1. 日能研入塾テストが不安な保護者様へ|3つの前提
具体的な対策に入る前に、まず知っておいていただきたい3つの前提をご紹介します。この前提を押さえるだけで、入塾テストへの向き合い方が大きく変わります。
①「落ちる心配」より「基礎学力の確認」という視点
日能研の入塾テストは、ふるい落とすための選抜試験というより、「今の基礎学力で日能研の授業についていけるか」を確認するテストという性格が強いものです。
■出題の中心は基礎〜標準レベル
小学校で学ぶ内容がベース。学校の学習内容が身についていれば、入会資格を得られないケースは多くありません。
■ただし「無対策」はおすすめできない
学校のテストとは出題形式が大きく異なるため(詳しくは3章で解説)、形式に慣れておく準備は必要です。
「落ちたらどうしよう」と不安を大きくするより、「基礎の抜けを確認する機会」と捉えるほうが、生徒様にとっても前向きに臨めます。
②合否より重要なのは「入塾時クラス」
保護者様に本当に意識していただきたいのは、合否そのものよりも「どのクラスでスタートするか」という入塾時クラスです。日能研では、入塾テストの成績によって最初に所属するクラスが決まります。
クラスの呼び方は校舎や地域によって異なりますが、基礎中心のクラスと応用中心のクラスに分かれるのが一般的で、上位クラスには最難関校を目指す選抜クラスが設けられている校舎もあります。
スタートするクラスによって、次の3つが変わります。
■授業で扱う問題のレベル
上位クラスほど応用問題の演習量が多く、難関校の入試を見据えた授業が受けられます。
■宿題の量と質
クラスに応じて課題のレベルが変わるため、日々の学習の密度に差が生まれます。
■周囲の生徒様の意識
切磋琢磨できる環境かどうかは、生徒様のモチベーションに直結します。
▼あわせて読みたい
「【中学受験】日能研クラス分け対策|偏差値・基準・席順とクラスアップ法」
③入塾後のクラスアップは想像以上に大変
「まずは入塾して、あとからクラスを上げればいい」とお考えの保護者様もいらっしゃいますが、入塾後のクラスアップは想像以上に大変です。主な理由は次の3つです。
■上位クラスの生徒様も同じように努力している
クラス替えの基準となるテストでは、上位クラスの生徒様も対策をして臨みます。相対評価の中で順位を上げるのは簡単ではありません。
■授業内容の差が少しずつ開いていく
クラスによって扱う問題のレベルが異なるため、通塾期間が長くなるほど、上位クラスとの演習量の差が広がりやすくなります。
■クラス替えの機会は限られている
クラスの見直しは定期的なテストの結果をもとに行われるため、「いつでも上がれる」わけではありません。チャンスは数ヶ月ごとに限られます。
▼重要ポイント
■入塾テストは「入るための試験」ではなく「スタート位置を決める試験」
だからこそ、入塾テストの段階でしっかり準備し、少しでも上のクラスでスタートすることが、その後の中学受験を有利に進める近道になります。
2. 【2026年最新】日能研入塾テストの種類・日程・申込方法
日能研の入会資格を得られるテストは1種類ではありません。まずは全体像を押さえ、生徒様に合ったルートを選びましょう。
①入塾資格を取れる4種類のテストの違い
日能研の入会資格につながる主なテストは、次の4種類です。
▼日能研の入会資格につながるテスト(公式情報をもとに作成)
| テスト名 | 対象・時期 | 特徴 |
| 全国テスト | 小2〜小5/年数回(無料) | 入会資格の判定を兼ねた標準的なテスト。当日、保護者様向けの説明会も開催 |
| 学ぶチカラテスト | 低学年中心/年1回・12月(無料) | 国語・算数に「総合」が加わる、思考力を重視したテスト |
| 入会資格テスト | 小4〜小6/随時(無料) | 国語・算数の2教科。教室ごとに個別の日程で受験できる |
| 季節講習の仕上げテスト | 講習受講者/春・夏・冬 | 講習の学習範囲から出題されるため、4種類の中で最も対策しやすい |
※テストの名称・対象学年・実施形態は年度や教室により変動します。最新情報は必ず日能研公式サイトでご確認ください。
どのテストを受けるべきかは、次の基準で選ぶのがおすすめです。
