1. 中学生の定期テスト勉強法で点数が伸びない3つの原因
勉強時間を増やしても点数が変わらないとき、足りないのは時間ではなく「やり方」であることが多くあります。当会の指導では、伸び悩みの多くが次の3つのどれかに当てはまります。
▼重要ポイント|点数が伸びないときに多い3つの原因
■原因1:答え合わせで終わっている
丸つけはしているものの、間違えた問題をそのままにしているため、同じ問題が出ても解けません。
■原因2:読むだけの暗記になっている
眺めているうちは覚えた気になりますが、何も見ずに書き出す場面で手が止まってしまいます。
■原因3:時間を計らずに練習している
1問にじっくり取り組む練習だけでは、本番で最後の問題までたどり着けないことがあります。
まずは自分がどれに当てはまるのかを確かめることが、定期テスト勉強法を見直す出発点になります。以下で、原因ごとの中身と対策を見ていきましょう。
①答え合わせで終わり、解き方の理由まで理解していない
学校のワーク(学校で配られる問題集)を1周して丸つけをし、間違えた問題に赤で正しい答えを書き写して終わりにしていないでしょうか。この進め方では、その問題は「やった問題」にはなりますが「解ける問題」にはなりません。
テストで問われるのは答えそのものではなく、答えにたどり着く手順です。解き直しまで終えて、はじめて1問が自分のものになります。
■よくある進め方
ワークを解く → 丸つけ → 赤で答えを写す → 次のページへ進む
■見直したい進め方
ワークを解く → 丸つけ → 解説を読む → 何も見ずにもう一度解く → 解けたら次へ、解けなければ印をつけて後日もう一度
対策:「人に説明できるか」で理解度を確かめる
解き直しができたら、その問題を声に出して説明してみましょう。「ここで公式を使って、次にこの数を代入して……」と手順を言葉にできれば、理解できている証拠です。途中で詰まった箇所が、まだあいまいなところになります。
②教科書やノートを読むだけで、覚えたか確かめていない
暗記が必要な教科でつまずきやすいのが、教科書やノートを眺めるだけで終わってしまう進め方です。読んでいる最中は内容が目に入っているため、覚えた感覚になりますが、テストでは自分で書き出すことが求められます。
▼覚えたかどうかを確かめる3つの段階
| 段階 | やり方 | この段階での状態 |
| 第1段階 | 教科書やノートを読む | 見れば分かるが、書き出せるとは限らない |
| 第2段階 | 用語を隠して、口に出して答える | 思い出せるが、漢字や表記はあいまい |
| 第3段階 | 何も見ずに紙に書き出す | テストと同じ形で答えられる |
対策:第3段階まで進めてから次の範囲へ
暗記は第1段階で止まりやすいため、範囲を区切って書き出す時間を取りましょう。5分で構いませんので、ノートの端に白紙を用意し、用語や語句を書き出してから答え合わせをします。書けなかったものだけに印をつけておくと、直前期の見直しがそのまま短時間で終わります。
③時間を計らずに練習し、本番で時間が足りなくなる
家では解けた問題なのに、テストになると手が止まってしまうことがあります。この差は、練習のときに時間を意識していないことから生まれます。分からない問題にじっくり取り組める家庭学習と、決められた時間内に1枚を解き切る本番とでは、求められる進め方が違うためです。
■時間が足りなくなる生徒様に多い様子
前半の問題に時間をかけすぎる/分からない問題で止まったまま次に進めない/見直しの時間が残らない
■練習で入れておきたい工夫
ワークの1ページごとに制限時間を決める/解けない問題は印をつけて飛ばし、最後に戻る/最後の5分は見直しにあてる練習をする
対策:テスト1週間前からは時間を計って解く
1週間前からの解き直しでは、キッチンタイマーやスマートフォンのタイマーを使って時間を計りましょう。目安は、ワーク見開き1ページで10分程度です。時間内に終わらなかった場合は、どの問題で止まったのかを記録しておくと、当日の時間配分を決めやすくなります。
