このようなお悩みはございませんか?
「マンスリーテストの対策方法を知りたい」
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こういったお悩みをお持ちの保護者様も多いのではないでしょうか。
この記事では、SAPIXマンスリーテストの対策方法やご家庭でできる復習のコツを紹介します。
生徒様のマンスリーテスト対策で悩んでいる保護者様はぜひご覧ください。
目次
・マンスリーテストの出題範囲と出題傾向
・マンスリーテストによるクラスの昇降について
SAPIXマンスリーテストの対策法
・4科目に共通する基本的なテスト対策法
・国語のマンスリーテスト対策法
・算数のマンスリーテスト対策法
・理科のマンスリーテスト対策法
・社会のマンスリーテスト対策法
ご家庭でも実施できる!テスト結果の活用法
・結果を分析し、弱点を特定する
・改善計画を立て、次のテストに向けて準備する
・ポイントは「一喜一憂しないこと」
まとめ|こまめに復習してマンスリーテストで高得点を目指そう
SAPIXマンスリーテストの概要
SAPIXのマンスリーテストとは、毎月1回実施されるSAPIX塾内のテストです。
直近で学習した内容の定着度の確認をすると同時に、生徒様本人の成長に合わせた所属クラスの決定を目的としています。
小学3年生から6年生の前半までは「マンスリー確認テスト」、単元学習が完了した小学6年生の後半からは「マンスリー実力テスト」が行われます。
出題範囲は直前の1ヵ月間で学習した内容です。
試験時間は各教科50分で、国語、算数、理科、社会の4教科を実施します。
マンスリーテストの出題範囲と出題傾向
マンスリーテストの出題範囲は、過去1ヵ月間の授業で使用されたデイリーサピックス4〜5冊分と、毎月配布される基礎力トレーニング1冊分です。
このテストは組分けやサピックスオープンといった他のテストと比べれば点数が取りやすく設計されています。
そのため、平均点が高くなる傾向が見られます。
特に算数や理社の前半に登場する小問集合は基礎的なものばかりで、いずれも確実に得点しておきたい問題です。
いずれの教科も基礎的な問題が6割程度を占めるため、テキストやデイリーチェックの内容を身につけられればある程度の点数は取れるでしょう。
一方で後半には、算数で言うと「★★★」以降に登場するような応用問題も登場します。
応用問題となると、テキストで学習した原理をそのままなぞるのではなく、それを元にもう一捻りする必要があるような問題が多くなるため、初見での対応は難しいと言えるでしょう。
つまり、前半の基本的な内容をしっかり理解し、ミスなく解答することが高得点への鍵となるのです。
マンスリーテストによるクラスの昇降について
マンスリーテストによるクラスの昇降は、成績の帳票が返却されるタイミングで告知されます。
昇降幅は校舎の規模により異なりますが、1〜5クラスとなります。
変動幅は小規模校舎ほど小さく、大規模校舎ほど大きくなります。
たとえば1学年5クラス前後の小規模校舎であれば最大1クラスまでとされていたり、1学年が20クラスを超えるような大規模校舎の場合は最大5クラスのアップダウンがあったりという具合です。
所属クラスは全教科の合計点で順位をつけ、それぞれの校舎ごとの基準に基づいて決定されます。
クラスが細分化されている大規模校舎の場合は、ほんの数点の差によってもクラスが変わってしまうので、慣れないうちは驚いてしまう保護者様もいるかもしれません。
いずれにせよ「その時点での学力に応じてクラスが上がったり下がったりする」のがSAPIXのシステムです。
所属クラスは、生徒様の総合的な能力を判断するものでも、入試の合否に直結するものでもありません。
一喜一憂せず、結果を冷静に受け止めるよう心掛けましょう。
SAPIXマンスリーテストの対策法
マンスリーテストはSAPIXのテストの中では比較的難易度が低いため、基礎をおさえ、取るべき問題で確実に正解することが重要です。
そこでここからは、マンスリーテストで高得点を狙うための具体的な対策法を「4科目に共通する対策」と「各科目ごとの対策」に分けて解説します。
学習に使うべき教材だけでなく具体的な勉強方法も教科ごとに紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
4科目に共通する基本的なテスト対策法
マンスリーテストの4科目に共通する効果的な対策法は、まず何より、直近1ヵ月の内容の復習です。
出題範囲が直近1ヵ月のデイリーサピックスであるため、これらで高得点が取れるように復習することは必須であると言えます。
