1. 四谷大塚組分けテストとは|仕組みとコース基準
まずは組分けテストの仕組みと、コースがどう決まるのかを整理します。
▼この章の要点
| 項目 | 結論 |
| 実施頻度 | 5週に一度(4・5年生は年9回/6年生は年3回) |
| 決まるもの | 生徒様の学力別クラス(週テストのコース) |
| 出題範囲 | 予習シリーズ5回分(総合回まで含む) |
| 受験料 | 4,400円(税込)/教科数にかかわらず同額 |
| 受験できる方 | 他塾生・家庭学習の生徒様も受験可能 |
① テストコース・授業クラスの違い
四谷大塚公式サイトでは、組分けテストは「生徒の学力別クラスを決めるためのテスト」と説明されています。ここで決まるのは、週テストで解く問題の難易度区分です。
▼3つの用語の違い
| 用語 | 何で決まるか | 何が変わるか |
| テストコース | 組分けテストの結果 | 週テストの問題の難度 |
| 授業クラス | 校舎ごとの基準 | 授業を受ける教室 |
| 週テスト | 在籍テストコース | 毎週解く問題 |
■コースと教室は必ずしも連動しない
校舎の規模や運用によっては、コースが変わっても教室が変わらないことがあります。「コースは上がったのに教室が変わらない」といった行き違いは、ここから生じます。
■生徒様への伝え方
まず2つを分けて説明してあげると、納得して次に進みやすくなります。
※クラス編成の運用は校舎により異なります。最新情報は必ず四谷大塚公式サイトおよび通われている校舎にご確認ください。
▼あわせて読みたい
「四谷大塚のクラス分けの仕組みと基準|偏差値目安とクラスアップ法」
② 出題範囲|予習シリーズ5回分と実力回
四谷大塚公式サイトには「5週に一度受験するテスト」と記載されています。出題範囲そのものは公式には明示されていませんが、この5週サイクルが範囲の目安になります。
▼5週サイクルと出題範囲のイメージ(当会推定)
| 週 | 予習シリーズ | 組分けでの扱い |
| 1週目 | 第1回(新出単元) | 最も忘れやすい・要注意 |
| 2週目 | 第2回(新出単元) | 出題対象 |
| 3週目 | 第3回(新出単元) | 出題対象 |
| 4週目 | 第4回(新出単元) | 出題対象 |
| 5週目 | 第5回(総合回) | 4回分の整理・最重要 |
■総合回を流さない
総合回は新しい単元を学ぶ回ではなく、それまでの4回分を整理する回です。ここを流すと、組分けで一気に得点を落としやすくなります。
■範囲が定められない回もある
回によっては、範囲を定めずに学習内容全体から出題される実力回として実施される場合があります。夏の実施回などが該当することがあります。
■よくあるつまずき
直近1〜2回分は仕上がっているのに、1か月前に学んだ第1回・第2回が抜けているケースが多く見られます。
※出題範囲は公式には公表されておらず、上記は当会の指導現場から見た傾向をもとにした推定です。年度・回により変動します。最新情報は必ず四谷大塚公式サイトおよび校舎からの案内でご確認ください。
③ 試験科目・時間・配点と年間日程(学年別)
対象は小学4・5・6年生です。申込時に2教科(算国)・3教科(算国理)・4教科(算国理社)から受験教科を選べます。
▼試験科目・時間・配点の目安(当会推定)
| 科目 | 4年生 | 5年生・6年生 |
| 算数 | 約40分/150点 | 約50分/150点 |
| 国語 | 約40分/150点 | 約50分/150点 |
| 理科 | 約20分/100点 | 約25分/100点 |
| 社会 | 約20分/100点 | 約25分/100点 |
| 合計 | 500点 | 500点 |
※正確な試験時間・配点は四谷大塚公式サイトの実施要項に掲載されています。受験前に必ずご確認ください。
▼学年別の年間実施回数(2026年度・公式サイトをもとに作成)
| 学年 | 実施回数 | 実施時期 | 備考 |
| 4年生 | 年9回 | 3月〜翌1月 | 7月までは土曜、8月以降は日曜 |
| 5年生 | 年9回 | 3月〜翌1月 | 9回とも日曜実施 |
| 6年生 | 年3回 | 3月・5月・6月 | 合不合判定テスト(4月〜12月・年6回)と並行 |
※2026年度の予定です。日程は変更になる場合がありますので、最新情報は必ず四谷大塚公式サイトの年間スケジュールでご確認ください。
■受験料
1回あたり4,400円(税込)です。4教科・3教科・2教科のいずれを選んでも同額のため、通常は4教科での受験が基本になります。
■申込方法
