1. サピックス理科のカリキュラム・教材・指導方針

サピックスの理科は、学年ごとに教材と授業時間が変わり、5年生までに入試範囲をひと通り学ぶカリキュラムで進みます。
まずは全体像を早見表で確認しましょう。
▼サピックス理科の全体像
| 項目 | 内容 |
| 学習範囲 | 5年生までに小学校理科の全範囲(生物・地学・物理・化学)を学習 |
| 主な教材 | デイリーサピックス、理科コアプラス(5・6年生) |
| 授業の進み方 | 授業で初めて教材を受け取り、家庭学習で復習してから、次の授業の小テスト(デイリーチェック)を受ける |
| 指導方針 | 暗記だけに頼らず、観察と仕組みの理解を重んじる |
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①5年生までに全範囲を学ぶカリキュラム
公式の指導方針によると、サピックスの理科は5年生までに小学校理科の全範囲を学習します。
6年生は、1学期と夏休みでそれまでの基礎を固め、9月以降は入試本番を意識した問題演習が中心になります。
▼学年ごとの学習の進み方
| 学年 | 学習の中心 |
| 3年生 | 身近な「なぜ?」から理科への興味を引き出す |
| 4年生 | 目に見える現象の観察と、知識を特徴や仲間ごとに整理する力 |
| 5年生 | 小学校理科の全範囲を学習し、単元や分野の枠を超えたつながりも意識する |
| 6年生 | 1学期〜夏休みで基礎を固め、9月以降は入試に向けた問題演習が中心 |
進度が速いため、授業で扱った単元を、その週のうちに復習で定着させることが大切になります。
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「サピックスとは?特徴・費用・評判」
②学年ごとに配られる使用教材
理科の教材は、学年が上がるごとに増えていきます。
授業時間はコースや校舎によって異なるため、下の表は時間割の一例としてご覧ください。
▼学年別の使用教材と理科の授業(時間割の例)
| 学年 | 主な教材 | 理科の授業 |
| 4年生 | デイリーサピックス | 週1回・60分 |
| 5年生 | デイリーサピックス、理科コアプラス | 週1回・80〜90分 |
| 6年生 | デイリーサピックス、ウィークリーサピックス、サンデーサピックス、理科コアプラス | 平日の授業80分+土曜志望校別特訓75分(9月以降は日曜日の難関校SS特訓も加わる) |
※授業時間や教材は年度・コース・校舎により異なります。最新情報は必ずサピックス公式サイトでご確認ください。
3年生は「デイリーサピックス(サイエンス・ウォッチ)」を使い、カラー写真やイラストの多いテキストで理科になじむ段階です。
▼主な教材の役割
■デイリーサピックス
授業で配られる基本教材です。家庭学習は、このテキストで授業の復習をすることが中心になります。
■理科コアプラス
5年生から使う副教材で、反復練習によって知識を定着させる役割があります。
■基礎力トレーニング(基礎トレ)
4〜6年生に配られる算数の教材で、理科の使用教材には含まれていません(理科での取り入れ方は4章③で紹介します)。
③暗記だけに頼らず理解と観察を重んじる指導方針
公式サイトでは、理科は知識を覚えるだけの科目ではなく、ものごとの成り立ちを理解して法則性を知る科目と位置づけられています。
また、予習を前提とせず授業で初めて教材にふれる形をとっており、すでに学んだ単元も繰り返し学ぶ構成になっています。
▼家庭学習に生かしたい3つのポイント
■「なぜそうなるのか」を言葉にする
用語を覚えるだけでなく、現象の理由を1文で説明できるかを確かめます。
■実物や映像で確かめる
植物・星・天気などは、実際に見た経験があると覚えやすくなります。
■単元どうしのつながりを意識する
6年生では分野をまたいだ問題が増えるため、5年生までの知識を整理しておくことが得点力につながります。
2. サピックス理科の成績が伸び悩む原因

宿題はこなしているのに理科の点数が伸びないときは、量ではなく復習のやり方を見直すと改善につながることがあります。
当会の指導現場でよく見られる3つの原因を、診断表にまとめました。
▼理科の伸び悩みの診断表
| 当てはまる様子 | 考えられる原因 | 見直したい章 |
| 宿題は終わるのにデイリーチェックの点が安定しない | 教材を全部こなそうとして復習が浅くなっている | 3章 |
| 生物・地学は得点できるのに物理・化学で失点する | 知識分野と計算分野を同じやり方で学んでいる | 5章② |
| 用語は答えられるのに、理由を問う問題で手が止まる | 授業の理解があいまいなまま暗記に頼っている | 3章②・4章② |
