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SAPIX社会のおすすめ勉強法!子どもがついていけていない時、保護者はどうしたらいい?

SAPIX社会のおすすめ勉強法!子どもがついていけていない時、保護者はどうしたらいい?

こんなお悩みはございませんか?

 

「子どもをSAPIXに入れたはいいものの、なかなか成績が上がらない…」
「どんどん下のクラスに落ちてしまった」
「やるべきことが多くて何から手をつけたらいいか分からない」

 

 SAPIXに通塾しているご家庭の中には、このような悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

中学受験最大手塾のSAPIXは圧倒的な難関校の合格実績を誇っています。

しかし、授業についていくのが精一杯で我が子は本当に志望校に合格できるのか…と心配される保護者様が少なくありません。

この記事では、SAPIXに通塾しいわゆる「御三家中学」に合格した経験を持つ筆者が、SAPIX社会のおすすめの勉強法や、保護者様に求められるサポートの内容をお伝えします。

この記事を書いた人

さくら

新4年生からSAPIXに入塾し、中学受験では「御三家中学」に合格。

入塾後からSAPIX卒業までα1コースをキープしました。

現在は東京大学の法学部で日々法律を学んでいます。

トモノカイではSAPIXに通う生徒様の家庭教師を担当しています。

目次

 

 

SAPIX社会の特色とは?

圧倒的な難関校の合格実績を誇るSAPIXでは、社会の学習はどのように進んでいくのでしょうか。カリキュラムの概要やSAPIXの社会の特色をお伝えします。

 

①SAPIX社会のカリキュラム概要

3年生 毎週二つほどの都道府県を取り上げて、各地の特色ある地形や気候、それに基づいた産業や暮らしを旅行している気分で学んでいく構成になっています。
4年生 地方ごとに気候や産業の特色を深掘りしていき、地理分野の基本を習得します。
5年生

地理分野を完成させるとともに歴史の学習に入ります。

夏までに地理を仕上げ、夏以降は歴史の学習に入ります。

この時期に地理・歴史の知識を盤石なものにしておくことが、6年生になって問題演習を進めていく上で重要なポイントとなります。

6年生 公民分野の学習を進め、夏休み後は入試本番に向けた実践演習に取り組みます。
 

②授業の進行スケジュール

SAPIXでは社会の授業は3年生から始まります。

3年生 隔週で60分の授業になります。
4年生 本格的な中学受験対策が始まる4年生では週に1回60分の授業があります。
5年生 週に1回、1コマ90分の授業になります。
6年生 平日の平常授業が80分、土曜志望校別特訓で75分の社会の授業があります。
 

③SAPIXの社会は他塾と比べてどのような特徴があるのか

SAPIXの社会の特徴として、デイリーサピックスなどの教材に写真や図表がたくさん載っていることが挙げられます。

文字で知識が与えられるだけでなく、視覚的に情報を得ることで写真と文字が結びついて記憶しやすくなります。

また、非常に細かい知識まで問われる点も特徴的です。

デイリーサピックスだけでなく、地図帳や資料集もフルに活用して、多面的な知識を身につけることが求められます。

④SAPIXは復習主義

他の科目にも共通して言えることですが、他塾と大きく異なるSAPIXの特徴は、一貫した復習徹底主義です。

予習を一切必要としないカリキュラムになっていて、授業のたびに新しい教材が配布され、生徒様はそこで初めてその日に勉強する内容を知ることになります。

その分、配布される教材の量は膨大です。

科目別に教材の種類ごとにファイリングをして、見たい教材がいつでも取り出せるように整理して保管しておきましょう。

4、5年生で学習した知識が6年生になっても繰り返し問われるので、最初は覚えられなくてもいつの間にか身についているという経験が得られます。

何度も復習をすることで確実に定着した知識が生徒様の武器になっていきます。

 

SAPIXの社会に躓いてしまう生徒様によくある原因

指示された宿題はこなしているはずなのに、なかなか成績が上がらない原因は何なのでしょうか。

学年別によくある原因を分析します。

 

