皆さんは、早稲アカに対してどのような印象をお持ちですか?
早稲田アカデミーをあまりよく知らない保護者様は、以下のようなイメージもつようです。
・体育会系
|
およそネガティブなイメージばかりですね。
一方、私が指導してきた生徒様で、早稲田アカデミーに通塾されていた(されている)方は沢山いらっしゃいますが、 多くの方が、早稲アカは良い塾だと言っています。
実際はどうなのでしょう。
ということで、今回は早稲田アカデミーについて書いていきます。
この記事を読めば、早稲田アカデミーの全てが100%丸わかりです!
これから塾を探そうとしている保護者様、必見です!
目次
・①早稲田アカデミーの特徴
・②早稲田アカデミーのカリキュラム
・③早稲田アカデミーに入室するには
・④クラス分けの仕組み
・⑤使用している教材
・⑥料金体系
2. 早稲田アカデミーのメリット・デメリット
・①メリット
・②デメリット
3. 他の大手塾との違いは?
・①SAPIXとの違い
・②日能研との違い
・③四谷大塚との違い
・④グノーブルとの違い
・⑤enaとの違い
・⑥栄光ゼミナールとの違い
・⑦TOMASとの違い
4. 早稲田アカデミーに通わせた場合、保護者様としてどのようなフォローが必要になるか
・①宿題・テストの管理
・②NN特訓のフォロー
5. 早稲田アカデミーとの相性が良いと思われる/悪い可能性があるご家庭様の特徴
・①相性が良いと思われるご家庭様
・②相性が悪い可能性のあるご家庭様
6. 早稲田アカデミーに通っているご家庭様の実際の口コミ・評判
・①早稲田アカデミーの良い口コミ・評判
・②早稲田アカデミーの良くない口コミ・評判
まとめ
1. 早稲田アカデミーとは?
通称「早稲アカ」と呼ばれている、老舗の大手集団塾。
中学受験、高校受験に強みを持ち、どちらも難関校での実績に定評があります。
中学受験に的を絞りますと、1997年に老舗大手中学受験塾の四谷大塚と提携塾契約を締結。
中学受験での存在感が増してきました。
四谷大塚の教材である「予習シリーズ」を軸にオリジナル教材も用いて、合格実績が大きく伸びています。
現在一学年の生徒数は6000人以上で、中学受験塾大手のSAPIXと遜色ない水準となっています。
①早稲田アカデミーの特徴
早稲田アカデミーの最大の特徴としては、志望校別対策NN特訓でしょう。
小学六年生に入ると始まるこの授業は、テストに合格しなければ入れません。
ですがその価値はあり、志望校で出題されやすい問題を沢山解くことが出来、解説も非常に充実しています。
他塾からも、この講座だけを受講する生徒様もいて、大きな魅力となっています。
もう一つの特徴としては、宿題の多さが挙げられます。
授業の進度が速めですので、宿題の量が多くなるとも言えます。
宿題が多いというのは、デメリットに見えますが、宿題だけしっかりやっていれば、 実力が上がっていくとも言えます。
ですから、メリット・デメリット双方あると言えるでしょう。
この点については、後程詳しくお話していきたいと思います。
②早稲田アカデミーのカリキュラム
通塾頻度は
・小学一年生~二年生:週一回
|
となります。
よく比較されるSAPIXの通塾頻度と比べ、 週一日程度多いです。
普段の通常授業ではオンラインでの受講も可能です。
以下、それぞれの学年のカリキュラムについてご説明します。
(1)小学一年生~二年生のカリキュラム
算数、国語の二科目について学習します。
良質な問題に熱中して取り組み、学習の土台を作ることを目的としています。
算数 |
迷路やパズルを取り入れ、自ら考え、工夫して解決する経験を積めるようにしています。 内容としても、逆算・場合の数・単位計算・規則性など今後の中学受験に必要な単元が盛り込まれています。 |
国語 |
要約の練習や文作りを数多くこなすことで、文章の読解・設問を解く力の土台作りを行います。 その後、物語文を沢山読むことで、内容理解の幅を広げていきます。 |
(2)小学三年生のカリキュラム