①教材を全部こなそうとして復習が浅くなる
サピックスは教材の量が多く、すべてを同じ丁寧さで解こうとすると、1問あたりの見直しが浅くなりがちです。
「全部やった」のに点数につながらないときは、終えた量ではなく、間違えた問題を自力で解き直せたかを確かめましょう。
■よくある様子
・丸つけをして終わり、間違えた理由を確かめていない
・デイリーサピックスの全問に同じ時間をかけている
・理科に時間がかかり、翌日の算数・国語にしわ寄せが出ている
■見直しの方向
解く問題を絞り、間違えた問題に時間を使います(3章④で詳しく紹介します)。
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「サピックスについていけない原因と対策|4年・5年の宿題と転塾」
②知識分野と計算分野を同じやり方で学んでいる
理科には、用語や特徴を覚える知識分野と、図や数値から答えを導く計算分野があります。
2つの分野では、効果的な復習のやり方が異なります。
▼分野ごとの復習の違い
| 項目 | 知識分野(生物・地学が中心) | 計算分野(物理・化学が中心) |
| 主な単元 | 植物・動物・人体、天体・気象・地層 | てこ・ばね・電流、水溶液・気体・燃焼 |
| 効果的な復習 | 短い時間で何度も確認し、写真や図と結びつける | 解き方を理解したうえで、同じ型の問題を自力で解き直す |
| つまずきやすい点 | 一度覚えて終わりにし、時間がたって忘れる | 解説を読んで分かったつもりになり、手が動かない |
当会の指導現場では、計算分野を知識分野と同じように「読んで覚える」復習で済ませてしまい、テストで手が止まるケースがよく見られます。
③授業の理解があいまいなまま暗記に頼っている
授業で「なぜそうなるのか」を理解しないまま用語だけを覚えると、問われ方が少し変わっただけで答えにくくなります。
公式の6年生の指導方針でも、最近の入試の傾向に合わせて「実験・観察」に関する問題を数多く演習するとされています。
▼理解があいまいかを確かめる3つの質問
■「どうしてそうなるの?」と聞かれて説明できるか
用語は言えても理由が言えない単元は、理解があいまいな可能性があります。
■図や表を見て、何を比べた実験か言えるか
実験・観察の問題では、条件の違いを読み取る力が問われます。
■数値が変わった似た問題を解けるか
答えを覚えているだけの場合、数値が変わると手が止まります。
答えに詰まる単元は、授業直後の見直し(3章②)で理解を確かめ直すことから始めましょう。
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3. 1週間で回すサピックス理科の勉強方法
4・5年生の理科は週1回の授業で毎週ちがう単元を学ぶため、復習が残ったまま次の単元に進むと、あとから取り戻しにくくなります。
授業から次の授業までの1週間を1つの単位として家庭学習の予定を立てると、無理なく続けやすくなります。
▼1週間の理科の学習サイクル(例)
| タイミング | やること | 時間の目安 |
| 授業当日・翌日 | デイリーサピックスを見直し、授業で扱った問題を解き直す | 30〜40分 |
| 授業のない日 | 理科コアプラス(5・6年生)や用語の確認を毎日少しずつ進める | 1日10〜15分 |
| 次の授業の前日まで | デイリーチェックに向けて、間違えた問題を仕上げる | 20〜30分 |
※時間の目安は当会推定です。学年・クラス・宿題の量によって変わります。
①理科に使う時間を1週間単位で決める
まずは、1週間のうち理科に使う時間の合計と曜日を先に決めます。
算数の比重が大きくなりがちな時期でも、理科の時間を毎週確保しておくと、復習していない単元がたまるのを防げます。
▼学年別・理科の家庭学習時間の目安(1週間)
| 学年 | 1週間の目安 | 配分のポイント |
| 4年生 | 1〜1.5時間 | 授業翌日の見直しを中心に、習慣づくりを優先する |
| 5年生 | 2〜3時間 | 見直し・理科コアプラス・デイリーチェック対策の3つに分ける |
| 6年生 | 3〜4時間 | 平日の授業と土曜志望校別特訓の復習を分けて計画する |
※学習時間の目安は当会推定です。クラスや志望校、他教科の状況に合わせて調整してください。
■4教科のバランスをとるコツ
・教科ごとの学習時間を1週間分メモしておく
・理科の時間が少なかった週は、翌週に少し多めにとる
・苦手な教科の時間を短くしない
②授業当日と翌日にデイリーサピックスを見直す
