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【中学受験】日能研ってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

【中学受験】日能研ってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

この記事を書いた人

実才和平

駒場東邦中学・高等学校、東京大学経済学部を卒業。

民間会社に入社しましたが、生徒一人一人の人生に携わりたいと考え、教育業へ転身しました。

現在は、プロ家庭教師、予備校講師として日々数多くの生徒さんと向き合っており、全科目指導をしております。

指導してきた生徒様は延べ300人以上。

灘・開成など最難関中学や東京大学・国公立医学部など最難関大学での合格実績は元より、その子その子に合った指導に定評があります。

趣味はピアノ、テニス、旅行、子供と遊ぶこと。毎日子供とのやり取りを大切にしながら過ごしています。

目次

1. 日能研とは?
・①日能研の特徴
・②日能研のカリキュラム
・③日能研に入塾するには
・④クラス分けの仕組み
・⑤使用している教材
・⑥料金体系

2. 日能研のメリット・デメリット
・①メリット
・②デメリット

3. 他の大手塾との違いは?
・①早稲田アカデミーとの違い
・②SAPIXとの違い
・③四谷大塚との違い
・④グノーブルとの違い
・⑤enaとの違い
・⑥栄光ゼミナールとの違い
・⑦TOMASとの違い

4. 日能研に通わせた場合、保護者様としてどのようなフォローが必要になるか
・①テストの解き直し
・②生徒様の立ち位置を正確に把握

5. 日能研との相性が良いと思われる/悪い可能性があるご家庭様の特徴
・①相性が良いと思われるご家庭様
・②相性が悪い可能性のあるご家庭様

6. 日能研に通っているご家庭様の実際の口コミ・評判
・①日能研の良い口コミ・評判
・②日能研の良くない口コミ・評判

まとめ

 

 

1. 日能研とは?

Nバッグで有名な老舗の大手集団塾。「シカクいアタマをマルくする」というキャッチフレーズで多くの人に知れ渡っています。

現在は全国に約160教室程を展開しており、一学年の生徒数は1万人を超え、数ある中学受験塾の中でも最大手と言えるでしょう。

昔は難関校受験で実績を出していましたが、現在はやや中堅校受験が中心となっています。

 

①日能研の特徴

最大の特徴は、大手集団塾の中で、最も丁寧に授業を行うことでしょう。

丁寧というのは、進度をゆっくり目に設定し、段階を踏んで、復習をしながら進んでいくスタイルのことを言っています。

理解・考え方重視の授業を行っている印象です。

また、テストが多いのも大きな特徴です。

小学六年生になると、毎週のようにテストがあります。

テストに慣れる、生徒様の弱点を見つけられる、というメリットはありますが、 一方、勉強時間が取れないというのもよく聞くお話です。

先述の通り、中堅校受験が中心となっているため、難関校受験を目指す生徒様には、やや不向きな部分も多いです。

 

②日能研のカリキュラム

通塾頻度は

 

・小学一年生~三年生:週一回
・小学四年生:週二回~三回
・小学五年生:週三~四回
・小学六年生:週四~六回

 