■迷ったら:無料の全国テスト
実施回数が多く、標準的な内容。まずはここから受けてみましょう。
■小6・個別日程で受けたい場合:入会資格テスト
教室と日程を相談して受験できます。
■初めての塾のテストが不安な場合:季節講習の仕上げテスト
出題範囲が講習内容に限定されるため、最も対策しやすいルートです。
②2026年度のテスト日程一覧と申込締切
全国テストは例年、年に数回のペースで実施されています。実施時期の目安は次の通りです。
▼実施時期の目安(公式情報をもとに作成)
| 時期 | テスト | 備考 |
| 春〜初夏 | 全国テスト | 学年により実施日が分かれる場合あり |
| 秋 | 全国テスト | 新学年に向けた入塾検討のピーク |
| 12月 | 学ぶチカラテスト | 低学年中心・年1回 |
| 随時 | 入会資格テスト | 小4〜小6対象。教室に日程を相談 |
※2026年度後半の具体的な実施日・申込締切は、日能研公式サイトで順次公表されます。受験前に必ず最新の日程をご確認ください。
申込締切は、Web申込がテスト前々日、電話申込が前日に設定されるのが一般的です(回により異なります)。人気の校舎は会場の席が早く埋まることもあるため、受験を決めたら早めに申し込みましょう。
③申込方法と結果確認の流れ|Nポータルの見方
申込から結果確認までの流れは、おおむね次の通りです。
■STEP1:Webまたは電話で申し込む
日能研公式サイトの申込フォームか、電話で希望の教室・日程を選んで申し込みます。
■STEP2:テストを受験する
指定された教室でテストを受けます。持ち物は筆記用具が基本です。答案用紙はスキャン後にそのまま返却されるため、テスト問題とあわせて当日持ち帰れます。
■STEP3:翌日に「Nポータル」で結果を確認する
テスト実施翌日には、個人別Web情報サービス「Nポータル」で採点済み答案・全国順位・正答率・解説が確認できます。持ち帰った答案とあわせて、復習に活用しましょう。
■STEP4:教室から入会資格・クラスの連絡を受ける
入会資格の有無や入塾時のクラスについては、教室から個別に案内があります。
なお、入会資格を取得してもすぐに入塾する必要はありませんが、資格の有効期間や入塾のタイミングは教室によって案内が異なる場合があるため、結果連絡の際に確認しておくと安心です。
④テスト当日の流れと保護者様説明会の内容
初めての塾のテストは、生徒様だけでなく保護者様も緊張するものです。当日の流れをイメージしておきましょう。
▼テスト当日の流れ(全国テストの例)
| 場面 | 生徒様 | 保護者様 |
| 受付 | 試験教室へ案内される | 控室・説明会会場へ案内される |
| テスト中 | 国語・算数を受験 | 保護者様向け説明会に参加(任意) |
| 終了後 | 答案・問題を持ち帰り、教室前で保護者様と合流 | 合流して解散 |
全国テストでは、生徒様がテストを受けている間に保護者様向けの説明会が開催されます。主な内容は次の通りです。
■最新の中学入試の動向
入試環境や出題傾向など、受験を検討する上で参考になる情報が聞けます。
■日能研の学び方・カリキュラムの紹介
授業の進め方やクラスの仕組みなど、入塾後のイメージがつかめます。
■入会までの流れの案内
説明会は情報提供が中心のため、入塾を迷っている段階でも安心して参加できます。
※当日の流れ・説明会の有無はテストの種類や教室により異なります。詳細は申込時の案内をご確認ください。
▼あわせて読みたい
「【中学受験】日能研とは?特徴・費用・口コミを東大生の視点で徹底解説」
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
3. 【早見表】日能研入塾テストの合格ライン・難易度・合格率
「結局、何点取れば合格できるのか」。保護者様が最も知りたい基準の目安を、早見表とあわせてご紹介します。
①合格ライン・科目・受験料がわかる早見表
▼日能研入塾テストの基本情報早見表(公式情報と当会の指導経験をもとに作成)
| 項目 | 内容 |
| 科目 | 国語・算数の2教科(学ぶチカラテストは「総合」が加わる) |
