1. 四谷大塚「公開組分けテスト」とは?仕組みと目的を5分で理解
まず、四谷大塚 組み分けテストの全体像を整理します。仕組みを正しく理解しているかどうかで、対策の方向性が大きく変わります。
①公開組分けテストの目的|「クラス分け」と「全国順位の把握」
四谷大塚の公開組分けテストには、大きく分けて2つの目的があります。
▼公開組分けテストの2つの目的
■目的1:所属コース(S・C・B・A)の決定
テスト結果に基づき、次回までの所属コース・クラスが決定されます。校舎によってはクラス替えにも直結するため、生徒様にとって最も身近な「短期目標」となります。
■目的2:全国の中での立ち位置の把握
四谷大塚YTnetや四谷大塚NETの準拠塾(早稲田アカデミーなど)の生徒様も同じテストを受験するため、母集団が大きく、全国順位や偏差値が信頼性の高い指標として活用できます。志望校とのギャップを定期的に測る機会になります。
組み分けテストは、目先のクラス決定だけでなく、中学受験本番に向けた立ち位置を把握する場でもあります。進路設計の羅針盤として活用したいテストです。
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「四谷大塚とは?特徴・カリキュラム・予習シリーズの全体像を東大家庭教師友の会が解説」
②カリキュラムテスト(週テスト)との決定的な違いと優先順位
四谷大塚には「組み分けテスト」と「カリキュラムテスト(週テスト)」の2種類のテストがあります。両者は役割がまったく異なるため、混同しないことが大切です。
▼組み分けテストとカリキュラムテスト(週テスト)の違い
| 公開組分けテスト | カリキュラムテスト(週テスト) | |
| 実施頻度 | 5週に1度(4・5年生は年9回/6年生前期は3回程度) | 原則毎週 |
| 出題範囲 | 予習シリーズ約5回分の総合 | 直近1〜2回分のみ |
| 主な役割 | コース・クラスの決定 | 直近単元の定着確認 |
| 難易度の特徴 | 応用問題が多く差がつきやすい | 基礎〜標準中心 |
| 優先順位 | 高(最優先) | 中(日々の積み重ね) |
結論として、クラスやコースの決定権を握るのは組み分けテストです。週テストはあくまで「組み分けに向けた日々のチェックポイント」と位置づけ、復習サイクルに組み込むのが効率的です。
③試験日程・年間スケジュール・申込方法
四谷大塚 組み分けテストは、おおむね5週に1回のペースで実施されます。学年により実施回数が異なります。
▼学年別 年間実施回数の目安(2025年度実績ベース)
■小学4・5年生
年9回程度(5週に1度のペース)
■小学6年生
年3回程度(前期:3月〜6月頃のみ)。7月以降は「合不合判定テスト」に切り替わります。
■申込方法
四谷大塚生は校舎で自動申込。外部生は四谷大塚公式サイトの「公開テスト申込サイト」で会員登録のうえ申し込みます。
■受験料
4,400円(税込)/1回分(2教科・3教科・4教科とも同一)
■結果発表
当日中にWeb速報、後日に詳細な成績表(順位・偏差値・正答率)が発行されます。
※上記は2025年度実績をもとにした目安です。正確な日程・申込方法・受験料は、必ず四谷大塚公式サイト「公開組分けテスト」要項で最新情報をご確認ください。
④試験科目・配点・時間配分|4年生と5・6年生で異なるルール
科目数や試験時間は学年で異なります。特に4年生と5・6年生では試験時間に違いがあるため、対策の重みづけも変わってきます。
▼学年別 試験科目・配点・時間(公式情報をもとに作成)
| 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 | |
| 4年生 | 200点/40分 | 150点/40分 | 100点/20分 | 100点/20分 | 550点満点 |
| 5年生 | 200点/50分 | 150点/50分 | 100点/35分 | 100点/35分 | 550点満点 |
| 6年生 | 200点/50分 | 150点/50分 | 100点/35分 | 100点/35分 | 550点満点 |
※4年生1月の組み分けテストのみ、算数・国語の2教科(350点満点)で実施される場合があります。試験時間・配点は年度・回により変動する場合があります。最新情報は四谷大塚公式サイト「公開組分けテスト」要項でご確認ください。