がベースとなっています。

以下、各学年のカリキュラムについてご説明します。

(1)小学一・二年生

算数・国語・理科・社会を満遍なく行います。

算数・国語に特化することなく、五感全体に働きかける授業を行い、生徒様がバランスよく育つようにカリキュラムが組まれています。

講義形式というよりも、 皆で楽しく考えよう!というスタンスの授業です。

そのため、一人でじっくりというよりも、何人かで集まってあれこれ考えるスタイルです。

算数

数の計算、図形、場合の数など行います。

計算よりも、論理性・考え方を重視して、今後の算数に繋がるように設計されています。

国語

生徒様がご自身で本の内容を説明したり、お話を作ったりします。

気持ちを表す言葉・様子を表す言葉 といった言葉を増やしていく時間も設けられています。

理科

虫や植物といった生物の内容や、実験を通して物理・化学に親しめる内容が盛り込まれています。

算国理社の中でも、理科に割かれている時間が多く、力を入れていることが伺えます。

社会

季節の食材や地図、世界の国々を扱っています。

自分で国旗を作ろう!といった楽しめる授業も 盛り込まれています。

(2)小学三年生

小学一・二年生の内容から、徐々に中学受験を意識した学習へと変わっていきます。

理科・社会は「科学者講座」と いう名称で、一括して行われています。

算数

足し算、引き算、掛け算、割り算といった四則演算をしっかり行っていきます。

また、単位計算についても 多くの時間を取って授業が行われます。

少し難易度が高めの相似や場合の数もこの時期から行われます。

国語

小学一・二年生の内容を発展させていきます。

ことわざ・慣用句を始めとした言葉についての理解を深め、 生徒様ご自身の言葉で説明します。

受け身ではなく、発表の機会が多いので、言葉を使うことで習得していくことを狙いとしています。

理科・社会

普段の生活の中で感じられる自然や社会を題材に、授業が展開されます。

「木を切って森林が無くなったらどうする?」「水道の水はどうやって家にやって来る?」といった身近な内容から理科・社会の考え方を学んでいきます。

(3)小学四年生

算数・国語・理科・社会としっかり分かれ、いよいよ中学受験モードに入ります。

中学受験をお考えでしたら、 この学年からしっかりと始めていきましょう

算数

四則演算の逆算を通して、全学年での計算力をより強化していきます。

また、面積・体積の計算、速さ、等差数列、線分図など入試に重要な論点が出てきます。

国語

文章読解が中心となってきます。

指示語の解き方、接続詞の使い方といった受験に欠かせない 論点をじっくり解説してくれます。

理科

植物・動物といった生物分野と、太陽・月・星といった地学分野を中心に行います。

まずは、計算分野ではなく、理解と暗記が必要な分野を学習をすることで、スムーズに入っていけるようにします。

社会

地図、日本の地形について行った後に、47都道府県について、地方別に学んでいきます。

まだこの段階では、細かい暗記はせずに、重要事項のみの暗記です。

(4)小学五年生

どの科目も中学受験に重要な内容が多く含まれていきます。

小学五年生の内容にしっかりついていくことが大切です。

算数

まず少数、分数の計算がスラスラと出来ることを目標とします。

それを土台として、比の計算へと移っていきます。

比の内容は小学五年生の大きなテーマです。たっぷり時間をかけて行います。

国語

説明文は全体の要旨を掴めるように、物語文では抽象的な内容を読みこなせるように、カリキュラムが 作られています。

文章のレベルもだいぶ上がってきますが、今まで習ったことを元に、じっくり考えてみましょう。

理科

物理・化学分野が本格的に始まります。

ばね、てこ、電流、中和の基本的な計算が出てきます。

生物・地学分野は前年度の内容を復習しながら、より高度な内容へと入っていきます。

社会

前半で地理の内容を終えて、後半で歴史の内容へと入っていきます。

歴史は小学六年生でも行いますので、分量が多過ぎる、ということはありません。

(5)小学六年生

中学受験での応用的論点を扱います。

テストが毎週あり、「日特(日能研入試問題研究特別講座)」 と呼ばれる志望校別日曜特訓が始まります。

通塾頻度が上がり、週の多くを日能研で過ごすようになります。

算数

前半までで中学受験の全範囲を終えていきます。

後半は、受験を意識した問題を使用して、今までの単元を復習、演習していきます。

国語

前半で説明文での共通点・対比、物語文での表現技法・心情の変化を中心に学習します。

後半では、入試レベルの問題を扱い、随筆文の考え方も取り扱います。

理科

全体的な復習をしながら、難度の高い論点を積み上げ、中学受験の全範囲を終えていきます。

応用論点は、後半で行うものもあり、授業後すぐに復習、演習を行う必要があります。

社会

前半で地理・歴史の復習と、内容の積み上げを行います。

また、公民分野を少し駆け足で行います。

後半では、地理・歴史・公民の横断的論点を行い、受験に備えます。

 

③日能研に入塾するには

まず、小学一年生~小学三年生までは、どなたでも入塾することが出来ます。

ですので、日能研の雰囲気を知りたい方は、気軽に授業を受けてみることが出来ます。

一方、小学四年生~小学六年生までは、入塾テストがあり、合格基準を満たす必要があります。

しかし、このテストの基準は低めで、学校の授業をしっかり行っていれば、問題なく入塾することが出来ます。

入塾テストは二か月に一回程度行われています。

▼日能研入塾テスト対策の詳細は以下ページをご覧ください

日能研の入塾テストとは? 難易度や対策方法を詳しく解説

④クラス分けの仕組み

小学一年生~三年生は習熟度を意図したクラス替えはありません。

小学四・五年生は二か月に一度、小学六年生は毎月、クラス替えがあります。

生徒様それぞれの学びの状況にふさわしいクラスで授業を受けることが出来ます。

 

