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SAPIX国語のおすすめ勉強法!家庭内でのサポート方法も解説!

SAPIX国語のおすすめ勉強法!家庭内でのサポート方法も解説!

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こんなお悩みはございませんか?

 

「SAPIXの国語が難しくてついていくのが大変…」
「我が子に教えてあげたいけれど、独特過ぎて親が教えるのも難しい」

 

SAPIXに通うご家庭からは、よくこういったご相談を受けます。

実際、SAPIXの国語の教材は非常にレベルが高く、生徒様一人の力ではなかなか消化しきれないのも事実。そして保護者様がサポートしようにも、仕組みが独特過ぎて難しいという声も多いです。

本記事では、SAPIXの国語教材の内容や生徒様が躓いてしまう要因、そして国語の成績を伸ばすための解決法について詳しく解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、日々の学習方法に取り入れてみてくださいね。

この記事を書いた人

田中歌耶子

国立大教育学部を卒業した後、学習塾講師の道へ。

国語科を中心に、文系教科全般の指導を行ってきました。

気が付けば指導歴は20年を超え、見送ってきた受験生も500人以上。

個別指導塾でSAPIX生の国語の成績を支え、小6の前半まで万年アルファベット中位だった生徒を早慶に合格させた経験もあります。

現在は講師業とともに、実際の指導体験を活かした教育系ライターとしても活動中です。

目次

SAPIXの国語|カリキュラム概要
・授業の進行スケジュール
・SAPIXの授業の大きな特徴

SAPIXの国語で使われる教材の特徴~他塾教材との違い~
・知識や簡単な設問処理のテクニックを学ぶAテキスト
・本質的な奥深い読解について学ぶBテキスト

SAPIXの国語で躓いてしまう生徒様によくある要因
・低学年(1~3年生)の場合
・中学年以降(4~6年生)の場合

SAPIXの国語で良い成績をとるためのおすすめ勉強法
・低学年(1~3年生)の場合
・4・5・6年生のAテキスト対策
・4・5・6年生のBテキスト対策
・テストで高得点を狙うコツ

SAPIXの国語についていくためのサポート方法について
・ご家庭内でおこなえるサポート
・個別指導や家庭教師に依頼できるサポート

SAPIXの国語で「読む力」と「解く力」をバランスよく伸ばす

 

 

SAPIXの国語|カリキュラム概要

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SAPIXの国語のカリキュラムは、読解力と思考力を徹底的に鍛えることを目的として設定されています。

学年に応じて段階的に難易度を上げながら、文章を深く読む力と、自分の考えを論理的に表現する力を養います。

Aテキストで語彙力、文法知識、短文読解のスキルを磨きながら、Bテキストでは長文読解と記述力を重点的に高めていくというのが基本的なシステムです。

この2種類のテキストによって、記述問題がメインの進学校からスピード・正確性重視の附属校まで、あらゆる形態の入試問題に対応できる力を身につけることができます。

 

授業の進行スケジュール

SAPIXの授業はA授業とB授業の2種類で構成されています。

A授業では冒頭に小テスト(デイリーチェックテスト)を受け、その後Aテキストを用いて言葉の知識や文法、2~3ページの短い文章読解の学習をおこないます。

デイリーチェックテストはあらかじめ範囲が指定されるテストなので、高得点を取れるようにしっかり対策しておきましょう

その後Bテキストを使用するB授業に移行します。

こちらは8~10ページの文章を用いた、本格的な長文読解の授業です。

SAPIXのBテキストは、設問の大半が記述式であるところが最大の特徴だと言えるでしょう

ときには講師がオリジナルの設問を用意している場合もありますが、その場合もSAPIXのメソッドに基づいた作問がおこなわれています。

 