①小学校中学年の場合

毎週異なる都道府県や地方についての地理を扱っていくので、授業を欠席したり家庭学習ができなかったりすると、その回のカバーができないままになってしまいがちです。

そのままマンスリーテストや組み分けテストを迎えると、ぽっかり穴が開いた部分の知識が問われたときに答えられず、芳しくない成績になってしまいます。

中学年になり理科と社会が増えて家庭学習に要する時間も増えていくかと思いますが、毎週ペースを崩さずに取り組めているでしょうか。

 

②小学校高学年の場合

社会は他の科目に比べても圧倒的に暗記量が多いため、なかなか暗記ができず社会を苦手科目とする生徒様も多いです。

暗記はインプットをして終わりではなく、その知識を自分のものにするところまでがゴールです。

暗記が苦手だと感じる生徒様は、覚えなければいけない知識を赤シートで隠してぼんやりと眺めるだけで覚えた気になっていないでしょうか

その用語が何を意味するのか、何も見ないでそらで説明できるようになって初めて、知識が身に付いていると言えます。

なんとなく暗記できた気がする、という状態ではなかなか点数を取ることができません。

 

SAPIX社会のおすすめ勉強法!

 

①小学校中学年の場合

(1)地図帳を活用

社会の学習をする際は、常に脇に地図帳を置いておき、地名が出てくるごとに地図帳を開いて場所を確認するようにすることがおすすめです。

地図帳で確認したら地名にマーカーで印をつけておきます。

そうすることで、同じページを開いた時に何度も視界に入ってくるようになり、「こんな地名もあったよね」とその都度復習できるようになります。

(2)映像等と紐づけて覚える

デイリーサピックスには写真が豊富に掲載されていますが、地域の特色ある事柄については自分でも調べてみるとより記憶が定着しやすくなります。

例えば、東北三大祭りを授業で学習した際には、家庭学習の時にインターネットで実際の祭りの様子の動画を検索してみましょう。

ねぶた祭り、竿燈祭り、七夕まつりのそれぞれの違いがよくわかり、文字と映像を紐づけて覚えられるので一度覚えたらなかなか忘れません。

動画を見ること以外にも、例えばパズルやかるたで都道府県を学ぶツールもあります。

家庭学習の息抜きとしてこれらを取り入れると、社会の「勉強」に対する抵抗を感じることなく地理を身近に感じられるようになります。

(3)まとめノートの作成

デイリーサピックスの後ろについているデイリーステップは、その回の授業の最重要項目がまとめられています。

毎週のデイリーステップは一つのファイルにまとめて、赤シートで隠しながら覚えているかの確認をしましょう。

この時に、裏紙でもよいので、隠された部分の答えを実際に紙に書き、正しい漢字で書けることまで確認することが大切です。

上位の成績を目指したい方は、デイリーステップとは別にデイリーサピックスの内容をまとめたノートを生徒様自身が作る勉強方法がおすすめです。

毎週新しい知識をたくさん学んでいくことになりますが、まとめノートを作る時に何度もデイリーサピックスを読み込んで自分なりに要点をまとめる作業をすることになるので、頭に残りやすくなります。

授業中も、問題を解きながら、または解説を聞きながら、知らない知識や忘れかけていた情報があれば、ノートにメモしていきましょう。

暗記するポイントをオレンジ色のペンで書いて赤シートで隠せるようにして、デイリーチェックの前の知識の確認に活用しましょう。

A5など小さめのサイズのものを使うと、持ち運びやすくSAPIXに通学する電車内などでも手軽に見返せるようになります。

秋になるとサピックスオープンなども含めたくさんの模試に挑戦することになりますが、まとめノートがあれば、試験の前にパパッと復習をするのに役立ちます。

ただし、ノート作りに時間をかけすぎてノートを見返さなかったり、家庭学習でやるべきことが終わらなかったりするのでは本末転倒なので、余裕がある場合にのみ、プラスアルファの要素として取り組めるとよいでしょう。

 

