こんなお悩みはございませんか?
「子どもがSAPIXの授業についていけない」
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こういったお悩みをお持ちの保護者様も多いのではないでしょうか。
SAPIXのカリキュラムのレベルの高さや進度の速さには定評があります。
そのため、我が子が授業についていけないと悩んでいる保護者様も多く見られるのが実情です。
本記事では、SAPIXに通う生徒様が授業についていけないと感じる原因とそのお悩みの解消法について、具体的なアドバイスを交えて解説します。
読後すぐに行動に移せるような実践的な内容をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
2. SAPIXについていけなくなる主な理由
・①どの学年にも共通する要因
・②低学年(1~3年生)の特有の要因
・③高学年(4~6年生)の特有の要因
3. SAPIXの授業についていくための学習のコツ
・①全学年共通のアプローチ
・②低学年(1~3年生)向けの学習のコツ
・③高学年(4~6年生)向けの学習のコツ
4. 保護者が実践できる効果的なサポート方法
・①全学年共通のサポート方法
・②低学年(1~3年生)向けのサポート方法
・③高学年(4~6年生)向けのサポート方法
5. 本当についていけない…と転塾を検討する際の4つのポイント
・①転塾を考えるべきタイミングとは
・②SAPIXから他塾へ転塾するメリット・デメリット
・③転塾せずに続けるための「併用」という考え方
・④失敗しない転塾先選びのコツ
まとめ|SAPIXに「ついていく」には効果的なサポートが必要
1. SAPIXについていけないと感じる生徒様・保護者様は多い
SAPIXに通いながら「授業についていけない」と感じる生徒様は少なくありません。
SAPIXは学力別にクラスが細分化されていますが、カリキュラムや教材は全クラス共通で、御三家など最上位校への合格を目的に作成されています。
教材自体が実際に難しいので、多くの生徒様が「難しい、ついていけない」と感じるのも当然だと言えます。
しかもSAPIXの授業進度は非常に速く、宿題の量も多いです。
このことも、生徒様がカリキュラムについていくのは困難だと感じる原因となるでしょう。
また、マンスリーテストや組分けテスト、6年生であればサピックスオープンなど、頻繁に実施されるテストの難易度も高く、これがプレッシャーとなって生徒様の学習意欲に影響を与えることがあるようです。
こうした背景から、多くのご家庭から「SAPIXの授業についていけない」という声が上がることは、決して珍しいことではないのです。
2. SAPIXについていけなくなる主な理由
SAPIXの授業に「ついていけない」と生徒様が感じる要因は多岐にわたります。
中学受験にチャレンジするご家庭の多くが、学習についてお悩みを抱えているものです。
特にSAPIXの教材レベルは非常に高いため、楽々対応しているご家庭の方が少ないのではないかいうほど、お悩みの声をよく耳にします。
ここからは実際に私がSAPIX生の保護者様からご相談いただいた内容を、3つの観点から紹介します。
①どの学年にも共通する要因
(1)授業進度の速さ
SAPIXに通う生徒様が授業についていけなくなる主な理由の一つは、授業進度の速さです。
SAPIXのカリキュラムには、同じ単元を別々のタイミングで何度も学習する「スパイラル方式」が採用されています。
短期的に見ると毎回のように扱う単元やテーマが次々に切り替わるため「スピードが速い」と感じる生徒様が多いようです。
(2)宿題の量や種類の多さ
また、宿題の量や種類の多さも理由として挙げられます。
ハイスピードで展開した授業の内容に基づいた宿題をコンスタントにこなす必要があり、時間管理が難しいと感じる生徒様も多いです。
(3)定期的に行われるテスト
さらに、SAPIXでは定期的にテストが行われます。
最難関中まで含めた志望校判定をおこなうため、必然的に問題の難易度も高くなります。
その結果「テストの点数が思うように取れなかった」とショックを受け、ついていけないと感じる生徒様も少なくありません。
②低学年(1~3年生)の特有の要因
(1)学習習慣が定着していない
低学年の生徒様がSAPIXについていけなくなる主な理由として、学習習慣そのものが定着していないことが挙げられます。
低学年の段階では、机に向かって勉強をすること自体、まだまだ訓練期間です。