SAPIXの授業の大きな特徴

SAPIXの国語の授業には、他の塾とはまったく異なる大きな特徴がいくつかあります。

①テキストは当日配布される

SAPIXの授業は「授業の場で初めて知る・初めて読む」ことを重要視しているため、テキストの事前配布をおこないません。

実際、他塾のテキスト学習の場合、事前に本文を読んでしまう生徒様や、残念ながら模範解答に目を通してから授業に臨んでしまう生徒様もいるのが現実です。

そのような事態を防ぎながら、初めて学ぶことの楽しさを教えるのがSAPIXの授業の特徴です。

②記述力を何より重視する

国語のBテキストでは、ほぼすべての問題が記述式です。

これはもちろん桜蔭や武蔵といった記述を重視する学校対策でもあるのですが、SAPIX側の目的はそれだけではありません。

自分の感じたことや考えたことを的確に文章にする作業を通して、子どもたちの論理的思考力を育んでいるのです。

③記述式問題の解答の採点基準が明確である

Bテキストの模範解答を見ると、記述問題の解答の採点基準がかなり明確に設定されていることがわかります。

よく「国語の記述式の問題には正解がない」と考える方もいますが、中学受験の世界においてそれは誤りです。

「本文のどの部分を参照したうえで、どのような構成で書けばいいか、過不足なく説明するために必要なパーツは何か」。

記述における解法をSAPIXでははっきりと言語化し、解説にも落とし込んでいます。

 

SAPIXの国語で使われる教材の特徴~他塾教材との違い~

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SAPIXの国語の教材は非常に独特です。

しかし私は、SAPIXの国語こそが数ある中学受験対策の教材の中でも、最も優れた教材であると考えています。

そこでここからは、SAPIXの教材の特徴と活用方法について詳しく解説します。

AテキストとBテキストの違いを理解し、それぞれの目的に沿った学習方法を身につけることで、より効果的な復習が可能になります。

各テキストの特徴と、それを踏まえた学習アプローチについて説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

知識や簡単な設問処理のテクニックを学ぶAテキスト

Aテキストでは、語句や文法といった知識事項や、短めの文章を読んでテキパキ設問に答えていくテクニックを学びます。

一般的な中学入試の国語で出題される、接続語を当てはめて選ぶ問題や「傍線部の『それ』とはどのようなことですか」といった、客観的に判断しながら解くような問題が中心です。

国語は表面的なテクニックひとつで対応できる科目ではありませんが、それでも問題を解くための王道の手順は存在します

Aテキストの文章は短めではありますが、しっかりと全文を通して読み、論理的に設問に向き合う方法を学習できるように作られています。

 

本質的な奥深い読解について学ぶBテキスト

Bテキストでは、ひとつの長い文章を読み込み、その内容に関する問題にじっくりと記述形式で取り組みます。

文章の題材は説明文、論説文、随筆、物語文と幅広く、そしてバランスよく取り入れられています。

一目見て分かる大きな特徴は、本文と問題が完全に別冊子の形で分離していることです。

まず文章だけに専念し、その後に問題に取り組むというSAPIXの国語の精神がこの教材に現れています

そして、Bテキストの問題は基本的に記述式です。

字数の指定がある問題もありますが、ほとんどは大きな枠と罫線のみで、かなり長い答えを書くことが求められます。

これによって、桜蔭中や武蔵中のような上位校の問題にも対応する記述力を身につけることが可能となります。

「うちの子はそんなに上位の学校を目指すわけではないのに、オーバースペックなのでは?」
「うちの子の志望校はそこまで記述まみれではないのに、意味があるのかしら」

と思われる保護者様もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どのレベル帯の、どんな学校を目指す生徒様にとっても、SAPIXのBテキストは有用です。

なぜならSAPIXの記述問題は採点基準が明確に言語化されており、これをしっかりとマスターしてしまえば、どのような問題形式で問われても対処できる力が付くように作られているからです

簡単に言うならば「長い記述を論理的に正しく書ける子は、より短い記述問題にも当然対応できるし、記号選択でも自分が書くものと同じ内容を選べば良い」ということです。

 

SAPIXの国語で躓いてしまう生徒様によくある要因

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SAPIXの国語についてのお悩みの声は、本当によく耳にします。

SAPIXの教材のレベルが高いことはもちろんですが、そもそも国語という教科自体が「どうやって復習したらいいのかわからない」「教えてあげようにも教え方がわからない」と思われる教科ナンバーワンなのです。

そこで、ここからはSAPIXの国語の学習を進めるうえで躓きやすいポイントを解説します。

対策についても後ほど紹介しますので、まずは生徒様がどこで引っかかってしまっているのかを把握してみてくださいね。

 

低学年(1~3年生)の場合

文章の長さに圧倒されてしまっている

SAPIXの低学年教材は、長めの読解問題一題で構成されています。

もともと読書が好きな生徒様であれば楽しく取り組める良い教材なのですが、まだ文章を読むことに慣れていない生徒様の場合は少々ボリューム過剰と感じられるかもしれません。