この学年から理科・社会が始まり、算数・国語と共に中学受験への準備期という扱いになります。
早稲田アカデミーは他塾よりも、早い段階で中学受験への意識付けをしています。
テストは年五回実施され、いわゆる「塾」というカリキュラムのスタートです。
算数 |
和差算・周期算・植木算・角度など、他塾では小学四年生に行う単元が始まります。 まだまだ生徒様は幼い学年ですから、先取学習が負荷になることもあります。 |
国語 |
物語文と説明文が半々位でカリキュラムが組まれてます。 中学受験で重要な説明文を早めに始めることで、説明文の読解を強くしていきます。 ことわざ・慣用句といった言葉の知識も加わります。 |
理科 |
動物・植物といった生物分野を中心に、物理・化学・地学分野も扱います。 さすがに計算分野は扱いませんが、理解が必要な単元もありますので、じっくり仕組みを理解しましょう。 |
社会 |
毎授業ごとに、2県程度扱いながら、おおまかに47都道府県を紹介していきます。 カラー教材ですので、視覚的に各地を理解でき、有名な名所・食材などがイメージしやすいようになっています。 |
(3)小学四年生のカリキュラム
この学年で習う内容は、今後しっかりとは復習してくれません。
一つ一つ確実に理解・暗記をしていきましょう。
算数 |
規則性・数の性質・速さ・様々な図形の面積と体積といった中学受験での重要分野が始まります。 小学四年生と小学五年生の内容が中学受験の大きな土台となっていきます。 |
国語 |
説明文だけでなく、論説文も始まり、より論理的思考力が必要な文章が始まります。 物語文では、登場人物の気持ちの変化に着目する文章を中心に読んでいきます。 |
理科 |
前半では植物を中心とした生物・天体を中心とした地学分野を中心に行います。 後半では、電気やばね、てこ、溶解度といった計算分野が増えていきます。 |
社会 |
地理を全般的に行います。 特に気候と暮らし、農業、地形、地図の見方を中心に学習します。 |
(4)小学五年生のカリキュラム
算数 |
比の利用が中心です。 食塩水や売買損益から始まり、平面図形や速さと組み合わせた比の内容まで扱います。 その他、図形の移動・立体の切断といった応用論点まで学習していきます。 中学受験の試験範囲をほぼ終えていきます。 |
国語 |
物語・説明・論説文を扱いつつも、随筆文や詩・俳句・短歌など難しい内容についても学習していきます。 季語・暦・和語・外来語といった言葉についても理解・暗記をしていくこととなります。 |
理科 |
算数同様、中学受験の試験範囲がほぼ終わります。 中和・濃度・浮力・抵抗といった計算問題は 出てきますし、天体の動きや光・音といった理解が難しい内容も取り扱います。 |
社会 |
前半は地理の続きを行い、工業と地方のまとめを中心に学習します。 後半は、歴史に入り、現代史以外全ての範囲を終えていきます。 |
(5)小学六年生のカリキュラム
小学五年生で、中学受験の範囲は概ね終えてきており、受験対策が中心となります。
テストはほぼ毎週行われ、志望校別特訓(NN特訓)が始まります。
算数 |
全般的な復習をしつつ、受験問題に耐えうる思考力を養う問題を解いていきます。 NN特訓では、志望校に特化した問題演習を行います。 |
国語 |
様々なジャンルの長い文章を読み、どんな問題にも対応出来る力意を養います。 NN特訓では、記述・記号問題での対策を志望校別にしっかりと行っていきます。 |
理科 |
今までの内容を復習しつつ、難しい論点を積み上げていきます。 志望校によっては、特殊な問題が出題されることがあります。 それについては、NN特訓で鍛えていきます。 |
社会 |
前半で、歴史の現代史と、公民分野について行い、後半で、地理・歴史・公民の横断的論点を扱います。 理科同様、志望校別の特殊問題対策は、NN特訓で行っていきます。 |
③早稲田アカデミーに入室するには
入塾テストを受験後、基準点を満たした場合に入塾することが出来ます。