宿題や復習を自分で計画的に行うこともまだ難しいでしょう。
(2)基礎学力が不足している
また、基礎学力の不足が課題となっているケースもあります。
低学年の段階では、四則演算など基本的な内容についても習ったばかりであり、完全に定着していないことがあります。
そのため宿題をするのに時間がかかり、集中力が切れてしまって「もう嫌だ」と言い出してしまう生徒様もいるのです。
低学年のうちは、なるべく保護者の方も勉強に付き合い、学ぶ楽しさや自分の意見を言葉にするおもしろさを実感させてあげることをおすすめします。
③高学年(4~6年生)の特有の要因
(1)学習内容が高度になる
高学年の生徒様になると、学習内容が高度化します。
難易度の高い問題や複雑な概念を理解する必要があり、これが授業についていけなくなる原因の一つとなります。
特に国語が苦手な生徒様の場合、高学年になって中高生向けの文章に触れるようになってからは語彙の面で苦戦する傾向が見られます。
(2)クラスのアップダウン・受験へのプレッシャーが大きくなる
さらに、高学年になると成績への意識が強まり、クラスのアップダウンへのプレッシャーが大きくなります。
テストの成績によってクラスが変動するため、常に高い成績を維持しなければならないと強く思い過ぎてしまう生徒様もいるのです。
受験プレッシャーの増大も大きな課題です。
中学受験が迫る中、受験に向けた勉強と学校生活の両立が求められ、真面目な生徒様にとっては精神的な負担となるケースが見られます。
以上のように、SAPIXについていけなくなる主な理由は多岐にわたりますが、それぞれの課題に対して適切な対策を講じれば、生徒様がより効果的に学習できる環境を整えることができるでしょう。
3. SAPIXの授業についていくための学習のコツ
SAPIXの授業についていけない、しんどいと感じる生徒様は少なくありません。
その姿を見ている保護者様も「このままで大丈夫だろうか」と心配になりますよね。
しかし、できればSAPIXで最後まで戦い抜きたいというのが、生徒様・保護者様双方の本音ではないでしょうか。
ここからは、SAPIXの授業についていくために参考にしていただきたい学習のコツを紹介します。
①全学年共通のアプローチ
SAPIXのカリキュラムは「復習中心の学習法」を徹底しています。
そのシステムに従って、正しく復習をおこなうことがまず第一のアプローチとなります。
また、SAPIXのカリキュラムはスパイラル方式です。
同じ単元を複数回にわたって何度も学習できる点がメリットです。
しかし繰り返すたびに難易度はどんどん上がっていきます。
そのため、一回一回の学習内容をその都度身につけておかないと、ついていくのが辛いと感じるようになってしまいます。
週間の学習スケジュールの中に復習の時間を作り、しっかりと土台を固めて、学力を積み上げていきましょう。
②低学年(1~3年生)向けの学習のコツ
(1)規則正しい学習のリズムを定着させる
小学校低学年の生徒様については、まず規則正しい学習のリズムを定着させることが重要です。
「毎日決まった時間に机に向かって勉強するのが当たり前」という環境作りを意識しましょう。
特に低学年では、親子のコミュニケーションも取れるリビング学習がおすすめです。
(2)「どうしてそう思ったか」を言語化する能力をつける
勉強する際には単にマルかバツかをつけるだけではなく「どうしてそう思ったか」を生徒様から説明する形で進めると、論理的思考力や言語化能力を鍛えられます。
何となくこなしていくのではなく「理解できないまま放置するのは落ち着かない」という感覚を養っておくことが重要です。
初めのうちはなかなか生徒様自身で考えを整理したり、答えを導き出したりするのが難しい場面があるかもしれません。
しかし保護者様が常に先回りして解決してしまわないよう注意が必要です。
生徒様自身が考え、理解する経験を積ませましょう。
低学年の間は、教材自体の難易度はまだそこまで高くはありません。
字を丁寧に書く、計算を素早く正確におこなう、自分の考えを言葉で説明するといった今後の学習のための土台を、この時期にしっかりと固めておきましょう。
③高学年(4~6年生)向けの学習のコツ
(1)授業の復習を丁寧に行う
4年生以上の生徒様は、とにかく授業の復習を丁寧におこない、基本的な内容を身につけることが最優先です。
デイリーチェックで9割以上得点できる状態を目指しましょう。
(2)国語の対策方法
国語についてはまず、Aテキスト(および漢字の要・言葉ナビ)の漢字や語句、文法を繰り返し練習して覚えましょう。