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2. 2週間前からテスト後までの中学生の定期テスト勉強法
原因が分かったら、次は実行する順番を決めます。定期テストの勉強は、範囲を一通り解く時期、間違いを埋める時期、仕上げる時期に分けると進めやすくなります。
▼2週間の学習内容と終わらせたい目安
| 時期 | 中心にすること | この時期の終わりの状態 |
| 2週間前 | 範囲の確認と計画づくり | 教科ごとにやることと締切が決まっている |
| 13日前〜8日前 (テスト2週目) |
学校のワーク1周目 | 範囲を一通り解き、解けない問題が見えている |
| 7日前〜4日前 (テスト1週目) |
間違えた問題の解き直し | 印をつけた問題が解けるようになっている |
| 3日前〜前日 | 暗記の確認と総復習 | 用語を書き出せ、時間内に解き切れる |
| テスト後 | 答案の見直し | 失点の理由が分かり、次の目標が決まっている |
①【2週間前】範囲表を見て目標点と教科の優先順位を決める
多くの学校では、テストの2週間前を目安に範囲表(出題される単元やページが書かれたプリント)が配られます。期末テストや中高一貫校のテストのように範囲が広い場合は、3週間前から動き出すと余裕が生まれます。
範囲表を受け取ったら、まず教科ごとの提出物と出題範囲を書き出します。ワークのページ数まで把握しておくと、1日あたりの分量を割り出せます。
■手順1:教科ごとの目標点を決める
前回の点数に10点前後を足した数字が、現実的な目標になります。全教科を一度に上げようとせず、上げたい教科を2つまでに絞りましょう。
■手順2:優先順位をつける
積み重ねが必要な数学・英語を早い時期に、暗記が中心の理科・社会・副教科を後半に置くと、時間配分が安定します。
■手順3:1日あたりの分量に割る
ワークのページ数を日数で割り、1日分として書き出します。予備日を2日つくっておくと、予定が崩れても立て直せます。
②【13日前〜8日前】ワーク1周目で範囲を一通り解く
1周目は、範囲のすべての問題を一度ずつ解く段階です。この時期の目的は正解することではなく、解ける問題と解けない問題を切り分けることにあります。分からない問題で長く止まらず、印をつけて次に進みます。
■印のつけ方を3種類に分ける
「○=自力で解けた」「△=迷ったが正解した」「×=解けなかった」の3つに分けます。2周目で取り組むのは△と×だけです。
■答えを書き込まず、別のノートに解く
ワークに直接書き込むと2周目ができなくなります。ノートに解けば、同じ問題を何度でも使えます。
■提出物はこの時期に終わらせる
ワークの提出が求められる場合、1周目を提出用にあてると、直前に慌てずに済みます。
③【7日前〜4日前】間違えた問題だけを集めて解き直す
1週間前からは、印をつけた△と×の問題に絞ります。すべてをもう一度解き直す時間はありませんので、解けなかった問題に時間を使うほうが点数に結びつきます。
解き直すときは、間違えた理由によって対応を変えると効率的です。
▼間違いの種類と、その場でやること
| 間違いの種類 | 見分け方 | やること |
| 知識不足 | 用語や公式そのものを覚えていない | 教科書に戻って覚え直し、書き出して確認する |
| 理解不足 | 解説を読めば分かるが、自力では手が動かない | 解き方の手順を書き出し、類題をもう1問解く |
| ケアレスミス | 解き方は合っているが答えが違う | どこで間違えたかを1行で記録する |
| 読み違い | 問われていることを取り違えている | 設問に線を引いて読む練習をする |
④【3日前〜前日】新しい問題に広げず総復習に絞る
直前期に新しい問題集や参考書に手を広げると、解けない問題が増えて不安が大きくなります。3日前からは、これまで取り組んだ範囲を仕上げることに絞りましょう。
■3日前・2日前
×の印がまだ残っている問題を解き直します。あわせて、暗記事項を何も見ずに書き出す時間を教科ごとに10分ずつ取ります。
■前日