算数(200点)と国語(150点)の2科目で合計350点と全体(550点)の約64%を占めるため、この2科目で得点を安定させることがコース判定の鍵となります。特に算数は1科目で全体の約36%を占める最大配点科目です。
⑤出題範囲|予習シリーズ何回分が範囲になるのか
四谷大塚 組み分けテストの出題範囲は、原則として「直前の組み分けテスト以降に学習した予習シリーズ(四谷大塚の主要教材)の全範囲」です。
▼出題範囲のルール
■基本ルール
予習シリーズの第◯回〜第◯回(おおよそ5回分)の総合範囲で出題されます。
■応用問題の比率が上がる
カリキュラムテストよりも応用・融合問題の比率が高く、単元横断の出題が目立ちます。
■「演習問題集」の重要性
予習シリーズ本体に加え、副教材の「演習問題集」「計算」「漢字とことば」までこなしているかで差がつきます。
直前1週間で全範囲を回そうとしても、5回分の総合範囲は到底さばききれません。日々のカリキュラムテストの段階で、いかに「組み分けで戦える状態」に仕上げておくかが勝負を分けます。
2. 四谷大塚 組み分けテスト|コース基準(S・C・B・A)と学年別ボーダーライン
ここからは、保護者様の関心が最も高い四谷大塚 組み分けテストコース基準と、学年別のボーダー目安を解説します。
※重要な注意:四谷大塚はボーダーライン(基準点)の年度推移や母集団内比率を公式に公表していません。本記事の数値は、当会教師の四谷大塚通塾経験・指導実績、ならびに保護者の方々が公開している実体験情報を踏まえたあくまで参考値(当会推定)です。実際の数値は回・年度・校舎によって大きく変動するため、必ず四谷大塚ドットコムの父母ログインで個別の最新情報をご確認ください。
①コース構成の全体像と人数比率(Sコースは上位何%か)
四谷大塚直営校舎および準拠塾のコースは、上位からS・C・B・Aの4段階で構成されます。Sコースは最上位で、難関中学を目指す生徒様が集まります。
▼コース構成と人数比率の目安(当会推定/公開情報を参考に作成)
| コース | 位置づけ | 母集団内の比率(推定目安) | 偏差値の目安 |
| Sコース | 最上位(難関中受験層) | 上位 約10〜15% | 偏差値60前後〜 |
| Cコース | 上位(中堅上位校受験層) | 上位 約15〜35% | 偏差値53〜60前後 |
| Bコース | 中位(基礎固め層) | 中位 約30〜40% | 偏差値45〜53前後 |
| Aコース | 基礎学習層 | 下位 約20〜30% | 偏差値45未満 |
※比率・偏差値はあくまで当会の指導現場・公開情報からの推定目安です。回・年度・校舎により大きく変動します。校舎によってはS1・S2・C1・C2のように細分化されたり、組分け基準が異なったりする場合があります。
Sコースは母集団の上位10〜15%が目安となるため、安定して入るには日々の精度の高い学習が欠かせません。
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②【4年生】組み分けテスト ボーダーライン予想と平均点目安
四谷大塚組み分けテスト 4年ボーダー予想は、回によって変動はあるものの、当会の指導経験からはおおむね以下のレンジに収まる傾向があります。
▼4年生 組み分けテスト ボーダー目安(550点満点/当会推定)
| コース | 得点率の目安 | 550点満点換算 |
| Sコース | 約65〜75% | 約360〜415点 |
| Cコース | 約55〜65% | 約300〜360点 |
| Bコース | 約40〜55% | 約220〜300点 |
| 平均点 | 約50〜55% | 約275〜300点前後 |
※4年生1月の組み分けテストは算国2教科350点満点で実施される場合があり、別途のボーダー基準となります。
4年生はまだ範囲も狭く、「算数の基本問題で落とさないこと」がSコース到達の最大のポイントです。算数で安定して160点/200点以上を取れるかが、Sコース定着の分岐点になります。
③【5年生】組み分けテスト ボーダーライン予想と平均点目安
5年生は学習内容が一気に難化し、4年生のボーダー感覚が通用しなくなるのが特徴です。比と割合、速さ、図形、化学・物理分野など、抽象度の高い単元が押し寄せます。
▼5年生 組み分けテスト ボーダー目安(550点満点/当会推定)
| コース | 得点率の目安 | 550点満点換算 |
| Sコース | 約60〜70% | 約330〜385点 |
