1. 四谷大塚のリアルな口コミ・評判

四谷大塚に通われているご家庭様の実際の口コミ・評判をご紹介します。
以下を参考にしながら、生徒様を四谷大塚に通塾させるかどうか、ご検討ください。
①四谷大塚の良い口コミ・評判
・「予習シリーズ」はコンパクトにまとまっていて使いやすいです。
・「予習ナビ」があるので、予習が進みます。
・IT教材で苦手な単元をピックアップしてもらえるので、助かっています。
・「四科のまとめ」で全体的におさらいできるので、重宝しています。
・先生が良い意味で落ち着いているので、安心感があります。
②四谷大塚の良くない口コミ・評判
・志望校別特訓の場所が遠くて通いづらいです。
・IT教材の課題が多過ぎて、消化不良です。
・うちの子は予習で何もわからず、塾に行くのを嫌がります。
・塾の日数が多過ぎます。
・IT教材は良いと思いますが、本当は全て紙でやりたいです。
2. 中学受験の老舗塾「四谷大塚」とは?合格実績・特徴・費用

昔からある老舗の大手集団塾。未就学児からクラスが設定されており、多くの生徒様が通われています。
発行から60年以上が経過する「予習シリーズ」は、早稲田アカデミーを始めとする他の学習塾でも使用される基幹教材。今も昔も多くの生徒様から愛されています。
教材だけでなく、四谷大塚主催の「合不合判定テスト」も、大多数の生徒様が受験する定評のあるテストで、 私も過去に受験していました。
以前は難関校での合格実績が多い塾でしたが、近年は中堅校主体となっています。それでも難関校を目指す姿勢は変わっておらず、進度は速めで、志望校別特訓も備えています。
2006年に東進ハイスクールの運営会社である株式会社ナガセが、 四谷大塚をグループ会社化してから、IT教材が本格化。大手集団塾の中で、最もオンライン事業が充実しています。
①四谷大塚の合格実績(2025年度入試)
四谷大塚の合格実績は、特定の最難関校に特化したSAPIXとは異なり、最難関校から中堅校まで幅広い学校に大量の合格者を出しているのが最大の特徴です。
2025年度の入試結果(3月31日確定)を見ると、御三家などのトップ校はもちろん、埼玉・千葉の前哨戦や、近年人気の高まる大学付属校において、他塾を圧倒する合格者数を出しています。
【男子御三家・最難関校】
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開成:128名
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麻布:85名
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武蔵:62名
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筑波大駒場:28名
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聖光学院:69名
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渋谷教育学園幕張:177名
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【女子御三家・最難関校】
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桜蔭:72名
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女子学院:68名
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雙葉:43名
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豊島岡女子学園:149名
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渋谷教育学園渋谷:66名
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洗足学園:118名
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【早慶・大学付属校】
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慶應義塾普通部:31名 / 中等部:24名 / 湘南藤沢:28名
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早稲田:182名 / 早大学院:44名 / 早稲田実業:55名