翌日に受ける教科だけに絞ります。ワークの例題と、書けなかった用語の見直しが中心です。
■前日の夜
夜遅くまで詰め込むと、翌日の集中力が落ちてしまいます。いつもと同じ時間に休み、当日の朝に短く見直すほうが力を出しやすくなります。
⑤【テスト後】答案を見直して次の目標点を決める
返ってきた答案をしまい込んでしまうと、同じ失点を次も繰り返しやすくなります。テストが終わって1週間以内に、失点した問題を見直しましょう。
見直しのときは、前の見出しで紹介した4つの分類をそのまま使います。知識不足が多い教科は覚える時間を増やす、ケアレスミスが多い教科は見直しの手順を決めるというように、次回の計画に反映できます。
■失点を数えて記録する
教科ごとに「知識不足で何点、理解不足で何点、ケアレスミスで何点」と数えます。数字にすると、次に取り組むところがはっきりします。
■次回の目標点を決める
取り戻せそうな失点を足した数字が、次回の目標点になります。そのまま次の計画づくりに使えます。
▼保護者様へ
■計画づくりで手伝えること
計画の中身を決めるのは生徒様ご自身ですが、範囲表を一緒に見る時間を取るだけでも、やることの量を把握しやすくなります。
■声をかけるタイミング
範囲表が配られた日と、テスト1週間前の2回で十分です。毎日の進み具合を尋ねると、かえって負担になることがあります。
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3. 中学生の数学の定期テスト勉強法
数学は、範囲が狭いぶん1問あたりの配点が大きく、解き方が身についているかどうかがそのまま点数に表れます。暗記だけでは対応しづらいため、早い時期から手を動かす時間を確保しましょう。
▼数学で失点しやすい問題と対策の方向
| 失点しやすい問題 | つまずきの中身 | 対策の方向 |
| 計算問題 | 符号や約分の処理を落とす | ミスの種類を記録して減らす |
| 基本問題 | 解き方の手順があいまい | 教科書の例題で手順を固める |
| 文章題 | 式を立てるところで止まる | 図や表に整理してから式にする |
| 図形の証明 | 方針は合っているが書き方で減点される | 答案の形を覚えて書く練習をする |
①教科書の例題で解き方の手順を覚えてからワークを解く
定期テストの数学は、教科書の例題と同じ考え方で解ける問題が中心になります。いきなりワークに取りかかるよりも、例題で手順を確かめてから解き始めるほうが、つまずく回数が減ります。
■手順1:解答を見ずに例題を解く
まず自分で解いてみます。解けなければ解答を読み、どこで手が止まったのかを確かめます。
■手順2:手順を言葉で書き出す
「①両辺に同じ数をかける ②かっこを外す ③移項する」のように、ノートの余白に手順だけを書きます。
■手順3:ワークの同じ単元を解く
書き出した手順を見ながら解き、慣れてきたら手順を見ずに解きます。
②計算ミスは種類ごとに記録して減らす
「ケアレスミスだから大丈夫」と流してしまうと、同じ失点を次のテストでも繰り返しやすくなります。計算ミスは、種類ごとに記録することで減らしやすくなります。
ノートの最後の見開きを「ミス記録」のページにして、間違えた計算を1行ずつ書き足していきましょう。テスト前にこのページを読み返すだけで、自分が落としやすい場所を思い出せます。
▼記録しておきたい計算ミスの種類
| ミスの種類 | 起こりやすい場面 | 防ぎ方 |
| 符号のミス | 移項やかっこを外すとき | 符号が変わる行に印をつけて確認する |
| 写し間違い | 問題文から式を書き写すとき | 式を書いた直後に問題文と見比べる |
| 途中式の省略 | 暗算で進めたとき | 2段階以上の計算は式を書く |
| 答え方のミス | 単位や解の個数が問われたとき | 答えを書いたあと設問を読み直す |
③文章題と図形の証明は答案の書き方まで練習する
文章題と証明問題は、考え方が合っていても書き方によって部分点が変わります。答えだけをノートに書く練習では、本番で書き切れないことがあります。
