1. SAPIX(サピックス)算数の特徴|対策の基本を知ろう
サピックス(SAPIX)の算数対策する前に、SAPIX(サピックス)の算数の特徴を知っておく必要があります。
ここでは、SAPIX(サピックス)の「算数のカリキュラム」や「算数の特徴」について解説します。
①算数のカリキュラム
SAPIX(サピックス)の算数は、学年ごとに明確な目標と方針があり、段階的に中学受験に必要な力を育てます。
学年 | 内容 |
1年生 2年生 |
算数を面白いと感じてもらうことが目標 たくさんのキャラクターが登場し、パズルやゲーム感覚で楽しく解ける問題を用意 |
3年生 | 場合の数や図形の問題を扱い、試行錯誤をしながら粘り強く考える姿勢を養う |
4年生 | 中学受験特有の解法を学び、受験で戦うための基礎学力を養う |
5年生 | 中学受験で扱う単元はすべて学習する |
6年生 |
5年生までに学んだ分野を復習しながら、アウトプットの練習をする 志望校の傾向に合わせた問題演習が授業の中心になる |
②算数の授業スケジュール
SAPIX(サピックス)では、学年が上がるごとに授業時間や頻度が段階的に増えます。
学年 | 内容 |
3年生 まで |
隔週で算数の授業がある |
4年生 |
授業日が週に2日になり、算数の授業は週に2時間と長くなる マンスリー確認テストや組み分けテストなどのテストが毎月行われる |
5年生 | 授業日が週に3日になり、算数の授業は週に3時間行われる |
6年生 | 平日の平常授業に加え、土曜志望校別特訓、秋からは日曜日のSS特訓と週末に志望校対策の演習を行う |
③算数の特徴
SAPIX(サピックス)の算数の特徴は以下の通りです。
特徴 | 内容 |
①進度が非常に速い | 中学受験に必要な解法の多くを5年生までに学習 6年生では演習中心の授業に移行 |
②6年生からの授業は演習形式 |
志望校別・習熟度別のクラスで多様な問題演習を実施 |
③豊富な演習量 | 初見では難しい問題でも、繰り返し解き直すカリキュラムにより力がつく |
④授業の復習が鍵 | 解けない問題でも地道な復習が合格への近道 あきらめず継続する姿勢が大切 |
SAPIX(サピックス)の算数は、進度の速さや演習量の多さなど、ハードに感じられるかもしれませんが、計画的なカリキュラムと丁寧な復習で、着実に実力を伸ばせます。
④復習主義の理由と算数力への影響
SAPIX(サピックス)の算数指導において、他塾と大きく異なる点は「一貫した復習重視のカリキュラム」にあります。授業は予習不要のスタイルを徹底しており、その日の授業内容は配布された教材を通じて初めて生徒様が目にする仕組みです。
加えて、使用する教材のボリュームは非常に多く、内容ごとにファイリングして管理する力も求められます。教材の整理整頓は、学習の効率を高めるうえで欠かせない要素のひとつです。
テキストは、両面に同じ問題が載った構成になっており、授業では表面を使用し、家庭学習では裏面を使って再度同じ問題に取り組みます。
この「解き直し」を通して、理解を深め、定着を図る流れがSAPIX(サピックス)の学習スタイルです。
2. SAPIX(サピックス)算数対策|ついていけない原因
SAPIX(サピックス)の算数は進度が速く、演習量も多いため、学年によって「ついていけない」と感じる原因はさまざまです。
ここでは、学年ごとに「SAPIX(サピックス)の算数についていけない原因」を分析します。
①小学校1・2年がついていけない原因
算数についていけない原因 | 内容 |
①計算に時間がかかる | 指を使って足し算・引き算をしている 九九をスムーズに暗唱できず、すべて口に出さないと解けない |
②テストで時間内に解けない |
問題を解くのに時間がかかり、途中で終わってしまう |
③文章題の理解が難しい | 問題文の内容や状況がうまくイメージできず、式に結びつかない |
低学年のうちに「苦手意識」が定着してしまうと、その後の学習に影響を与えやすくなります。
まずは基礎的な計算力の定着と、文章題のイメージをつかむ練習をしましょう。
②小学校3・4年がついていけない原因
算数についていけない原因 | 内容 |