公開テスト申込サイトから会員登録のうえ申し込みます。申込サイトは2024年4月にリニューアルされており、それ以前のアカウントでは申し込みができません。初めての方はあらためて会員登録が必要です。
■当日の注意点
入場は集合時刻の30分前を目安に開始されます。集合時刻を過ぎると入室も受験もできませんので、時間に余裕を持ってお越しください。
■小学3年生からの受験
4年生からの通塾を考えている場合は、小学3年生対象の「新4年組分けテスト」(2027年1月実施予定)を利用する方法もあります。
※受験料・申込方法・日程は変更される場合があります。最新情報は必ず四谷大塚公式サイトの実施要項でご確認ください。
④ コース構成(S・C・B・A)と偏差値の目安
コースはS・C・B・Aの4段階で、Sが最上位です。それぞれのコースはさらに組に分かれています。
▼コース構成と位置づけ(当会推定)
| コース | 全体での位置 | 週テストで解く問題 |
| Sコース | 上位1割前後 | 応用・発展中心。難関校を見据えた出題 |
| Cコース | 上位1〜3割前後 | 標準〜応用。入試の中心となる難度 |
| Bコース | 中位層 | 基本〜標準。受験する生徒様が最も多い |
| Aコース | 基礎の定着期 | 基本中心。土台づくりの時期 |
■コースは「点数」ではなく「順位」で決まる
平均点が高い回は、同じ80%の得点でもコースが下がることがあります。逆に難しい回は70%台でも上のコースに届きます。
■だからこそ「得点率」で見る
回ごとの基準点を追いかけるより、4教科の得点率で位置をつかむほうが、どの回にも当てはめやすくなります。Sコースは75%前後、Cコースは60%前後が分かれ目です。
■組の番号も記録しておく
同じBコースでも、上位の組か下位の組かで次回の昇降の可能性は変わります。コース名だけでなく組の番号も残しておきましょう。
なお、組分けテストに志望校判定の機能はありません。志望校判定は別のテストとして実施され、公式サイトの2026年度スケジュールでは5年生が年2回、4年生が年1回の設定です。
⑤ 【学年別】ボーダーと平均点の傾向
4年生と5年生では、同じコースでも求められる得点率が変わります。
▼学年別の平均点とボーダーの傾向(当会推定)
| 学年 | 4教科平均 | Sの目安 | Cの目安 | Bの目安 |
| 4年生 | 得点率55〜62% | 75〜80% | 62〜75% | 47〜62% |
| 5年生 | 得点率50〜58% | 72〜78% | 58〜72% | 43〜58% |
| 6年生 | 回により変動大 | 70〜78% | 57〜70% | 42〜57% |
※コース基準・平均点は公式には公表されておらず、上記はいずれも当会推定です。実施回や受験者の状況により変動します。最新情報は必ず四谷大塚公式サイトおよび成績表でご確認ください。
■4年生のほうが平均点は高い
範囲が狭く問題も取り組みやすいぶん、1問のミスが順位に与える影響は5年生より大きくなります。
■「4年生では取れていたのに」の正体
5年生で崩れたと感じられるのは、学力が落ちたのではなく、平均点と難度の構造が変わったためであることが多くあります。
2. 四谷大塚組分けテストの結果の見方と復習手順
結果が出たあとの数日間の使い方で、次の回の得点は変わります。
▼結果が出てからの3ステップ
| ステップ | やること | タイミング | 所要時間 |
| 1 | 答案と成績表を確認 | 結果公開の翌日 | 15分程度 |
| 2 | 正答率と失点タイプを仕分け | 同じ日 | 20分程度 |
| 3 | 絞った問題を解き直す | 2〜3日後 | 40分程度 |
① 結果はいつ・どこで確認できるのか
結果は四谷大塚のサイトから父母ログインを行って確認します。素点が先に出て、コースは少し遅れて出るのが一般的です。
▼確認できるものと時期の目安(当会推定)
| 確認できるもの | 公開の目安 | 確認する場所 |
| 素点 | 翌日ごろ | 父母ログイン |
| 採点済み答案 | 翌日ごろ | 父母ログイン |
| 順位・偏差値 | その後数日以内 | 父母ログイン |
| コース結果 | その後数日以内 | 父母ログインまたは校舎 |
※答案の見方は公式サイトの「答案の閲覧方法」で案内されています。公開のタイミングは実施回や校舎により異なり、提携塾・準拠塾では遅くなる場合があります。最新情報は必ず四谷大塚公式サイトおよび校舎からの案内でご確認ください。
② 正答率と失点タイプから原因を探す
次の一手を決めるうえで役に立つのは、偏差値ではなく問題ごとの正答率です。
▼正答率ごとの優先度
| 正答率 | 優先度 | 落としていた場合の意味 |