⑤使用している教材

小学校低学年のうちは、まだ勉強という感じではありません。

取り組みやすいプリントや小冊子が毎回の授業で 配られます。

小学四年生から本格的な受験勉強が始まります。

使用する教材は、日能研オリジナルで、

 

・授業用教材の「本科教室」
・演習教材の「栄冠への道」

 

がメインです。

その他、市販教材の

 

・ベストチェック
・メモリーチェック
・計算と漢字

 

などがサブ教材として使用されます。

また、テスト回数が多く、そのテストも立派な教材です。

これら全てを完璧にやろうとすると大変な量です。

何を優先するか、が大事になってきます。

 

⑥料金体系

日能研の授業料は、小学一年生で月額10,000円(年間単純計算120,000円)です。

一方、小学三年生では月額11,440円(同137,280円)と見た目大きく変わりませんが、テスト代と教材費を 含めますと年間で15万円程度となります。

小学四年生(4科目)になると月額22,880円(同274,560円)、テスト代・講習代等込みで年間約55万円。

小学六年生(4科目、G・Rコース)で同47,520円(同570,240円)、テスト代・講習代等込みで年間約110万円となっています。

大手集団塾で高いと言われるSAPIXより約10万円安い金額です。

これらの金額以外に、別途入会金が必要で、小学一年生~三年生で11,000円、 小学四年生~六年生で22,000円となります。

日能研の場合、お月謝で見ると安く見えますが、テスト代や教材費が含まれていないためです。

他塾は含まれているケースが多いので、比較する際はご注意下さい。

 

2. 日能研のメリット・デメリット

冒頭、お話した通り、日能研は評判の良い塾です。

ですが、勿論デメリットも存在します。

メリット・デメリットについて詳しく見ていきます。

 

①メリット

(1)丁寧に教えてくれる

日能研はSAPIXや早稲田アカデミーよりもスピードを遅くし、丁寧に教えてくれます。

また、先生方も学生アルバイトはおりませんので、熱心に、一人一人をよく見て教えてくれます。

ですので、大手集団塾の中では、落ちこぼれる可能性は低く、安心して生徒様を通塾させられます。

(2)教材の質がよい

もう一つのメリットとしては、教材の質が良いことです。

メイン教材、サブ教材ともに昔から定評のある教材で、解説もしっかりしています。

やや問題が古い点はありますが、中堅校受験であれば、十分な内容に仕上がっています。

 

②デメリット

(1)進度が遅い

難関校受験の方には大きなデメリットになりますが、進度が遅い点です。

SAPIXや早稲田アカデミーなどが小学六年生の前半で終える内容を、日能研は受験直前までかかります。

難しい論点が直前まで残りますので、そこから難関校の過去問を解いて、となりますと時間的に厳しいのが現実です。

家庭教師を使用するなど、先の内容を前もってどんどん行っていかないと、 難関校合格には届きにくいでしょう。

(2)テストが多すぎる

もう一つのデメリットとしましては、テストが多すぎる点です。

小学六年生ともなると、月に一回のクラス昇降テストに加えて、毎週単元テストが行われます。

アウトプットやテスト慣れという意味では良いのですが、生徒様ご自身の時間が削られます

弱点を補強したい、 予習を進めたい、といった時間が取れず、結果的に成績低下に繋がる恐れがあります。

(3)日特の校舎が限られている

最後のデメリットとしましては、日特についてです。

志望校別の日特ですが、実施する校舎が限られており、場合によっては遠方の校舎へ行かなくてはなりません。

時間が無い生徒様にとっては、大きな時間的ロスに繋がりますので、よくお考え頂く必要があります。

 

3. 他の大手塾との違いは?

 

①早稲田アカデミーとの違い

大きな違いとしては、日能研は中堅校重視ですが、早稲田アカデミーは難関校重視であることです。

その結果、日能研の授業は比較的ゆっくり行われるのに対し、早稲田アカデミーはハイペースで授業が行われます。

また、早稲田アカデミーは難関校重視ですので、志望校別特訓のクラスが豊富です。

一方、日能研は先述しましたように、志望校別特訓(日特)のクラスが限られております。

以上から、難関校志望でしたら、早稲田アカデミーということになるでしょう。

▼早稲田アカデミーについての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】早稲田アカデミーってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