授業の内容は時間がたつほど忘れやすいため、授業当日か翌日のうちにデイリーサピックスを見直すのが基本です。
サピックスは授業でその日の教材を受け取る形のため、家庭学習は授業の復習から始まります。
▼授業当日・翌日の見直し手順
| 手順 | やること |
| 1 | 授業のノートとテキストを見比べ、その日の要点を3つ程度言葉にする |
| 2 | 授業で解いた問題のうち、間違えた問題・自信がない問題に印をつける |
| 3 | 印をつけた問題を、解説を見ずに解き直す |
| 4 | 解けなかった問題は解説を読み、翌日以降にもう一度解く |
■「今日の授業で何を学んだ?」と聞いてみる
帰宅後や夕食時など、落ち着いたタイミングで授業の内容を言葉にしてもらうと、理解があいまいな部分に気づきやすくなります。
■聞くときは否定せずに耳を傾ける
説明が不十分でも否定せず、内容に関心を持って聞くことが大切です。話したがらない時期は、無理に聞き出さなくても構いません。
■解説を読んでも分からないとき
サピックスでは、学年や教科によって対応は異なりますが、メールでの質問対応やポイント解説動画の配信が行われています。まずは塾のサポートを活用しましょう。
③次の授業までにデイリーチェックへ向けて仕上げる
デイリーチェックは授業の中で行われる小テストで、前回の授業の内容が身についているかを確かめる機会です。
次の授業の前までに、印をつけた問題を集中して解き直しましょう。
■前日までの仕上げ方
・印をつけた問題を、もう一度解説を見ずに解く
・計算問題は途中の式まで書いて解く
・用語は言えるだけでなく、正しく書けるかまで確かめる
■デイリーチェックの結果の使い方
点数よりも、どの問題を間違えたかに目を向けます。間違えた問題は印をつけて残し、テスト前の見直しに使います。
④時間が足りない週は残す教材を絞る
行事や体調などで時間がとれない週は、全部を薄くこなすより、残す教材を決めて確実に定着させるほうが成績につながりやすくなります。
▼時間が足りない週の優先順位
| 優先度 | 教材・取り組み | 理由 |
| 1 | 授業で扱った基本問題の解き直し | デイリーチェックやテストの土台になる |
| 2 | デイリーチェックで間違えた問題 | 苦手な部分がはっきりしている |
| 3 | 理科コアプラスの該当単元 | 知識の抜けを短い時間で確認できる |
| 4 | 難しい発展問題 | クラスや目標に応じて後回しにできる |
■絞り込みに迷うとき
どこまで解くかは、クラスや目標によって変わります。判断に迷う場合は、校舎の先生に相談するのも1つの方法です。
教材の絞り込みや1週間の計画づくりを、家庭教師と一緒に進める方法もあります。
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4. サピックス理科コアプラスの使い方
理科コアプラスは5年生から使う副教材で、授業で学んだ知識を反復して定着させる役割があります。
4年生の使用教材には含まれていないため、3章で紹介した1週間の流れに沿って、デイリーサピックスの見直しを中心に進めましょう。
▼理科コアプラスの使い方早見表
| タイミング | 使い方 |
| 授業があった週 | 授業で扱った単元のページを解く |
| 毎日 | 10〜15分で少しずつ解き、○・×・△の印をつける |
| テスト前 | ×と△の印がついた問題だけを解き直す |
| 6年生 | 全単元を通して解き、忘れている知識を見直す |
①理科コアプラスを始める時期と授業の単元との合わせ方
理科コアプラスは5年生から配られ、6年生でも使い続ける教材です。
最初は授業で扱った単元に合わせて進めると、デイリーサピックスの見直しと内容がそろい、記憶に残りやすくなります。
▼学年・状況別の進め方
■5年生
授業の単元に合わせて進めます。宿題として範囲が示された場合は、その範囲を優先します。
■6年生
5年生で学んだ単元をもう一度通して解き、忘れている知識を洗い出します。
■途中から取り組む場合
手をつけていない単元が多いときは、次の授業の単元から始め、過去の単元には週末などに少しずつ戻って取り組みます。
②間違えた問題を中心に周回して定着させる
理科コアプラスは、1回解いて終わりにせず、間違えた問題を中心に繰り返すことで知識が定着しやすくなります。
1冊を最初から最後まで解くことを「1周」と数え、2周目からは印をつけた問題に絞ると、時間をかけすぎずに繰り返せます。
▼印を使った繰り返し方
| 回数 | 解く問題 | ポイント |
| 1周目 | 全問 | 正解は○、間違いは×、迷った問題は△をつける |
| 2周目 | ×と△の問題 | 解説で理由を確かめてから解く |