■文章題は「何をxとするか」から書く
数量の関係を図や表に整理してから式を立てます。答案には、何をxとしたのかを最初に書きます。
■証明は使う条件を先に決める
「どの三角形とどの三角形が合同か」「使う条件は3つのうちどれか」を決めてから書き始めると、途中で行き詰まりにくくなります。
■模範解答を書き写して形を覚える
解けなかった証明は、模範解答をそのまま書き写します。書き出しと結びの言い回しが身につきます。
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4. 中学生の英語の定期テスト勉強法
英語の定期テストは、教科書で扱った本文と文法が出題の中心です。範囲がはっきりしているぶん、準備の仕方で点数が変わりやすい教科といえます。
▼英語の出題と、準備しておきたいこと
| 出題の種類 | 問われること | 準備しておきたいこと |
| 単語・熟語 | つづりと意味 | 日本語を見て英語を書けるようにする |
| 本文の読解 | 内容の理解と和訳 | 本文を訳せる状態にしておく |
| 文法 | 語順と形の使い分け | 例文ごと覚えて書けるようにする |
| リスニング | 音を聞き取る力 | 教科書の音声を繰り返し聞く |
①英単語は日本語を見て英語で書けるようにする
単語練習でよくあるのが、英語を見て日本語の意味を答える方向だけで終わってしまう進め方です。テストで求められるのは日本語から英語を書く方向ですので、逆向きの練習を入れておく必要があります。
■手順1:範囲の単語を10個ずつに区切る
一度に多くを覚えようとせず、10個ずつ進めます。
■手順2:日本語だけを見て英語を書く
ノートに日本語を並べて書き、右側に英語を書いていきます。
■手順3:書けなかった単語に印をつける
次の日は、印をつけた単語だけをもう一度書きます。3日続けて書ければ、定着してきた目安になります。
②教科書本文と文法は例文ごと覚える
文法を「規則」として覚えようとすると、テストで使い分けに迷いがちです。教科書本文の中から、その文法が使われている文を1つ選んで丸ごと覚えると、語順ごと身につきます。
■本文を音読して和訳を確かめる
1文ずつ音読し、日本語で言い換えます。訳せない文には印をつけ、教科書ガイドやノートで確認します。
■文法ごとに代表の1文を決める
その単元で新しく出てきた文法について、本文から1文を選んで書けるようにします。
■日本語から英文を書き出す
覚えた文の日本語訳を見て、英文を書き出します。並べ替えや英作文の問題にそのまま対応できます。
③リスニングと初見の長文は教科書の音声と類題で備える
リスニングや、教科書に載っていない文章が出題される学校もあります。範囲表に記載がある場合は、次のような準備を加えておきましょう。
■リスニングは教科書の音声を使う
教科書のQRコードやデジタル教材から聞ける音声を、本文を見ずに聞いて内容をつかむ練習をします。慣れてきたら、聞こえた文を書き取ってみましょう。
■初見の長文は範囲内の単語で対応できる
定期テストで出される初見の文章は、習った文法と単語の範囲で読めるように作られていることがほとんどです。範囲の単語を固めておくことが、そのまま対策になります。
■設問を先に読んでから本文を読む
何が問われているかを先に確かめると、読む速さが上がります。
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5. 中学生の国語の定期テスト勉強法
国語は対策しにくいと思われがちですが、定期テストに限れば出題範囲がはっきりしています。授業で扱った文章とワークの問題が中心になるため、準備した分だけ点数に表れます。
▼重要ポイント|国語の定期テストで点数になりやすい3つの領域
■漢字・語句・文法
覚えた分がそのまま得点になります。配点も小さくないため、最初に固めておきたい領域です。
■授業で扱った文章
先生が授業で説明した内容が問われます。ノートの内容がそのまま答えにつながります。
■初見の文章