「読解教室」や「読解力チェック」に丁寧に取り組み、文章の正しい読み方の確認をするのも必須です。
(3)算数の対策方法
算数ではまず基礎力トレーニングでしっかり正解できる状態を目指します。
デイリーサポートのA問題、B問題にも対応できるように復習したいところです。
デイリーサポートはもともと表裏で2回取り組めるように作られていますが、コピーしてさらに演習回数を増やすご家庭も見られます。
マンスリーテストであれば基礎力トレーニングやデイリーサポートからの出題も多いため、ここを完璧に押さえるだけでもそれなりの点数を取ることが期待できます。
正答率の低い問題については一度目をつぶり、正答率7割以上の問題を確実に正解できる状態を目指しましょう。
これがクリアできるようになるころには、生徒様の「ついていけない」という感覚も軽減されている可能性が高いです。
▼SAPIXのクラス分け対策の詳細については、以下ページも併せてご覧ください。
「SAPIXのクラス分けの基準は?クラスアップのための方法も解説!」
「SAPIX組分けテストの対策法とは?効果的な学習方法を科目ごとに解説!」
▼SAPIXの科目ごとのおすすめ勉強方法については、以下ページをご覧ください
「SAPIX国語のおすすめ勉強法!家庭内でのサポート方法も解説!」
「SAPIX算数のおすすめ勉強法!家庭内でのサポート方法も解説!」
4. 保護者が実践できる効果的なサポート方法
「できることがあるなら何でもしてあげたい」「子供のサポートをして負担を軽くしてあげたい」と思うのが親心。
実際、SAPIXの学習を保護者様の協力なしに生徒様自身の力だけで続けていくのはかなり難しいと言えます。
そこでここからは、どのようなサポートをしていけば良いのかを具体的にご紹介します。
低学年の場合と高学年の場合それぞれについても解説しますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
①全学年共通のサポート方法
まずは、どの学年の生徒様に対しても共通しておこなえるサポート方法をいくつか挙げてみます。
(1)日々のスケジュール管理
SAPIXの授業やその他の習い事のスケジュールを整理し、家庭学習を「いつ・何を・どこまで」やるかまでを具体的に決め、可視化しましょう。
壁掛けカレンダーの形式で掲示する、Excelやスプレッドシートで作成して印刷するなど、生徒様自身がすぐ確認できる状態にするのがおすすめです。
(2)精神面のサポート
中学受験のための学習は学校のものとはカリキュラムも難易度も異なるため、生徒様がしんどいと感じる場面も少なくありません。
周りに中学受験をしない友だちが多い環境であれば、なおさら「なぜ自分だけがこんな思いをしなきゃいけないんだ」と悩んでしまう可能性もあります。
・小さな成功にもプラスの声掛けをする
・志望校について魅力や入学後の展望を話し合う
・保護者様自身が努力して苦難を乗り越えた体験を話す
など、生徒様を精神的にサポートするような動きを積極的に取り入れてみましょう。
③生徒様の体調管理
体調管理は普段からされているとは思いますが、特に睡眠に気を付けてあげていただきたいです。
高学年になるほど学習量が増え、中には睡眠時間を削ってでも宿題をこなそうとしてしまう生徒様も少なくありません。
一方で、勉強を終えてからの趣味の時間欲しさに夜更かし気味になってしまうケースも見られます。
睡眠不足が脳や体に及ぼす悪影響は多岐にわたります。
きちんと小学生らしい睡眠時間を確保できているか、ぜひ気をつけてあげてください。
②低学年(1~3年生)向けのサポート方法
(1)学ぶこと・考えることを楽しめる環境づくり
低学年の生徒様については「学ぶこと・考えることを楽しめる環境づくり」を最優先で考え、そのためのバックアップをしてあげましょう。
新しい知識を学んだり、疑問を覚えた際にじっくり考えてみたりといった体験を重ね、学びを通して自己肯定感を高めることが重要です。
「どうしてそう考えたのか」「どんなプロセスで答えを導いたか」といったやりとりを重ね、生徒様が自分の言葉で考えを伝えられる土壌を作りましょう。
(2)「リアルな体験」の量を増やす
また、SAPIXの授業だけではできない「リアルな体験」にも、幅広くチャレンジさせることをおすすめします。
たとえばさまざまな植物を実際に目にし、触れた経験のある生徒様の方が、そうでない生徒様よりも「植物」の単元をスムーズに理解できます。