| 3周目以降 | 2周目でも×の問題 | 数日あけて解き、すぐに答えられるまで繰り返す |
■まとめノートは「間違えた内容」に絞る
間違えた知識だけをノートに書き出すと、見直しやすくなります。オレンジペンで書いて赤シートで隠せるようにしたり、A5サイズなど小さめのノートにして通塾中に見返したりする工夫も効果的です。
■ノート作りに時間をかけすぎない
きれいに書くことが目的にならないよう、家庭学習の時間に余裕があるときのプラスアルファとして取り入れましょう。
■覚えにくい用語は目に入る場所に貼る
どうしても覚えられない用語や図は付箋に書き、机の前など毎日目にする場所に貼っておくと、見る回数が自然と増えます。
③算数の基礎トレのように毎日少しずつ解く
基礎力トレーニング(基礎トレ)は、サピックスで4〜6年生に配られる算数の教材で、毎日1ページずつ取り組む形式です。
公式サイトの理科の使用教材には基礎トレが含まれていないため、理科コアプラスを基礎トレのように毎日少しずつ解くのがおすすめです。
▼「理科の基礎トレ」として続ける毎日の取り組み方
■時間を決める
1日10〜15分など短い時間に区切ると、毎日続けやすくなります。
■時間帯を固定する
朝は静かで集中しやすく、習慣にしやすい時間帯です。算数の基礎トレ、国語の漢字練習、理科コアプラスを朝にまとめる方法もあります。
■範囲を決めて解く
その週の授業の単元のページと、×・△の印がついた問題を数問ずつ解きます。
※理科の基礎力トレーニングは、過去に配布されていた時期があります。現在の配布状況は学年・年度によって異なる場合があるため、サピックスの案内でご確認ください。
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5. 【学年別】サピックス理科で力を入れたい学習

サピックスの理科は、学年ごとに授業の目的が変わります。
学年に合った学習に力を入れることが、6年生での得点力につながります。
▼学年別・力を入れたい学習
| 学年 | 力を入れたい学習 | 意識したい単元・テーマ |
| 4年生 | 知識を特徴や仲間ごとに整理する | 身近な生物、磁石や水溶液など身のまわりの現象 |
| 5年生 | 全範囲の学習と並行して計算分野を固める | てこ・ばね・電流、水溶液・気体 |
| 6年生 | 知識の見直しと入試に向けた問題演習の両立 | てこ・かっ車、電流、気体・水溶液、実験・観察の問題 |
①【4年生】知識を特徴や仲間ごとに整理して土台をつくる
公式の4年生の指導方針では、知識を特徴や仲間に注目して整理することが、その後の学年の基礎力になるとされています。
覚える量が増える前に、「仲間分け」で覚える習慣をつけておきましょう。
▼仲間分けで整理する例
| テーマ | 仲間分けの観点 | 例 |
| 植物 | 咲く季節、花のつくり | 春の花と秋の花、花びらが分かれる花とくっついた花 |
| 動物 | 体のつくり、育ち方 | こん虫とそれ以外の虫、さなぎになる虫とならない虫 |
| 身のまわりの現象 | 性質の違い | 磁石につくもの・つかないもの、酸性・中性・アルカリ性 |
■自分で表にまとめる
覚えた知識を表に書き出すと、共通点と違いがはっきりします。
■実物と結びつける
公式の4年生の方針でも、博物館や動物園での観察、石を集めて比べるといった体験が勧められています(取り入れ方は7章③で紹介します)。
②【5年生】全範囲の学習と並行して計算分野を固める
5年生は学習範囲が広く進度も速い学年で、物理・化学の計算分野が本格的に登場します。てこや電流は日常で目にする機会が少なくイメージしにくい単元ですが、問題の型が決まっているものが多く、繰り返し解くことで慣れていけます。
知識分野の復習を続けながら、計算分野は毎週の解き直しで「自力で解ける」状態にしておくことが大切です。
▼5年生でつまずきやすい計算分野と対策
| 単元 | つまずきやすい点 | 対策 |
| てこ・ばね | 支点からの距離やばねの長さの関係を式にできない | 図に数値を書き込み、同じ型の問題を繰り返す |
| 電流 | 回路の見分け方や電流の大きさの比べ方 | 回路図を自分で描き直して比べる |
| 水溶液・気体 | 溶ける量や発生する量を比で求める計算 | 表の数値の変化から比を読み取る練習をする |
■計算分野の解き直しのコツ
生徒様が解説を読んだあとは、解説を閉じて最初から解き直してもらいましょう。手が止まった場所が、理解があいまいな部分です。
■知識分野は短い時間で何度も
生物・地学は、理科コアプラスで少しずつ繰り返す方法が向いています。
③【6年生】知識の総点検と実戦演習を両立する