入塾テストは毎週土曜日に行っていますが、ご希望によっては、別日での受験も可能です。
テストに合格するのは難しいと思われるかもしれませんが、実際にはそこまで肩肘張らなくて大丈夫です。
学校の授業内容をしっかりと理解出来ていれば問題ございません。
入塾テストの科目は小学一年生~四年生までは国語と算数。
小学五年生~六年生までは国語・算数・理科・社会となっています。
尚、他塾のテスト結果で入塾テストの代用が可能です。詳しくは早稲田アカデミーにお問い合わせ下さい。
④クラス分けの仕組み
低学年からクラス分けはあり、小学一年生~三年生までは早稲田アカデミー内の 「チャレンジテスト」「マンスリーテスト」の結果で、クラスが決まります。
一方、小学四年生~六年生までは、四谷大塚主催の「組み分けテスト」でクラスが決まります。
五週に一回程度行われていますので、頻繁にクラス替えがあると言って良いでしょう。
志望校別NN特訓のクラスは少し状況が異なります。
小学六年生時に行われる志望校別オープン模試で、一定の成績を収めると、NN特訓を受講出来るようになります。
▼早稲アカのクラス分けの詳細については以下ページをご覧ください
「早稲アカのクラス分けの基準は?クラスアップのための方法も解説!」
⑤使用している教材
小学一年生~三年生まではオリジナル教材を中心に学習します。
小学四年生以降は、「予習シリーズ」をベースに、オリジナル教材「ダブルベーシック」を核として学んでいきます。
「予習シリーズ」は大手集団塾四谷大塚が出版している書籍です。
昔から定評のある書籍で、 非常に多くの塾で使われています。
この「予習シリーズ」で新しい内容を学習していき、 「ダブルベーシック」という基本事項の問題集で演習を繰り返していきます。
余力のある生徒様は、同じく四谷大塚が出版している「演習問題集」に取り組むこととなります。
⑥料金体系
早稲田アカデミーの授業料は、小学一年生~二年生で月額18,870円(年間単純計算226,440円)です。
これが小学四年生になると同33,260円(年間単純計算399,120円)と大きく増加し、 小学六年生になると同52,950円(年間単純計算635,400円)と更に増加します。
気を付けて頂きたいのは、この料金には講習代・テスト代・教材費といった欠かせない代金が含まれておりません。
ですので例えば、小学六年生でこれらの料金を含めますと、年間約120万円となります。
かなりの金額ではありますが、大手集団塾の中では平均位の金額で、 最も高いと言われるSAPIXと5~10万円程度の差です。
2. 早稲田アカデミーのメリット・デメリット
早稲田アカデミーはメリットだけでも、デメリットだけでもありません。
詳しく見ていきましょう。
①メリット
(1)難関校の合格実績
早稲田アカデミーのメリットとしては、難関校の合格実績です。
特に早稲田・慶応の付属中学校や武蔵・雙葉といった学校での合格実績はナンバー1です。
SAPIXが強みを持つ最難関校(開成・桜蔭など)での合格実績では差がありますが、 その差も少しずつ詰まってきています。
理由としましては、志望校別対策のNN特訓が挙げられます。
NN特訓で扱っているオリジナルの予想問題は質が高く、量も多いです。
先生方も丁寧に添削・指導してくれますので、合格実績に結びついているものと考えられます。
(2)しっかりとした教材
もう一つのメリットとしては、四谷大塚の教材「予習シリーズ」や オリジナル教材の「ダブルベーシック」といった、しっかりとした教材が挙げられます。
例えばSAPIXでは、教材が小冊子やプリントとして毎授業ごとに配られますので、 バラバラになってしまい、管理が難しいと言われています。
またそれらの教材は、難易度が高い上に、解説が詳しくないため、自学習が難しいとも言われています。
その点、「予習シリーズ」は解説がしっかりしていますし、 「ダブルベーシック」は基本の定着に特化した問題集です。