| 70%以上 | 最優先 | 確実に取れたはずの失点。ここが順位を左右する |
| 50〜70% | 優先 | 上のコースを狙うなら埋めたい層 |
| 30〜50% | 余力があれば | 在籍コースにより判断が変わる |
| 30%未満 | 後回し | 現時点では気にしなくてよい |
▼失点を4つのタイプに分ける
■タイプ1:知識・解法を知らなかった
そもそも解き方が分からなかった問題。予習シリーズの該当単元に戻る必要があります。
■タイプ2:知っていたが使えなかった
解法は習ったのに、この問題で使うと気づけなかったケース。問題の型ごとの演習量が不足しているサインです。
■タイプ3:計算・書き写しのミス
方針は合っていたのに答えが合わなかった問題。見直しの手順を決めることで減らせます。
■タイプ4:時間が足りなかった
手をつけられなかった問題。解く順番の作戦を見直す必要があります。
4つに分けると、「算数ができない」という漠然とした課題が「タイプ2とタイプ3で30点落としている」という具体的な課題に変わります。
③ 解き直しは「日を置いて自力で」
解説を見ながら書き写して終わってしまうと、「解けた」という感覚だけが残り、定着しません。
■2〜3日置いてから解き直す
解説を読んだ当日には解き直しません。日を置いてから、何も見ずに自力で解きます。
■対象を絞る
全問やり直す必要はありません。正答率50%以上で落とした問題に絞れば、時間は半分以下で効果は大きくなります。
■2回目も解けなければ記録する
次のテスト前にもう一度戻る対象として、リストにまとめておきます。
▼解き直しのやり方の比較
| 項目 | ありがちなやり方 | 定着するやり方 |
| 時期 | テスト当日か翌日 | 2〜3日後 |
| 対象 | 間違えた問題すべて | 正答率50%以上のみ |
| 方法 | 解説を見ながら書き写す | 何も見ずに自力で解く |
| その後 | やりっぱなし | できない問題をリスト化 |
当会が指導に入るご家庭様でも、この形を取り入れたことで次の回の算数が20点前後動いた例があります。
※点数の変化は当会の指導事例をもとにした一例です。生徒様の状況により結果は異なります。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
3. 四谷大塚組分けテストで点数が伸びない原因と対策
「週テストは取れているのに組分けだけ振るわない」というご相談は、当会に寄せられる四谷大塚関連のお悩みの中でも特に多いものです。
① 週テストは取れるのに点数が伸びない理由
週テストと組分けテストは、測っているものが違います。
▼2つのテストの違い
| 項目 | 週テスト | 組分けテスト |
| 範囲 | 直前1回分 | 予習シリーズ5回分 |
| 問題 | 在籍コース別 | 全コース共通 |
| 比較対象 | 同じコースの生徒様 | 受験者全体 |
| 測るもの | 習った直後にできるか | 1か月後も残っているか |
■学力不足ではなく復習の間隔の問題
週テストが安定しているのに組分けが振るわない生徒様は、復習の間隔が空いていないだけというケースが多く見られます。
■確認したいポイント
第1回・第2回の内容を、いま何も見ずに解けるかどうか。ここが答えられなければ、範囲の広さが原因です。
■取り組む順番
新しい教材を足すのではなく、すでに解いた週テストを使って前の回に戻る形をつくることが先です。
② 次回の目標点を得点率から決める
「もっと頑張ろう」ではなく、数字にしておくことで日々の勉強の優先順位が決まります。
▼目標点の逆算例(今回290点/58%の場合)
| ステップ | 計算 | 結果 |
| 1. 現在地 | 290 ÷ 500 | 得点率58%(Bコース上位) |
| 2. 目標 | Cコースは60%前後 | 300点が必要 |
| 3. 差分 | 300 − 290 | あと10点 |
| 4. 埋め方 | 正答率50%以上の失点から | 算数の大問1で2問分 |
■得意科目を伸ばすより失点を回収する
正答率50%以上で落とした問題が最も多い科目から埋めるほうが、短期間で届きやすくなります。
■数字にすると取り組みやすい
「200点の差を埋める」のは大変ですが、「あと10点」なら生徒様自身にも手が届きます。
③ 週テストを使った5週分の復習サイクル
5週目にまとめて復習しようとすると、時間が足りなくなりがちです。毎週少しずつ前に戻る形にしておきましょう。
▼5週間の復習サイクル例
| 週 | その週の学習 | 戻る学習 | 目安 |
| 1週目 | 第1回の予習シリーズ | なし | 0分 |