| 受験料 | 無料 |
| 難易度 | 基礎〜標準レベル中心。ただし学校のテストとは形式が異なる |
| 合格ラインの目安 | 得点率6割前後(当会推定。回・校舎により変動) |
| 合格率 | 非公表。基礎学力があれば入会資格を得やすい傾向 |
| 結果確認 | テスト翌日にNポータルで成績・採点済み答案を確認、入会資格・クラスは教室から連絡 |
※合格ライン・合格率は年度・実施回・校舎により変動します。最新情報は必ず日能研公式サイトおよび各教室でご確認ください。
②合格ライン・合格率の目安と校舎定員の注意点
日能研は入塾テストの合格ラインを公表していません。ただ、当会の指導現場から見た傾向として、基準の目安は次の通りです。
■合格ラインの目安:得点率6割前後
偏差値でいえば40〜45程度が目安です(当会推定・実施回や校舎により変動)。
■合格率:非公表
大手中学受験塾の中では比較的挑戦しやすいテストといわれており、基礎学力があれば過度に心配する必要はありません。
■本当に狙うべきは「合格ラインの上」
同じ「合格」でも、得点によって入塾時クラスは変わります。ぎりぎりの通過ではなく、1点でも上を狙う準備が大切です。
※上記は当会推定の目安であり、実施回・校舎により基準は変動します。
ただし、この目安はあくまで参考値です。というのも、日能研は全国に教室を展開していますが、校舎や学年ごとに受け入れられる人数には限りがあるためです。
■人気校舎は席が埋まりやすい
特に都市部の校舎では、学年によって早い時期に定員近くまで達することがあります。
■同じ点数でも時期・校舎で案内が変わり得る
定員に余裕がある時期とない時期では、同じ成績でも状況が異なる可能性があります。
■早めの資格取得が生徒様の負担を減らす
定員間際に慌てて対策するより、余裕のあるうちに入会資格を取っておくほうが安心です。
「合格ラインぎりぎりを狙えば大丈夫」とは一概にいえないのが実情です。「まだ入塾は先でいい」とお考えのご家庭様も、希望する校舎の空き状況は早めに確認しておくのがおすすめです。
▼あわせて読みたい
「【中学受験】日能研TMクラス|設置校・入室基準とクラス落ち対策」
③難易度の実態|学校のテストとどう違う?
「学校のテストはいつも高得点なのに、入塾テストの模擬問題では点が取れなかった」という声は少なくありません。問題そのものの難しさ以上に、出題形式の違いが得点を左右するためです。
■初めて読む長文が出題される
学校のテストは授業で扱った文章から出題されますが、入塾テストでは初見の長文を時間内に読み解く力が求められます。
■記述式の設問が多い
選択肢を選ぶだけでなく、自分の言葉で理由や考えを書かせる問題が出題されます。
■時間に対して問題量が多い
すべての問題をじっくり解く余裕はなく、時間配分の感覚が問われます。
▼重要ポイント
■難易度は「基礎中心」、でも形式は「学校と別物」
問われる知識は基礎〜標準レベルでも、初見の長文・記述・時間配分という3つの壁があります。逆にいえば、この形式に慣れておくだけで得点は大きく変わります。
4. 日能研入塾テストの出題傾向と合格する勉強法
ここからは、出題傾向を踏まえた具体的な勉強法を、学年別にご紹介します。
①過去問は入手できる?出題傾向のつかみ方
結論として、日能研入塾テストの過去問は市販されておらず、公式にも配布されていません。「過去問を解いて対策する」という方法は基本的に取れないとお考えください。
その代わり、出題傾向をつかむ方法はあります。
■無料テストを「場慣れ」に活用する
全国テストは複数回実施されるため、本命の回の前に一度受けておくと、形式・時間配分・会場の雰囲気に慣れることができます。受験後は翌日にNポータルで採点済み答案や正答率を確認でき、実質的な「過去問演習」の代わりになります。
■市販の標準レベル問題集で形式に慣れる
初見の長文読解と文章題を中心に、学校のワークより一段階上の市販教材で演習しておきましょう。
■記述式の設問に慣れておく
「なぜですか」「どういうことですか」と問われて文で答える練習は、どの学年でも効果的です。
②全学年共通|記述力と部分点の採点方針
