こんなお悩みはございませんか?
「日能研でクラスアップするための勉強法は?」
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このような悩みを抱える保護者様も多いのではないでしょうか。
今回は、日能研のクラス分け基準や評価方法、クラスアップの効果的な勉強法、そして実際に保護者様にできるサポート方法について解説します。
また、クラスが下がった時の保護者様の受け止め方や、具体的な対策についても解説します。
目次
・①日能研のクラス分けと基準偏差値の目安
・②日能研でのクラスアップのタイミングと評価方法
2. 日能研でクラスアップするための効果的な勉強法
・①レベル問わずクラスアップのために押さえるべきポイント
・②W(A)クラスからG(M)クラスへのクラスアップ
・③G(M)クラスからTMクラスに入るには
3. クラスアップするために保護者様ができるサポート内容
・①勉強日誌の活用で学習計画を立てる
・②集中力アップのために勉強環境を工夫する
・③自己肯定感を上げるため解けた問題を1つずつ褒める
4. もし日能研でクラスが下がってしまった際はどう受け止めればいい?
・①どのような心構えで受け止めればよいか
・②生徒様にしてはいけない声かけ・対応
・③クラスが下がった時に取るべき挽回策
まとめ|日能研でクラスアップするには家庭の支えが重要!
1. 日能研のクラス分けの基準やクラスアップの方法とは?
ここでは、日能研のクラス分けと基準について説明します。
日能研のクラスの分け方を理解しておくと、生徒様の現状の学習理解力や塾での立ち位置を把握することが可能です。
さらに、これからどのような勉強方法を家庭内で行えばクラスアップできるのか、その見通しも立てやすくなります。
教室によって開設されている選抜クラスのクラス分け基準も解説しているので、ぜひ確認してください。
①日能研のクラス分けと基準偏差値の目安
日能研のクラス分けは、系列や校舎によって異なる基準が設けられています。
【本部系列のクラス分け】
・基礎レベル: Wクラス
・応用レベル: Gクラス
【関東系列のクラス分け】
・基礎レベル: Aクラス
・応用レベル: Mクラス
基礎クラス(WクラスやAクラス)は、全体的な学力の底上げを目指すクラスです(基準偏差値の目安55未満)。
基礎クラスでは、基本的な学習内容をしっかり身につけることが重視されます。
応用クラス(GクラスやMクラス)は、さらに高い学力を目指す生徒のためのクラスです(基準偏差値の目安55前後)。
応用クラスでは、授業内容もスキルアップし、より発展的な問題や難易度の高い学習内容が含まれます。
さらに、応用レベルのMクラス(関東系列)の中には、TMクラスと呼ばれる「選抜クラス」があります。
基準偏差値はおよそ65以上で、上位校を目指す生徒様のクラスです。
ただし、TMクラスは人数が少ない教室の場合には開講していません。
ちなみに、日能研の通常授業ではどちらのクラスも「本科教室」のテキストを使いますが、季節講習では「標準テキスト」「発展テキスト」とレベル別となっています。
②日能研でのクラスアップのタイミングと評価方法
日能研のクラス分けは、基本的に「学習力育成テスト」と「全国公開模試」の偏差値がクラス分けの基準です。
学習力育成テストは2週間ごとに行われ、公開テストは年間6回程度、定期的に実施されます。
ただし、クラスアップの評価方法は、他の大手の中学受験塾とは異なります。
日能研ではテスト結果だけでなく、普段の授業態度や学習状況なども判断材料となります。
1クラスの人数が20人程度で構成されているのも、生徒様それぞれの評価をきめ細かく行うためです。
日能研ではテストの総合点だけでなく、総合的な判断に基づいてクラス分けが行われます。
クラス分けの頻度は以下の通りです。
・4年生:2ヶ月ごと
・5年生:2ヶ月ごと
・6年生:毎月
テストで成果が出にくい生徒様であっても、日頃の頑張りが評価されることでクラスアップのチャンスがあります。
このため、家庭内での努力が反映されやすい環境と言えるでしょう。
2. 日能研でクラスアップするための効果的な勉強法
ここでは、日能研でクラスアップを目指すための効果的な勉強法について解説します。
①レベル問わずクラスアップするために押さえるべきポイント
日能研でクラスのレベルを目指すためには、クラスのレベルを問わず、基礎をしっかり固めて知識を定着させることが重要です。
日々の授業内容を理解し、時間に余裕を持って落ち着いて宿題や復習を行う家庭学習が最大のポイントです。
特に間違えた問題に関しては、必ずその日のうちに見直しましょう。
どうしても家庭で解決できない問題は、先生に質問する習慣を身につけることも大切です。
また、保護者様の学習時間の計画的な管理することで、効果的な学習スタイルが定着し、着実な学力向上が期待できます。
生徒様自身でも自分の実力を客観的に把握する機会となり、改善点を発見できるかもしれません。
どのレベルのクラスに在籍していても、ポイントを押さえた効果的な勉強法を実践することで、着実に成績向上を導くことができるでしょう。