6年生は、1学期と夏休みで基礎を固め、9月以降は入試本番を意識した問題演習が中心になります。
平日の授業に土曜志望校別特訓が加わり、9月以降は日曜日の難関校SS特訓も始まるため、復習の優先順位を決めておくことが大切です。
▼6年生の時期別の進め方
| 時期 | 力を入れたい学習 |
| 2月〜夏休み | 理科コアプラスで全単元を見直し、忘れている知識を洗い出す |
| 9月〜12月 | 入試形式の問題演習と志望校の過去問に取り組み、間違えた単元は理科コアプラスに戻って確認する |
| 1月 | 新しい教材を増やさず、間違えた問題と知識を最終確認する |
■志望校の出題傾向に合わせる
計算問題が多い学校、実験結果の理由を文章で説明させる学校など、出題の傾向は学校ごとに異なります。過去問で傾向をつかみ、重点を置く分野を決めましょう。
■6年生の教材の構成を生かす
6年生の教材は「授業の確認」「問題演習」「発展問題」の3つで構成されています。時間が足りない週は「授業の確認」と「問題演習」を優先します。
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6. サピックス理科のマンスリー・組分けテスト対策
マンスリーテスト(マンスリー確認テスト)や組分けテストは、理科の学習の定着度を確かめ、クラス分けにも関わる大切な機会です。
テスト前・本番・テスト後の3つに分けて準備しましょう。
▼テスト対策の流れ
| タイミング | やること |
| テスト前1週間 | 範囲の単元で間違えた問題と、理科コアプラスの×・△の問題を仕上げる |
| 本番 | 解ける問題から確実に得点する |
| テスト後 | 失点の種類を分けて解き直し、次の学習に生かす |
※6年生になると、サピックスオープンなど志望校判定を兼ねた模試も加わります。テストの名称・回数・出題範囲は学年・年度により異なるため、サピックスの案内でご確認ください。
①テスト前1週間で理科を仕上げる
テスト前の1週間は、新しい問題に手を広げるより、これまで間違えた問題を仕上げることに時間を使いましょう。
▼テスト前1週間の仕上げ方(例)
| 日程 | やること |
| 7〜5日前 | 範囲の単元のデイリーサピックスで、印のついた問題を解き直す |
| 4〜2日前 | デイリーチェックで間違えた問題と、理科コアプラスの×・△の問題を繰り返し解く |
| 前日 | 用語や図の確認を中心に短い時間で見直し、早めに休む |
■デイリーチェックをまとめて見直す
これまでのデイリーチェックで間違えた問題は、苦手な問題をまとめた教材になります。テスト前に一度まとめて解き直しましょう。
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②本番で力を出し切る解く順番と時間配分
本番では、すべての問題を順番に解くよりも、確実に解ける問題から得点するほうが点数は安定しやすくなります。
組分けテストの4科の配点は、算数・国語が各150点、理科・社会が各100点の500点満点です(4年生は7月の組分けテストから)。
※配点は学年・時期により異なる場合があります。最新情報は必ずサピックス公式サイトや校舎の案内でご確認ください。
▼解く順番と時間配分の考え方
| 順番 | 取り組むこと | ポイント |
| 1 | 問題全体を見渡す | 知識問題と計算問題の位置をつかむ |
| 2 | 知識問題・基本問題を解く | 迷った問題は印をつけて先に進む |
| 3 | 計算問題や、実験結果などから考える問題を解く | 1問に時間をかけすぎない |
| 4 | 印をつけた問題に戻る | 残り時間で見直しもする |
■時間配分は事前に練習しておく
これまでに受けたテストの問題を、本番と同じ時間で解き直すと、時間配分の感覚がつかめます。
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③テスト後の解き直しでクラスアップにつなげる
テスト後の解き直しは、失点の種類を分けてから取り組むと、次のテストで同じ失点を防ぎやすくなります。
▼失点の種類と解き直しの方法
| 失点の種類 | 様子 | 解き直しの方法 |
| 知識の抜け | 用語や特徴が出てこなかった | 理科コアプラスの該当単元に戻って確認する |
| 理解不足 | 解説を読んでも分からない | デイリーサピックスの該当回から解き直す |
| ケアレスミス | 計算ミスや問題の読み違い | どこで間違えたかを書き出し、次回の注意点にする |
| 時間不足 | 最後まで解き終わらなかった | 解く順番を見直し、6章②の流れで練習する |