| Cコース | 約50〜60% | 約275〜330点 |
| Bコース | 約35〜50% | 約190〜275点 |
| 平均点 | 約45〜50% | 約245〜275点前後 |
5年生で気をつけたいポイントは、特に算数・理科・国語の3科目で表れます。
■算数の応用問題に対応できるか
大問の後半(典型題+ひとひねり)で得点できるかどうかでSコースとCコースが分かれます。
■理科・社会で「暗記+思考」の問題が増える
図表読み取り・記述問題が登場し、暗記だけでは戦えなくなります。
■国語の文章量が増加
長文化が進み、読解スピードと記述の精度が問われます。
④【6年生】組み分けテストの位置づけと合不合判定テストへの橋渡し
6年生になると、組み分けテストの役割は徐々に変わります。前期(3〜6月)の3回程度のみ組み分けテストが実施され、7月以降は「合不合判定テスト」(6年生対象の志望校判定模試)が志望校判定の主役に移っていきます。
▼6年生における組み分けテストの位置づけ
■前期(3月〜6月)
組み分けテストは年3回程度実施。クラス決定の役割が中心で、基礎の総復習+応用力の定着を測る場として活用します。
■夏以降(7月以降)
合不合判定テストに切り替わります。組み分けテストは終了し、志望校との距離を測る判定が中心になります。
■直前期(11月〜1月)
過去問演習が中心となるため、各種テストは「過去問で見えた弱点を再確認する場」として戦略的に使うことが重要です。
6年生は「テストを受けて終わり」ではなく、「結果を志望校対策にどう活かすか」という視点が欠かせません。
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3. 四谷大塚 組み分けテストで差がつく予習シリーズの使い方|四谷大塚出身教師の現場分析
四谷大塚 組み分けテストで安定して結果を出すご家庭様は、予習シリーズの使い方そのものが違います。教材は同じでも、進め方ひとつで成績は大きく分かれます。
①予習シリーズ改訂で何が難化したか|現場から見た変化点
予習シリーズは数年に一度改訂されており、近年の改訂で難化傾向が指摘されています。当会で四谷大塚生の指導を担当する教師からも、改訂前後で生徒様のつまずき方が変わってきたという声が寄せられています。
▼予習シリーズ改訂後に難化したと感じる主なポイント
■算数の単元前倒し
これまで5年生で扱っていた単元が4年生に下りてきており、4年生段階での処理量が増えています。
■国語の文章テーマの抽象化
哲学・社会論など、生徒様の生活実感から離れたテーマが増え、記述力の差が出やすくなっています。
■理科・社会の図表問題
単純暗記だけでは解けない、グラフ・統計・地図の読み取り問題が増加傾向にあります。
予習シリーズをただこなすだけでは、Sコース水準に届きにくくなってきている──これが、四谷大塚生を担当する教師たちの共通した実感です。
②難関中合格者が実践していた予習シリーズの賢い進め方
当会には、四谷大塚で難関中に合格した教師が多数在籍しています。彼らに改めてヒアリングしてみると、予習シリーズの使い方には共通したポイントがありました。
▼合格者に共通する予習シリーズ活用の工夫
■例題は「解説を読まず」に解く
解説を先に見ず、まず自力で取り組む。詰まったら基本問題に戻り、思考の道筋を自分の中に作る癖をつけていました。
■演習問題集を「組み分け前2週間」に集中投下
カリキュラムテスト直後に演習問題集を一気に進め、組み分け直前は「解き直し」に充てるサイクルを組んでいました。
■「解けなかった問題」だけを別ノートに集約
間違えた問題だけを切り抜き/コピーして1冊のノートに集約。組み分け直前はこのノートだけを回す、いわゆる「弱点ノート」戦略です。
特に「弱点ノート」は、Sコースを安定キープしている多くの生徒様に共通して見られる学習習慣です。
③学年別・組み分けテスト頻出のつまずき単元と潰し方
組み分けテストで失点しやすい単元は、学年ごとにある程度パターン化されています。
▼学年別・つまずきやすい単元と対策
| 学年 | 頻出のつまずき単元 | 潰し方のポイント |
| 4年生 | 和差算・植木算・周期算/約数倍数 | 図を必ず描く習慣をつける。「線分図」「表」を手で書く訓練。 |
| 5年生 | 比・割合/速さ/場合の数/てこ・滑車 | 「比は同じものをそろえる」など原則を声に出して言語化する。 |