ただし、何周もして繰り返し解いていると答えを暗記してしまう可能性もあります。
口頭で内容についてランダムに質問したり、保護者様が作成した小テストを活用したりといった工夫を取り入れてみてください。
このように変則的な勉強を繰り返しおこなうことで、答えを暗記してしまうことなくテキストをフル活用できます。
また、自分の回答の根拠を実際に説明させ、理解度を確かめるのも効果的です。
知識をより確実に定着させられるだけでなく、記述問題の対策にもなり、さらに生徒様自身の言語化能力を鍛える効果も期待できます。
国語のマンスリーテスト対策法
国語のマンスリーテストは、毎回ほぼ同じ大問構成で出題されます。
「漢字の読み書き」「言葉の知識」「説明的文章」「文学的文章」の4題構成が基本です。
まずは漢字での失点を極力抑えられるよう、範囲内すべての漢字を書ける状態にしておきましょう。
書き取りは「とめ・はね・はらい」についてもかなり細かく採点されるため、生徒様の自己採点だけでは少々心もとないです。
保護者様も目を通し、いい加減に覚えている部分がないか確認してあげてください。
読解問題対策としては、Aテキストの復習がおすすめです。
ただ解き直して答え合わせをするのではなく
「なぜこの問題の答えはアなのか」
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を生徒様に説明させ、解くための正しい手順を確認しておきましょう。
算数のマンスリーテスト対策法
マンスリーテストの算数問題の6割は基礎問題です。
特に大問1では計算問題、大問2では一行問題が出題され、これらはいずれも確実に得点したい標準的な問題です。
この種の問題を完璧に解けるようにしておくことはマンスリーテスト対策において必須だと言えます。
デイリーチェックの解き直しを徹底し、解けなかった問題には印をつけて、繰り返し解くようにしましょう。
問題ごとに生徒様自身に理解度チェックをさせるという方法も有効です。
「自信を持って解けたら◎、なんとか解けた問題には◯、解き方はわかっていたが間違えた問題は△、まったくわからなかった問題には×」のように印をつけていくことで、どこを重点的に練習すればいいのかを客観的に判断できます。
基礎力を固めた後は、応用問題対策を行います。
マンスリーテストの応用問題は、単純な暗記では対応できません。
これまでに学習した原理原則を分解し、別の原理と組み合わせるといった作業が必要となります。
偏差値55を目指すのであれば★★まで、偏差値60以上を目指すのであれば★★★までを目安に対応できるようにしておきます。
解説もよく読み、内容を理解しておきましょう。
理科のマンスリーテスト対策法
SAPIXの理科マンスリーテスト対策としては、デイリーステップと確認問題をマスターすることが重要です。
赤シートで隠して暗記し、確認問題で間違いを修正するといった手順を繰り返し、基礎力を身につけましょう。
問題を解いて自分のわからない点をはっきりさせてから、再度テキストに戻るのも効果的です。
また、発展問題も重要です。
宿題として出されていなくても、クラスアップを目指すのであれば幅広く取り組むと良いでしょう。
なぜなら上位クラスの生徒は日常的に発展問題にまで取り組んでいるため、それと同等の学習量が必要となるからです。
基礎から応用まで幅広く学習することで、高得点とクラスアップの可能性が高まります。
社会のマンスリーテスト対策法
SAPIXの社会学習では、インプットとアウトプットをいかにバランスよくおこなうかが勝敗を分けます。
テキストのかなり細かいところからも出題されますので、まずは資料・史料の類まで含めてじっくり読みましょう。
出題されそうな箇所をマーカーで強調し、繰り返し読むのがおすすめです。
その後は問題演習を繰り返しながら、知識の定着を図りましょう。
「説明を読んで用語を当てる」という一問一答形式だけでなく、「用語の意味を自分で説明する」「歴史上の出来事がおこった背景を関連する出来事と一緒に説明する」といった訓練をしておくと、幅広い問題に対応しやすくなります。
多少マニアックな問題も出題されますが、日頃の学習内容を定着させられれば十分に高得点を狙えるのが社会の特徴です。
ご家庭でも実施できる!テスト結果の活用方法
マンスリーテストは、直近の学習内容をどこまで理解しているかを確かめるために実施されます。
そのため、受けっぱなしにせず、結果から今後の学習計画を改善するのが正しい活用法であると言えます。