①中学受験特有の難しい単元の登場 | つるかめ算や速さなど、学校では扱わない応用的な内容に戸惑う 解法のパターンが増えるため、混乱しやすい |
②学習内容・科目数の増加による時間不足 |
毎週のデイリーサピックスの復習、理科・社会の勉強に時間がかかる |
③計算力の低下 | 計算力は継続的な練習が必要で、少しサボるだけでも感覚が鈍る |
中学年では内容が難しくなり、学習量が増えます。そのため、土台となる計算力や解法の理解が追いつかなくなる場合があります。
算数の基礎をコツコツ積み重ねることが、これからの高学年の学びを支える土台になるでしょう。
③小学校5・6年がついていけない原因
算数についていけない原因 | 内容 |
①難問への意識が高まり基礎がおろそかに | 難しい問題に気を取られて、基本的な問題がおろそかになる 算数の成績が伸びにくい原因になる |
②クラス変動による精神的なプレッシャー |
テストや授業成績による頻繁なクラス替えで不安やあせりが増える |
③学習が短期的・対処的になりやすい |
デイリーチェックのみ対応する「付け焼き刃の学習」になりがち クラスが下がってモチベーションが低下し、勉強に身が入らなくなる |
高学年では受験に向けたプレッシャーや学習量の多さから、気持ちがぶれてしまうことも少なくありません。最終的なゴールは「志望校合格」。
短期的な結果に左右されすぎず、目的意識を持って学び続ける姿勢が何より大切です。
▼SAPIXについていけない際の対策の詳細は以下ページをご覧ください
▼SAPIXのクラス分け対策の詳細については、以下ページも併せてご覧ください。
「SAPIXのクラス分けの基準は?クラスアップのための方法も解説!」
「SAPIX組分けテストの対策法とは?効果的な学習方法を科目ごとに解説!」
3. SAPIX(サピックス)算数対策|おすすめの勉強法
算数を苦手科目にしないためには、どのように勉強を進めていけばよいのでしょうか。
学年別におすすめの勉強法を解説します。
①小学校1・2年のおすすめ勉強法
(1)「基礎トレ」に毎日取り組む
毎日欠かさず基礎力トレーニングに取り組み、学習の習慣を付けましょう。勉強が苦にならないようにするには、何よりも「毎日続けること」が大切です。1日10分でもかまいません。
通学前や夕食前など、毎日同じ時間に10分だけでも勉強する習慣をつけると、生徒様自身が自然と机に向かう意識を持ちやすくなります。
(2)計算練習を繰り返す
低学年のうちに「計算を早く、正確に、そして面倒くさがらずにこなせる力」を身につけておくことは、とても大切です。これは算数全体の基礎となり、今後の学習にも大きく影響します。
しかし、以下のような誤解を持っている生徒様や保護者様もいらっしゃいます。
「算数にはセンスが必要だから、苦手なのは仕方がない」 |
このような考え方は誤解で、実際には、算数に「理系のセンス」は必要ありません。
大切なのは、日々の積み重ねと反復練習です。
・一桁の足し算・引き算や九九といった基本的な計算は、練習を重ねれば誰でも一瞬で答えが出せる |
そのため、毎日のデイリーサピックスの復習を繰り返して、テンポよく解けるよう努力しましょう。
(3)考え方や思考の流れを言葉にする
低学年のうちから、「考えたことを言葉にする習慣」をつけることをおすすめします。たとえば、簡単な文章題でも、「どうしてこの答えになったのか」「なぜこの式を使ったのか」といったことを、自分の言葉で説明したり、ノートにメモしたりしてみましょう。
また、イラストや図を描いて状況を整理するのも効果的です。問題文を理解しやすくするとともに、生徒様にとっても良い気分転換になると思います。
②小学校3・4年のおすすめ勉強法
(1)「基礎トレ」で計算力をつける
3年生になっても、低学年に引き続き、基礎力トレーニングに毎日取り組むことがとても重要です。なぜなら、この時期から中学受験特有の問題を学び始め、算数に苦手意識を持ちやすい時期に入るからです。
デイリーサピックスでは、中学受験の基本となる解法を一つひとつ学んでいきます。ここまでに四則演算をすべて学習し終えるため、このタイミングで、以下の点を身につけておくことが、高学年以降の算数の成績安定につながります。