| 6年生 | 立体図形/数の性質/時事+歴史融合 | 過去問・他塾教材も組み合わせて演習量を確保。 |
つまずきは「能力の問題」ではなく「学び方の問題」であることがほとんどです。
④一人で進められない時、保護者様が踏み込んでよい範囲
予習シリーズを生徒様だけで進めるのは、特に4・5年生では難しい場面が多くあります。とはいえ、保護者様が踏み込みすぎると今度は自走力が育たないという悩みも。
▼保護者様の関わり方の境界線
■踏み込んでよいこと
・スケジュール管理(いつ何をやるか)
・丸つけと正答率の集計
・「どこで詰まったか」のヒアリング
■踏み込みすぎない方がよいこと
・解法をすべて教えてしまう
・間違えたことを感情的に叱る
・他の生徒様と比較する
保護者様が「教える人」になるのではなく、「環境を整える人」になることが、ご家庭様の力学を健全に保つコツです。
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4. 四谷大塚 組み分けテストで結果を伸ばす科目別勉強法を解説
ここからは、四谷大塚 組み分けテストで実際に得点を伸ばすための科目別勉強法を、当会の指導現場から具体的に紹介します。
①【算数】Sコース常連が大問1・2で失点ゼロを目指した習慣
算数は200点と配点が最大(4教科550点中の約36%)であり、Sコース安定の生命線です。重要なのは「難問を解くこと」よりも、大問1・2を完璧に取りきること。
▼大問1・2で失点ゼロを目指す3つの習慣
■毎朝5分の計算演習
「計算」テキストを毎朝必ず1ページ。スピードより正答率99%を優先します。
■「途中式」を絶対に省略しない
暗算で解ける問題でも必ず途中式を残す。これが本番のミス削減に直結します。
■見直しを「2回」入れる
大問1・2は最初の見直しで全問再計算、最後にもう一度全体を眺める二段構えが理想です。
大問1・2を満点にするだけで、Sコースのボーダーを超える生徒様は少なくありません。
②【国語】記述で部分点を稼ぐ「型」の作り方
国語は150点と算数に次ぐ2番目の配点で、「型」を身につけることで確実に得点を伸ばせる科目です。
▼記述で部分点を稼ぐ「型」の3ステップ
■ステップ1:設問の「キーワード」を必ず線で囲む
「なぜ」「どういうこと」「気持ち」など、設問の問い方によって書き出しの型が決まります。
■ステップ2:本文から「使うべき言葉」を3つ抜き出す
記述は「自分の言葉だけで書く」のではなく、本文の言葉を再構成する作業。これだけで部分点率が大きく上がります。
■ステップ3:書き終えたら必ず「主語+述語」をチェック
主述の対応がずれているだけで減点対象。書き上げ後の30秒チェックを習慣化します。
記述は「書けない」のではなく、「書き方を知らないだけ」であるケースが大半です。
③【理科】図表・グラフ問題で差がつく|暗記から「理解」への転換点
理科は5年生以降、図表・グラフの読み取り問題で差がつきます。暗記だけで戦ってきた生徒様が伸び悩む典型ポイントです。
▼理科を「暗記」から「理解」に転換するために
■「なぜそうなるか」を必ず言語化する
「植物の蒸散が大きいのはなぜ?」など、結論ではなく理由を口で説明できるかをチェックします。
■自作の図を描く
てこ・滑車・電流など、自分で図を描き直してから問題を解く習慣をつけます。
■表とグラフを「変換」する練習
表→グラフ、グラフ→表へ書き換える練習で、図表読み取り力が一気に伸びます。
④【社会】時事問題と地理の暗記を最短で固める「3周ノート術」
社会は時間効率がそのまま得点に直結する科目です。算数・国語に時間を割きたいご家庭様こそ、社会は短時間で仕上げる仕組みを作っておきたいところです。
▼3周ノート術の進め方
■1周目:薄く広く(1日15分×5日)
予習シリーズの該当回を音読。意味が分からない用語に印をつけるだけでOK。
■2周目:印のついた用語だけ深掘り
白地図・年表に書き込みながら、用語の周辺知識をまとめます。
■3周目:問題演習で抜けチェック
演習問題集で間違えた箇所だけ、ノートの該当ページに付箋を貼って繰り返します。
時事問題は、四谷大塚から提供される時事教材(「ニュース最前線」など)を、直前期にまとめて取り組むのが効果的です。
⑤【全科目共通】直前1週間・3日前・前日の逆算行動プラン
組み分けテスト直前期は、「やること」より「やらないこと」を決めるほうが結果につながります。新しい問題に手を出して焦るより、これまで積み重ねてきたものを取りこぼさないことを優先しましょう。
