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SAPIX理科のおすすめ勉強法!子どもがついていけていない時、保護者はどうしたらいい?

SAPIX理科のおすすめ勉強法!子どもがついていけていない時、保護者はどうしたらいい?

こんなお悩みはございませんか?

 

「子どもをSAPIXに入れたはいいものの、なかなか成績が上がらない…」
「どんどん下のクラスに落ちてしまった」
「やるべきことが多くて何から手をつけたらいいか分からない」

 

SAPIXに通塾しているご家庭の中には、このような悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

中学受験最大手塾のSAPIXは圧倒的な難関校の合格実績を誇っています。

しかし、授業についていくのが精一杯で我が子は本当に志望校に合格できるのか…と心配される保護者の方が少なくありません。

この記事では、SAPIXに通塾しいわゆる「御三家中学」に合格した経験を持つ筆者が、SAPIX理科のおすすめの勉強法や、保護者の方に求められるサポートの内容をお伝えします。

この記事を書いた人

さくら

新4年生からSAPIXに入塾し、中学受験では「御三家中学」に合格。

入塾後からSAPIX卒業までα1コースをキープしました。

現在は東京大学の法学部で日々法律を学んでいます。

トモノカイではSAPIXに通う生徒様の家庭教師を担当しています。

目次

 

 

SAPIX理科の特色とは?

圧倒的な難関校の合格実績を誇るSAPIXでは、理科の学習はどのように進んでいくのでしょうか。

カリキュラムの概要やSAPIXの理科の特色をお伝えします。

 

①カリキュラム概要

3,4年生 写真や図を豊富に使ったテキストを用いながら、身近なテーマを題材に理科の面白さを学んでいきます。
5年生 4年生までに触れた分野で、受験で用いる解法や細かな知識を詳しく学んでいくことになります。
6年生 難関校の過去問の演習に取り組んでいきます。

SAPIXの特徴として、5年生までに中学受験に必要な理科の分野を全て学ぶことになります。

その分進度は速いですが、カリキュラムに沿って勉強を進めることで無理なく力がついていくような構成になっています。

繰り返し学習をして知識の整理をすることで、分野の融合問題にも対応できる基礎学力が養われていきます。

 

②授業の進行スケジュール

SAPIXでは理科の授業は3年生から始まります。

3年生 隔週で60分の授業になります。
4年生 本格的な中学受験対策が始まる4年生では週に1回60分の授業があります。
5年生 週に1回の理科の授業が1コマ90分となり、そこまでに90分の授業で集中できるような集中力を身につけておくことが必要になってきます。
6年生

平日の平常授業が80分、土曜志望校別特訓で75分の授業があります。

授業の冒頭20分程度を用い、前回の授業内容から出題されるデイリーチェックを解きます。

その後は該当週の授業内容に移り、解説が始まります。

 

④SAPIXは復習主義

他の科目にも共通して言えることですが、他塾と大きく異なるSAPIXの特徴は、一貫した復習徹底主義です。

予習を一切必要としないカリキュラムになっていて、授業のたびに新しい教材が配布され、生徒様はそこで初めてその日に勉強する内容を知ることになります。

また、配布される教材の量は膨大です。

科目別に教材の種類ごとにファイリングをして、見たい教材がいつでも取り出せるように整理して保管しておく必要があります。

SAPIXのカリキュラムでは4、5年生で学習した内容が6年生になっても繰り返し問われるので、最初は正答できなくてもいつの間にか身についているという経験が得られます。

何度も復習をすることで確実に定着した知識が生徒様の武器になっていきます。

 

SAPIXの理科に躓いてしまう生徒様によくある原因

指示された宿題はこなしているはずなのに、なかなか成績が上がらない原因は何なのでしょうか。

学年別によくある原因を分析します。

 