②W(A)クラスからG(M)クラスへのクラスアップ
基礎クラスであるW(A)クラスから応用クラスのG(M)クラスへのクラスアップを目指すには、以下の3点を順番に解決していくことが重要です。
1.学習時間の確保
2.基本的な学習内容の理解と定着
3.得意単元の積極的な取り組み
まずは、基礎クラスから応用クラスにクラスアップするには、学習時間の確保が最優先です。
勉強量が増えることで基本的な問題に取り組む時間が確保でき、知識定着が早く、確実になります。
逆に、いくら集中して勉強しても、学習時間が短ければ、G(M)クラスへのクラスアップは難しいでしょう。
具体的な方法として、日能研「本科テキスト」の「基本例題」をパーフェクトに仕上げることが挙げられます。
どの教科においても、基本的な学習内容の理解と定着が進むと、応用問題にチャレンジできるレベルにステップアップできるからです。
また得意な単元にしぼって深く学習することで、自己肯定感が高まり、生徒様自身が「やればできる!」という自信を育てることもできます。
③G(M)クラスからTMクラスに入るには
応用クラスから選抜クラスへのステップアップには、さらなる高度な学力が求められます。
基礎クラスから応用クラスへのクラスアップとは異なり、単純的な学習時間の確保ではなく、勉強の質の向上が必須です。
TMクラスに入るためには、偏差値65以上が目安となります。
クラスアップを目指すためには、日々の学習に加えて、テキストの応用問題を積極的に解くことが効果的です。
わからない部分は徹底的に調べ、わからない問題は先生に質問し、自分の力で解答できるようになるまで何度も解いていきます。
具体的な対策方法としては、「本科テキスト」の基本問題に加え、発展問題や練成問題もミスなく解けるようにすることです。
また、学習習慣の継続だけでなく、体調管理や成績を維持するためのメンタルケアも大切です。
規則正しい生活を心がけて、集中力を持続させることが、TMクラスへの突破口となるでしょう。
▼日能研TMクラスの詳細については、以下ページも併せてご覧ください。
3. クラスアップするために保護者様ができるサポート内容
クラスアップのために保護者様ができるサポート内容について、3つの事例をご紹介します。
紹介するサポート内容は、実際に保護者様が生徒様のクラスアップのために実践していたものです。
ぜひ参考にしてみてください。
事例①:勉強日誌の活用で学習計画を立てる
生徒様の学習ペースを可視化するために勉強日誌を導入した保護者様の例をご紹介いたします。
勉強日誌を導入しようと思ったきっかけは、クラスが下がってショックを受けている生徒様を見た時だそうです。
入塾時には応用クラスに在籍していましたが、保護者様の仕事が多忙になり、様子を伺えない日が増えたタイミングで、クラスが下がってしまったそうです。
そこで勉強日誌で、毎日の復習内容や塾の宿題の進み具合を記録し、夜寝る前に親子で振り返るようにしました。
日々の学習内容の中で出来たことは褒め、達成できなかったことは割り切って次の日へ回すことで、生徒様はやる気を少しずつ取り戻し、学習習慣を身につけていくことができたそうです。
勉強日誌によって生徒様の様子や気持ちを伺えるようになったことが、特に良かったポイントだったそうです。
事例②:集中力アップのために勉強環境を工夫する
生徒様のクラスアップをサポートするために、リビングの学習環境を整え、家庭学習がスムーズに行えるよう努めた保護者様の例をご紹介いたします。
普段の生徒様は勉強の合間に机のそばにあるゲームに手を出してしまい、テストの結果が振るわない期間がありました。
そこでまず、机の位置を保護者様の目が届くところに配置し、ゲームやテレビなどの誘惑が見えない工夫しました。
学習環境を整える工夫は、配置場所だけに留まりません。
勉強で使う文房具も、お気に入りの色やデザインのものを購入し、やる気を引き出しました。
結果生徒様はモチベーションが上がり、楽しそうに勉強に励むことができるようになったそうです。
クラスアップを目指す学習においては、生徒様の自主性を尊重しながら、やる気が出る環境を整えることが効果的だと考えられます。
事例③:自己肯定感を上げるため解けた問題を1つずつ褒める
生徒様の自己肯定感を高めるために、小さなことを褒めるよう心がけた保護者様の例をご紹介いたします。
「漢字の書き取りは全問正解してすごいね」
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と小さいことでも出来たことを褒めて、生徒様の自己肯定感を高めていくことを意識したそうです。
またたとえ出来なかった問題があったとしても、「次にどんな対策をすれば達成できるかな」と一緒に話し合う機会を作るようにしたそうです。
結果、生徒様は前向きに勉強に取り組めるようになり、クラスも基礎クラスから半年後には応用クラスへのクラスアップに成功したそうです。
保護者様が具体的な成果を認めてくれることで、生徒様は達成感を味わい、自信が育っていくのだと考えられます。
4. もし日能研でクラスが下がってしまった際はどう受け止めればいい?