日能研のテストで特徴的なのが、記述問題の存在です。そして重要なのは、記述問題は完璧な答えでなくても部分点がもらえるということです。
当会の指導経験上、入塾テストで差がつくのは難問の正誤ではなく、「記述を白紙にしたかどうか」です。ご家庭様では、次の3つを意識して練習しましょう。
■白紙にしない習慣をつける
完全な答えが書けなくても、問題文から分かったことや自分の考えを書けば、点になる可能性があります。
■「間違ってもいいから書いてみよう」と声をかける
正解を求めすぎず、書くこと自体を褒めるのが記述力を伸ばす近道です。
■書いた答えを消させない
途中まで書けた答えは部分点の候補です。自信がなくても残す習慣をつけましょう。
③新小2・小3|読解への慣れと考える力を育てる
低学年のテストで重要なのは、知識量よりも「長い文章を最後まで読む体力」と「初めての問題に試行錯誤する姿勢」です。教科別のポイントは次の通りです。
■国語:「読書→感想を話す→短く書く」の3ステップ
読んだ本について「どこが面白かった?」「なぜそう思ったの?」と対話し、その内容を1〜2文で書いてみる。この繰り返しが記述の土台になります。
■算数:文章題を絵や図にする習慣
「リンゴが3つ、ミカンが5つ」を実際に描いてみることで、問題文をイメージに変換する力が育ちます。学ぶチカラテストのような思考力型の出題にも、「手を動かして考える」姿勢がそのまま活きます。
④新小4以降|学校レベルとのギャップを埋める対策
新小4以降は、学校のテストと入塾テストのギャップが最も大きくなる時期です。教科別のポイントを押さえましょう。
■国語:記述で部分点を取る「型」を身につける
「誰が・何を・どうした」を落とさず書く、理由を聞かれたら「〜だから。」で結ぶ。この基本の型だけで、記述の得点は安定します。
■算数:計算ミスをゼロに近づける仕組みづくり
毎日10分の計算練習に加え、間違えた問題を書き留める「ミスノート」で、繰り上がり・単位・写し間違いなどミスのパターンを可視化しましょう。
■算数:文章題は「条件整理」してから解く
問題文の条件を丸や線で整理してから解く習慣をつけると、正答率が大きく上がります。
⑤新小5・小6|既学習範囲のキャッチアップを最優先に
新小5・小6から入塾を目指す場合、最大の課題は「日能研生がすでに学習した範囲」とのギャップです。入会資格テスト(小4〜小6対象・国語・算数の2教科)では学校の学習内容が土台になるものの、通塾生は先の単元まで学習を進めています。
限られた時間で合流の準備をするために、優先順位をつけて取り組みましょう。
■最優先:前学年までの総復習(算数)
薄い総復習教材で計算・文章題を一気にさらい、抜けている単元だけを重点的に演習します。
■毎日継続:初見の読解1題(国語)
毎日1題の初見読解を続け、読むスピードを引き上げましょう。
■割り切る:できる単元は飛ばす
全範囲を均等にやり直す時間はありません。「やらないこと」を決める割り切りが重要です。
⑥当日に実力を発揮する5つのチェックポイント
最後に、テスト当日に実力を出し切るためのチェックポイントを5つご紹介します。前日に生徒様と一緒に確認してみてください。
■1.最初に名前と受験番号を確認する
緊張していると意外に忘れがちです。深呼吸のきっかけにもなります。
■2.始めに問題全体をざっと見る
どんな問題が何問あるかを把握してから解き始めましょう。
■3.解ける問題から解く
難しい問題で止まらず、飛ばして次へ。1問に悩みすぎないことが大切です。
■4.記述問題は白紙にしない
部分点を取りにいく姿勢を忘れずに。何か書けば点になる可能性があります。
■5.残り時間で名前と答えの見直しをする
計算の写し間違いや答えの書き忘れは、見直しで防げるミスです。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
5. 日能研入塾テストに落ちた・下位クラスの場合の立て直し
思うような結果が出なかったとしても、それで終わりではありません。日能研の入塾テストは再挑戦できます。ここでは、次のテストまでの立て直し方を具体的にご紹介します。
① 再受験のルールと最適な再挑戦タイミング