あるいは、自分の住んでいる地域と異なる気候区分のエリアに旅行に行くのも、地理の理解度を高めるのに有効です。
SAPIXは難関中学への合格者を輩出する塾ですが、決して「がり勉」を推奨しているわけではありません。
低学年だからこそできる、楽しい学習の機会を作り、生徒様を支えてあげてください。
③高学年(4~6年生)向けのサポート方法
4年生以上の生徒様に対してのサポートとしては「物理的な管理」が挙げられます。
勉強に集中するための環境を整えてあげましょう。
たとえば毎回の授業で配布されるさまざまなプリントの整理は、小学生には難しいです。
教科別に色を変えたファイルやボックスを活用したり、マンスリーの範囲ごとにバインダーに綴じたり、保護者様と生徒様双方が活用しやすい状態を決め、教材の整理をしてあげましょう。
また、基礎トレやデイリーサポートは必要に応じてコピーし、生徒様がやりたくなったらすぐ手に取れる位置にストックしておくのもおすすめです。
地味なところでは、シャープペンシルの芯や消しゴム、計算用紙にできる裏紙などを大量に用意しておくのも喜ばれます。
生徒様によっては反抗期に差し掛かり、直接的なサポートを疎ましがるケースも見られます。
ただ、顔を見るとつい反抗してしまう一方で、内心ではきちんと感謝の気持ちを持っているケースの方が圧倒的多数です。
生徒様から苛立ちをぶつけられて思わず腹が立つ場面も多々あるかとは思いますが、ぜひここは合格という目標に向けて、マネージャーに徹していただきたいです。
5. 本当についていけない…と転塾を検討する際のポイント
できる限りの手を打っても結局「やっぱりついていけない」「このままでは中学受験自体断念することになってしまう…」と追い詰められてしまうご家庭もあるでしょう。
せっかく始めた受験勉強ですから、中学受験を断念するよりは転塾によって環境を変え、続けて欲しいと保護者様が考えるのは当然です。
ここからは、SAPIXからの転塾を考える際に考えていただきたいことを3つの観点から解説します。
①転塾を考えるべきタイミングとは
SAPIXから他塾への移籍を検討するタイミングはいくつか考えられます。
(1)成績がずっと低迷していて本当に授業についていけない場合
偏差値40未満がずっと続いている場合は、SAPIXの学習ペースが生徒様と合っていない可能性があります。
この場合、生徒様が苦しい思いをするだけでなく、志望校判定などでも正確なデータを出せないかもしれません。
SAPIXの偏差値は、受検者層のレベルが高い分非常に辛口で出ます。
偏差値40以下の状態だと、他の受験者データが少なく正確な判定ができなくなってしまうのです。
(2)生徒様本人が「辞めたい」と繰り返し訴えてくる場合
生徒様自身が「もう無理だ、ついていけない」と心から感じており、もう辞めたいと何度も訴えてくるようであれば、転塾を検討しましょう。
SAPIXに通う目的はあくまで中学受験を乗り越えるためです。
通った塾がSAPIXかそれ以外かは、本質的な問題ではないはずです。
一方、人間関係の問題から生徒様が繰り返し「辞めたい」と口にする場合も、転塾を考えて良いでしょう。
悩み事を抱えたままSAPIXに通っていても、十分な学習効果を得られないからです。
ただし、学力面で特に問題を感じていないのであれば、SAPIXの別校舎に移動する方が良いかもしれません。
転塾を検討すべきタイミングはいくつかありますが、いずれにせよ生徒様が前向きに学習できる環境を用意することが何より大切です。
②SAPIXから他塾へ転塾するメリット・デメリット
SAPIXから他の塾へ移籍する場合のメリットやデメリットとしては以下のようなものが考えられます。
(1)SAPIXから転塾するメリット
・学習負担の軽減 ・個々の学力レベルに合った指導
・生徒様の性格に合った学習環境の獲得
「SAPIXについていけない」と悩んでいる生徒様の場合、より緩やかな塾に変えることで学習に対して前向きになれる可能性があります。
(2)SAPIXから転塾するデメリット
・環境の変化によるストレス
・カリキュラム差による混乱
・少なからず挫折感は残ってしまう
SAPIXのカリキュラム進度は速いため、他塾に変えた際に「自分だけ習っていない単元がある」というギャップに直面する可能性は低いです。
しかし、週に何度も通う場が変わること自体が、生徒様にとって負担になる可能性は十分に考えられます。
転塾してからしばらくは、生徒様がストレスを溜め込んでいないか注視してあげる必要があります。