ここからは、返ってきたテストを最大限有効活用するための、具体的な方法を紹介します。
ご自宅で取り組める内容ばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。
結果を分析し、弱点を特定する
マンスリーテストの結果を効果的に活用するには、詳細な分析による弱点の特定が不可欠です。
各科目の得点や偏差値のみに注目するのではなく、問題の種類や難易度ごとの正答率を確認しましょう。
たとえば、正答率が20%台しかない問題を偏差値45の生徒様が完璧に理解する必要は、その時点ではありません。
逆に偏差値55の生徒様が正答率80%の単なる知識問題を複数落としていたら、学習の精度を高める必要があると判断できるでしょう。
「弱点」といってもその背景にある要因はさまざまです。
・内容を理解できていない
・計算力が低い(遅い・ミスが多い)
・設問の条件を読み飛ばす
・文章を読むのが遅い
・語彙力が足りない
・問いを読んでからの動き出しに時間がかかる
「できなかった」の後ろには、これだけ多くの理由が隠れているのです。
まずは生徒様が失点しやすい要素を特定することが、学習改善の第一歩となります。
改善計画を立て、次回のテストに向けて準備する
生徒様の弱点を把握できたら、それを克服するための改善計画を立てて、次回のテストに向けて準備します。
たとえば、算数の図形分野が苦手だとわかった場合、図形の基本を復習し、類似問題を集中的に解く時間を設けるなどの対策が考えられます。
改善計画を立てる際には具体的な目標と期限を設定し、進捗を定期的にチェックすることが重要です。
たとえば、「来週の質問教室までに★問題と★★問題を3周する。
わからなかった問題に付箋を付けて質問に行く」といった、なるべく具体的な目標を立てましょう。
さらに、学習方法の見直しも欠かせません。
ひたすらテキストを繰り返し読むだけで問題を解かない生徒様もいれば、問題を繰り返し解くうちに答えだけを暗記してしまい、解法を忘れてしまう生徒様もいます。
音読して耳から入れる、何度も手を動かして身につける、口頭で説明することで理解を深めるなど、科目や単元に合わせて柔軟な学習法を試してみましょう。
ポイントは「一喜一憂しないこと」
マンスリーテストは定期的に実施され、それによって所属クラスも変動するため、結果に一喜一憂してしまう生徒様や保護者様は少なくありません。
しかし、1回のテスト結果に対して一喜一憂し過ぎることはおすすめしません。
保護者様がテストの結果で過剰な反応を繰り返してしまうと、生徒様は次第に「テストで良い点数を取ること」を目的として捉えるようになります。
その結果「選択肢は迷ったらウを選ぶ」「国語の本文は傍線部付近だけ拾い読みする」のような小手先のテクニックに走り、本質的な学習から目を逸らしてしまう場合もあるのです。
保護者様は、結果に対して冷静かつ建設的な対応を心がけましょう。
特に、継続的に努力していること自体を評価する姿勢が大切です。
一方で、良かった点を適度に褒めることも、やる気の向上のために必要です。
たとえば国語の記述問題であれば、半分以上の得点を獲得できていれば上出来です。
かなり偏差値の高い生徒様でもそうそうマルを貰えないものである、ということは把握しておいていただきたいです。
感情的になることを避け、適切なフィードバックを行うことで、生徒様本人の自信と学習意欲を高められるよう、サポートしてあげてください。
まとめ|こまめに復習してマンスリーテストで高得点を目指そう
SAPIXのマンスリーテストは、生徒様の理解度を確認し、着実な学力向上を図る貴重な機会です。
直近1ヶ月のデイリーサピックスの内容が出題されるとわかっているので、計画的な復習を実施し、高得点を狙いたいところです。
テキストの音読や問題の反復演習、応用問題へのチャレンジなど、計画的に幅広く対策に取り組みましょう。
テスト後は、偏差値やクラスといった見た目にわかりやすい結果に一喜一憂せず、答案の分析をおこないましょう。
あくまで長期的な成長の過程として捉えることが大切です。
SAPIXでの学びの真の目的は、最終的な志望校合格にあります。
マンスリーテストは、その目標達成に向けた重要なステップなのです。
毎月のマンスリーテストを、生徒様の成長を実感できる機会として活用していただければ幸いです。
▼当会では、SAPIX生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
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