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青山学院:62名
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学習院:87名 / 学習院女子:72名
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【埼玉・千葉・人気併願校】
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栄東:1600名
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浦和明の星女子:340名
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開智:956名
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市川:332名
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東邦大東邦:350名
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海城:157名
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東京農業大学第一:152名
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②四谷大塚の3つの特徴(予習・IT・通塾頻度)
特徴1:自分で考える力を養う「予習重視」の指導方針
四谷大塚の特徴と言えば、何といっても予習重視の塾という点でしょう。
集団大手塾のSAPIX、早稲田アカデミー、日能研が復習重視の塾である中、大手で唯一予習に重きを置いています。理由は、わからないことを自分で解決する力を養うため。
この力をつけることで、論理的に課題を解決する力を育成し、 社会で通用する人材へと成長を遂げて欲しいと願うためです。
特徴2:予習・復習を完全サポートする充実の「IT教材」
もう1つの特徴は、IT教材です。
他の大手集団塾はIT教材をメインには据えていませんが、 四谷大塚はメイン教材の1つとして扱っています。予習・復習の動画だけでなく、生徒様の苦手単元を分析し、それに対応する演習問題も収録。生徒様の勉強をバックアップしています。
特徴3:通塾日数とテスト頻度は多め(4年生で週3回〜)
最後に通塾日数の多さも特徴に挙げておきます。
小学4年生で週3回、小学6年生になると週5回と、かなり多くの日数を割くことになります。テストも毎週あり、相当に忙しい日々を送ることとなります。
③四谷大塚の費用・料金体系(月謝と年間費用)
四谷大塚の授業料は、小学1年生~2年生で月13,200円(年間単純計算158,400円)です。
これが小学4年生になると同36,300円(年間単純計算435,600円)と大きく増加し、 小学6年生になると平均値で同68,750円(年間単純計算825,000円)と更に増加します。
気を付けて頂きたいのは、この料金には講習代・テスト代といった欠かせない代金が含まれておりません。例えば、小学6年生でこれらの料金を含めますと、年間約110万円となります。
かなりの金額ではありますが、大手集団塾の中では少し安めの金額で、 最も高いと言われるSAPIXより10~15万円程度安い価格です。
④四谷大塚のカリキュラムと学年別の学習内容
通塾日数は
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小学1年生~2年生:週1回
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と学年が上がるにつれて、日数も確実に増えていきます。
(1)小学1・2年生:学習習慣の定着と「知る楽しさ」を育む
授業の中では毎回プリント配布をして進めます。算数と国語を行いますが、交互に隔週で進めていきます。
また、家庭学習の習慣化を図るために、毎日1ページの分量で、家庭学習用教材「ホームワーク」を用意しています。授業内容を丁寧に解説する「予習ナビ」というIT教材がありますので、いつでも何度でも授業内容の復習ができます。
低学年のうちは教具が豊富で、「漢字ビンゴ」「展開図を作ろう!」といった生徒様が楽しめるものが多数用意されています。
| 算数 |