①小学校中学年の場合

中学年になると、科目として理科・社会が増え、且つ算数でも扱う内容が難しくなってくるので、家庭学習に要する時間も増えていきます。

勉強する科目が増えることで、苦手意識や抵抗感を抱く生徒様が多く出てきます。

理科の成績が伸びないと感じる生徒様は、おおよそ勉強時間がしっかり確保できていないだけの場合が多いため、

まず第一に理科の勉強時間をしっかり確保できているかを、改めて振り返るようにしましょう。

 

②小学校高学年の場合

(1)成績が伸びないと感じる生徒様

毎週異なる分野を扱っていくため、一度ペースを崩してしまうと後からカバーするのが大変になってしまいます。

成績が伸びないと感じる生徒様は、家庭学習を必ず毎週しっかり取り組めているか振り返ってみましょう。

(2)理科の成績が安定しない生徒様

理科の成績が安定しない生徒様は、分野ごとの知識の整理が不十分であることが多いです。

一つの分野を細かく分けて、時期を空けて学習していくのがSAPIXのカリキュラムですが、

以前学んだ同じ分野の単元と結び付けられず、一度学んだらそれで終わりというスタイルになってしまっていないか、見直してみましょう。

(3)応用問題が解けない生徒様

問題演習では分野の融合問題なども見られると思いますが、いきなり応用問題が解けるようになることはありません。

演習でなかなか点が出せないときは、基礎が疎かになったまま難問に取り掛かろうとしてしまっていることが多いです。

まずはコアプラスなどの基本的な知識が自分のものになっているかを確認してみてください。

基本的な問題が解けていないのに、分野融合の応用問題にむやみに手を出してしまっていないでしょうか。

 

SAPIX理科のおすすめ勉強法!

理科を苦手科目にしないため、得意科目にするためには、どのように勉強を進めていけばよいのでしょうか。

学年別におすすめの勉強法をお教えします。

 

①小学校中学年の場合

(1)理科の学習時間を確保する

3年生から理科・社会の授業が始まり、家庭学習に要する時間が増えていきます。

毎週算数と国語の復習で手一杯になってしまっている場合は、理科に取り組める時間が増やせないか1週間のスケジュールを見直してみましょう。

(2)自分自身で体験する

中学年のうちは、理科を身近に感じられるようになることが一番大切です。

机に向かって勉強するだけでなく、

 

・植物について扱った時には、公園に行って実際に植物の様子を観察してみたり
・天体について扱った時には、星空観測をしたり太陽の位置を観察したり

 

と、テキストで学んだ内容を生徒様が自身の目で確認するという勉強スタイルがおすすめです。

自分の身の回りの不思議が解明されていく面白さを感じられるとよいでしょう。

例えば、じゃがいもを家庭で育ててみる、などの方法も挙げられます。

 

・じゃがいもが茎であることを自分の目で確かめ
・育った後にはじゃがいもにうがい薬をかけてヨウ素デンプン反応を試してみる

 

などすると、自分の実体験として記憶が定着するので、これらに関する知識を問う問題には間違えることがなくなるでしょう。

力学や電気の分野は普段から実際によく目にするものではないので、最初はなかなかイメージを持ちづらいと思いますが、問題自体は決まったパターンが多いので、繰り返し解きながら慣れていきましょう。

 