・計算を正確に行える力 |
新しい単元を学ぶたびに、自力で解けるまで丁寧に復習することが大切です。その際には、「図やイラストを積極的に使って、問題の状況をイメージしやすくする」ような工夫が効果的です。
また、「チャレンジサピックス」には計算演習が多く、おすすめの使い方は以下の通りです。
・両面に同じ問題が載っているので、1日ですべて解くのではなく、1週間に2〜3日程度に分けて取り組む |
このように、ただ演習を「こなす」のではなく、計画的に、目的を持って取り組むことが大切です。
(2)毎月のテストを活用する
普段の学習の成果を試験本番で最大限に発揮できるようにするには、毎月のように行われるテストを上手に活用することが大切です。ただ何となく試験を受けるのではなく、「どう受けるか」という戦略を持って臨むことが、成績を安定させる鍵になります。
たとえば、「計算に少し苦手意識があるけれど、数え上げや場合の数は得意」というタイプの生徒様であれば、試験の中で以下のような工夫をすると効果的です。
・計算問題の小問集合で悩む前に、得意な大問から解き始める |
また、時間が余った場合は、見直しの際に複数の計算方法を試すなど、ちょっとした工夫を加えると、計算力も自然と鍛えられます。試験後には、「解き直しノート」を使った復習が必須です。ノートは以下のように作ると、効果的な「自分専用の問題集」になります。
・ノートのページを縦半分に区切る |
このような振り返りを継続すると、テストのたびに「できること」が増え、自信にもつながります。
③小学校5・6年のおすすめ勉強法
(1)効率よく復習する
【優先順位をつけて復習する】
間違えた問題には印をつけておき、デイリーチェックやマンスリーテスト前の復習の際に優先順位の目安として活用しましょう
間違え方にもいろいろなパターンがあります。
・あと少しで正解できそうだった |
こうした違いを意識することで、自分にとって必要な復習内容が明確になります。
おすすめの方法としては、自分なりに問題の理解度を「A〜E」の5段階で評価するやり方です。
A:完璧に理解し、正解できた |
上記のように評価して、テストの前にレベルに応じて優先順位をつけて復習しましょう。時間があるときはすべての問題をAレベルに近づけるのが理想で、忙しいときは B〜Dレベルを中心に取捨選択して復習してください。最終的には「どの問題も自信を持って取り組める状態」が目標です。
【時間を測って問題を解く】
デイリーサポートなどの演習問題に取り組む際は、ストップウォッチを用意して、かかった時間を記録する習慣をつけましょう。時間を意識することで、同じ問題を解いたときに「前より速く解けた!」という実感が得られ、やる気の維持にもつながります。
①問題を解く前にストップウォッチをスタート |
難しい問題の場合、どれだけ考えても自力で解けないことがあります。そういった場合は以下のように動いてみてください。
①一定時間考えても進まなければ、時間を区切って答え合わせ |
計算力だけでなく、時間の使い方や自己管理力も取り組みの中で自然と身についていきます。
(2)解法を説明できるようにする
算数の学力を確実に伸ばすためには、「解法を自分の言葉で説明できる」ようにしましょう。説明できるということは、内容を本質的に理解できている証拠であり、応用力にもつながります。
SAPIX(サピックス)の授業の前日や当日、テキストをパラパラと見返しながら、授業で扱った問題について「この解法はなぜそうなるのか?」を自分の言葉で説明してみましょう。声に出すことで、なんとなくの理解がクリアになり、弱点にも気づきやすくなります。
「なんとなくわかった」ではなく「自分で説明できる」を目指すと、算数で得点できるようになります。日々の復習に「説明する習慣」を取り入れてみましょう。
(3)わからないポイントを分析する
6年生の算数では、演習を「解きっぱなし」にせず、振り返りと分析を習慣づけることが大切です。難関校の算数は非常に難易度が高く、過去問演習でもすぐに結果が出ない場合があります。しかし、出題傾向やパターンは徐々に見えてくるため、焦る必要はありません。大切なのは、どこでつまずいたのかを理解し、次に活かす姿勢です。