②SAPIXとの違い

SAPIXも早稲田アカデミーと同じく難関校重視ですが、SAPIXは難関校というより、最難関校重視の集団塾です。

ですので、中堅校重視の日能研とは進度や難度が大きく違います。

日能研でトップレベルの生徒様が、SAPIXでも上位クラスで頑張れます。

▼SAPIXについての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】SAPIXってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

③四谷大塚との違い

四谷大塚と日能研は似ている部分が多いです。

老舗の大手集団塾であること、昔から定評のあるテキストがあること、中堅校の合格実績が多いことが挙げられます。

主な違いとしましては、第一に、四谷大塚は、本来、難関校合格者を増やしたい意志があり、進度が速めです。

そのため、ついていけない生徒様が出やすい環境にあります。

二つ目として、近年、IT活用を重視しており、パソコン・タブレットを使用した学習管理を行っています。

こちらの良し悪しはあるのですが、ITでの管理に馴染む保護者様・生徒様は四谷大塚をおススメします。

▼四谷大塚についての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】四谷大塚ってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

④グノーブルとの違い

グノーブルは近年、伸びている塾です。

規模は日能研の十分の一にも満たないのですが、 難関校の合格者数には目を見張るものがあります。

そのため、SAPIXと似ている塾と言われています。

進度は当然ながら速いです。

相当に優秀な生徒様がついていける塾と言えるでしょう。

ですので、日能研とは大きく異なる集団塾と言えるでしょう。

▼グノーブルについての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】グノーブルってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

⑤enaとの違い

enaも昔からある老舗の塾です。

以前は他の大手塾と同様に、私立中学入試を中心に展開していましたが、 現在は都立一貫校受験を中心に据えて授業を行っています。

日能研も都立一貫校受験の合格者はおりますが、合格実績では断然enaに軍配が挙がります。

都立一貫校が第一志望でしたら、enaをおススメします。

▼enaについての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】enaってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

⑥栄光ゼミナールとの違い

栄光ゼミナールは、5人~15人程度の少人数制集団授業を実施しており、面倒見は非常に良いと思います。

ですが、クラス数が少ないため、クラス内でのレベル差が大きいのが難点です。

また、志望校別のクラスもありませんので、志望校に特化した対策が出来ません。

以上のデメリットをご理解の上、ご判断下さい。

▼栄光ゼミナールについての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】栄光ゼミナールってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

⑦TOMASとの違い

今まで挙げた塾は、全て集団塾でしたが、ここで取り上げるTOMASは、個別指導塾(マンツーマンレッスン)です。

個別指導塾は、集団塾と違い、面倒見という点では、最も手厚いスタイルとなります。

その子その子に合った指導をしてくれますので、授業についていけなくなる、と言ったリスクはほぼ無いです。

TOMASは個別指導塾の大手塾ですが、デメリットもあり、

先生の質が均一でなく、良い先生に巡り合える確率は低いです。
・集団塾より進度が遅くなる可能性があります。
・先生と生徒様での慣れ合いが発生する可能性があります。

 

以上より、集団塾が良いか、TOMASなど個別指導が良いのか、お考え下さい。

▼TOMASについての詳細は以下ページをご覧ください

【中学受験】TOMASってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!

 

4. 日能研に通った場合、保護者様としてどのようなフォローが必要か

では、生徒様が実際に日能研に通われた場合、保護者様としてどのようなフォローが必要になるのでしょうか。

 

①テストの解き直し

まず第一に、テキスト、サブテキスト、テストの解き直しです。

日能研の先生から出る宿題はそれ程多くないのですが(先生によりますが)、 それだけやっていても成績は向上しません。

かと言って、上記のものを全て行うには時間的に厳しいです。

そこで、保護者様として、先生からの宿題以外に何を行うのか、考える必要が出てきます。

私が思うに、テストの解き直しは最重要と考えます。

日能研はテストの回数が大変多いです。そのため、テストを解きっぱなしにしてしまうと、大変もったいないです。

テストで出来なかった箇所をしっかり潰していくことがとても大切です。

また、ベストチェックやメモリーチェックといったサブテキストも重要な問題集です。

基礎固めにはとても良い本で、 基礎が定着していない場合には、しっかり行いたい問題集です。

サブテキストについては、塾からも指示はありますが、率先してやっていくのが良いでしょう。

 