| 2週目 | 第2回の予習シリーズ | 第1回の週テスト直し | 20分 |
| 3週目 | 第3回の予習シリーズ | 第1・2回の間違い直し | 30分 |
| 4週目 | 第4回の予習シリーズ | 第2・3回の間違い直し | 30分 |
| 5週目 | 総合回で全体を整理 | 2回目も間違えた問題のみ | 40分 |
■5週目に「全部」を残さない
直前に残すのは「2回目も間違えた問題だけ」。ここまで絞れていれば、最後の1週間で無理なく回せます。
■週20〜30分で十分
戻る学習に長い時間は要りません。1回の量を小さくして、続けられることを優先します。
④ 在籍コース別|どこまで問題集に取り組むか
予習シリーズをすべて取り組もうとして時間が足りなくなるのは、よくあるつまずき方です。
▼コース別の取り組み範囲の目安(当会推定)
| コース | 優先して取り組む範囲 | 後回しでよい範囲 |
| Aコース | 例題・類題・基本問題 | 練習問題の後半・発展問題 |
| Bコース | 基本問題と練習問題の前半 | 発展問題 |
| Cコース | 練習問題まで一通り | 応用演習の難問 |
| Sコース | 練習問題+応用演習 | 特になし |
※上記は当会の指導現場から見た目安です。生徒様の状況や校舎の方針により最適な範囲は異なります。
■減らすことが得点につながる場面もある
A・Bコースの生徒様が発展問題に時間を使うと、確実に取れるはずの基本問題の精度が下がります。
■判断に迷ったら
組分けの直近の答案で、その難度の問題を何問取れていたかを基準にします。1問も取れていない層は、今は対象外と考えて構いません。
⑤ 直前1週間・3日前・前日の逆算プラン
直前期は新しいことに手を出さず、これまでの問題を確実にできる状態へ戻すことに集中します。
▼直前1週間の逆算プラン
| 時期 | やること | やらないこと |
| 1週間前 | 間違い直しリストを全教科そろえる | 新しい問題集を買う |
| 3日前 | 算数・理科の計算分野を優先して解き直す | 初見の応用問題 |
| 2日前 | 国語の漢字・語句、社会の地図と年表 | 長時間の読解演習 |
| 前日 | 総合回のまとめページを目で追う | 新しい問題を解く・夜更かし |
| 当日朝 | 計算問題を数問だけ解いて手を慣らす | 難問に挑戦する |
■前日は睡眠を最優先に
就寝時刻を早めることが、当日の集中力に最も効きます。
■当日朝に難問を解かない
自信を失った状態で会場に向かうことになりかねません。手を慣らす目的に徹します。
■会場到着は早めに
入場は集合時刻の30分前を目安に始まります。当日の移動に余裕を持たせておくと、落ち着いて席につけます。
4. 【4年生・5年生】四谷大塚組分けテスト対策と単元
4年生と5年生では、組分けテストで問われるものが変わります。
▼学年ごとの戦い方の違い
| 項目 | 4年生 | 5年生 |
| 差がつく要因 | ミスの多さ | 単元理解の深さ |
| 最優先の対策 | 見直しの習慣づけ | 解法の理由を説明できるまで戻る |
| 時間配分 | 見直しに時間を残す | 解く順番の作戦を立てる |
① 【4年生】範囲が狭い時期の見直しの習慣づけ
4年生は範囲が狭く難度も高くないため平均点が上がり、ミスによる失点がそのまま順位に直結します。
▼4年生に多い失点と対策
| よくある失点 | 1回あたりの影響 | 対策 |
| 単位の書き忘れ | 5〜10点 | 答えを書く前に単位を確認 |
| 答えの写し間違い | 5〜10点 | 解答欄の位置を指で確認 |
| 条件の読み落とし | 10〜15点 | 問題文の条件に線を引く |
| 計算の途中ミス | 10〜15点 | 途中式を必ず残す |
※点数の目安は当会の指導現場から見た推定です。回や生徒様の状況により異なります。
■大問ごとに30秒だけ見直す
最後にまとめて見直すのではなく、大問を1つ解き終えるたびに確認します。記憶が新しいうちのほうが誤りに気づけます。
■確認する箇所を3つに絞る
「条件を使ったか」「単位はそろっているか」「解答欄の位置は合っているか」。見る場所が決まっていると短時間で終わります。
■家庭学習でも同じ形で
テストのときだけ見直そうとしても本番ではできません。普段の演習から同じ手順で取り組みます。
② 【4年生】つまずきやすい単元と先回りの一手
4年生で差がつきやすいのは、あとの学年の土台になる単元です。
▼4年生でつまずきやすい単元
| 科目 | つまずきやすい単元 | 先回りの一手 | つながる先 |
| 算数 | 和差算・分配算・植木算 | 線分図を書いてから式を立てる | 5年の割合・比 |