特に、読むスピードが遅い生徒様は以下のような状態に陥りがちです。

・読むだけでエネルギーを使ってしまい、疲れてしまう
・読むこと自体が目的となってしまい、内容の整理ができていない
・最後まで読む頃には前半の内容を忘れてしまっている

 

上記のように、文章の長さそのものに対して負担感を覚えている生徒様は少なくありません

 

中学年以降(4~6年生)の場合

文章中に出てくる言葉の意味がわからない

SAPIXに限らず、中学受験生たちが読む文章のレベルは学校の教科書より数段高いものです。

4年生であれば5・6年生向けの文章を、5・6年生であれば中高生向けの文章を、そして入試が近づいた6年生であれば一般向けの新書レベルの文章を読まなければなりません。

そのため言葉の意味がわからないまま無理やり解いている生徒様も少なくありません

大人でも専門外の分野の本を読むときには苦労すると思いますが、国語が苦手な生徒様の場合は、それを日常的に経験していると思っていただければ近いでしょう。

生徒様自身に本文の音読をさせてみれば、意味を理解しながら読んでいるか否かはある程度判断できます。

心理的な発達が追いついておらず内容に共感できない

物語文でよく見られる現象です。小学生の心理的な発達速度にはかなりの個人差があります。

そのため、登場人物の心理への共感ができず、内容を正しく理解できなくなるケースが頻繁に見られます

しかも、中学受験の国語では当該学年よりも上の学年を対象とした文章に触れることになるのです。

本質的なことを言えば、国語の問題を解くときに人物の心情に共感を抱く必要はありません。

設問は客観的に読み取れば対応できるように作られているからです。

しかし生徒様は普段の読書経験で「人物に共感しながら読む」ことに慣れており、これができなくなった途端に「難しい、わからない」と感じてしまいます。

 

SAPIXの国語で良い点数をとるためのおすすめ勉強法

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SAPIXのテストで良い点数を安定して取れるようになれば、実際の入試問題に入ってからも苦労することなく演習を進められるようになります。

とはいえ「それが難しいんだ」という声が多いのも当然のことです。

国語という教科自体、具体的な解き方が目に見えづらい教科であるうえに、SAPIXの記述式の問題に対応するのはさらに難しくなります。

ここからは、学年別の効果的な勉強法を紹介します。

低学年と高学年では学習内容や求められるスキルが異なるため、それぞれの段階に適した学習アプローチを解説していきます。

これらの方法を日々の学習に取り入れることで、SAPIXの国語でより良い成績を目指せるはずです。

具体的な戦略を踏まえて、計画的に学習を進めていきましょう。

 

低学年(1~3年生)の場合

低学年の場合は、まず文章に触れる経験を積むことと、漢字や言葉についてコツコツ学習に取り組む習慣を身につけることが最優先です。

テキストの文章の音読をする

毎回の授業で配布されたテキストの文章を音読しましょう。

音読の際には、保護者様も一緒に付き合ってあげていただきたいです

「勝手に文字を読み飛ばしたり、付け加えたりしていないか」
「意味が分からない単語を無理やり棒読みしていないか」
「自然な抑揚で読めているか」

 