②小学校高学年の場合

(1)インプットの仕方を工夫する

歴史の学習は人名や年号など覚えることが多岐にわたるのでその分大変になりますが、資料集などを参照し新しいことを学ぶことを楽しみながら取り組んでいきましょう。

年表の整理には、SAPIXが販売している『年表トレーニング帳』というテキストが役立ちます。

しかしそれ以外でも、表面に年号、裏面にその年に起きた出来事を書いたオリジナルの単語カードを自分で作成してみることをおすすめします。

隙間時間にパラパラとめくっているうちに、苦労せずにいつの間にか年号が頭に入ってくるようになります。

また公民分野は、暗記するぞ!と思ってもなかなかすぐに覚えられるものではないので、例えば日本国憲法の前文などはコピーして部屋に貼っておくこともおすすめです。

毎朝学校に行く前に3分音読するだけで必ず覚えられるようになります。

公民に限らずなかなか覚えられない知識があれば、付箋に書いて机の近くの壁に貼っておくとよいでしょう。

日常的に目にすることになり、視界に入れる回数が増えれば増えるほど記憶は確実なものになります。

(2)コアプラスを何周もする

SAPIXの一問一答集『コアプラス』は、受験当日まで何周もしましょう。

一問ずつ正解できたら○、不正解だったら×の印をつけておき、最終的には全ての問題が○になるまで繰り返しましょう。

この一冊を完璧なものにするだけで、難関校であっても過去問の点数は大きく安定することになります。

問題が難しいからと言ってむやみやたらに新しい教材や難しい教材に手を出すのではなく、基礎の詰まった一冊を仕上げる方が効果は絶大です。

(3)朝の時間を有効に使う

高学年になるとサピックスに週に2,3日通うことになります。

学校のクラブ活動や委員会活動などで時間が取られることなども増え、平日の放課後にまとまった勉強時間を確保するのが難しくなる方もいると思います。

その分、朝早く起きて学校に行く前に1時間〜1時間半程度勉強をすることがおすすめです。

毎日のルーティンとなる

 

・算数の基礎力トレーニング
・理科・社会のコアプラス
・国語の漢字練習

 

などはこの時間に行い、授業の復習は、午後にまとまった時間が取れる平日や土日にしていきましょう。

 

家庭内ではどんなサポートをすればいい?

ここまで具体的におすすめの勉強の取り組み方を見てきましたが、保護者様のサポートが大切になってくるポイントを簡単にまとめて見て行きましょう。

 

①教材の管理

SAPIXで配布されるたくさんの教材を管理し、参照したい教材がすぐに取り出せるようきちんと整理して保管しておくことは、小学生の生徒様だけでは難しい場合も多いので、保護者様のサポートが求められます。

(1)ファイルで教材を管理する

おすすめは、段階的にファイリングをしていく方法です。

 

①ファイルを用意する

まず、授業日にSAPIXに持っていく用のファイル(おすすめは百円ショップなどで購入できるカラーファスナー付きA4ファイル)を用意します。

40ポケットある物などを選ぶと、1年分のデイリーサピックスを一冊のファイルにまとめられるので便利です。

通塾曜日ごとに色を分けておくと、翌週持っていく教材を間違えることが防げます。

 

②授業で配布される教材を全てファイルに入れる

授業で配布される教材を全てそのファイルに入れ、紛失を防ぎます。

 

③帰宅後は教材を全てボックスに移す

学習机の近くに百円ショップなどで購入できるA4のボックスを置いておき、帰宅後は教材を全てボックスに移します。1週間の家庭学習はボックス内の教材を用いて完結します。

 

④前週の教材はクリアブックファイルなどに入れる

1週間経ち次の授業が終わると、また新しい教材を受け取ることになります。そのタイミングで、前週分の教材は、教材の種類ごとにクリアブックファイルなどに入れて棚にしまっておきましょう。

 

このように工夫して教材を保管することで教材の紛失を防げるだけでなく、今はどの教材を使って学習に取り組むべきなのかが視覚化され、生徒様も自分から家庭学習に取り組みやすくなります。

 