| 国語 | 指示語・接続語 | 指す内容に線を引いてから解く | 5年の記述 |
| 理科 | 季節と生物・天体の動き | 図や写真とセットで覚える | 5年の考察問題 |
| 社会 | 地図の読み取り・都道府県 | 白地図に書き込みながら確認 | 5年の産業分野 |
■線分図が5年生の伸びを左右する
4年生のうちに「図を書いてから解く」が当たり前になっている生徒様は、5年生で伸び悩みにくいというのが当会の指導実績から見えている傾向です。
■暗記に頼らせない
理科・社会は用語だけを覚えると、5年生の資料問題で対応できなくなります。図とセットで確認する形を今のうちにつくります。
③ 【5年生】範囲拡大で問われる単元理解の深さ
5年生では、解法を覚えているだけでは対応できず、なぜその解き方をするのかが問われます。
▼5年生でつまずきやすい単元
| 科目 | つまずきやすい単元 | 押さえどころ |
| 算数 | 割合と比・速さ・図形の相似 | 「何を1とするか」を毎回書き出す |
| 国語 | 記述問題・心情の変化 | きっかけと変化の前後をセットで書く |
| 理科 | てこ・浮力・水溶液の計算 | 式の意味を言葉で説明できるまで戻る |
| 社会 | 歴史の流れ・産業と地形の関係 | 因果関係を一文でまとめる |
■理解できているかの確かめ方
解けた問題について「なぜこの式を立てたのか」を口頭で説明してもらいます。説明できなければ、解法を覚えているだけの状態です。
■5年生の内容が入試の中心
ここでの理解の深さが6年生の伸びを左右します。範囲に入った回で仕上げておきたい時期です。
④ 【5年生】コースが変わる分かれ目での優先順位
5年生でコースの昇降が起きやすいのはB・Cコースの境目です。10点の差で順位が大きく動きます。
▼取り組む優先順位
| 順位 | 取り組む領域 | 理由 | 見込める点数 |
| 1 | 算数の大問1・2 | 全コース共通で正答率が高い | 10〜20点 |
| 2 | 理科・社会の知識問題 | 短時間で得点に変わる | 10〜20点 |
| 3 | 国語の漢字・語句 | 取り組んだ分だけ返ってくる | 5〜10点 |
| 後回し | 算数の最終大問 | 正答率が1割を切る問題 | - |
※点数の目安は当会の指導現場から見た推定です。回や生徒様の状況により異なります。
■上の3つで30〜50点
難問に時間を使うより、この3つを固めるほうがコースへ届きやすくなります。
■理科・社会は伸びしろが大きい
配点は算国より低いものの、直前期の伸びしろとして期待できる領域です。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
5. 四谷大塚組分けテストの科目別勉強法
科目ごとに、組分けテストで得点を積み上げる取り組み方を紹介します。
▼科目別の配点と伸ばしやすさ
| 科目 | 配点 | 短期で伸びるか | 最優先で取り組む部分 |
| 算数 | 150点 | △(型による) | 大問1・2の取り切り |
| 国語 | 150点 | △(知識は◎) | 記述の型と漢字・語句 |
| 理科 | 100点 | ◎ | 図表・グラフの読み取り |
| 社会 | 100点 | ◎ | 地理の白地図・歴史の流れ |
① 【算数】大問1・2を取り切る見直しの型
算数で上のコースを狙ううえで効くのは難問ではなく、大問1・2を落とさないことです。
▼大問ごとの位置づけ(当会推定)
| 大問 | 配点の目安 | 正答率 | 目標 |
| 大問1(計算) | 全体の1〜2割 | 高い | 満点 |
| 大問2(一行問題) | 全体の2割前後 | やや高い | 8割以上 |
| 大問3以降 | 全体の6割前後 | 問題による | コースに応じて |
■解く順番を決めておく
大問1・2を解き終えたら、いったん戻って検算します。最後にまとめて見直そうとすると時間切れになりがちです。
■検算の方法を決めておく
逆算で確かめる、概算で桁を確かめるなど、問題の型ごとに方法を決めておくと短時間で済みます。
■途中式を残す
暗算で進めた部分は誤りを見つけられません。解き直しのときにも、どこで間違えたかを特定できます。
② 【国語】記述で部分点を積み上げる書き方
記述問題は「型」を身につけることで部分点を拾えるようになります。白紙で出す場合と比べて、1回のテストで15点前後の差が生まれることもあります。
※点数の目安は当会の指導現場から見た推定です。回や生徒様の状況により異なります。
■「きっかけ+気持ち+結果」の順に書く
心情を問う問題であれば、何があって、どう感じて、どうしたのかを順につなげるだけで骨格ができます。
■本文の言葉をそのまま使う