をチェックしましょう。

また、場面ごとに区切って生徒様にあらすじを話させると、内容を理解しながら読めているか確かめられます。

必要であれば内容の説明をしてあげましょう。

漢字・ことばの学習スケジュールを立てる

漢字や語句に関する学習は、計画的におこなう必要があります。

低学年のうちは、生徒様が自分でスケジュールを立てて実行するのは難しいため、保護者様が計画を作成しましょう。

目につきやすい壁に貼り出したり、カレンダーに記入したりして、生徒様自身も予定を確認できるようにしておくのがおすすめです

漢字は低学年のうちに「一画一画、とめはねはらいを意識して書くのが当たり前だ」という感覚を持たせるように根気よく声掛けしましょう。

授業の復習を丁寧におこなう

SAPIXのカリキュラムは復習主義です。

授業の場では初見の文章に触れ、内容を理解したり、問題を解いたりしています。

もちろん解説もおこなわれていますが、一回でそれをすべてマスターするのは難しいのが現実です。

授業のない日に、国語の復習を実施しましょう。

復習のときには、ただマルバツを付けるだけではなく「なぜこの答えになったか」を生徒様に説明させるのがおすすめです

初めはうまく答えられないかもしれませんが、繰り返し質問していくうちに、生徒様自身も「なぜその答えになったか」を意識して授業に臨めるようになります。

本やマンガ、子ども新聞など活字に積極的に触れさせる

生徒様が本やマンガに興味を持っているのを見かけたら、積極的に読ませてあげましょう。

本を読む子の全員が国語の成績が良いわけではありませんが、本好きな子の方が国語を好きになれる可能性は高まります。

分野や対象学年にはこだわらず、本人の興味・関心を後押ししてあげるのがおすすめです

また、各新聞社が発行している「子ども新聞」も、活字に慣れるという点では有効です。

すべての記事を読む必要はありません。生徒様が読みたいと思うものを読ませてあげましょう。

 

4・5・6年生のAテキスト対策

Aテキストに出てくる知識系の事項は、繰り返しテストをして完全に覚えましょう。

特に「類義語・対義語・同音異義語・同訓異義語」はSAPIXのテストだけでなく実際の入試でも頻出です

毎回確実にマスターする必要があります。

読解についても、Bテキストと比べると本文が短めで、内容も平易です。

理解の曖昧な箇所がないか丁寧に確認し、知らなかった言葉は調べましょう。

また、記号選択や書き抜き問題の対策もAテキストでおこなうことになります。

本文のどこに正解の根拠が書かれていたかを、生徒様自身が見つけて説明できる状態がベストです

 

4・5・6年生のBテキスト対策

Bテキストの復習はなかなか大変です。

SAPIXのテキストには詳細な解説がついていますが、実際の授業で講師がどのように解説したかはわからないからです。

そのため、生徒様に「授業中に先生が話したことをメモする」という習慣を付けさせることが最優先となります

大人であれば板書以外にもメモを取るのは当たり前だと感じるかもしれませんが、小学生は普通自発的にメモを取ることはありません。

繰り返し声を掛け、習慣化させましょう。

解答・解説を利用した復習をおこなう際には、採点基準を参考にしましょう

たとえば物語文で心情を説明する問題であれば「①背景②きっかけ③心情」の構成で答えさせる問題が多いです。

「①意地悪な子だと思っていたA子が②困っている自分にためらいなく手を差し伸べてきたので③驚いた」のようなイメージです。

国語が特に苦手な生徒様の場合は、まずは②きっかけと③心情を当てられれば十分です。

なお、模範解答の表現はかなり大人びているため、生徒様がまったく同じ表現を使えなくても心配する必要はありません。

「同じような組み立てて、似たような内容が書けていればクリア」くらいの感覚で復習に取り組みましょう。

 

テストで高得点を狙うコツ

SAPIXの国語の授業は普段A・Bに分かれていますが、テストになるとあらゆる出題形式がごちゃ混ぜになります。

実はこの変化でひるんでしまう小学生も少なくありません。

そのため、テストの前に一度前回の問題を解き直し、形式を思い出しておくと効果的です

マンスリーテストや組分けテストで高得点を狙うコツは以下の4点です。

①大問1~3の漢字や知識に関する問題での失点を抑える
②記号選択の問題で確実に得点する(※大問末尾の文章全体に関する問題は迷うなら後回し)
③記述は部分点狙いでも構わないのでとにかく何か書く(空欄にしない)
④書き抜き問題で深入りしない

 

実は④の書き抜き問題で時間を浪費してしまう生徒様が非常に多く見られます

しかし、やみくもに探しても正解するのは難しく、実際に正答率も低い場合が大半です。

「時間配分をしっかりする」といった抽象的な指示では、小学生には伝わりません。

具体的な指示を出してあげましょう。

 

SAPIXの国語についていくためのサポート方法について

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ここからは、SAPIXで国語を学習する生徒様をサポートするための方法を紹介します。

一見難しく思える国語のサポートですが、SAPIXの教材はとにかく緻密に作り込まれているため、解説を活用すればご家庭でも十分にサポートは可能です。

ただし、ある程度の労力と時間は必要となるため、忙しくて難しいと感じる保護者様も多いのではないかと思われます。

ご家庭でのサポートが難しい場合には、中学受験の知見を持つプロの個別指導や家庭教師の活用がおすすめです。

できればSAPIXの問題に精通している講師や、実際に指導を受けてきた卒業生の講師がベストです。

 