秋以降の志望校対策講座を重ねることで、最初は歯が立たなかった問題にも対応できるようになり、試験直前まで得点力は伸びていきます。その成長を確実にするには、演習後に「分からなかったポイント」をしっかりとメモし、自分の弱点を可視化することが欠かせません。ただ演習量をこなすのではなく、毎回の振り返りと分析を積み重ねることで、算数の得点が高くなります。
4. SAPIX(サピックス)算数対策|ご家庭でのサポート5つ
SAPIX(サピックス)の算数は進度が速く、演習量も多いため、ご家庭でのサポートが不可欠です。
SAPIX(サピックス)の算数において、生徒様を支えるために「家庭でできる5つの具体的なサポート」をご紹介します。
①学習を見守るサポート【1・2年生向け】 |
①学習を見守るサポート【1・2年生向け】
低学年の間は「授業を受けたら家庭で復習をする」という学習のリズムを習慣づけることが大切です。慣れるまでは、生徒様のとなりで一緒に学習に取り組む姿勢を見せてあげると、自然と机に向かう流れが身につきます。
【計算問題に苦手意識を持っている生徒様への対応方法】
計算問題(基礎力トレーニングなど)に取り組む様子を見てみると、苦手意識のある生徒様は以下のような特徴が見られることがあります。
・指を使って足し算・引き算をしている |
こうした場合、ただプリントを解かせるだけでなく、保護者様から口頭で計算問題を出すのも有効です。たとえば、「7+9は?」「12−4は?」といった問題を、クイズのように楽しく出してあげると、数字を頭の中で処理できるようになります。一桁の計算は瞬時に答えが出せるようになるまで、計算練習の場を増やしましょう。
【文章題で苦戦している生徒様への対応方法】
文章題に苦手意識がある生徒様は、問題文をなんとなく読んでしまい、状況がイメージできないまま答える場合が多いです。以下のような「読解を助ける習慣」をつけましょう。
・問題文の中の数値に印をつける |
このように工夫すると、文章題に対する抵抗感がなくなり、自然と理解力が育ちます。
②教材を管理するサポート
SAPIX(サピックス)では、毎週たくさんの教材が配布されるため、整理・管理して使いたいときにすぐ取り出せる状態にしておくと、学習効率が上がります。ただし、生徒様がすべてを一人で管理するのは難しいため、保護者様のサポートが大切です。
(1)ファイルで教材を管理する
おすすめは、段階的にファイリングを進めていく方法です。以下の流れを参考にしてください。
①ファイルを用意する ・A4サイズでカラーファスナー付きのものを用意する ・通塾曜日ごとに色分けをすると教材の持ち間違い防止になる
・帰宅までに紛失しないよう、授業でもらった教材はすぐに収納する
③帰宅後は教材をすべてボックスに移す ・学習机のそばにA4ボックスを設置する ・1週間の家庭学習はこのボックス内の教材で完結させる ④前週の教材はクリアブックファイルなどに入れる ・1週間後に新しい教材を受け取ったら、前週分は分類して保存する ・教材の種類ごとに分けて棚に保管すると、後から見返しやすい |
このような形で教材管理を習慣化すれば、「紛失防止になる」「教材が一目でわかる」「学習に取り組みやすい環境」というメリットが得られます。保護者様が最初の仕組み作りをサポートしてあげることで、生徒様の学習の自立がスムーズに進みます。
(2)教材を仕上げる
SAPIX(サピックス)に通っている生徒様は、市販の教材に手を出すのではなく、まずはSAPIX(サピックス)の教材を完璧に仕上げることが重要です。市販の教材は数多く販売されていますが、SAPIX(サピックス)の教材だけで十分に基礎から応用まで対応できる構成になっています。
SAPIX(サピックス)の教材は基礎的な内容から難問まで幅広く網羅されており、生徒様のレベルに応じた問題を選んで繰り返し解くことで、確実な学力の定着と応用力が身につきます。むやみに他の教材に手を出すよりも、SAPIX(サピックス)の教材を何度も繰り返し解くことが、中学受験における最も効果的な学習法です。
③タスク管理をするサポート