ただ闇雲に計算を教えるのではなく、基本概念の本質を理解してもらえるような授業を行っています。 五感に働きかけながら、しっかりと理解し、その後反復トレーニングを行うという指導をしています。 |
| 国語 |
問題を解くことにこだわらずに、長い読解問題を読むことを重視します。 そして生徒様ご自身の言葉で気持ちを表現出来る様に、工夫をしています。 自分の気持ちを表現出来ると、 記述力もどんどん伸びていきます。 |
(2)小学3年生:理科・社会がスタート
理科と社会が始まりますが、授業時間が一週間に20分ほどですので、小学4年生を前に少し触れておきましょう、 というレベルです。
算数・国語中心でカリキュラムは進んでいきます。
| 算数 |
四則演算を全て学び終えて、知識を活用して問題を解く段階に入ります。 複雑な条件を整理して、 試行錯誤しながら考えることを指導していきます。 |
| 国語 |
自己中心的な読み方から筆者や登場人物の考え・気持ちに沿って文章を読む訓練をしていきます。 読解力の基礎を身に付けながら、自分の考えをまとめ、文章にしていく記述の指導もしていきます。 |
| 理科・社会 |
先程お話ししたように、少し触れる程度です。 日常生活にある事柄について考え、 探求する楽しさを教えていきます。 |
(3)小学4年生:本格的な受験カリキュラムと「週テスト」の開始
小学4年生から中学受験を目指した本格的なカリキュラムがスタートします。その1つとして、週テストという1週間で習ったことの確認テストが始まります。
週テストを乗り越えるというスモールステップが、中学受験という大きな目標に辿り着く、 という考えから行われています。
| 算数 |
規則性・数の性質・速さ・様々な図形の面積と体積といった中学受験での重要分野が始まります。 小学4年生と小学5年生の内容が中学受験の大きな土台となっていきます。 |
| 国語 |
物語文・説明文だけでなく、論説文も始まり、難しい文章が始まっていきます。 文章も長くなりますので、小学3年生との違いを感じると思います。 |
| 理科 |
前半では植物を中心とした生物・天体を中心とした地学分野を中心に行います。 後半では、電気やばね、てこ、溶解度といった計算分野が増えていきます。 |
| 社会 |
地理を全般的に行います。 特に気候と暮らし、農業、地形、地図の見方を中心に学習します。 この学年で習う内容は、今後しっかりと復習してくれません。 週テストを使用しながら、 1つ1つ確実に理解・暗記をしていきましょう。 |
(4)小学5年生:難関単元の連続
難関単元が続々と登場するため、この学年でついていけなくなる生徒様が増えていきます。
進度が速いですので、復習を十分に行う必要があります。
| 算数 |
比の利用が中心です。 食塩水や売買損益から始まり、平面図形や速さと組み合わせた比の内容まで扱います。 その他、図形の移動・立体の切断といった応用論点まで学習していきます。 中学受験の試験範囲をほぼ終えていきます。 |
| 国語 |
物語・説明・論説文を扱いつつも、随筆文や詩・俳句・短歌など難しい内容についても学習していきます。 季語・暦・和語・外来語といった言葉についても理解・暗記をしていくこととなります。 「予習シリーズ」で扱う文章がかなりの長文で、多くの生徒様が苦労されています。 |
| 理科 |
算数同様、中学受験の試験範囲がほぼ終わります。 中和・濃度・浮力・抵抗といった計算問題は出てきますし、天体の動きや光・音といった理解が難しい内容も取り扱います。 |
| 社会 |
前半は地理の続きを行い、工業と地方のまとめを中心に学習します。 後半は歴史に入り、現代史以外全ての範囲を終えていきます。 |
学年が上がるにつれ、内容の難易度もスピードも格段に上がります。「今までは親が教えられていたけれど、5年生の内容からは難しくて教えられない…」というご相談も急増します。
クラス落ちをしてしまう前に、また、苦手科目が定着してしまう前に、「予習シリーズ」の指導経験が豊富な家庭教師にサポートを任せてみませんか? 分からないまま授業を受ける時間を減らし、効率よく成績を伸ばすお手伝いをします。
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(5)小学6年生:実戦形式の演習と志望校対策で仕上げ
小学5年生で中学受験の範囲は概ね終えてきているので、受験対策が中心となります。
志望校別特訓も始まることで、通塾頻度も上がります。
| 算数 |
全般的な復習をしつつ、受験問題に耐えうる思考力を養う問題を解いていきます。 復習と言っても、基礎から遡る余裕は無いため、基礎内容はご家庭でフォローが必要になります。 |