自分の言葉で言い換えると、採点対象のキーワードが抜け落ちます。本文中の表現を使うほうが部分点は取りやすくなります。
■字数の8割は埋める
40字以内なら32字以上が目安です。短すぎる解答は必要な要素が入りきっていません。
▼記述の自己採点チェック
| 確認すること | できていない場合 |
| 設問の問いに答えているか | 文末を「〜から。」「〜こと。」に直す |
| 本文の言葉が入っているか | 該当箇所に戻って表現を拾う |
| 字数は8割以上か | きっかけの部分を書き足す |
③ 【理科】図表・グラフ問題を得点源にする
理科は暗記科目だと思われがちですが、図やグラフを読み取る問題が安定して出題されます。
▼分野別の対策
| 分野 | 問われ方 | 対策 |
| 物理 | てこ・浮力の計算 | 式の意味を言葉で説明できるまで戻る |
| 化学 | 水溶液の反応とグラフ | 軸が何を示すかを先に確認する |
| 生物 | 実験の条件比較 | 同じ箇所・変えた箇所に印をつける |
| 地学 | 天体・気象の図 | 図とセットで用語を覚える |
■グラフは軸から読む
何を横軸に、何を縦軸に取っているかを声に出して確認してから設問に入ります。ここを飛ばすと答えがずれます。
■計算分野は早めに固める
後回しにすると苦手意識が定着します。組分けの範囲に入った回で仕上げておきたい分野です。
④ 【社会】地理・歴史を短時間で固める復習法
社会は短い時間で得点に変わりやすく、直前期の伸びしろとして期待できます。
▼分野別の復習法
| 分野 | やること | 1日の目安 |
| 地理 | 白地図に書き込みながら確認 | 10〜15分 |
| 歴史 | 出来事の理由を一文でまとめる | 10〜15分 |
| 資料問題 | 増減を矢印で書き込みながら読む | 5〜10分 |
■用語だけを覚えない
地図と結びついていないと資料問題に対応できません。白地図に書き込む方法が定着しやすくなります。
■年号より因果関係
「なぜそれが起きたのか」を一文でまとめる練習のほうが、問われる場面が多くなります。
6. 四谷大塚組分けテストの結果を次に活かす立て直し
思うような結果が出なかった回は、保護者様にとってももどかしい時間になります。ただ、次の機会は5週後にめぐってきます。
① 立て直しで最初に決める取り組みの優先順位
やることを増やすのではなく、絞ることが立て直しの第一歩です。
■最初の1週間は「範囲」ではなく「順番」を決める
すぐに学習量を増やすのではなく、次の5週間でどの科目から手をつけるかを先に決めます。決まるまでは今までどおりの進め方で構いません。
■次の1回では1コース分だけを狙う
2つ上のコースを一度に目指すと日々の負荷が高くなりすぎます。まずは得点率10ポイント程度を目標にします。
■やめることも決める
取り組む教材を増やすのではなく、優先順位の低いものを一度外します。手が回らない状態が続くほうが遠回りになります。
▼取り組む・外すの判断表
| 続けるもの | いったん外すもの |
| 予習シリーズの基本問題 | 発展問題・応用演習 |
| 週テストの解き直し | 塾外で追加した市販教材 |
| 正答率50%以上の失点回収 | 正答率30%未満の問題 |
| 理科・社会の知識の確認 | 長時間の読解演習 |
② Bコースから積み上げ直す進め方
Bコースから上を目指すときに効くのは、難しい問題ではなく基本問題の精度を上げることです。
▼Bコースから積み上げる3回分の進め方
| 回 | 取り組むこと | 目標 |
| 1回目 | 正答率60%以上の失点をゼロに | 得点率を5ポイント上げる |
| 2回目 | 正答率50%台の問題まで広げる | 得点率を10ポイント上げる |
| 3回目 | 練習問題の前半まで演習を追加 | Cコースの得点率に到達 |
■Bコースに多い失点
正答率60%以上の問題で20〜40点を落としているケースが多く見られます。ここをゼロに近づけるだけでCコースの得点率に近づきます。
■3回を1つの区切りにする
1回の結果でコースが決まるわけではありません。3回程度で見ていくほうが、生徒様も落ち着いて取り組めます。
※点数の目安は当会の指導現場から見た推定です。回や生徒様の状況により異なります。
③ 立て直しを支える保護者様の関わり方
結果が出た直後は、保護者様も生徒様も気持ちが揺れやすい時期です。
▼声のかけ方の言い換え例
| 避けたい伝え方 | 言い換え例 |
| 「また下がったの?」 | 「前回できなかった単元は取れているね」 |
| 「〇〇くんはSコースなのに」 | 「前回の自分と比べてどうだった?」 |