もしも日能研でクラスが下がってしまったら、生徒様はもちろん、応援していた保護者様もショックを受けるでしょう。
しかし、このような状況こそ正しく乗り越えることが、クラスアップにつながります。
保護者様の受け止め方次第で、クラスが下がってしまったことをチャンスに変え、生徒様の成績アップに繋げることができるでしょう。
①どのような心構えで受け止めればよいか
日能研のクラスで下がってしまった場合の受け止め方は、感情的にならず「まずは冷静に!そして、前を向く!」と気持ちを切り替え、状況を客観的に把握することです。
クラスが下がった状況を、成績アップ・クラスアップの絶好チャンスと捉えることが大切です。
生徒様がショックを受けるのは当然ですが、クラスが下がってしまうことも成長過程の一部と受け入れましょう。
前向きに捉え、「諦めない気持ちを育てる」チャンスとし、ご家庭で努力できる環境を作ることをおすすめします。
どうしても受け止めきれない場合は、先生に相談したり、リフレッシュに出かけるのも一つの方法です。
諦めなければ、きっとその先に明るい光が差し込むはずです。
②生徒様にしてはいけない声かけ・対応
生徒様のクラスが下がった時には、責めたり怒ったりするのではなく、気持ちに寄り添った応援の言葉をかけましょう。
「どうしてこんな問題が解けなかったの?」
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といった言葉は、努力している生徒様のモチベーションを下げ、自己肯定感を低下させてしまいます。
否定的な声掛けは、困難に立ち向かって成長する姿勢を妨げ、結果的にクラスアップの妨げとなるでしょう。
生徒様が頑張っている姿勢を見逃さずに褒め、ポジティブなフィードバックをすることが効果的です。
努力を認めることで、生徒様のやる気を引き出し、前向きな気持ちで勉強に取り組めるようになります。
さらに、過度なプレッシャーを与えたり、期待しすぎたりするのも避けましょう。
生徒様とのコミュニケーションを大切にし、気持ちや考え方を尊重することで、小さなことから1つずつステップアップできるようになります。
③クラスが下がった時に取るべき挽回策
日能研でクラスダウンしてしまった時の挽回策のポイントは、まず現状を客観的に把握し、原因を特定することです。
【原因となりうる状況】
・学習時間の確保が不十分
・勉強が集中できない環境
まずは、習い事や遊び時間などを含めた1日の流れを紙に書き出し、学習時間が十分に確保できているか確認します。
勉強量は勉強時間だけで測れませんが、メリハリの効いた意義のある学習時間を確保する工夫が大切です。
また、勉強する環境は生徒様の集中力に直結するため、保護者様が中心となって整えることが重要です。
スマホやゲーム、生徒様が好きなものが机の近くにある場合は、遊ぶスペースと区切って学習環境を整備しましょう。
さらに、クラスが下がってしまい落ち込んでいる生徒様のメンタルケアも重要です。
生徒様と次にクラスアップするための目標を立て、前向きな気持ちで次へのチャレンジに取り組めるようにしてください。
小さな成功体験を積み重ねることで、生徒様の自信の回復が期待できます。
家庭で解決が難しい場合は、先生とのコミュニケーションも大切にし、成績アップのサポートを受けることが重要です。
先生との面談を通じて問題点や改善策について相談することで、より効果的な対策が見つかるはずです。
▼日能研についていけない際の対策の詳細は、以下ページも併せてご覧ください。
まとめ|日能研でクラスアップするには家庭の支えが重要!
本記事では、日能研のクラス分けの基準や、クラスアップするための対策方法について詳しく解説しました。
日能研のクラスは運営によって名称は異なりますが、基礎クラス・応用クラス・TMクラス(関東系列)と分けられています。
クラスアップするにはテスト結果だけでなく、授業態度や学習状況も判断材料となるため、生徒様のモチベーションを下げない対策が必要です。
▼当会では、日能研生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
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