| 国語 |
様々なジャンルの長い文章を読み、どんな問題にも対応出来る力を養います。 「四科のまとめ」という、総まとめ教材で語彙・文法を総復習します。 |
| 理科 |
今までの内容を復習しつつ、難しい論点を積み上げていきます。 志望校によっては特殊論点もありますので、志望校別対策授業をしっかりとこなす必要があります。 |
| 社会 |
前半で、歴史の現代史と公民分野について行い、後半で、地理・歴史・公民の横断的論点を扱います。 理科同様、志望校別対策授業をしっかりと行う必要があります。 |
⑤四谷大塚に入室するには?入室テストの難易度
入塾説明会・個別面談を経た後、入室テストを受験し、合格すれば四谷大塚に入室出来ます。
しかし、この入室テストが難しいと言われており、2人に1人しか受からないと四谷大塚側が断言しています。大手集団塾の多くは入室テストをそこまで難しくしていないのですが、四谷大塚は昔から難しい状況です。
難しいと言っても一般的な偏差値の50程度のテストではあるのですが、 皆が最初の段階でその実力があるわけではありません。算数は基本的な計算は確実に出来るようにして頂き、国語は長い文章でも読めるようにする必要があります。
小学校の内容だけでは心許ないですので、市販の教材を利用して対策をしておくと良いでしょう。
⑥クラス分け(組み分けテスト)の仕組み
小学1年生~3年生では、4ヶ月に1度程度「リトルスクールオープンテスト」が行われ、 一部クラス分けテストの代わりになっています。
一方、小学4年生~6年生では、「組み分けテスト」でクラスが決まります。このテストは5週に1回程度行われていますので、頻繁にクラス替えがあると言って良いでしょう。
志望校別対策コースについては選抜試験があり、「組み分けテスト」とは別の基準で行われています。
⑦使用教材「予習シリーズ」とIT教材の特徴
「予習シリーズ」が基幹教材となっています。これは四谷大塚が開発した教材で、他の学習塾でも数多く使われています。
有名な学習塾では、早稲田アカデミーが使用しています。「予習シリーズ」は、生徒様が自分で学習出来るように作られておりますので、 例題・解説が詳しい教材となっています。
その他にも、以下のような質の高い教材が揃っています。
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・演習用教材の「演習問題集」
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また、四谷大塚の特徴として、IT教材が挙げられます。
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・予習をサポートする「予習ナビ」
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上記の教材がwebで配信されます。
このIT教材で、生徒様は効率良く、予習→授業→演習→復習を回すことが出来ます。
3. 四谷大塚のメリット・デメリット|「予習シリーズ」とIT教材の強み・弱点

四谷大塚のメリット・デメリットについてお話していきます。
IT教材が特徴的ですので、詳しくお話いたします。
①メリット:良質なテキストと動画による学習フォロー
(1)完成された「予習シリーズ」が受験の土台を作る
四谷大塚のメリットとしては、
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・基幹教材の「予習シリーズ」
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といった、昔からのしっかりとした教材が挙げられます。
先程お話した通り、「予習シリーズ」は数多くの塾で使用されている教材で、信頼度は高いです。特に例題の解説が詳しく、名前の通り、予習がしやすい教材となっています。
問題も収録されており、最低限必要な問題は網羅されている印象です。ですので「予習シリーズ」を完璧にすることが、中学受験の土台を作ることに繋がります。
(2)「予習ナビ」等のITツールが家庭学習を強力に補助
もう1つのメリットとしては、IT教材が充実している点です。
以下の教材がwebで配信されます。
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「予習ナビ」 |
四谷大塚は予習重視型の塾ですから、「予習シリーズ」を使用して、生徒様自身で予習を行う必要があります。「予習シリーズ」は解説が詳しく書かれていますが、小学生の生徒様が自分で読み込むのは、やはり大変です。