②生徒様の立ち位置を正確に把握

二つ目として、志望校別の「日特」についてです。

「日特」には、授業とテストがありますが、このテストが問題です。

日能研では、難関校志望の母数が多くなく、テストの順位・評価への信頼度が高くありません

そのため、難関校志望の生徒様に、是非SAPIXの志望校別テストを受けさせてあげて下さい。

SAPIXは難関校志望者が大変多い塾です。

SAPIXのテストでの順位・評価は信頼度が高いですから、 生徒様の立ち位置を良く把握できます。

 

5. 日能研と相性が良いと思われる/悪い可能性があるご家庭様の特徴

では、日能研と相性が良いご家庭様、悪い可能性があるご家庭様の特徴はどういった所にあるのでしょうか。

保護者様・生徒様に分けて、いくつか示してみたいと思います。

 

①相性が良いと思われるご家庭様

(1)相性が良いと思われる保護者様

生徒様の勉強をしっかり見てあげられない、見てあげる時間が無い保護者様は相対的に相性が良いでしょう。

先程、先生の宿題以外に何をするか、というお話をしたものの、基本的には日能研は面倒見が良い塾です。

SAPIXや早稲田アカデミーと比べますと、進度もゆっくりで、授業内での復習も行ってくれます。

テストも多いため、生徒様の弱点を把握しやすいのも保護者様には有難いことでしょう。

よって、大手集団塾の中では、塾任せに出来る塾と言えます。

(2)相性が良いと思われる生徒様

マイペースな生徒様が向いているでしょう。

マイペースにも色々な意味がありますが、競争意識が高くなく、理解をしっかりしながら身に着けていく生徒様との相性が良いです。

日能研は他の大手集団塾よりもピリピリした環境ではなく、穏やかな塾です。

そのような環境で勉強をしたい生徒様 にとっては、日能研は大変おススメです。

 

②相性が悪い可能性のあるご家庭様

(1)相性が悪い可能性のある保護者様

上昇志向の強い保護者様は相性が悪い可能性があります。

日能研の進度は少しゆっくりしていますので、このような進め方で大丈夫かな?と疑問が湧いてくるでしょう。

また、近い塾に通わせたい保護者様も将来的に相性が悪い可能性があります。

「日特」は、実施される校舎が限られており、遠方の校舎に生徒様を通わせることもあり得ます。

「日特」が始まる小学六年生のタイミングでお考えになるか、もしくは最初から他塾を考えるか、 よくご検討下さい。

(2)相性が悪い可能性のある生徒様

競争意識が高く、どんどん進めていきたい生徒様は物足りなく感じるでしょう。

授業は良い授業なのですが、進んで勉強が出来てしまう生徒様には退屈で、やる気が削がれることもあります。

生徒様の状況をよく見て、日能研が向いているかご判断下さい。

 

6. 日能研に通っているご家庭様の実際の口コミ・評判

最後に、日能研に通われているご家庭様の実際の口コミ・評判をご紹介します。

以下を参考にしながら、生徒様をSAPIXに通塾させるかどうか、ご検討ください。

 

①日能研の良い口コミ・評判

・奥手でおとなしい息子には合っていると思います。
・テキストのレベルが適度で、嫌がらずに塾に行っています。
・テキストの解説が詳しく、勉強がしやすいです。
・学生アルバイトの先生がいないので、落ち着いた雰囲気がある。
・そこまで優秀な子が揃っているわけではないので、常に上位をキープ出来ていて、精神的に安定しています。

 

②日能研の良くない口コミ・評判

・「日特」で1時間以上かかる校舎に行かされており、大変です。
・他塾では、受験範囲が終わっているのに、日能研はまだ終わりません
・日能研の模試では順位は良いのに、SAPIXの試験を受けたら散々でした。
・周りがのんびりしている感じなので、うちの子も危機意識が無いです。
テストが多過ぎて、子供がやりたい勉強が出来ません。

 

まとめ

日能研で難関校に受かる子はおりますが、現実的には中堅校受験に適した塾と言えます。

難関校に受かるために、SAPIXなど難易度の高い塾に入って、勉強漬けで無理をし、体を壊してしまう生徒様もいらっしゃいます。

それを避けるために、まずは日能研で考える思考をゆっくり・しっかりと身に付け、 今後の大学受験、更には社会人での飛躍に備えるのも良いのではないでしょうか。

生徒様の状況・性格を見ながら、最も適した塾を見つけられると良いですね。

▼当会では、日能研生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

日能研生向け家庭教師なら東大家庭教師友の会

 

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当会では本ページ以外にも、中学受験塾選びに関する記事を執筆しております。

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