②小学校高学年の場合

(1)バランスのとれた学習を行う

高学年になるとどの科目も内容が難しくなりますが、算数ばかりに時間を取られてしまうと他の科目も足を引っ張られてしまいます。

今週は理科に割く時間が不十分だったと感じるときは、翌週に理科の時間を多めに取るなど、まずは4教科バランスよく勉強することを意識してください。

(2)コアプラスを何周もする

SAPIXの一問一答集『コアプラス』は、受験当日まで何周もしましょう。

一問ずつ正解できたら○、不正解だったら×の印をつけておき、最終的には全ての問題が○になるまで繰り返しましょう。

この一冊を完璧なものにするだけで、難関校であっても過去問の点数は大きく安定することになります。

問題が難しいからと言ってむやみやたらに新しい教材や難しい教材に手を出すのではなく、基礎の詰まった一冊を仕上げる方が効果は絶大です。

(3)まとめノートを作成する

理科の成績を安定させるには、デイリーステップとは別に、デイリーサピックスの内容をまとめたノートを生徒様自身が作る勉強方法がおすすめです。

毎週新しい知識をたくさん学んでいくことになりますが、まとめノートを作る時に何度もデイリーサピックスを読み込んで自分なりに要点をまとめる作業をすることになるので、頭に残りやすくなります。

授業中も、問題を解きながら、または解説を聞きながら、知らない知識や忘れかけていた情報があれば、ノートにメモしていきましょう。

暗記するポイントをオレンジ色のペンで書いて赤シートで隠せるようにして、デイリーチェックの前の知識の確認に活用しましょう。

A5など小さめのサイズのものを使うと、持ち運びやすくSAPIXに通学する電車内などでも手軽に見返せるようになります。

秋になるとサピックスオープンなども含めたくさんの模試に挑戦することになりますが、まとめノートがあれば、試験の前にパパッと復習をするのに役立ちます。

ただし、ノート作りに時間をかけすぎてノートを見返さなかったり、家庭学習でやるべきことが終わらなかったりするのでは本末転倒なので、余裕がある場合にのみ、プラスアルファの要素として取り組めるとよいでしょう。

(4)インプットの仕方を工夫する

なかなか覚えられない知識があれば、付箋に書いて机の近くの壁などに貼っておくことをおすすめします。

日常的に目にすることになり、視界に入れる回数が増えれば増えるほど記憶は確実なものになります。

また、単に文字として知識を頭に入れようとするのではなく、現象を理解することを意識してください。

YouTubeなどの動画型の教材を使ったり資料集を読んだりして、実際の様子をイメージすると理解が促されるでしょう。

(5)朝の時間を有効に使う

高学年になるとサピックスに週に2,3日通うことになります。

学校のクラブ活動や委員会活動などで時間が取られることなども増え、平日の放課後にまとまった勉強時間を確保するのが難しくなる方もいると思います。

その分、朝早く起きて学校に行く前に1時間〜1時間半程度勉強をすることがおすすめです。

毎日のルーティンとなる

 

・算数の基礎力トレーニング
・理科・社会のコアプラス
・国語の漢字練習

 

などはこの時間に行い、授業の復習は、午後にまとまった時間が取れる平日や土日にしていきましょう。

 

家庭内ではどんなサポートを行えばよいのか?

ここまで具体的におすすめの勉強の取り組み方を見てきましたが、保護者様のサポートがポイントとなる事柄を簡単にまとめて見ていきましょう。

 

①教材の管理

SAPIXで配布されるたくさんの教材を管理し、参照したい教材がすぐに取り出せるようきちんと整理して保管しておくことは、小学生の生徒様だけでは難しい場合も多いので、保護者様のサポートが求められます。

(1)ファイルで教材を管理する

おすすめは、段階的にファイリングをしていく方法です。

 

①ファイルを用意する

まず、授業日にSAPIXに持っていく用のファイル(おすすめは百円ショップなどで購入できるカラーファスナー付きA4ファイル)を用意します。

40ポケットある物などを選ぶと、1年分のデイリーサピックスを一冊のファイルにまとめられるので便利です。

通塾曜日ごとに色を分けておくと、翌週持っていく教材を間違えることが防げます。

 

②授業で配布される教材を全てファイルに入れる

授業で配布される教材を全てそのファイルに入れ、紛失を防ぎます。

 

③帰宅後は教材を全てボックスに移す

学習机の近くに百円ショップなどで購入できるA4のボックスを置いておき、帰宅後は教材を全てボックスに移します。1週間の家庭学習はボックス内の教材を用いて完結します。

 