そこで、「予習ナビ」が役立ちます。先生が動画で解説してくれますので、理解がしやすく、大きな助けとなります。週テストで間違えた問題に対しては「週テスト演習」で演習し、「復習ナビ」で解説動画を確認することが出来ます。
また、小学6年生後半になりますと、
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「志望校別単元ジャンル演習」 |
といった志望校別の演習課題も、IT教材で学習することが出来ます。
②デメリット:予習スタイルの負担と「面倒見」の課題
(1)予習でつまずくと授業についていけないリスク
1つ目として、四谷大塚の特徴である予習重視型授業にあります。
先程メリットの所で書きました通り、予習するための教材・コンテンツは揃っているのですが、 やはり生徒様によっては、わからない・理解できないとなることもお有りかと思います。
しかし、授業は、あくまで予習をして、例題・基本問題程度の理解をしていることを前提に行われます。つまり1から丁寧に教えてくれるわけではないので、生徒様はわからないままで授業が終わってしまいます。
また事情によっては、予習が出来ない週もあるでしょう。その時も同様の事が起きる可能性があります。
予習重視型の弊害と言えるでしょう。
(2)IT管理が中心で講師の個別の面倒見は薄い
2つ目として、ITに依存している点が挙げられます。
こちらも先程メリットで書きました通り、IT教材は生徒様を大きく助けてくれる存在です。いつでも解説動画を見られますし、生徒様ご自身が選ばなくても演習すべき問題を提示してくれます。
では、何故デメリットが発生するのでしょうか。私が担当している生徒様でよく聞くのが、先生の対応がイマイチという点です。
四谷大塚の先生方は、面倒見があまりよくありません。
それは、ITが全て管理してくれているから、ITに従って問題を解けば良い、 という考えを持っているためです。ですから、1人1人にきめ細かな対応はしてくれません。
四谷大塚の最大の弱点は、「個別のフォローが手薄」な点です。IT教材は優秀ですが、「なぜ間違えたのか?」「どこで思考が止まっているのか?」までは分析してくれません。
集団塾のメリットはそのままに、デメリット(個別フォロー不足)だけを解消するなら、「四谷大塚準拠の指導」ができる家庭教師との併用が最も効果的です。
東大家庭教師友の会には、四谷大塚出身の教師も多数在籍しており、週テストの解き直しやクラスアップ対策をピンポイントで行えます。
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(3)IT提示の課題量が膨大で取捨選択が難しい
ITが提示してくれる問題についても課題があります。
まず、量が多過ぎるという指摘があります。同じような問題が数多く提示され、どこまでやれば良いのか、 本当に全部やらないといけないのか、判断に迷うことが多くなります。
加えて、志望校別の問題については、新しい問題や思考力が必要な問題が少なく、 志望校に対する準備として万全か、疑問が残ります。
(4)志望校別特訓(NN等)の開催校舎が遠い場合がある
志望校別特訓は実施する校舎が限られており、場合によっては遠方の校舎へ行かなくてはなりません。
例えば、駒場東邦クラスは二子玉川校舎で行われますが、駒場東邦志望者は中央線沿線の生徒様も多いです。そうすると、通塾まで片道1時間を超えていきます。
こうした現状を踏まえた上で、ご判断頂く必要があります。
4. 四谷大塚と他の大手中学受験塾との違い・比較

①早稲田アカデミーとの違い(同じ教材でも指導法が異なる)
早稲田アカデミーは四谷大塚と提携塾契約を結んでいる関係で、「予習シリーズ」「演習問題集」といった教材が共通です。では違いは何でしょうか?
1つ目の違いは、早稲田アカデミーではオリジナル教材の「ダブルベーシック」が使用されています。こちらは、基本問題を中心に多くの問題が収録されている問題集で、確実な土台作りに適した問題集です。
2つ目の違いは、NN特訓という志望校別特訓があります。四谷大塚にも志望校別特訓はありますが、 早稲田アカデミーのNN特訓はとても評判が良いものです。NN特訓に入るには、テストに合格しなくてはなりませんが、それだけの価値があるものです。
これだけ見ると早稲田アカデミーの方が良いような気がしますが、 ITを使用した予習・復習は早稲田アカデミーにはなく、四谷大塚にしかないものです。
▼早稲田アカデミーについての詳細は以下ページをご覧ください
②日能研との違い(進度と復習のバランス)