学校によって出題の有無が分かれます。範囲表や先生の説明で確かめておきましょう。
①漢字と文法は学校のワークと配布プリントから覚える
漢字や文法は、市販の教材よりも学校のワークと配布プリントを優先しましょう。出題される語句は、授業で扱ったものから選ばれることがほとんどです。
■漢字は読みと書きを分けて確認する
読めるけれど書けない漢字が残りやすいため、書く練習を別に取ります。
■意味もあわせて覚える
語句の意味を問う設問が出る場合があります。ワークの注釈に目を通しておきましょう。
■文法は用語と例をセットにする
品詞や活用は、名前だけを覚えても使えません。教科書の例文で、どの語がどれにあたるかを確かめます。
②授業で扱った文章は記述の答え方までノートで再現する
授業で扱った文章は、先生が説明した読み取り方がそのまま出題されます。ノートを見返し、どの部分にどんな説明が加えられていたかを確かめましょう。
記述問題も、授業で扱った文章から出されることが多くあります。答えの根拠は本文の中にありますので、書き方の形を決めておくと得点しやすくなります。
■ノートの説明を自分の言葉で言い直す
「この場面で主人公の気持ちが変わったのはなぜか」といった問いを自分で立て、ノートを見ずに答えてみます。
■記述は設問の言葉で結ぶ
「なぜですか」と問われたら「〜から。」、「どういうことですか」と問われたら「〜ということ。」で結びます。
■字数の8割以上を埋める
40字以内なら32字以上を目安にします。短すぎる答えは、必要な要素が足りていないことが多いためです。
③初見の文章は設問を先に読んで根拠を探す
初見の文章が出題される場合でも、感覚で答えるわけではありません。答えの根拠は本文に書かれていますので、探し方を決めておけば対応できます。
■手順1:設問に目を通してから本文を読む
何を探しながら読むのかが決まるため、読み返す回数が減ります。
■手順2:指示語と接続語に印をつける
「これ」「そのため」などは、答えの手がかりになることが多い語です。
■手順3:傍線部の前後を読み直す
根拠は傍線部の近くにあることが多いため、まず前後2〜3行を確かめます。
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6. 中学生の理科・社会・副教科の定期テスト勉強法
理科・社会と、音楽・美術・保健体育・技術家庭の副教科は、暗記が中心になるため後半に回しやすい教科です。ただし合計点への影響は小さくありませんので、時間を確保しておきましょう。
▼3教科の取りかかる時期の目安
| 教科 | 取りかかる時期 | 中心になる学習 |
| 理科 | 10日前ごろ | 用語の暗記と、計算問題の解き直し |
| 社会 | 1週間前ごろ | 用語の暗記と、資料の読み取り |
| 副教科 | 4日前ごろ | 授業プリントと教科書の資料の確認 |
①理科は用語の暗記と実験・計算問題を分けて進める
理科は、暗記で答えられる問題と、計算や考察が必要な問題が混ざっています。同じやり方で進めると、計算問題の対策が後回しになりがちです。
■暗記が中心の分野
植物や動物のつくり、地層、天気の記号などは、図とあわせて覚えます。教科書の図をノートに写し、名称を書き込む方法が効果的です。
■計算が必要な分野
濃度、密度、電流と電圧、化学変化の量的な関係などは、数学と同じように手を動かして練習します。ワークの計算問題は2回以上解いておくと安心です。
■実験問題は手順と理由をセットで
「なぜこの操作をするのか」が問われます。実験のプリントを見返し、操作の理由を一言で書けるようにしておきます。
②社会は用語を資料やグラフと結びつけて覚える
社会は用語を並べて覚えるだけでは、資料を使った設問に対応しづらくなります。教科書の地図・グラフ・年表と結びつけて覚えましょう。
■地理は地図とセットで
地名や産業は、位置を確かめながら覚えます。白地図に書き込むと記憶に残りやすくなります。
■歴史は流れで覚える
出来事を単独で覚えるのではなく、「何が原因で何が起きたか」をつなげます。年表の空欄を自分で埋める練習が有効です。