④前週の教材はクリアブックファイルなどに入れる

1週間経ち次の授業が終わると、また新しい教材を受け取ることになります。そのタイミングで、前週分の教材は、教材の種類ごとにクリアブックファイルなどに入れて棚にしまっておきましょう。

 

このように工夫して教材を保管することで教材の紛失を防げるだけでなく、今はどの教材を使って学習に取り組むべきなのかが視覚化され、生徒様も自分から家庭学習に取り組みやすくなります。

 

②タスクの管理

学年が上がると、志望校の過去問演習や各種講習の復習など、同時にたくさんのタスクを抱えることになります。

「ホワイトボードなどを用意して、その日にやるべきことを箇条書きで書き、終わったら消していく」など生徒様の目にも見える形でタスク管理をすることがおすすめです。

「次にやること」を見通した勉強ができ、科目ごとの時間配分を意識することができるようになります。

 

③理科を身近に感じられる体験を作る

おすすめ勉強法でも言及しましたが、理科の成績を伸ばす一番のポイントは理科を身近に感じて楽しめるかどうかです。

そのためには保護者様のサポートが不可欠となります。

中学年の頃から、実際に体験できそうな科学的な現象については体や手を動かして生徒様の目で見られる機会を積極的に作るようにしてあげましょう。

 

④生徒様とのコミュニケーションを密にとる

(1)授業内容の確認をする

SAPIXから自宅への帰り道や夕食時などに「今日の授業では何を勉強したの?」と生徒様に声かけをしてみるのがおすすめです。

学んだ内容を簡潔に言葉にしようとすることで、生徒様にとってもその日の学習の整理ができるようになります。

保護者様には反抗的な態度を取り、なかなか素直に言うことを聞いてくれない生徒様もいらっしゃることかと思います。

また、高学年になると中学受験特有の細かい知識を問う問題が増え、大人でもすぐに答えが分からないことも増えてくるかと思います。

そのような時は勉強内容についてはSAPIXの先生や個別指導、家庭教師の先生に一任するのも一つの手でしょう。

また、SAPIXでは授業後の質問教室で先生に直接質問ができるので、積極的に活用し不明点は残したままにしないようにしましょう。

(2)生徒様の頑張りを誉める

何より一番大切なのは、生徒様の頑張りを言葉にして褒めてあげることです。

なかなか成績が上がらなくても、遊びたい盛りの時に学習に真剣に取り組んでいることをきちんと褒めてあげましょう。

SAPIXの特徴として毎月・毎週のように成績に応じたクラス変更が行われることが挙げられます。

クラスが下がってしまった時に保護者様が焦ってしまうと、生徒様はさらに不安な気持ちになってしまいます。

周囲の優秀な生徒様と比較すると「まだまだだ」と感じてしまうこともあるかもしれませんし、飛躍的な成長はなかなか目に見える形で表れませんが、日々勉強に取り組むことで生徒様は少しずつでも確実に力をつけているはずです。

昨日はできなかったけど今日できるようになったことの一つ一つに目を向けて、励ましながら生徒様の学習に寄り添ってあげてください。

 

まとめ

進度の早いSAPIXの授業についていけず、焦ってしまうこともあると思います。

しかし、SAPIXのカリキュラムが徹底した復習主義になっていることを思い出し、今は解けなくても次は必ず解けるようになると信じて復習を繰り返すことが合格への一番の近道になります。

保護者様は、教材やタスクの管理など細々としたサポートで生徒様が学習に集中できる環境づくりすることで、生徒様を支えてあげましょう。

生徒様によって適した勉強方法は異なるかと思いますが、この記事に書いた方法も参考にしていただきながら親子の力を合わせて受験までの日々を乗り越え、志望校合格を掴み取りましょう!

【参考文献】

SAPIX教科別指導方針『サピックスの理科』
https://www.sapientica.com/sapix/principles/subjects/science/

 

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