四谷大塚と日能研は似ている部分が多いです。老舗の大手集団塾であること、昔から定評のあるテキストがあること、中堅校の合格実績が多いことが挙げられます。
大きな違いとしましては、日能研は進度がゆっくりめで、復習の機会も四谷大塚より多いです。ですので、落ちこぼれの生徒様が出にくい環境にあります。
最初から中堅校をお考えの生徒様で、生徒様に適した進度をお望みの場合は、日能研をおススメします。
▼日能研についての詳細は以下ページをご覧ください
③SAPIX(サピックス)との違い(難関校実績と教材管理)
SAPIXは御三家を始めとした最難関校重視の集団塾です。進度は速く、プリントや小冊子が毎授業で配られる塾ですから、管理が大変です。
しかし、その分質は良いと言われていますし、最難関校のノウハウが豊富にあります。四谷大塚も教材の質は良いと言われていますが、中堅校に適した教材です。志望校別特訓がありますが、最難関校でしたら、SAPIXに軍配が上がるでしょう。
IT教材は四谷大塚独自のものですから、その点を踏まえて考えていくことになるでしょう。
▼SAPIXについての詳細は以下ページをご覧ください
④グノーブルとの違い
グノーブルは最近かなり伸びている集団塾です。四谷大塚よりも小規模の塾ですが、最難関校・難関校の合格率は目を見張るものがあります。
傾向としてはSAPIXととても似ている塾ですので、進度は速く、 教材も「予習シリーズ」や「四科のまとめ」のようにまとまっていません。
「予習シリーズ」「四科のまとめ」といった教材の方が勉強しやすい方は四谷大塚、 とにかく上位校を目指したい方はグノーブルをオススメします。
▼グノーブルについての詳細は以下ページをご覧ください
⑤enaとの違い
enaも昔からある老舗の塾です。以前は他の大手塾と同様に、私立中学入試を中心に展開していましたが、 現在は都立一貫校受験を中心に据えて授業を行っています。
四谷大塚も都立一貫校受験の合格者はおりますが、合格実績では断然enaに軍配が挙がります。都立一貫校が第1志望でしたら、enaをおススメします。
▼enaについての詳細は以下ページをご覧ください
⑥栄光ゼミナールとの違い
栄光ゼミナールは、5人~15人程度の少人数制集団授業を実施しており、面倒見は非常に良いと思います。授業進度も、四谷大塚ほど早くないので、落ち着いて理解しながら進めることが出来ます。
ですが、クラス数が少ないため、クラス内でのレベル差が大きいのが難点です。また、志望校別のクラスもありませんので、志望校に特化した対策が出来ません。
▼栄光ゼミナールについての詳細は以下ページをご覧ください
⑦TOMASとの違い
今まで挙げた塾は、全て集団塾でしたが、ここで取り上げるTOMASは、個別指導塾(マンツーマンレッスン)です。個別指導塾は、集団塾と違い、面倒見という点では、最も手厚いスタイルとなります。
その子に合った指導をしてくれますので、授業についていけなくなる、と言ったリスクはほぼ無いです。
TOMASは個別指導塾の大手塾ですが、デメリットもあります。
・先生の質が均一でなく、良い先生に巡り合える確率は低い
・集団塾より進度が遅くなる可能性がある
・先生と生徒様での慣れ合いが発生する可能性がある
▼TOMASについての詳細は以下ページをご覧ください
5. 四谷大塚に通う生徒様の保護者に必要なフォローとサポート

では、生徒様が実際に四谷大塚に通われた場合、保護者様としてどのようなフォローが必要になるのでしょうか。
①予習の理解度確認と授業後のフォロー
まず第一に、生徒様が予習中心の授業で理解出来ているのか確認する必要があります。
テストの成績が良ければ、それほど問題にはなりませんが、テストが出来ていない場合に、
・「予習シリーズ」や「予習ナビ」で基本的な内容を理解できているのか
・予習段階でわからなくても、授業で理解して帰ってきているのか
をご確認する必要はあるでしょう。
四谷大塚の先生は面倒見があまり良くありませんので、保護者様が管理する必要があるのです。
②膨大な宿題・テスト解き直しの優先順位付け
2つ目として、教材、サブ教材、週テストの解き直し、ITの演習題とやることが大変多いことです。
「予習シリーズ」の予習をしながら、週テストに向けての復習、更には週テストの解き直しにITからの演習題… という流れを毎週毎週行っていくのは、かなり膨大な量です。
組み分けテストが近くなりますと、 5週分程度の復習も重なってきますので、土日を使っても終わらない、という嘆きをよく耳にします。
「予習シリーズ」の基本・練習問題と週テストの解き直しは必須です。