■公民は用語の意味を説明できる状態に
言葉が抽象的なため、自分の言葉で言い換えられるかを確かめます。
③副教科は授業プリントと教科書の資料を中心に準備する
副教科は問題集が配られないことも多く、何を勉強すればよいか迷いやすい教科です。出題の元になるのは、授業で配られたプリントと教科書の資料になります。
■プリントの太字と空欄を確認する
授業中に書き込んだ箇所は、先生が重要だと考えている部分です。隠して答えられるかを確かめます。
■教科書の図・表・用語に目を通す
楽譜の記号、道具の名称、栄養素の働きなど、資料から出題されることがあります。
■4日前から少しずつ時間を取る
範囲が限られているため、短時間でも得点につながりやすい教科です。5教科の合間に、1日20〜30分ずつ組み込みましょう。
7. 高校受験の有無で変わる中学生の定期テスト勉強法
定期テストの位置づけは、高校受験をするかどうかで変わります。公立中学校から高校受験をする場合は内申点に関わり、中高一貫校では学校ごとの進度に合わせた準備が必要です。
①【高校受験をする】内申点を意識して提出物まで取り組む
高校受験では、当日の学力検査だけでなく調査書に記載される内申点も合否に関わります。内申点のもとになる評定は、以前は4つの観点で付けられていましたが、現在は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点にまとめられています。
定期テストの点数は評定の大きな要素ですが、それだけで決まるわけではありません。提出物の期限を守ることも、評定につながる大切な要素です。
■提出物は期限より前に出す
ワークやレポートは、テスト当日に提出を求められることが多いものです。テスト1週間前には終わらせておきましょう。
■空欄を残さない
分からない問題も、解答を写したうえで解き直しの跡を残しておくと、取り組みが伝わります。
■実技教科の評定も確認する
都道府県によっては、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定を2倍にして計算する方式が取られています。5教科の点数だけでは足りない場合がありますので、志望校の選抜方法を早めに確認しておきましょう。
※評定と内申点の扱いは、都道府県や学校によって異なります。また、次期学習指導要領に向けて学習評価の見直しが検討されています。最新の内容は必ずお住まいの教育委員会や在籍校でご確認ください。
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②【高校受験をする】中3は受験勉強とテスト対策を並行する
中学3年生になると、受験勉強と定期テスト対策の両立が課題になります。どちらか一方に偏ると、内申点か実力のどちらかが不足してしまいます。
▼中学3年生の時期別の進め方
| 時期 | 定期テスト対策 | 受験勉強 |
| 4月〜7月 | 通常どおり2週間前から | 中1・中2の復習を少しずつ |
| 9月〜11月 | 内申点が確定する時期のため優先 | テスト期間以外は過去問と演習 |
| 12月以降 | 学校の方針に合わせて短めに | 志望校の出題形式に合わせた演習 |
※内申点の算定に使われる学年や時期は都道府県によって異なります。詳細は必ず在籍校や教育委員会の資料でご確認ください。
③【中高一貫校に通う】学校の進度と教材に合わせて備える
中高一貫校では、検定教科書に加えて学校が指定した教材が使われることがあります。進度が速く、1回のテスト範囲が広くなりやすいため、公立中学校と同じ2週間前からの準備では間に合わないこともあります。
■3週間前から動き出す
範囲が広い場合は、範囲表が出る前から授業で進んだところの復習を始めておきます。
■学校指定の教材を軸にする
市販の問題集より、授業で使っている教材の問題を優先します。出題の多くはここから作られます。
■内部進学の基準を確認しておく
高校への内部進学に成績の基準が設けられている学校もあります。早めに確認し、必要な水準を把握しておきましょう。