日能研の入塾テストは、複数回の再挑戦が可能です。再挑戦のルートは次の2つです。
■次回の全国テストを受け直す(小2〜小5)
年数回の実施があるため、次の回を目標に準備できます。
■入会資格テストを受ける(小4〜小6)
教室と日程を相談して、個別に受験できます。
ただし、焦って直近の回に申し込むのはおすすめしません。前回と同じ状態で受ければ、同じ結果になる可能性が高いためです。当会がおすすめする再挑戦のタイミングは、弱点対策の時間を確保できる約2ヶ月後です。次の③で、2ヶ月の具体的な立て直しプランをご紹介します。
※再受験の可否や案内は教室により異なる場合があります。詳細は受験した教室にご確認ください。
②テスト結果の読み方|間違いの種類で対策が変わる
立て直しの第一歩は、Nポータルで確認できる結果を正しく読むことです。重要なのは点数ではなく、「どの問題を、なぜ間違えたか」です。間違いは次の3種類に分類できます。
■タイプ1:正答率の高い問題の取りこぼし
多くの生徒様が正解している問題のミスは、最優先で潰すべき失点です。基礎の抜けやケアレスミスが原因です。
■タイプ2:時間切れによる未着手
解けたはずの問題に手が回らなかった場合は、時間配分と処理スピードの課題です。
■タイプ3:未習・難問による失点
まだ習っていない単元や正答率の低い難問は、直前期に追う必要はありません。
正答率の高い問題の取りこぼしをなくすだけで、得点率は大きく変わります。難問対策よりも先に、タイプ1とタイプ2の失点を減らすことに集中しましょう。
▼あわせて読みたい
「【中学受験】日能研全国公開模試の対策|東大家庭教師友の会が解説」
③2ヶ月で得点率を上げる週次ロードマップ
次のテストまでの2ヶ月を、4つの期間に分けて計画的に使いましょう。
▼2ヶ月立て直しロードマップ(当会の指導経験をもとに作成)
| 期間 | 取り組む内容 |
| 1〜2週目 | 毎日の計算練習・語彙学習を習慣化。前回の間違いを3タイプに分類し、対策の優先順位を決める |
| 3〜4週目 | タイプ1(取りこぼし)の原因単元を集中演習。ミスノートでケアレスミスのパターンを潰す |
| 5〜6週目 | 初見の長文読解と文章題を毎日1題。記述は「白紙にしない」練習を徹底する |
| 7〜8週目 | 時間を測った模擬形式の演習で時間配分を体に覚えさせ、仕上げる |
ポイントは、最初の2週間で「何をやらないか」を決めることです。全部をやり直そうとすると息切れします。取りこぼしの多かった単元に絞ることが、2ヶ月で結果を変える近道です。
④再受験で上位クラスに入り直す戦略
この立て直しプランは、不合格だった場合だけのものではありません。「合格したけれど、下位クラスからのスタートだった」場合にも有効な戦略です。あえて入塾を1〜2ヶ月遅らせて再受験する選択肢には、次のメリットがあります。
■対策に集中できる時間を確保しやすい
入塾前は通塾や宿題に時間を取られないため、弱点対策に専念できます。
■入塾後のクラスアップより早い場合がある
クラス替えの機会は数ヶ月ごとに限られるため、入塾前の再受験のほうが結果的に近道になることもあります。
■上位クラスの環境でスタートできる
1章でご紹介した通り、スタート位置の違いはその後の学習環境に直結します。
どちらが良いかは、生徒様の学年・現在の学力・校舎の定員状況によって変わります。判断に迷う場合は、教室への相談とあわせて、第三者の視点でのアドバイスを取り入れるのもおすすめです。
▼あわせて読みたい
「日能研についていけない原因5つと学年別対策|宿題・クラス落ちの悩みを解決」
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
6. 日能研入塾テスト対策がご家庭様だけでは難しいケース
ここまでの対策は、ご家庭様だけでも取り組めるものです。ただ、当会にご相談いただくご家庭様のお話を伺うと、次の3つのケースでは自力での対策に限界を感じられることが多いようです。
▼ご家庭様だけでは難しい3つのケース
| ケース | ご家庭様での限界 | 有効なサポート |
| ①記述の添削 | 部分点の判断基準が分からない | 採点の観点を知る経験者の添削 |