| 「もっと勉強しないと」 | 「次はどこを10点取り返そうか」 |
| 結果を見た直後にその場で話す | 翌日など落ち着いた時間に一緒に見る |
■比べる相手は過去の本人にする
他の生徒様やごきょうだいと比べる言葉は意欲を下げてしまいます。前回の自分と比べる形にすると、変化を前向きに受け取れます。
■できたことを先に伝える
順位が下がっていても、伸びている部分はあります。そこを先に言葉にします。
■抱え込みすぎない
保護者様がすべてを管理しようとすると負担が大きくなります。教える役割は外部に任せ、保護者様は環境づくりと見守りに徹するという分け方も有効です。
▼あわせて読みたい
「四谷大塚についていけない…算数・予習シリーズ対策と転塾判断」
■1対1の指導を検討したいサイン
次のような状態が2回以上続いている場合は、ご家庭様だけで抱えるより外部の力を借りたほうが早く戻せることがあります。
■解き直しが進まない
間違えた問題を前にして手が止まり、答えを写すだけになっている。
■何から手をつけるか決められない
範囲が広く、優先順位をつける段階で時間が過ぎてしまう。
■教えようとすると空気が重くなる
保護者様が説明に入ると、勉強そのものが進まなくなってしまう。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
7. 四谷大塚組分けテスト対策を支える東大家庭教師友の会
組分け対策は、限られた時間の中で何に取り組むかを見極める作業でもあります。当会では、通塾を続けながら弱点だけを補う形のサポートをご用意しています。
① 中学受験を経験した教師が多数在籍
国内最多クラスの東大生をはじめ、早慶生・医学部生・難関大生が教師として在籍しています。
■自身も中学受験を経験
多くの教師が大手中学受験塾に通いながら合格を勝ち取っており、テスト前の時間の使い方を実体験として知っています。
■判断の仕方まで伝えられる
テキストの解説をなぞるだけでなく、「どの問題を後回しにして、どこで点を取るか」まで含めてお伝えできます。
■気持ちに寄り添える
テスト直後のもどかしい気持ちも経験しているため、生徒様の状況に合わせた声かけができます。
② 直近の答案から取り組む優先順位を決める
当会の指導では、まず直近の組分けテストの答案を拝見するところから始めます。
▼指導開始までの流れ
| ステップ | 内容 | ご家庭様にご用意いただくもの |
| 1 | 直近の答案と成績表を確認 | 組分けの答案・成績表 |
| 2 | 正答率と失点タイプを仕分け | 特になし |
| 3 | 次の5週間の優先順位を決定 | 通塾のスケジュール |
■課題を具体的に特定する
「算数が苦手」ではなく、「割合の文章題で条件を整理しきれていない」というところまで絞り込みます。
■やらないことを決める
限られた時間で成果を出すために、今は取り組まなくてよい範囲もはっきりとお伝えします。
■塾の教材を使い切る
新しい教材を増やすのではなく、予習シリーズと週テストの範囲内で完結する形を基本としています。
▼あわせて読みたい
「四谷大塚生向けの家庭教師サポート」
③ 組分け前だけの短期利用にも対応
「次の組分けまでの5週間だけ見てほしい」といったご要望にも対応しています。
▼よくあるご利用パターン
| パターン | 期間 | 目的 |
| 組分け直前型 | 5週間 | 次の1回でコースを戻す |
| 単元集中型 | 2〜3週間 | 苦手単元が範囲に入る回に備える |
| 継続併用型 | 通年 | 通塾と並行して弱点を補う |
■通塾はそのままで大丈夫
当会をご利用の中学受験生のご家庭様は、8〜9割が通塾との併用です。塾をやめる必要はありません。
■まず試したい段階でも
長期の契約を前提としていないため、ご相談だけでもお気軽にお問い合わせいただけます。
④ 指導のない日も質問できるオンライン自習室
オンライン自習室を開講しており、指導のない日にも学習環境をご利用いただけます。
■その場で質問できる
教師が常駐しているため、予習シリーズを進めていて分からない箇所が出たときに質問できます。
■直前期の集中が続く
組分け前の1週間は家庭学習の時間が一気に増える時期です。ほかの生徒様も取り組んでいる場に入るだけで集中が続きやすくなります。
■一人で机に向かうのが難しい生徒様に
「気づくと手が止まっている」というご相談の多い時期にこそ、環境の力が働きます。
▼あわせて読みたい
「オンライン自習室のご案内」
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
8. 四谷大塚組分けテストのよくある質問
Q1. 何点取ればSコースになれますか?