②タスクの管理

学年が上がると、志望校の過去問演習や各種講習の復習など、同時にたくさんのタスクを抱えることになります。

「ホワイトボードなどを用意して、その日にやるべきことを箇条書きで書き、終わったら消していく」など生徒様の目にも見える形でタスク管理をすることがおすすめです。

「次にやること」を見通した勉強ができ、科目ごとの時間配分を意識することができるようになります。

 

③知識の確認、時事問題の対策

社会の知識はクイズ形式で確認をしてみるとよいでしょう。

例えば、「みかんの生産量がトップ3の都道府県は?」などと聞いてみると、親子でコミュニケーションを取りながら細かい知識も確認できて一石二鳥です。

クイズに答えるために必死に考えることで知識を忘れにくくなり、生徒様1人で勉強するよりも定着が図られるようになります。

また中学受験の社会では時事問題対策も必要となってきます。

SAPIXでは『重大ニュース』というテキストや『じじもんスクラム』というウェブサイトで対策をすることが可能です。

『じじもんスクラム』では毎週1週間のニュースがまとめられています。

生徒様自身でウェブサイトのチェックまで手を回すことは難しいので、プリントアウトしてSAPIXへの通塾時に渡したり、朝食の時にニュースを話題に出してみたりしましょう。

時事問題対策にまで十分な時間を割くことは難しいかと思いますので、保護者様の普段のさりげないサポートが重要になってきます。

 

④生徒様とのコミュニケーションを密にとる

(1)授業内容の確認をする

SAPIXから自宅への帰り道や夕食時などに「今日の授業では何を勉強したの?」と生徒様に声かけをしてみるのがおすすめです。

学んだ内容を簡潔に言葉にしようとすることで、生徒様にとってもその日の学習の整理ができるようになります。

保護者様には反抗的な態度を取り、なかなか素直に言うことを聞いてくれない生徒様もいらっしゃることかと思います。

また、高学年になると中学受験特有の細かい知識を問う問題が増え、大人でもすぐに答えが分からないことも増えてくるかと思います。

そのような時は勉強内容についてはSAPIXの先生や個別指導、家庭教師の先生に一任するのも一つの手でしょう。

また、SAPIXでは授業後の質問教室で先生に直接質問ができるので、積極的に活用し不明点は残したままにしないようにしましょう。

(2)生徒様の頑張りを誉める

何より一番大切なのは、生徒様の頑張りを言葉にして褒めてあげることです。

なかなか成績が上がらなくても、遊びたい盛りの時に学習に真剣に取り組んでいることをきちんと褒めてあげましょう。

SAPIXの特徴として毎月・毎週のように成績に応じたクラス変更が行われることが挙げられます。

クラスが下がってしまった時に保護者様が焦ってしまうと、生徒様はさらに不安な気持ちになってしまいます。

周囲の優秀な生徒様と比較すると「まだまだだ」と感じてしまうこともあるかもしれませんし、飛躍的な成長はなかなか目に見える形で表れませんが、日々勉強に取り組むことで生徒様は少しずつでも確実に力をつけているはずです。

昨日はできなかったけど今日できるようになったことの一つ一つに目を向けて、励ましながら生徒様の学習に寄り添ってあげてください。

 

まとめ

進度の早いSAPIXの授業についていけず、焦ってしまうこともあると思います。

しかし、社会の実力は一朝一夕で身につくものではなく、日々の地道な努力の積み重ねが鍵となります。

すぐに結果が出なくても不安にならず、SAPIXの復習を繰り返してください。

保護者様は、教材やタスクの管理など細々としたサポートで生徒様が学習に集中できる環境づくりをしてあげると、生徒様にとっても大きな支えとなることでしょう。

生徒様によって適した勉強方法は異なるかと思いますが、この記事に書いた方法も参考にしていただきながら親子の力を合わせて受験までの日々を乗り越え、志望校合格を掴み取りましょう!

【参考文献】

SAPIX教科別指導方針『サピックスの社会』
https://www.sapientica.com/sapix/principles/subjects/social/

 

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