どちらも書籍ですので、管理に困ることもありません。
これらを確実に行うことで、知識・解法の定着を図ることが出来ます。
②デメリット
(1)宿題の量が多い
まず第一に、進度が速い上に、宿題の量が多いということです。
先生方は宿題のチェックをしっかり行い管理をしてくれるのですが、如何せんそもそもの量が多く、全部こなせない生徒様をよく見かけます。
早稲田アカデミーは、同じような問題を数多く解かせることで定着させていく、というスタイルですので、どうしても宿題の量が多くなりがちです。
進度が速いため、理解が追い付かない生徒様が更に宿題の量で苦しみ、勉強が嫌になるケースが多々あります。
そうなってきますと、他塾への転塾も考えないといけません。
(2)通塾日数が多く、自学習の時間が取れない
もう一つのデメリットとしては、通塾日数が多く、自学習の時間が取れないことです。
小学六年生は毎週テストがありますので、その分通塾日数が多くなります。
テストは生徒様の弱点を把握したり、テスト慣れという意味では良いのですが、テストの復習をしなければ時間の無駄になってしまいます。
元々宿題の量が多い所にテストの復習が入りますと、時間的制約は大きく、 弱点の克服など自学習に充てられる時間はほとんどありません。
(3)空気感に合わない生徒様もいる
最後のデメリットとしては、早稲田アカデミーの空気感に合わない生徒様がいらっしゃることです。
早稲田アカデミーはいわゆる「体育会系」とよく言われています。
例えば早稲田アカデミーには合宿があるのですが、そこでは鉢巻きを巻いて、「絶対、合格するぞー」と大声で叫びます。
鉢巻きを巻いたりしなくて良いと言われてますが、みんなやっていたら、空気を読んで行う必要がありますよね。
大人しい生徒様や抵抗感がある生徒様にとっては、苦痛になり得ることです。
もし懸念があるようでしたら、直接早稲田アカデミーに問い合わせ、ご確認頂ければと思います。
▼早稲アカについていけない際の対策の詳細は以下ページをご覧ください
3. 他の大手塾との違いは?
①SAPIXとの違い
先程少し触れましたが、教材に大きな違いがあります。
SAPIXは小冊子やプリントが主ですので、バラバラになりやすく、管理が大変です。
また問題の難易度も高く、解説も詳しくありません。
ですが、最難関校への合格ノウハウは、やはりSAPIXに軍配が上がります。
問題レベルが高いのも、最難関校を意識しているためです。
以上より、志望校をお考えの上、どちらの塾が良いか、決めていくことになるでしょう。
▼SAPIXについての詳細は以下ページをご覧ください
②日能研との違い
日能研は主に、中堅校志望の生徒様が通われている老舗の大手集団塾です。
そのため、早稲田アカデミーよりも進度はゆっくりしており、宿題の量も早稲田アカデミーより少ないです。
よって、中堅校志望の生徒様は日能研の方が、無理せず通塾出来るのではないか、と考えます。
▼日能研についての詳細は以下ページをご覧ください
③四谷大塚との違い
早稲田アカデミーは「予習シリーズ」、「演習問題集」という四谷大塚教材を使用しておりますので、 その点、四谷大塚と大差はないかもしれません。
しかし、大きな違いとしましては、四谷大塚は予習が前提であることでしょう。
四谷大塚は予習をすることで、授業内での理解が深まるという考え方です。
一方、早稲田アカデミーは同じ教材を使用してますが、予習をする必要は無く、復習をしっかり行うスタイルです。
生徒様がどちらのスタイルが望ましいか、で決めていくことになるでしょう。
▼四谷大塚についての詳細は以下ページをご覧ください
④グノーブルとの違い
早稲田アカデミーが最近の伸びている、というお話をしましたが、グノーブルも最近かなり伸びています。
早稲田アカデミーの十分の一程度の規模ですが、最難関校の合格率はSAPIXに引けを取りませんし、難関校の合格率も早稲田アカデミーと同程度です。
一クラスの人数は15人程度と少なく、面倒見が良い塾でもあります。