-
A:4教科で得点率75%前後、500点満点なら375点前後がひとつの目安です。
コースは点数ではなく順位で決まるため、平均点が高い回はこれより高い得点が必要になります。詳しくは 「1. 四谷大塚組分けテストとは|仕組みとコース基準」 をご覧ください。
Q2. 出題範囲はどこまでですか?
-
A:直近の予習シリーズ5回分が基本で、5回目にあたる総合回まで含まれます。
回によっては範囲を定めない実力回として実施されることもあります。詳しくは 「1. 四谷大塚組分けテストとは|仕組みとコース基準」 をご覧ください。
Q3. 週テストと組分け、どちらを優先すべき?
-
A:日々の学習は週テストを軸に進め、組分けは5週分の到達度を測る機会と位置づけるのが基本です。
週テストの解き直しがそのまま組分け対策になります。詳しくは 「3. 四谷大塚組分けテストで点数が伸びない原因と対策」 をご覧ください。
Q4. 結果はいつわかりますか?
-
A:素点や採点済み答案は翌日ごろ、順位・偏差値・コースはその後数日以内が目安です。
四谷大塚のサイトから父母ログインを行って確認します。詳しくは 「2. 四谷大塚組分けテストの結果の見方と復習手順」 をご覧ください。
Q5. 直前の1週間は何をすれば効果的ですか?
-
A:新しい問題には手を出さず、2回目も間違えた問題だけを解き直す方法が効果的です。
理科・社会の知識分野は直前でも得点に変わりやすい領域です。詳しくは 「5. 四谷大塚組分けテストの科目別勉強法」 をご覧ください。
Q6. コースがなかなか上がらないときは?
-
A:やることを増やすのではなく、正答率の高い問題の失点を回収することに絞ってください。
1回の結果で判断せず、3回程度を1つの区切りとして見ていくと変化が見えやすくなります。詳しくは 「6. 四谷大塚組分けテストの結果を次に活かす立て直し」 をご覧ください。
まとめ|四谷大塚組分けテストは次の一手が鍵
四谷大塚の組分けテストは、5週に一度めぐってくる到達度を測るテストです。コースは点数ではなく順位で決まるため、同じ得点でも回によって結果は変わります。偏差値の上下だけを見るのではなく、正答率の高い問題を落としていないかという一点に絞って振り返ることが、次の一手につながります。うまくいかない回があっても、優先順位を整えれば立て直しは十分に可能です。
■テストが終わったらやること
答案を見返し、正答率の高い問題での失点をそろえる。
■次の目標を決める
得点率から「あと何点」を計算し、どの科目で埋めるかを決める。
■5週間の型をつくる
毎週20〜30分だけ前の回に戻り、直前は2回目も間違えた問題に絞る。
体験授業を申し込む
ご相談からでもOK!
中学受験対策ができる家庭教師をご紹介
SAPIX・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚などの通塾経験や、通塾生の指導経験がある教師が在籍しています。
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
中学受験の合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
中学受験の合格体験記
東大家庭教師友の会の特徴
東大家庭教師友の会の4つの特徴
生徒様に選ばれ続けて26年!“累計指導実績2万名”
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
中学受験対策、大学受験対策に選ばれる理由を動画で紹介
東大家庭教師友の会の料金
当会では、「入会金」「指導料」「交通費」「学習サポート費」以外のご料金は、一切ご請求しておりません。指導キャンセル料や教師交代費、解約金等は一切発生いたしませんので、ご安心ください。
ご入会時
体験授業料0円
ご入会金 22,000
体験授業は1ご家庭様につき1人のみ無料でご受講いただけます。2人以上受ける場合、1人につき2,420円(税込)の体験授業料が発生します。
月々のお支払い
交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
東大家庭教師友の会「7つの0円」
ご利用の流れ
STEP 1
STEP 2
STEP 3
STEP 4
中学受験に強い家庭教師をお探しなら
あわせてチェック|四谷大塚の関連記事