■正答率を手がかりにする
多くの生徒様が正解している問題を落とした場合は、優先して解き直します。正答率の低い問題は、クラスや目標に応じて後回しにしても構いません。
■失点の仕分けは保護者様と一緒に
答案を見ながら、間違えた問題を4つの種類に分けるところまでを一緒に行うと、生徒様が解き直しに取りかかりやすくなります。
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7. サピックス理科の家庭学習を支える保護者様の関わり方

サピックスは教材の量が多く、保護者様の関わり方によって家庭学習の進めやすさが変わります。
サピックスも、教材の整理やスケジュール管理などのサポートを保護者様に求めつつ、成長に合わせて少しずつ手を離すことを理想としています。
▼保護者様の関わり方の早見表
| 関わり方 | 目的 |
| 教材とプリントの整理 | 使う教材をすぐ取り出せる状態にする |
| 確認や丸つけの分担 | 生徒様が自分で直せる部分を広げる |
| 身近な実験・理科特別動画 | 授業で学んだ内容を実感と結びつける |
| 少しずつ手を離す | 生徒様が自分で学習を進められるようにする |
①教材とプリントを使いやすく整理する
サピックスでは毎回の授業で教材が配られるため、整理の仕組みがないと、必要なプリントを探す時間が増えてしまいます。
▼教材整理の4ステップ
| ステップ | やること |
| 1 | A4サイズのファスナー付きファイルを用意し、授業で配られた教材をすぐにしまう |
| 2 | 帰宅後は、学習机のそばに置いたA4サイズのボックスに、その週の教材をまとめる |
| 3 | 1週間の家庭学習は、ボックスの中の教材で完結させる |
| 4 | 翌週の教材を受け取ったら、前週分をクリアブックファイルなどに単元ごとに保管する |
■ファイルは通塾曜日ごとに色分けする
曜日ごとにファイルの色を変えると、教材の持ち間違いを防げます。
■理科は単元ごとに保管する
6年生で同じ単元を見直すときや、テスト後に該当回へ戻るときに探しやすくなります。
②コアプラスの確認や丸つけを分担する
丸つけや理科コアプラスの確認を保護者様がすべて担うと負担が大きくなり、生徒様も受け身になりがちです。
学年に合わせて、生徒様が自分でできる部分を少しずつ増やす分担を考えましょう。
▼学年別の分担の例
| 学年 | 保護者様 | 生徒様 |
| 4年生 | 丸つけと、間違えた問題の確認 | 解き直しと、授業の内容を言葉で説明すること |
| 5年生 | 理科コアプラスの範囲と、×・△の印の数の確認 | 丸つけと印つけ、解き直し |
| 6年生 | 予定の確認と声かけ | 丸つけから解き直しまでを自分で進める |
■理科コアプラスは「問題を出す役」に
保護者様が問題を読み上げて生徒様が答える形にすると、短い時間でも知識の確認ができます。
③身近な実験や理科特別動画に一緒に取り組む
理科には、植物・天体・気象など、身のまわりで確かめられる内容が多くあります。
授業で学んだ内容を実物や映像で確かめると、テキストの知識が記憶に残りやすくなります。
▼ご家庭様でできる体験の例
| 分野 | 取り組みの例 |
| 生物 | 公園で草花や虫を観察して仲間分けをする、ジャガイモの切り口にヨウ素液をつけてデンプンを確かめる |
| 地学 | 晴れた夜に星空を観察する、朝と夕方の太陽の位置を比べる |
| 物理 | 身のまわりで磁石につくもの・つかないものを探す |
| 化学 | ムラサキキャベツ液で、身近な液体の性質を調べる |
■理科特別動画を活用する
理科特別動画は、サピックスのマイページで案内される動画教材で、ご家庭様でもできる実験や観察を題材にしています。チェックシートと合わせて配信される回もあります。
■配信時期を確認しておく
配信される学年や時期は年度によって異なり、視聴期限が設けられることもあります。案内が届いたら、早めに予定に組み込みましょう。
■動画のあとはテキストと見比べる
動画を見たあとにテキストや資料集の写真と見比べ、どの場面だったかを振り返ると、知識が定着しやすくなります。
④少しずつ手を離して生徒様が自分で回せる形にする
学年が上がるにつれて、やることを生徒様自身が管理できる形に移していきましょう。
たとえば、ホワイトボードに「今日やること」を書き出し、終わったものを消していく方法があります。
▼手を離していく3つの段階
■段階1
保護者様が予定を立て、生徒様と一緒に確認する
■段階2
生徒様が予定を書き、保護者様が確認する
■段階3
生徒様が予定を立てて進め、困ったときだけ相談する