残りについては、生徒様の状況によって、優先順位をつけてあげる必要が出てきます。
③動画(IT教材)を正しく活用できているかの管理
3つ目として、IT教材についてです。IT教材があると、保護者様の負担は減りそうですが、そうとも限りません。
例えば、「予習ナビ」「復習ナビ」という動画についてです。動画は見ていれば理解が出来、実力がつくと思われているかもしれませんが、 ただぼーっと見ているだけでは時間の無駄になります。
生徒様がしっかり集中して見ているのか、内容を理解したのか、保護者様の方で確認してみましょう。
中学受験は「親子の受験」と言われますが、全てを親御様が背負う必要はありません。
スケジュール管理や、優先順位の決定といった「学習マネジメント」の部分だけでもプロに任せることで、家庭内の空気は驚くほど良くなります。
保護者様は「進捗の確認」と「精神的なサポート」に徹し、実務は家庭教師に任せるというスタイルも、合格への賢い戦略の1つです。
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6. 四谷大塚に向いている子・向いていない子の特徴

では、四谷大塚と相性が良いご家庭様、悪い可能性があるご家庭様の特徴はどういった所にあるのでしょうか。
保護者様・生徒様に分けて、いくつか示してみたいと思います。
①四谷大塚に向いているご家庭様
(1)向いている保護者様:忙しくて勉強を見る時間がない方(IT活用)
なかなかお時間が取れない保護者様は相性が良いと思います。
四谷大塚は他の大手塾と比べて授業日数が多いですし、ITで生徒様の得意・苦手単元を分析してくれます。
ITでの問題点があるとは言え、ITでの分析・管理は非常に役立つツールです。
(2)向いている生徒様:自律的に予習を進められる子
生徒様が課題をどんどん進められる場合には、四谷大塚との相性は良いでしょう。
ご自身で予習が出来るでしょうし、ITの演習題に沿って問題をガンガンこなしていって頂ければ、 実力もメキメキとついていきます。
②四谷大塚に向いていないご家庭様
(1)向いていない保護者様:旅行や習い事など家族の時間を優先したい方
ご家族でのご旅行や生徒様の習い事といった、塾の束縛以外の時間を多く取りたい保護者様は、 相性が悪い可能性があります。
四谷大塚は他塾よりも通塾日数が多くなります。
講習期間も長いため、長いご旅行も難しくなるでしょう。そういった塾以外のお時間を大切にしたい保護者様には四谷大塚は不向きかもしれません。
(2)向いていない生徒様:予習が苦痛・解説を読んでも分からない子
予習が苦しい生徒様は四谷大塚には向きません。
様々なツールがありますが、それでも予習段階でわからないことが多い生徒様は、復習型の塾の方が良いでしょう。先生の授業を聞いて、じっくり理解を進めていく生徒様だと思いますので、進度がゆっくりめの塾をお選び下さい。
まとめ|四谷大塚は「自ら学ぶ姿勢」と「家庭の管理」がカギ
「予習シリーズ」「四科のまとめ」など教材はよくまとまっていますし、 IT教材については、弱点把握が出来る点が良いのではないかと思います。
しかし、通塾日数が多い点、その割に面倒見があまり良くない点はマイナス材料です。加えて、志望校別特訓の評価は早稲田アカデミーほど高くありません。
同じ「予習シリーズ」などを使用する早稲田アカデミーと比較すると、早稲田アカデミーに分があると考えます。生徒様の勉強をほとんど見られず、弱点把握はITで管理したい、とお考えであれば四谷大塚は良いと思います。
▼当会では、四谷大塚生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
中学受験塾対策ができる家庭教師をご紹介
SAPIX・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚などの通塾経験や、通塾生の指導経験がある教師が在籍しています。
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
小学生の生徒様の声
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東大家庭教師友の会の特徴
当会には、東大生約9,700名、早稲田大学生約8,500名、慶應大生約8,000名をはじめ、現役難関大生が在籍しています。
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
ご利用の流れ
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