| ②形式のギャップ | つまずきの原因を特定できない | 答案分析による原因の見極め |
| ③残り時間が少ない | 優先順位づけが難しい | 経験に基づく学習戦略の設計 |
①記述問題の添削まで手が回らないケース
入塾テスト対策で最も差がつく記述問題は、ご家庭様での対策が最も難しい分野でもあります。生徒様の書いた答えが「部分点がもらえる答案」なのか、「何が足りないのか」を判断するには、採点の観点を知っている必要があります。
模範解答と見比べても、「言い方は違うけれど合っているのか」の判断は保護者様には難しく、添削が曖昧なまま演習を重ねても記述力は伸びにくいのが実情です。
②学校のテストは満点でも点が伸びないケース
「学校のテストはいつも満点なのに、入塾テストの練習では半分も取れない」というご相談は少なくありません。3章でご紹介した通り、原因は学力不足ではなく、初見の長文・記述・時間配分という形式のギャップにあることがほとんどです。
ただ、どの形式でつまずいているのかは答案を見ないと分からず、やみくもに問題集を増やしても改善しないケースが多く見られます。原因の見極めには、答案を分析できる経験者の目が有効です。
③テストまでの残り時間が少ないケース
「来月のテストを受けたい」という段階からの対策は、時間との勝負になります。特に記述力や読解スピードは、1〜2週間で伸ばすのが難しい力です。
当会では、余裕を持ってテストの2〜3ヶ月前からの準備開始をおすすめしていますが、残り時間が少ない場合こそ、「何を捨てて何に絞るか」の優先順位づけが結果を左右します。限られた時間での戦略づくりは、経験者のサポートが最も活きる場面です。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
7. 日能研入塾テスト対策は東大家庭教師友の会にお任せください
①日能研出身の教師が「テストの癖」に合わせて指導
東大家庭教師友の会には、国内最多クラスの東大生・早慶生・難関大生教師が在籍しており、その中には日能研で学んだ経験を持つ教師も多数含まれています。
■日能研のテストを知る教師が指導
記述重視・初見の長文といったテストの特徴を経験した教師だからこそ、「どこで差がつくか」を踏まえた無駄のない対策ができます。
■塾との併用サポートの経験が豊富
当会の中学受験のご家庭様の8〜9割は塾と家庭教師を併用されており、入塾前後のサポート実績が多数あります。
▼あわせて読みたい
日能研対策コースの具体的な料金や、在籍する日能研出身教師のプロフィールは「日能研対策の家庭教師」のページにまとめています。
②記述の添削と「部分点を取る書き方」を1対1で指導
ご家庭様では難しい記述問題の添削こそ、1対1指導の強みが最も活きる分野です。生徒様の答案を教師がその場で添削し、「あと何を書けば部分点が伸びるか」を具体的に示します。書いては直すサイクルを繰り返すことで、入塾テストだけでなく、入塾後のテストでも通用する記述力が身につきます。
③テスト前2〜3ヶ月だけの短期利用も可能
「入塾するまでの間だけお願いしたい」というご要望にもお応えしています。入塾テスト前の2〜3ヶ月に絞った短期利用も可能ですので、5章でご紹介した立て直しプランを、教師と二人三脚で進めることもできます。もちろん、入塾後もクラスアップ対策として継続いただくご家庭様も多くいらっしゃいます。
④オンライン自習室で指導日以外も質問できる
当会では、指導のない日の学習をサポートするオンライン自習室を開講しています。教師が常駐しているため、勉強中に分からないことがあればその場で質問できます。
「家だと一人で勉強が続かない」という生徒様も、周りが頑張っている環境の中で自然と学習習慣が身につきます。年の近いお兄さん・お姉さんのような教師の存在が、生徒様のやる気を引き出します。
▼あわせて読みたい
「オンライン自習室のご案内」
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
8. 日能研入塾テストに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 何年生で入塾するのがベストですか?