デメリットとしては、進度がとても速いので、ついていけない生徒様も多くいらっしゃいます。
その点を踏まえたうえで、ご判断頂ければと思います。
▼グノーブルについての詳細は以下ページをご覧ください
⑤enaとの違い
enaも昔からある老舗の塾です。以前は他の大手塾と同様に、私立中学入試を中心に展開していましたが、 現在は都立一貫校受験を中心に据えて授業を行っています。
早稲田アカデミーも都立一貫校受験の合格者はおりますが、合格実績では断然enaに軍配が挙がります。
都立一貫校が第一志望でしたら、enaをおススメします。
▼enaについての詳細は以下ページをご覧ください
⑥栄光ゼミナールとの違い
この塾は、5人~15人程度の少人数制集団授業を実施しており、面倒見は非常に良いと思います。
授業進度も、早稲田アカデミーほど早くないので、落ち着いて理解しながら進めることが出来ます。
ですが、クラス数が少ないため、クラス内でのレベル差が大きいのが難点です。
また、志望校別のクラスもありませんので、志望校に特化した対策が出来ません。
以上のデメリットをご理解の上、ご判断下さい。
▼栄光ゼミナールについての詳細は以下ページをご覧ください
⑦TOMASとの違い
今まで挙げた塾は、全て集団塾でしたが、ここで取り上げるTOMASは、個別指導塾(マンツーマンレッスン)です。
個別指導塾は、集団塾と違い、面倒見という点では、最も手厚いスタイルとなります。
その子その子に合った指導をしてくれますので、授業についていけなくなる、と言ったリスクはほぼ無いです。
TOMASは個別指導塾の大手塾ですが、デメリットもあり、
・先生の質が均一でなく、良い先生に巡り合える確率は低いです。
・集団塾より進度が遅くなる可能性があります。
・先生と生徒様での慣れ合いが発生する可能性があります。
以上より、集団塾が良いか、TOMASなど個別指導が良いのか、お考え下さい。
▼TOMASについての詳細は以下ページをご覧ください
4. 早稲田アカデミーに通った場合、保護者様としてどのようなフォローが必要か
では、生徒様が実際に早稲田アカデミーに通われた場合、 保護者様としてどのようなフォローが必要になるのでしょうか。
①宿題・テストの管理
まず第一に、宿題・テストの量が多いため、どう管理していくかが課題となります。
「予習シリーズ」「ダブルベーシック」「演習問題集」、更にはサブ教材と使用教材が多く、 また、似たような問題も数多く含まれています。
とにかく量が多いですから、生徒様は早く終わらせたくて、てきとうにやってしまうことも大変多いのです。
しっかり行える生徒様は勿論問題無いのですが、ごく少数です。
そこで、生徒様の状況に応じた取捨選択が必要になります。
勿論、宿題はやらないといけないかもしれません。
しかし、優先順位をつける必要があるのも、また事実です。
まず、テスト直しは行いましょう。間違えている箇所は弱点です。
次に、成績の良い生徒様は、「ダブルベーシック」は軽めにして、「演習問題集」を中心に行いましょう。
一方、成績の芳しくない生徒様は、「ダブルベーシック」中心に、基礎を定着させましょう。
量を大切にしますが、しっかりと質も大事に取り組んでください。
②NN特訓のフォロー
二つ目として、NN特訓についてです。
このNN特訓は、教育業界での評判が高く、他塾の生徒様でも、NN特訓だけは受けに来る位です。
ですので、NN特訓のテスト・教材については、とにかくしっかりと解き直し・理解を行ってください。
通常授業もありますので、行うことは沢山ありますが、NN特訓の優先度を第一にして頂き、取り組んでください。
志望校のNN特訓に入れなかった生徒様は、選抜テストが何回かありますので、 途中からでも入れるように頑張って下さい。
5. 早稲田アカデミーと相性が良いと思われる/悪い可能性があるご家庭様の特徴
早稲田アカデミーと相性が良いご家庭様、悪い可能性があるご家庭様の特徴はどういった所にあるのでしょうか。