ご家庭内でおこなえるサポート

ご家庭内でSAPIXの国語の学習をサポートする場合には、以下のような手段が考えられます。

①本文の音読に付き合う

音読は、生徒様が本文の内容をどこまで理解しているかを確かめるために役立ちます。

生徒様の知らない単語や言い回しが出てくると、多くの場合読み間違えたり、イントネーションがおかしくなったりします。

読み方を修正しながら意味を教えることで、徐々に書き言葉特有の表現に対応できるようになるでしょう

②漢字や知識の学習をおこなう

スケジュールを立てる 家庭学習のスケジュールを生徒様が自分で作成するのは難しいです。

他の習い事の都合なども鑑みて、一週間のスケジュールを立ててあげましょう。

ポイントは、どこかに予備日を設定しておくことです。

あまり綿密にスケジュールを詰め込んでしまうと、急な体調不良や外出で遅れた場合に破綻してしまいます。

予定通りにこなせなかった場合に生徒様が過剰に落ち込んでしまうケースもあるため、余裕のあるスケジューリングは必須です

③漢字のマル付けをする

ほとんどの小学生は自己採点が苦手です。

「解き終わった!」と思った瞬間に彼らの中では勉強は終わっているからです。

「自分は大丈夫だ」という思い込みもあり、生徒様自身に採点をさせると、間違っているものにもマルを付けてしまうケースが多発します

最終的には自分で採点ができる状態になってほしいところではありますが、なるべく保護者様がマル付けをおこなう、あるいは生徒様本人がマル付けしたものをチェックするといった作業をしておいた方がよいでしょう。

④授業の解き直しを一緒にする

Aテキスト・Bテキストの解き直しを一緒にやってあげるのも有効です。

授業で教わったことを聞き出しながら、同じ問題に改めて向き合います。

実際、Bテキストの宿題は「解き直し」である場合が大半なので、皆さん取り組んではいると思います。

ただ、生徒様だけで解き直しをすると「覚えている答えを書いてマルバツを付ける」で終わってしまい、これでは意味がありません。

「なぜその答えになるのか」「根拠はどこか」まで掘り下げるには、大人の協力が必要です

 

個別指導や家庭教師に依頼できるサポート

SAPIXの復習・解き直しには膨大な手間と時間がかかるため、忙しくて対応しきれないという保護者様も少なくありません。

そういう場合には、個別指導や家庭教師の活用も検討しましょう。

個別指導・家庭教師を選ぶ際には「中学受験に対応している講師がいるか」を必ず確認しましょう。

個別指導塾は多数ありますが、その多くは高校受験(中学生)を対象としています。

中学受験の国語は「小学生に高度な読解力を身につけさせる」という点から高度な指導スキルが求められます。

中学受験指導に携わってきたプロ講師か、自身が中学受験を実際に経験してきた講師がいるかどうか確かめましょう。

もちろんSAPIXの教材に精通している講師が在籍しているのがベストです。

体験授業を受けられるのであれば、講師に直接SAPIX生の指導経験やSAPIXに通った経験の有無を聞いても問題ありません。

せっかくお金を払ってプロに委託するのですから、納得のいく講師を探し、気持ちよく任せましょう。

 

SAPIXの国語で「読む力」と「解く力」をバランスよく伸ばそう

SAPIXの国語のカリキュラムや教材の特徴、躓きポイント、対処法など幅広く解説してきました。

中学受験用の国語教材は何種類もありますが、SAPIXほど丁寧に作り込まれた良質な教材はほとんどありません。

中学入試で合格するためだけでなく、生きていくうえで必要な「読む力」と「解く力」を身につけさせてくれる、非常に優れた教材です。

ぜひ有効に活用し、生徒様の力を伸ばしてあげてくださいね。

SAPIXの国語の教材を正しく活用するために、本記事の内容を参考にしていただければ幸いです。

 

▼当会では、SAPIX生への指導に特化した家庭教師をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

SAPIX(サピックス)と家庭教師の併用なら東大家庭教師友の会

 

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当会では本ページ以外にも、SAPIXに関する記事を執筆しております。

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