-
A:中学受験カリキュラムが本格化する新小4(小3の2月)からの入塾が最も一般的です。
ただし、人気校舎は席が埋まりやすいため、通わせたい校舎が決まっている場合は、それより早めに入会資格を取っておくと安心です。低学年のうちは、無料の全国テストや学ぶチカラテストで塾のテストに慣れておくだけでも、新小4からのスタートがスムーズになります。
Q2. テスト当日の持ち物や服装に決まりはありますか?
-
A:持ち物は筆記用具が基本で、服装は普段着で問題ありません。
鉛筆(またはシャープペンシル)と消しゴムを複数用意しておくと安心です。会場の室温に対応できるよう、脱ぎ着しやすい上着があると便利です。当日の受付からの流れは「2. 【2026年最新】日能研入塾テストの種類・日程・申込方法」の「テスト当日の流れと保護者様説明会の内容」でご確認いただけます。
Q3. 兄弟姉妹がいる場合、優遇はありますか?
-
A:入塾テストの合否について、兄弟姉妹による優遇は公表されていません。
テストの基準は他の生徒様と同じとお考えください。なお、入塾後の費用面での兄弟姉妹向けの制度については、時期や教室により案内が異なる場合があるため、検討中の教室へ直接ご確認ください。
Q4. サピックス・四谷大塚のテストと難易度はどう違いますか?
-
A:当会の指導経験上、日能研の入塾テストは3塾の中では比較的挑戦しやすい傾向にあります。
サピックスの入室テストは基準点が設けられ難度も高めといわれ、四谷大塚も応用問題の比重が大きい傾向があります。一方、日能研は基礎学力の確認という性格が強いテストです。ただし記述重視という独自の特徴があるため、対策の方向性は異なります。詳しくは「3. 【早見表】日能研入塾テストの合格ライン・難易度・合格率」をご覧ください。
Q5. テスト前日〜当日に保護者様ができるサポートは?
-
A:前日は早めの就寝と持ち物の確認、当日は「いつも通りでいいよ」という声かけが一番のサポートです。
前日に新しい問題に取り組むより、これまで解いた問題の見直し程度にとどめ、コンディションを整えることを優先しましょう。当日の心構えは「4. 日能研入塾テストの出題傾向と合格する勉強法」の「当日に実力を発揮する5つのチェックポイント」を、生徒様と一緒に確認してみてください。
まとめ|日能研入塾テストは「入塾時クラス」が重要
日能研の入塾テストは、基礎学力があれば過度に恐れる必要のないテストです。しかし本当に大切なのは合否ではなく、その後の中学受験を左右する「どのクラスでスタートするか」です。
合格ラインの目安は得点率6割前後。無料の全国テストなど4種類の受験ルートがあり、思うような結果が出なくても再挑戦できます。学校のテストとの形式の違いを踏まえ、テストの2〜3ヶ月前から準備を始めましょう。
東大家庭教師友の会では、日能研出身の教師をはじめ、豊富な指導経験を持つ教師が入塾テスト対策を1対1でサポートしています。短期利用も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
中学受験塾対策ができる家庭教師をご紹介
SAPIX・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚などの通塾経験や、通塾生の指導経験がある教師が在籍しています。
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
中学受験の合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
中学受験の合格体験記
東大家庭教師友の会の特徴
当会には、東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生が在籍しています。
生徒様に選ばれ続けて26年!“累計指導実績2万名”
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
東大家庭教師友の会の料金
当会では、「入会金」「指導料」「交通費」「学習サポート費」以外のご料金は、一切ご請求しておりません。指導キャンセル料や教師交代費、解約金等は一切発生いたしませんので、ご安心ください。
ご入会時
体験授業料0円
ご入会金 22,000
体験授業は1ご家庭様につき1人のみ無料でご受講いただけます。2人以上受ける場合、1人につき2,420円(税込)の体験授業料が発生します。
月々のお支払い
交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
東大家庭教師友の会「7つの0円」
ご利用の流れ
STEP 1
STEP 2
STEP 3
STEP 4
中学受験に強い家庭教師をお探しなら
あわせてチェック|日能研の関連記事