保護者様・生徒様に分けて、いくつか示してみたいと思います。
①相性が良いと思われるご家庭様
(1)相性が良いと思われる保護者様
生徒様の勉強をしっかり見てあげられない、見てあげる時間が無い保護者様は相対的に相性が良いでしょう。
早稲田アカデミーは大手集団塾ではありますが、先生方の面倒見が良い塾です。
例えば、先生方が適度に電話を掛けてきて、生徒様の状況を教えてくれます。
また、保護者様のご質問やご相談には、 丁寧に答えてくれる印象があります。
先生の熱意はとても高い塾です。
(2)相性が良いと思われる生徒様
多少受け身ではあるものの、やる気のある生徒様には相性が良いでしょう。
例えば、是非とも志望校には合格したいけど、生徒様ご自身で進めていくのは苦手なケースが該当します。
宿題量が多いということは、大変であっても、その宿題さえやっていけば、 実力がどんどんついていくということです。
志望校合格のために、くじけすに頑張れる生徒様であれば、相性は良いでしょう。
②相性が悪い可能性のあるご家庭様
(1)相性が悪い可能性がある保護者様
ご家族でのご旅行や生徒様の習い事といった、塾の束縛以外の時間を多く取りたい保護者様は、 相性が悪い可能性があります。
早稲田アカデミーは通塾日数が多くなる傾向がありますし、宿題量も大変多いです。
そのため、一度早稲田アカデミーに入れば、塾中心の生活に成らざるを得ません。
勉強以外にも大切な事は多々あります。それらを両立させたいと願う保護者様にとっては、 おススメしにくい塾です。
(2)相性が悪い可能性がある生徒様
上記の内容に被りますが、生徒様ご自身として、勉強以外の事も両立させたいとお考えの場合は、 やはり相性が悪い可能性があります。
また、思考力を重視して問題を解きたい生徒様にも合わない可能性があります。
早稲田アカデミーは解法暗記を重視している傾向があります。
そのため、一問一問よく考えて、解法を捻り出す生徒様ですと、 そのようなやり方を受け入れられないことが有り得ます。
6. 早稲田アカデミーに通っているご家庭様の実際の口コミ・評判
最後に、早稲田アカデミーに通われているご家庭様の実際の口コミ・評判をご紹介します。
以下を参考にしながら、生徒様をSAPIXに通塾させるかどうか、ご検討ください。
①早稲田アカデミーの良い口コミ・評判
・先生が熱心に教えてくれて、子供のことをよく把握しています。
・比較的簡単な問題も多く、基礎を定着させるには良いと思います。
・合宿が楽しかった、と本人は言ってました。
・NN特訓はとても良いと思います。志望校の過去問に似た問題に沢山触れられます。
・宿題が多い分、他の塾と比べてやる事が明確だと思います。
②早稲田アカデミーの良くない口コミ・評判
・宿題の量が多過ぎて終わりません。勉強ばかりで子供がかわいそうな気がします。
・似たような問題が多くて、子供が飽きています。
・宿題もテストも多くて、もう少し効率良く出来ないか、と思ってしまいます。
・子供が授業をあまり理解しないで帰って来る。子供の理解スピードに合っていないかもしれません。
・NN特訓は良いと思いますが、土曜のテストはいらない気がします。
まとめ
早稲田アカデミーは、宿題が多いことで有名で、一度早稲田アカデミーに入塾したら、 多くの時間が勉強時間に割かれます。
また、先生方は熱血漢ある方が多く、体育会系と呼ばれるのも納得です。
そのような環境が、生徒様・保護者様に合うか、合わないか、ここが大きなポイントになってきます。
よくお考え頂いた上で、合わないなと思われた場合、他塾も検討された方が良いでしょう。
しかし、NN特訓は魅力的ですし、先生の質・教材はかなり良いものです。
志望校のためなら、何年間かは勉強のために費やそう、とご納得出来るのでしたら、 早稲田アカデミーは生徒様にとって、とても良い塾となるでしょう。
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