化するかを観察することで、公式の意味を実感できます 。
(3)友人や家族と対話・議論をする
「この解き方の意味は?」「別の場面ではどう応用できるか?」と問いかけたり説明したりすることで、より深い理解が促されます 。問いかけることは、「分かっていないこと」が何なのかが明確になります 。説明することは、より深い理解が必要となり、必然的に知識が整理されるのです 。
②ゴールを見据える!計画的な勉強の促進
計画性を持たせることで、効率的な学習を実現できます。 生徒様はつい無計画に勉強を進めてしまいがちです 。しかし、無計画な状態ではせっかくの努力も効果が薄れてしまいます 。目標を立て、それに向かって進む道筋を明確にすることで、達成感を得ながら学習を続けられるようにしましょう 。
(1)短期目標と長期目標を設定する
学習のモチベーションを維持するためには、小さな目標をこまめに設定することが効果的です 。
たとえば、1週間単位で「英単語を50個覚える」「数学の公式3つを完全に理解する」など、具体的なゴールを設定しましょう 。
また、次のテストで目指す点数や克服したい弱点を明確にしておくと、全体の学習計画が立てやすくなります 。 さらに細分化した例として、目標を「5日間で歴史の年代を30個暗記する」と設定し、1日6個ずつ覚えるようスケジュールを分割すると、負担が減り効率的です 。
このようなボリュームであれば、生徒様も「継続して頑張れそう」という実現可能性を強く抱くことができます 。
(2)タイムマネジメントを取り入れる
集中力を維持しながら勉強するために、ポモドーロ・テクニックのような方法を取り入れてみましょう。 この方法では、25分間集中して学習し、その後5分間の休憩を挟むことで、効率的に学習を進めることができます 。長時間にわたって学習に取り組んでも、本当に集中できている時間はどの程度でしょうか 。
思い切って短時間で区切り、集中力を最大に保ちましょう 。タイマーを使って「25分間の集中時間」を測り、休憩時間には軽いストレッチや水分補給を行うことで、リフレッシュ効果が得られます 。「集中する」という感覚を養えば、タイマーが鳴っても「まだもう少しだけ勉強したい」と思うほどに充実した学習になるかもしれません 。
(3)進捗を可視化する
学習計画の達成状況をチェックリストやカレンダーで記録することで、自分がどれだけ進んだのかを確認できます 。これにより、達成感が得られ、次の目標に向かう意欲が高まります 。
たとえば山登りをしていて、例え中腹であっても時折見られる広大な景色は「こんなに登ってきたんだ」と感じさせると思います 。それと同様で、テストの点数以外に「自分はこれだけ頑張ってきた」と見られるものがあるとモチベーションを高く保てます 。何より、「もう少し増やせそうだ」「こちらの教科にもう少し時間をかけよう」というような、自分がこれからどのように学習を進めていくべきかの軌道修正の根拠にもなるのです 。
カレンダーに達成項目をシールやスタンプで記録することで、日常的かつ視覚的に成果が見えるように工夫することも効果的です 。
③失敗から学ぶ!自己評価を高める学習法
自信を持つために成功体験を積み重ねましょう。 学習の成果を実感し、自信を持つことが、さらなる成績向上の原動力となります 。
(1)簡単な問題から取り組み、成功体験を得る
初めは易しい問題から始めることで、「解けた!」という達成感を味わわせることが重要です。 この成功体験が自信を生み、次のステップに進むモチベーションを高めます 。 たとえば算数の問題を演習していく際に、最初は教科書に掲載されている例題を解き、その後徐々に応用問題に挑戦するステップを踏むと良いでしょう 。
(2)間違えた問題のフィードバックを活用
間違えた問題を分析し、「なぜ間違えたのか」「次はどう解くべきか」を具体的に考える習慣をつけましょう。 このプロセスを通じて、弱点を克服し、確実に成績を上げる力を身につけることができます 。
問題の正誤のチェックで終わってしまい、誤っていたポイントをそのままにしてしまっているケースは多々あります 。「間違えたら解き直し」とはよく言われるものの、それを追求できている生徒様はそう多くありません 。裏を返けば、ここが差をつけるポイントにもなるのです 。
(3)努力を振り返り、評価する
毎日の学習後に「今日はどこがうまくいったのか」を振り返る時間を作りましょう。 この小さな振り返りが、自己肯定感の向上につながります 。学習日記をつけるなどして、「今日の達成」と「次の目標」を書く習慣を取り入れてみてください 。
これにより、努力を具体的に可視化できるとともに、「自分は何を達成したのか」という認知が促進されて、だんだんと次に何をすべきかが自然と分かるようになります。
3. お子様と二人三脚で!保護者様にできるサポート
お子様の様子を見ていて、「どうすれば子どもの勉強をより良くサポートできるのだろう」という悩みが尽きませんね 。保護者様の適切なサポートによって、お子様の勉強への取り組み方や成績に大きな変化が生まります 。
このセクションでは、保護者様が具体的にどのように接するべきか、また学習環境をどのように整えるべきかについて解説します 。ちょっとした工夫でお子様のやる気を引き出し、学習効率を高めるきっかけを作れるはずです 。
①とにかく前向きに!ポジティブな声かけを意識
(1)努力を評価する