学年が上がるにつれてタスクが増えるため、目に見える形でのタスク管理を取り入れましょう。志望校の過去問演習や講習の復習など、同時進行で進める最中に、やるべきことを明確にしておかないと、優先順位や時間配分がうまくいかなくなる可能性があります。
たとえば、ホワイトボードを使ってその日にやるべきことを箇条書きにし、終わったタスクをその都度消していく方法は、視覚的に進捗がわかり、達成感も得られやすいのでおすすめです。タスクを「見える化」すると、次にやるべきことを常に把握しながら、効率的に学習が進められます。
④タイムキーパーとしてのサポート
算数では、家庭学習の段階からストップウォッチで時間を測りながら取り組む習慣をつけましょう。中学受験では「速く正確に解く力」が求められるため、普段から時間を意識して学習すると、本番に近い感覚が身につきます。
たとえば、保護者様がストップウォッチで時間を測りながら見守ると、試験のような緊張感を持てるため、生徒様の集中力が高まります。また、問題にこだわりすぎて時間をかけすぎる場合には、「あと5分だけ考えてみて、それでもわからなかったら解説を一緒に見よう」といった声かけをすると、メリハリのある学習になります。
保護者様がタイムキーパーとして関わり、時間を意識した学習を日常的に取り入れると、限られた時間で成果を出す力が自然と身につきます。
⑤学習の確認と努力を認めるサポート
(1)授業内容の確認をする
日々の学習内容を振り返るために、SAPIX(サピックス)の授業後や帰宅後に「今日は何を勉強したの?」と声をかける習慣がおすすめです。生徒様が学んだ内容を自分の言葉で説明することで、記憶が整理されます。また、保護者様との会話を通じて、学習への意識も高まりやすくなります。
例として、以下のような声かけやサポートが効果的です。
・帰宅時や夕食時などリラックスした時間に「今日はどんなことを習ったの?」とさりげなく聞く |
学習内容の理解や定着は、家庭でのちょっとした会話から深まります。無理に教え込もうとせず、見守りながら学びの振り返りをサポートする姿勢が、結果的に生徒様の学習効率を高めます。
(2)生徒様の頑張りを誉める
生徒様の努力や姿勢にしっかり目を向け、言葉にして褒めてあげましょう。SAPIX(サピックス)では毎週・毎月のテストでクラス分けが頻繁にあり、結果が気になりがちですが、成績だけに目を向けすぎると、生徒様のやる気や自信をなくしてしまう場合があります。大切なのは、目に見えにくい日々の成長を認めてあげることです。
生徒様の学習への姿勢に寄り添い、以下のようなポジティブな声かけを意識しましょう。
・成績が思うように伸びなくても、「毎日きちんと机に向かってるね」「最後まであきらめなかったね」とプロセスを褒める |
中学受験を乗り越えるうえで、生徒様にとって一番の味方は保護者様の存在です。あせらずに小さな成長を見つけてあげると、結果として大きな自信と成果につながります。
5. おすすめ勉強法でSAPIX(サピックス)算数の対策をしよう!
SAPIX(サピックス)の算数は進度が速いため、成績が思うように伸びず、不安や焦りを感じることもあるかもしれません。しかし、カリキュラムに沿ってコツコツ取り組み、わからない問題に繰り返し向き合うと、自力で解けるようになります。
大切なのは、基本をおろそかにせず、日々の学習を着実に積み重ねていくこと。保護者様には、教材やタスク管理などの細やかなサポートを通じて、生徒様が安心して勉強に集中できる環境づくりをお願いします。
勉強方法は生徒様一人ひとりに合った形がありますが、今回ご紹介した内容も参考にしながら、ぜひ親子で力を合わせて受験までの日々を乗り越えてください。そして、最後には「がんばってよかった」と心から思える時間を、親子で一緒に積み重ねていきましょう。志望校合格という目標に向かって、一歩ずつ進んでいけることを心から応援しています。
▼SAPIX他科目のおすすめ勉強方法については、以下ページをご覧ください
「SAPIX国語のおすすめ勉強法!家庭内でのサポート方法も解説!」
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