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8. 中学生の定期テスト勉強法を支える保護者様の関わり方
中学生は、自分のやり方を持ち始める時期でもあります。保護者様が勉強の中身に踏み込むよりも、取り組みやすい環境を整えるほうが力になりやすい場面が多くあります。
①点数より取り組み方に目を向けて声をかける
結果だけに目が向くと、生徒様は点数を報告することそのものに抵抗を感じやすくなります。準備の過程に触れる声かけのほうが、次に向かう気持ちにつながります。
■結果ではなく過程に触れる
「何点だった」ではなく「今回はワークを2周できたね」と、取り組んだ内容に触れます。
■比べる対象を前回の自分にする
他のご家庭様や兄弟姉妹と比べるのではなく、前回の答案と比べます。
■次の一歩を一緒に決める
「次は計算ミスを3つ減らそう」のように、取り組める大きさの目標にします。
②スマホやゲームはテスト期間のルールを一緒に決める
取り上げる形にすると反発が生まれやすく、隠れて使うことにもつながります。テスト期間に限ったルールを、生徒様と話し合って決める方法をおすすめします。
■時間で区切る型
「21時以降はリビングに置く」のように、使わない時間帯を決めます。
■終わったら使う型
「その日の予定を終えたら使ってよい」と決めます。勉強の区切りがはっきりします。
■置き場所を決める型
勉強中は別の部屋に置きます。目に入らないだけでも集中しやすくなります。
③集中しやすい生活リズムと学習環境づくりを手伝う
テスト前に夜遅くまで起きていると、翌日の授業で集中しづらくなります。生活のリズムを保つことも、点数を支える準備のひとつです。
■起きる時間と寝る時間をそろえる
テスト期間中も、普段と同じ時間に休めるよう声をかけます。
■机の上に勉強道具だけを置く
教科書とノート以外を片付けるだけで、取りかかりやすくなります。
■勉強する場所を選べるようにする
自室で集中しづらい場合は、リビングの一角を使えるようにしておくと続けやすくなります。
次のような様子が続いている場合は、自分だけで進め方を変えることが難しくなっていることがあります。
■あてはまる項目を確認してみてください
・計画を立てても、テスト直前にワークが終わっていない
・間違えた問題の解き直しに、何から手をつければよいか分からない
・英語と数学で、前の学年の内容にさかのぼる必要がありそう
・点数が下がった理由を、生徒様自身が説明できない
・塾に通っているが、学校のテスト範囲までは手が回っていない
9. 中学生の定期テスト勉強法を支える東大家庭教師友の会
東大家庭教師友の会では、学校の教科書やワークに合わせた定期テスト対策の指導を行っています。勉強のやり方そのものから一緒に見直したいご家庭様に向けて、当会の特徴をご紹介します。
①難関中高一貫校の定期テストを経験した教師が多数在籍
当会には、東大生をはじめとする難関大生の教師が在籍しています。首都圏の難関中高一貫校の出身者も多く、進度の速い授業や範囲の広い定期テストを実際に経験してきた教師をご紹介できます。
■自身の経験にもとづいた勉強法をお伝えします
ワークの進め方、暗記の確かめ方、直前期の優先順位など、実際に取り組んできた方法をお伝えします。
■相性を重視した選考を行っています
学力だけでなく、説明の分かりやすさや生徒様との相性を重視して教師をご紹介しています。
②英語・数学・国語の定期テストに合わせた1対1の指導
当会の指導では、学校で使っている教科書とワークをそのまま教材として使います。市販の教材に取り組み直す必要がないため、限られた時間でテスト範囲に集中できます。
■1人の教師が複数教科に対応できます
英語・数学・国語をまとめて見ることもできるため、教科ごとの優先順位まで含めて相談いただけます。
■つまずいている学年までさかのぼれます
1対1の指導のため、必要に応じて前の学年の内容に戻って確認できます。
③テスト前に授業を増やして集中して対策できる