お子様の努力を認め、前向きな気持ちを育む声かけが非常に大切です。 特に、結果に焦点を当てすぎず、過程を評価することが、長期的な学習意欲を維持するポイントです 。お子様が勉強に取り組む姿勢や努力を認めることが重要です。
たとえば、学校のテストで期待した点数に届かなかったとしても、「今回のテスト、すごく集中して勉強してたね」と声をかけることで、自分の努力が無駄ではないと感じることができます。
ここで、私が過去に担当させていただいた中学の生徒様の事例を紹介させていただきます 。成績が伸び悩んでいたこの生徒様は、保護者様から「最近授業を頑張っているね」「課題で解き直しまできちんとやっているね」などと言われるたびに少しずつ自信を持つようになったそうです 。 その後、私や保護者様のアドバイスを積極的に受け入れるようになった結果、みるみる成績が向上して学年最下位層の成績から中・上位層の成績へと躍進していきました 。
(2)具体的なフィードバックを与える
単に「頑張れ」と言うのではなく、改善に向けた具体的なアドバイスを添えることが効果的です 。 「次はこの問題を重点的に復習しよう」とか「今回間違えた部分を一緒に考えてみよう」と声をかけることで、お子様は自分の弱点に気づき、改善する意欲を持つことができます 。
ベネッセ総合教育研究所の「第3回:学習記録を基にしたフィードバックで、生徒の自立的な学習を支援する」によると、適切なフィードバックを受けた生徒様は具体的な学習行動の改善につながりやすくなります。 まだまだ自分1人では完璧な行動改善は難しい年齢です 。 口の出し過ぎは禁物ですが、ほどよくフィードバックをしてお子様に良い気づきを与えられるようにしましょう 。
②学習における大きな外的要素!学習環境の整備
集中できる学習環境を整えることは、勉強効率を上げるための基本です。 環境づくりが勉強の成果に直結する場合も多いため、注意深く整えていきましょう 。
(1)静かで快適なスペースを作る
生徒様が安心して集中できる環境を整えるために、まず勉強スペースの静けさに配慮する必要があります。 テレビや家族の話し声が届かない部屋に勉強机を設置し、照明も適切な明るさを保つよう心がけましょう 。リビングの隅に小さな勉強コーナーを作り、周囲にものを置かないようにするだけでも、生徒様の集中が途切れてしまう機会は少なくなります 。こうした環境整備によって、勉強への集中力の向上が期待できます 。
(2)誘惑を減らす
スマホやゲーム機など、集中を妨げる要因を排除することも重要です。 勉強中はこれらのデバイスを視界から遠ざけるルールを決めるなどして保護者様が適切に管理し、生徒様が使用時間を守れるようサポートすることも大切です 。
生徒様は「分からないことを調べるため」と言って、スマホを片手に学習することもあるかもしれません 。しかし、「調べるために使用した後、通知が気になってSNSを少し確認する」という導線が集中を阻害してしまいます 。
スマホはそれ1つで簡潔するからこそ便利ですが、裏を返けば誘惑に流されやすいのです 。「本当にスマホがなくてはならいのか」ということを生徒様自身がしっかり考えつつ、保護者様と一緒に適切なルールを考えることで、 生徒様も納得感を持ちながら持続的にルールを運用できます 。
③お子様との信頼関係の構築
信頼関係がお子様の安心感とやる気を引き出す重要な鍵となります。 親子間のコミュニケーションを密にし、お子様にとって「親は味方である」と感じられるような接し方を心がけましょう 。
(1)日常的に話を聞く姿勢を持つ
勉強に関することだけでなく、学校での出来事や趣味など、日常生活について気軽に話せる環境を作ることが大切です。 親に話を聞いてもらうことで、「自分は大切にされている」と感じ、安心感を得られます 。
具体例として、毎日夕食後に親子で15分だけ会話する時間を設ける習慣を始めてみてはいかがでしょうか 。お子様が徐々に勉強に対する不安を打ち明けられるようになり、 やがては後述のような「家庭での学習計画を一緒に立てる」ということもスムーズにできるようになっていきます 。
(2)一緒に計画を立てる
勉強のスケジュールを生徒様と話し合いながら作成することで、自主性を促すとともに、計画に対する責任感を育むことができます。 「次のテストでどの教科を優先する?」といった質問を通して、お子様が主体的に考える機会を与えましょう 。
自分で設定した目標に取り組む生徒様は、保護者様が一方的に指示した場合に比べて達成感を得やすく、勉強への意欲が高まります 。
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お子様が一生懸命勉強しても成績が伸びないとき、保護者様が悩むのは当然のことです 。しかし、「成績が伸びない理由を理解し、正しいサポートをすること」で状況は必ず改善します。 成績が伸びない原因には、学習方法の誤りや理解不足、モチベーションの低下などが考えられます 。
まずはお子様の努力を認め、「頑張っているね」と声をかけることが大切です 。 自信を持たせることで、学ぶ意欲を引き出せます 。 また、集中できる環境を整え、スマホやゲームのルールを一緒に決めるなどのサポートも効果的です 。 保護者様の温かい関わりが「安心感」と「やる気」の土台を作ります 。 成績向上は長期的なプロセスです 。 焦らず、お子様を信じ、寄り添いながらサポートを続けることで、努力の先に希望が見えてくるはずです 。
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