サピックスはテストの結果でクラスが替わるため、生徒様は気づかないうちにプレッシャーを感じていることがあります。
▼前向きな声かけのポイント
■結果より取り組みを認める
「今日も授業を頑張ったね」と、努力した姿勢に目を向けます。
■小さな変化を一緒に喜ぶ
前回解けなかった問題が解けたなど、具体的な成長を言葉にします。
■クラスが下がったときは次の一歩を示す
「次はここから一緒にやってみよう」と、取り組むことを具体的に伝えます。
▼1対1の指導を検討したいサイン
■理科の宿題を終えるのに、毎日遅くまでかかっている
■デイリーチェックやテストで、同じ単元の失点が続いている
■計算分野の解説を、保護者様が説明するのが難しくなってきた
■家庭学習の進め方をめぐって、保護者様と生徒様の気持ちがすれ違いやすい
当てはまる項目がある場合は、サピックスの教材に合わせて復習を進められる家庭教師の併用も選択肢の1つです。
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8. サピックス理科の成績アップを支える東大家庭教師友の会
東大家庭教師友の会には、サピックスをはじめとする中学受験塾で学んだ経験のある教師が在籍しています。
塾に通いながら家庭教師を併用したいご家庭様に向けて、塾の教材に合わせた指導を行っています。
▼東大家庭教師友の会でできること
| 特徴 | 内容 |
| サピックス出身の教師 | 教材や授業の進み方を知る教師をご紹介 |
| 1対1の指導 | 生徒様の理解度に合わせて、解き直しや教材の優先順位を決める |
| 短期利用 | マンスリー・組分け前など、必要な時期に合わせてご相談可能 |
| オンライン自習室 | 指導のない日も、教師に質問しながら学習できる |
①サピックス出身の教師が在籍
当会には、サピックスで中学受験を経験した教師が在籍しています。
デイリーサピックスや理科コアプラスの使い方、デイリーチェックの準備など、サピックスの1週間の流れを知る教師をご紹介できます。
■教師選考の流れ
お問い合わせ後、在籍教師の中からご希望に合う教師をお探しし、書類選考と面接選考を経てご紹介します。
■相性の確認
体験授業で相性に不一致を感じられた場合は、教師の交代も可能です。
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「SAPIX(サピックス)対策の家庭教師」
②サピックスの教材に合わせた1対1の指導
1対1の指導では、生徒様の理解度に合わせて、デイリーサピックスのどの問題を優先するか、どこを解き直すかを一緒に決めていきます。
保護者様が説明しにくい計算分野も、生徒様の手が止まる場所を確かめながら指導します。
▼理科の指導例
| お悩み | 指導の内容 |
| 宿題が終わりきらない | 教材の優先順位を決め、1週間の学習計画を一緒に立てる |
| 計算分野が苦手 | 手が止まる場所を確かめ、同じ型の問題で解き直す |
| 知識が定着しない | 理科コアプラスの×・△の問題を確認し、覚え方を工夫する |
| テストの点が安定しない | 失点の種類を分析し、次のテストまでの対策を立てる |
■150分の無料体験授業
体験授業では、教科指導に加えて学習計画の作成と面談も行います。
③マンスリー・組分け前だけの短期利用も可能
「マンスリーや組分けの前だけ見てほしい」「苦手な単元だけ集中して教えてほしい」といったご要望もご相談いただけます。
当会は利用した分だけをお支払いいただく後払い制のため、必要な時期に合わせて利用しやすい仕組みです。
▼短期利用の例
■テスト前
組分けテスト前の数週間、理科の計算分野を集中して復習する
■長期休み
夏休みなどに、苦手な単元をまとめて立て直す
■6年生の秋以降
志望校の理科の過去問を解き直し、得点につながる分野を固める
④指導のない日はオンライン自習室で質問できる
当会では、指導のない日に利用できるオンライン自習室を開講しています。
自習室には教師が常駐しているため、理科コアプラスやデイリーサピックスで分からない問題があれば、その場で質問できます。
▼オンライン自習室が役立つ場面
■集中できる環境がほしいとき
指導のない日も、自習に集中しやすい環境で家庭学習に取り組めます。
■分からない問題を持ち越したくないとき
解説を読んでも分からない問題を、次の指導日を待たずに確認できます。
▼あわせて読みたい
「オンライン自習室のご案内」
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9. サピックス理科のよくある質問
Q1. 理科コアプラスは何周すればよいですか?