当会では、受けた指導の回数に応じてお支払いいただく形を採用しています。毎月決まった回数に縛られないため、学校行事が重なる月は控えめにし、テスト前に増やすといった調整もご相談いただけます。
※指導回数の調整は、教師の予定やご契約の内容によって異なります。料金や利用条件の詳細は、必ず東大家庭教師友の会の公式サイトでご確認ください。
④授業がない日も質問できるオンライン自習室
当会では、ご自宅から参加できるオンライン自習室を開講しています。教師が常駐しているため、解き方が分からない問題や勉強の進め方について、その場で質問いただけます。
授業がない日の学習が止まりやすい生徒様にとって、取りかかるきっかけとしてご活用いただけます。
※開室日時や利用条件は変更される場合があります。最新の情報は必ず東大家庭教師友の会の公式サイトでご確認ください。
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「オンライン自習室のご案内」
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10. 中学生の定期テスト勉強法に関するよくある質問
Q1. 定期テストの勉強は何日前から始めればよいですか?
-
A:2週間前が目安です。範囲が広い期末テストや中高一貫校のテストでは、3週間前から始めると余裕が生まれます。
時期ごとの進め方は 「2. 2週間前からテスト後までの中学生の定期テスト勉強法」 で詳しく解説しています。
Q2. 英語・数学・国語はどの教科から勉強すればよいですか?
-
A:積み重ねが必要な数学と英語から始め、国語は漢字・語句を先に進めるとよいでしょう。
解けない問題が見つかったときに、前の単元へ戻る時間が必要になるためです。教科ごとの進め方は 「3. 中学生の数学の定期テスト勉強法」 以降でご確認ください。
Q3. 1日の勉強時間はどれくらいが目安ですか?
-
A:テスト2週間前は1時間30分〜2時間、1週間前からは2時間〜3時間が目安です。
ただし、時間の長さよりも中身のほうが点数に影響します。部活動の予定によって確保できる時間は変わりますので、平日と休日で分けて計画を立てるとよいでしょう。
※学習時間は当会推定の目安です。テスト範囲の広さや目標点によって必要な時間は異なります。
Q4. 中間テストと期末テストで対策は変わりますか?
-
A:期末テストは副教科が加わり、範囲も広くなるため、取りかかる時期を早める必要があります。
5教科の進め方は同じで構いませんので、副教科の準備時間を計画に組み込むことが中心になります。
Q5. 塾の課題と学校のワークはどちらを優先すればよいですか?
-
A:定期テストの対策期間は、学校のワークを優先することをおすすめします。
定期テストの出題は学校の授業とワークから作られることが多く、ワークが提出物になっている場合は評定にも関わるためです。塾の課題は、テスト期間以外の週に進める形に切り替えると両立しやすくなります。
Q6. 中学1年生の初めての定期テストは何から始めればよいですか?
-
A:範囲表の読み方を確かめ、学校のワークを提出物として終わらせるところから始めましょう。
勉強のやり方が分からないまま時間だけが過ぎてしまう場合は、 「1. 中学生の定期テスト勉強法で点数が伸びない3つの原因」 もあわせてご確認ください。
まとめ|中学生の定期テスト勉強法は原因の見直しと計画が大切
定期テストで点数が伸びないときは、勉強時間を増やす前に、答え合わせで終わっていないか、読むだけの暗記になっていないかを確かめてみてください。
そのうえで、2週間前に計画を立て、ワーク1周目、解き直し、総復習と段階を踏んで進めます。数学は解き方の手順、英語は単語と教科書本文、国語は漢字とノートの内容が中心です。
テストが返ってきたら失点の理由を分け、次の目標点を決めましょう。この流れを繰り返すことで、点数は少しずつ安定していきます。
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