③転塾せずに続けるための「併用」という考え方
SAPIXについていくのが辛いと感じる理由が学力面のみである場合には、個別指導や家庭教師との併用でサポートを受けるという手段も考えられます。
SAPIX自体もプリバートという個別指導塾を開設していますし、もちろん他の個別指導塾を利用しているご家庭もあります。
SAPIXの学習サポートのために個別指導や家庭教師を利用するのであれば、問い合わせの際に「SAPIXの内容を扱ってほしい」と率直に伝え、対応してもらえるかどうか確認しましょう。
中学受験に対応可能であることはもちろん、できればデイリーサポートやAテキストを一緒に進めてくれるところを選ぶのがおすすめです。
▼プリバートの各詳細については、以下ページも併せてご覧ください。
④失敗しない転塾先選びのコツ
SAPIXからの転塾を考える際には、以下の要素を意識して塾選びをすることをおすすめします。
(1)生徒様の学力や志望校レベルに合っている塾を選ぶ
本人と同じくらいの学力のお子様が集まっている塾を探すのがおすすめです。
生徒様自身が学びやすいだけでなく、講師やシステム面もそのレベル帯の指導ノウハウに長けている可能性が高いです。
(2)生徒様の性格に合った塾を選ぶ
SAPIXのペースに「ついていけない」と感じる生徒様の場合、もっと落ち着いた温かい雰囲気の塾の方が合っている可能性があります。
あるいは熱意のある講師にぐいぐい引っ張ってもらう方がうまくいくというケースもあるでしょう。
転塾先を検討する際には、塾全体の雰囲気や、通塾する可能性のある校舎の実際の雰囲気を確認し、本人が「ここなら」と思えるかどうか確かめるのがおすすめです。
(3)カリキュラムがさらに速い塾は避ける
「ついていけない」と感じて転塾するとき、自分がダメだったんだと自信を失っている生徒様は少なくありません。
そのため、SAPIX以上にカリキュラム進度の速い塾への転塾はリスクが高いと言えます。
実際の進度や宿題の量、想定される日々の学習時間など、詳しく確認してから転塾先を決めましょう。
(4)タイミングを見極める
転塾する際には、タイミングの見極めも重要です。
できれば学年の切り替わりや、復習がメインとなる季節講習のタイミングでの転塾が望ましいです。
どうしてもタイミングが合わない場合は、いったん個別指導や家庭教師を利用して時期を待つという手段も考えられるでしょう。
中途半端な時期に転塾してしまうと、単元の途中で入ってしまったり、いきなり復習回から始まったりするため、スムーズな移籍を希望するのであれば転塾先にアドバイスを求めましょう。
▼中学受験塾の各詳細については、以下ページも併せてご覧ください。
「【中学受験】SAPIXってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!」
「【中学受験】日能研ってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!」
「【中学受験】早稲田アカデミーってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!」
「【中学受験】四谷大塚ってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!」
「【中学受験】グノーブルってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!」
「【中学受験】enaってどんな塾?評判・口コミ、費用等を解説!」
まとめ|SAPIXに「ついていく」には効果的なサポートが必要
SAPIXについていけないと感じる生徒様や保護者様は少なくありません。
しかし、適切な学習方法とサポートがあれば、多くの場合乗り越えられるものです。
前向きに学習を続けるには、生徒様の年齢や状況に応じた対策を講じ、粘り強くサポートすることが大切です。
どうしても難しい場合は、転塾という選択肢も視野に入れましょう。
中学受験は長い道のりですが、一歩ずつ前進することで必ず道は開けます。
▼当会では、SAPIX生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ご相談・お問い合わせ

「塾に行っても全く成績があがらない」「勉強のやる気がない」「受験までわずかで焦っている」「反抗期で困っている」など、
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