▼直前1週間〜前日の逆算プラン
| タイミング | やるべきこと |
| 1週間前 | 弱点ノートの再演習。新しい問題には手を出さない。 |
| 3日前 | 過去の組み分けテスト2〜3回分を時間を計って解き直し。 |
| 前日 | 理科・社会の暗記事項を中心に軽く確認。早めに就寝。 |
| 当日朝 | 計算1ページ+漢字1ページのみ。脳のウォーミングアップに徹する。 |
直前期は「新しい知識」より「持っている力を取りこぼさない」ことを優先しましょう。
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5. 四谷大塚 組み分けテストの結果が悪かったときの対処法
四谷大塚 組み分けテストで思うような結果が出なかったとき、その後の対応次第で半年後の成績は大きく変わります。やってはいけない対応と、本当に効くアクションを整理します。
①偏差値で叱るのが逆効果な理由|避けたい声かけと効果的な声かけ
中学受験では、保護者様の何気ない一言で、生徒様の取り組み方が大きく変わることがあります。心理的に前向きに作用する声かけと、逆効果になりがちな声かけには、一定の傾向があります。
▼避けたい声かけと、効果的な声かけの例
■避けたい声かけ(生徒様を萎縮させやすい言葉)
・「なんでこんな点なの?」
・「あの子はSなのに」
・「これだけやってこの結果?」
■効果的な声かけ(前向きな行動につながりやすい言葉)
・「結果より、次にどう活かすかだね」
・「正答率高かったのに落とした問題、一緒に見ようか」
・「ここまで頑張ってきたのは知ってるよ」
偏差値で叱ることは、「次のテストへの恐怖」を植え付けるだけで、学力向上には繋がりません。生徒様の自己効力感を守ることが、長い受験生活を走り抜く土台になります。
②成績表は「点数」ではなく「正答率」を見る|分析の具体手順
成績表を見るとき、多くのご家庭様は「点数」と「偏差値」に目が行きがちですが、本当に見るべきは「正答率」です。
▼成績表分析の正しい順序
■ステップ1:正答率70%以上で落とした問題を抽出
これが「本来取れたはずの問題」。最優先で復習すべき問題群です。
■ステップ2:正答率30〜70%で落とした問題を確認
ここを取れるかどうかでコースが分かれます。「あと1段」のための重点単元です。
■ステップ3:正答率30%未満は基本スルー
難問は他の問題が固まってから。深追いは時間対効果が悪い領域です。
「正答率70%以上で落とした問題ゼロ」を毎回目指すだけで、偏差値は確実に上がっていきます。
③解き直しは「時間をおいて自力で」|定着を生む復習サイクル
解き直しを「答えを写すだけ」「すぐにやる」で終わらせては、定着しません。
▼定着を生む解き直しサイクル
■1回目:当日 or 翌日(解説を読みながら)
解法の道筋を理解する段階。答えを書き写すのではなく、ノートに「なぜそう解くか」を1行で書きます。
■2回目:1週間後(自力で)
ヒントなしで再挑戦。解けなければ再度解説に戻ります。
■3回目:1ヶ月後(自力で)
長期記憶に入ったかの最終チェック。ここまで通って初めて「定着」です。
「解き直し3回ルール」は、Sコース定着につながる効果的な学習習慣として知られています。
④Bコースから立て直すための指導アプローチ|よくあるパターンと対処法
当会には、コースダウンから立て直したご家庭様のケースが数多く蓄積されています。ここでは、ご相談を受けることが特に多い「5年生でC→Bへのコースダウン」を例に、効果的な立て直しのアプローチをご紹介します。
5年生前半でCコースからBコースへ下がるケースの多くは、算数の応用問題で失点が止まらなくなることがきっかけになります。生徒様本人の自信が揺らぎ、保護者様も「このまま下がり続けるのでは」と不安を感じやすい状況です。
こうしたケースで当会が提案するのは、5年範囲の予習をいったん止めて、4年範囲の比・割合まで戻ること。一見遠回りに見えますが、5年算数で失点が増える原因の多くは4年範囲の理解不足にあります。指導は週1回・90分程度を目安に、教材は新しいものを増やさず、予習シリーズ「演習問題集」のB問題に絞って繰り返します。組み分けテスト前の1週間は、これまでに間違えた問題だけをまとめた弱点ノートをひたすら反復します。
基礎の土台が整えば、3ヶ月程度でSコース水準まで戻せるケースもあります。算数偏差値が10前後上昇するご家庭様も少なくありません。