-
A:回数よりも、×や△の印がついた問題がなくなるまで繰り返すことを目安にしましょう。
印を使った繰り返し方は、「4. サピックス理科コアプラスの使い方」の②で紹介しています。
Q2. サピックスの理科にも基礎トレはありますか?
-
A:公式サイトに掲載されている理科の使用教材に、基礎トレは含まれていません。
理科コアプラスを基礎トレのように毎日少しずつ解く方法は、「4. サピックス理科コアプラスの使い方」の③で紹介しています。
Q3. 理科特別動画はいつ見るのが効果的ですか?
-
A:配信の案内が届いたら、視聴期限内に、授業で学んだ単元の復習として見るのがおすすめです。
動画の活用方法は、「7. サピックス理科の家庭学習を支える保護者様の関わり方」の③で紹介しています。
Q4. 市販の問題集は追加したほうがよいですか?
-
A:まずはサピックスの教材の復習を優先し、市販の問題集は演習が足りない分野に絞って取り入れましょう。
時間が足りないときの教材の優先順位は、「3. 1週間で回すサピックス理科の勉強方法」の④で紹介しています。
Q5. 理科だけ家庭教師に指導を依頼できますか?
-
A:はい、理科1科目だけの指導もご相談いただけます。
計算分野だけ、テスト前だけといったご要望も、お気軽にお問い合わせください。
Q6. 小6の秋から理科を立て直すには何から始めればよいですか?
-
A:まずは理科コアプラスで全単元を見直し、苦手な単元を洗い出すことから始めましょう。
6年生の時期別の進め方は、「5. 【学年別】サピックス理科で力を入れたい学習」の③で紹介しています。
10. サピックス理科の勉強方法のまとめ
サピックスの理科は5年生までに全範囲を学ぶため、授業から次の授業までの1週間を1つの単位として復習することが成績アップの土台になります。
5年生からは、理科コアプラスを算数の基礎トレのように毎日少しずつ解き、間違えた問題を中心に繰り返しましょう。テスト後は、失点の種類を分けてから解き直すことが大切です。
保護者様は教材の整理や役割分担を通して、生徒様が自分で学習を進められる形を少しずつつくっていきましょう。家庭学習が追いつかないときは、サピックスの教材に合わせて指導できる家庭教師の併用もご検討ください。
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SAPIX(サピックス)対策ができる家庭教師をご紹介
SAPIXの通塾経験や、通塾生の指導経験がある教師が在籍しています。
上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
中学受験の合格実績
当会はこれまで、多くの受験生の皆様をサポートしてきました。当会で指導をさせていただいた生徒様の代表的な合格実績をご紹介します。
中学受験の合格実績
■東京都
御三家(麻布・桜蔭・女子学院他) / 新御三家(海城・駒東・鷗友学園他) / 渋渋 / 慶應中等部 / 広尾学園 / 都立小石川 など
■神奈川県
浅野 / 横浜共立 / 慶應普通部 / 洗足学園 / 鎌倉学園 / 逗子開成 / 山手学院 / 中央大学附属横浜 など
■千葉県
渋幕 / 市川 / 東邦大付属東邦 / 昭和学院秀英 / 芝浦工業大柏 / 専修大松戸 など
■埼玉県
栄東 / 開智 / 大宮開成 / 開智所沢 / 淑徳与野 / 浦和明の星女子 など
■その他地域
海陽 / 洛南高校附属 / 東大寺学園 / 西大和学園 / 大阪星光学院 / 同志社女子 / ラ・サール など
中学受験の合格体験記
東大家庭教師友の会の特徴
東大家庭教師友の会の4つの特徴
生徒様に選ばれ続けて26年!“累計指導実績2万名”
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
中学受験対策、大学受験対策に選ばれる理由を動画で紹介
東大家庭教師友の会の料金
当会では、「入会金」「指導料」「交通費」「学習サポート費」以外のご料金は、一切ご請求しておりません。指導キャンセル料や教師交代費、解約金等は一切発生いたしませんので、ご安心ください。
ご入会時
体験授業料0円
ご入会金 22,000
体験授業は1ご家庭様につき1人のみ無料でご受講いただけます。2人以上受ける場合、1人につき2,420円(税込)の体験授業料が発生します。
月々のお支払い
交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
東大家庭教師友の会「7つの0円」
ご利用の流れ
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