このアプローチから見えてくるのは、「いま分からない単元の前に、本当の原因がある」という視点の大切さです。表層の学年範囲だけを追いかけても、根本解決にはたどり着けません。
※指導効果には個人差があり、すべてのご家庭様で同様の結果を保証するものではありません。
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「四谷大塚でクラスアップする方法|現役東大生が教える成績の伸ばし方」
⑤ご家庭内の感情のすれ違いを避ける「第三者メンター」という選択肢
受験期は、保護者様も生徒様も精神的に追い込まれやすくなります。「保護者様が言うと衝突しがちでも、外部の教師が言うと素直に受け止められる」というご家庭様は非常に多いものです。
▼第三者メンターを置くメリット
■勉強の話を「ご家庭内の感情」から切り離せる
叱責ではなく、客観的な分析として伝わるため、生徒様も素直に受け止めやすくなります。
■学習計画の「監督役」が増える
保護者様が「教える人」ではなく「応援する人」に専念できます。
■受験経験者ならではの戦略を共有できる
当会の教師は、自身も中学受験を経験した立場から、「乗り越え方」をリアルに伝えられます。
6. 四谷大塚 組み分けテストに関するよくある質問
Q1. 組み分けテストは何点取ればSコースになれますか?
-
A:回や学年により変動しますが、550点満点中約360〜415点(得点率65〜75%)が4年生Sコースの目安です。5年生はやや低めで約330〜385点(60〜70%)が目安となります。
詳しくは「2-②【4年生】組み分けテスト ボーダーライン予想」「2-③【5年生】組み分けテスト ボーダーライン予想」をご覧ください。
Q2. 組み分けテストの出題範囲はどこまでですか?
-
A:基本的に予習シリーズ約5回分の総合範囲です。
直前のカリキュラムテスト範囲も含まれます。詳細は「1-⑤出題範囲|予習シリーズ何回分が範囲になるのか」で解説しています。
Q3. カリキュラムテストと組み分けテストはどちらが大切?
-
A:コース・クラスを決めるのは組み分けテストのため、優先度はこちらが上です。
ただし、カリキュラムテストは日々の定着確認として両輪で活用するのが理想です。詳しくは「1-②カリキュラムテスト(週テスト)との決定的な違い」をご覧ください。
Q4. 組み分けテストの結果はいつわかりますか?
-
A:当日中にWeb速報、後日に詳細な成績表(順位・偏差値・正答率)が発行されます。
詳しくは「1-③試験日程・年間スケジュール・申込方法」をご確認ください。
Q5. 組み分けテスト直前に何をすれば効果的ですか?
-
A:直前は新しい問題に手を出さず、「弱点ノート」と過去の組み分けテストの解き直しに絞るのが効果的です。
詳しくは「4-⑤直前1週間・3日前・前日の逆算行動プラン」をご覧ください。
Q6. クラスが下がり続ける時、塾以外でできる対策はありますか?
-
A:個別の弱点を分析して立て直すには、家庭教師による個別指導の併用が有効です。
詳しくは「5-④Bコースから立て直すための指導アプローチ」で具体的な進め方をご紹介しています。
まとめ|四谷大塚 組み分けテストは「結果」より「次の一手」で差がつく
本記事では、四谷大塚 組み分けテストについて、仕組み・コース基準・学年別ボーダー・科目別対策・結果が悪かったときの対処法までを解説しました。
▼この記事のポイント
■組み分けテストはコース・クラス決定の最重要テスト
カリキュラムテストよりも優先度が高く、応用問題で差がつきやすい構造です。配点は550点満点(算数200/国語150/理科100/社会100)。
■Sコースは母集団の上位10〜15%が目安
4・5年生はおおむね得点率60〜75%がボーダーゾーンです。
■予習シリーズは「弱点ノート」と「3回解き直し」で完成度が決まる
テキストを回す量よりも、間違いの再発防止サイクルの精度が成績を決めます。
■結果が悪い時こそ、感情ではなく「正答率」で分析する
正答率70%以上で落とした問題を潰すだけで、偏差値は安定して上がります。
四谷大塚 組み分けテストで本当に差がつくのは、テスト後に「次の一手」を打てるかどうかです。一人で立て直しが難しいときは、四谷大塚出身の教師による個別サポートも、ぜひ選択肢の一つとしてご検討ください。
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